カードリーダーと言えばカスタマイズで1000円程度。
ほとんどの方が内蔵カードリーダーとして追加、または標準搭載かと思います。これを書いている4年前のサイコムケースにも内蔵していましたが、対応するスロットが無く2年前に交換。現在は外付にしております。
カードリーダーの用途と言えば主にデジカメや携帯になるかと思う為、デジカメから掘って行きます。携帯では写真を撮らないため知りません。
デジカメの価格が激安に「高画素数」にまどわされない
2年程前までは400万画素のデジカメとなれば高級機。キャノンやソニー、パナソニックで3万円以上はしていたものですが、最近は1000万画素でも新品で1万円を切るというデフレ。
エグゼモード、7980円の1034万画素 デジカメ - SlashGear Japan
http://www.slashgear.jp/2009/12/post-8918/
マイナーなメーカーでは有りますが、7980円で新品が購入出来る時代となりました。しかし本当に1034万画素も必要かと言えば、普通の人間には無用かと思うわけです。
私が持っているデジカメは500万画素ですが、標準の設定では2560x1920ピクセル。モニタの解像度が1280x1024のため辺では約2倍、面積では4倍近い大きさとなり表示の際は縮小しなければならず。
画像1枚あたりのファイルサイズ(容量)も大きくなるためデジカメの設定で縮小していましたが、標準の画素数を圧縮するため画質が荒くなるなどの問題が有り、それなら画面サイズに合った画素数を選んだ方が良い という大変詳しい記事を以前見たのですが忘却。
画素数の解説で解り易いサイトをGoogle検索とtwitterで聞いた情報より。
デジカメ画像の縮小と解像度の違いについて、ソフトについて - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111121621
画像の精度を決めるのは、ピクセルサイズ(
640x480という やつ)の方です。
解像度が重要になってくるのは、プリント、 印刷に出力する時だけ なのです。
リンク先のYahoo知恵袋ベストアンサーより。
これは解像度の話ですが、カメラに興味の無い私には大変分り易く勉強になりました。ベストアンサーでは無いもうひとつの回答も詳しく説明されています。
写真講座テーマ 12 デジカメの選び方 撮像素子
http://www16.ocn.ne.jp/~aru777/theme_12.html
むしろ重要なのは、個々のバケツの大きさ、ひいてはバケツを置くスペースの広さ、つまり CCDサイズ(CMOSサイズ) なのです。
画素数の1ピクセルを光の入ったバケツ1つとして例え、確かに高画質は良いけれど重要な事はCCDのサイズと書かれております。 CCDとは何かを調べると同様に解り易い情報サイトを発見。
デジカメの基本:画素数ってなに?:Cashari!
http://cashari.net/basic/pixel_1.htm
現実的には、レンズなども画質を左右する要因になるので一概にはいえませんが、基本的には同じ 700 万画素なら 1/2.5 インチ CCD よりも 1/1.8 インチ CCD の方がサイズが大きいので、高画質な撮影が可能といえます。
一眼レフなどのレンズが大きい物が高価でマニアに人気な理由が判りました。
パソコン選びも同様ですが、用途から自分に合った物を選ぶという事では、私には1000万画素など必要無く、画素数は低めでCCDなど別の性能を良く見た方が良いという事。
確かCANONだったかと記憶していますが、10万円もするカメラを見てやはり高いなと思っていたら実は本体のみでレンズは別売り(5万円)となっておりビビりました。
パソコンにも大してこだわりは有りませんが、デジカメ(というかカメラ)に10万円以上出せる価値観も理解できない素人にてございます。そんな金が有るなら、次の無線SDの方が気になる。
Class6でIEEE802.11b/g/n、高機能になった無線SDHCカード
半年程前に無線内蔵のSDカードという妙な物が出ましたが進化した高機能版。デジカメに挿した状態でmixiやtwitterなどに画像をアップロード出来るというウリでした。
容量8GB・11n対応の新Eye-Fi Pro X2発表、エンドレスモード機能付き
http://japanese.engadget.com/2010/01/05/eye-fi-pro-x2/
SDカードの上位になるSDHCという規格で、SDにしか対応していないデジカメでは認識しません。2GBに壁が有り、FAT32というフォーマットになる為の変更。SDHC対応機器ならSDカードは認識します。
容量8GBと結構でかくなりましたが気になる事は転送速度。高画画質なデジカメなら大変重要で、特に書込みが遅ければ撮った後に保存されるまでのタイムラグが大きく勿体無い事に。
このカードはClass6とあるため1秒間に最低6MBの転送速度が保証されており、最高は現在Class10。安い物や容量の少ないSDカードではClass2や4も普通のため連写などの用途にはご注意を。
無線も「n」付きで文句無しですが、海外で150ドルという事は日本に来る頃には17800~19800円辺りが妥当でしょうか。デジカメより高くなるやも知れませんが、無線機能にそれだけの価値が有ると思えば有りではなかろうかと。
カードリーダーの選び方は持っているカードに合わせる
15種類のカードに対応などという売り文句がカードリーダーのスペックに書かれておリ、多ければ良いというものでは有りますが、内蔵カードリーダーを交換する気や技術が無ければ外付けをお勧めします。
ノートではSDカードリーダー内蔵など有りますが、デジカメの画素数が上り続けるといずれは消滅する規格。SDからSDHCへ、更に今年はSDXCという二桁GBの大容量な規格もリリースされます。
私が必要な時だけ外付にしているカードリーダー。
上海問屋で1980円、販売ページで確認すると11in1と書かれておリ、当時主流のカードは全て対応していましたが、当然ながら当時存在していなかったSDXCは読めない。
上海問屋 - 本店 メモリカードリーダー/ライター
http://www.donya.jp/category/487.html
一番下ですが、良く見るとxD-Pictureカードにも対応していない。 しかし私の手元にはXDピクチャカードとデジカメが有ります。買い替えで不要になったという事で引き取った品。
xD-Pictureカードが読めるカードリーダーを探すものの見当たらず。
規格が古く今後廃れて無くなって行くのかと思いますが、どうしたら良いのか。直接つなげば良いという事でカードリーダーは必要無いという結論に至りました。USB2.0ケーブルで普通にデータを取り込めます。
今後、USB3.0が普及して行くとカードリーダーもそれを追うように3.0対応となり、新規格のカードが出ると更に対応製品がリリースされます。
何が言いたいかは、内蔵カードリーダーはおまけとして考え、本当に必要ならカスタマイズから外して千円浮かし、上海問屋などで外付けの購入をお勧めするという事です。
どこで買っても良いかと思いますが、上海問屋の安さは異常。サードウェーブ(ドスパラ)グループのため信用有り、対応も悪くありません。御存知無ければ一度御覧あれ。
上海問屋 - 本店 - ホーム
http://www.donya.jp/
エントリを読んで、"ぼくのかんがえたさいきょうのでじかめ" を考察してみました
・高感度
本文中でも述べられてましたが、カタログスペックを満足させるだけの高画素数は無駄ですよね。高解像度の画像はパソコン上での扱いも面倒で、皆さんも結局リサイズして解像度を下げるのでは。また画素あたりの面積が広くとれないと、暗い場所での撮影でノイズだらけの写真になってしまいます。フラッシュを焚くと実際の光景とはかけ離れた写真になることも多いので、重視したいところです。
・光学手ブレ補正
撮影場所が暗いとデジカメはシャッタースピードを遅くします。そんなとき、カメラをきちんと保持できていないと手ブレが生じて失敗することが多いです。光学補正だと手ブレをかなり軽減してくれます。
・広角レンズ
ズームに比べてあまり顧みられることのない広角ですが、実際の使い勝手は広角側に振った製品のほうが上だと思っています。狭い場所で大勢の人が集まったとき、巨大な建築物を1枚に収めるときなどに便利。端のほうは歪みますが、それはそれでインパクトのある写真が撮れます。
・Eye-Fi的な機能
クラウド側に自動で画像をアップロードできれば、メモリーカードの扱いやファイルの管理が多少楽になるかも。ただEye-Fiはデジカメメーカーの想定外な製品なので、アップロードが済むまで電源を入れたまま放置しなければいけない→最中に自動で電源が切れる、といったこともありそうです。本体側でアップロードに対応するデジカメが増えればいいのですが。
・本体で充電
現在ソニーのサイバーショットを使っていますが、バッテリーを充電するためには本体から取り出して充電器にセットする必要があります。充電器を持ち運ぶのは邪魔ですし、なによりバッテリー収納部の蓋が華奢でそのうち壊れそう。USBのMini-Bで充電できれば、他の機器と電源を共有できます。
でも持ち歩く電子機器は出来るだけ減らしたいので、iPhoneのデジカメモジュールが進化してくれるのが一番有り難いかな...。
素晴らしい考察。
色々と調べ書いた甲斐が有ったというもの。勉強になります。
一つ前のコメントでも返信入れましたが、記事本文よりコメントの方が詳しく有益な事が有る為、本文中からコメントへ誘導する仕組を考えます。
やはりデジカメ本体で画素数を下げる事はよろしく無く、画素数至上主義というかそういう売り方に疑問を持っている人は少なくなく、これからも多くなることでしょうね。
評価していただき、ありがとうございます。
自動車でいえば、ピーク出力は高いけれども高回転まで回さないと走らないエンジンよりも、バランス重視で低回転でも太いトルクが得られるエンジンが実用的だったりします。パソコンのCPUも、一見性能の指標として判りやすいクロック数は案外当てにならないですね。
○○至上主義が一息ついて成熟した市場になるまでは、メーカーも安易に迎合した製品を出し続けてしまうのでしょうか。
車で言えば、見た目と内装が良ければ燃費や静音が悪くとも良い人間も居り、近場か遠出が多いなどで需要は様々。やたら画素数ばかり宣伝され、妙に安くなった為調べましたが、これからは「画素数の多さ」より用途に合った機能や現物の大きさが重視されて行くかと。目的は携帯性、耐衝撃、見た目、デザイン。画素数よりもっと重要な事が多く有るかと。
メーカーの説明をもっと分り易くして欲しいものですね。
そしてSD(HC,XC)カードに統一しろと(笑)