ピンポイントで需要が有るならという前提のノートPC各種。
夏の暑さでやられてしまったのかウケ狙いか。おそらく真剣にやっているのだろうと思いますが、これは誰が買うのだろうかと疑問な最近のノートPCをいくつか。
単純に紹介して「何か知らないけれど凄いね」では意味が無い為、突っ込み所や提案を混ぜて参りましょう。
Faithのアニメと富士通のハワイアン天板ネットブック
天板ネタはWindows7の窓辺ななみデビューからBTOメーカー各社激戦区と化しておりますが、需要は別の話。短期間で出ては消えるを繰り返しており、Faithではアニメかゲームか分かりませんが2種類のネットブックを予約受付。
左はギフトVer.と書いて有るため贈答用かと度肝を抜かれましたが、GIFTという名前のようで。右は強制子作り許可証とか書かれており意味が分かりません。
いずれも8月31日まで予約受付、発送は10月中旬予定となっており、どう考えても受注生産でございます。
CPUはAtom N470、メモリ2GB、HDD320GBという仕様で約7万円はどうなのか。どうも何も高いと思いますがイラスト料金込の価値という事でしょうか。N450、1GB、160GBで良ければドスパラにて3万円でネットブック有り。
もう一つ、富士通よりハワイマニア用のネットブックが出ており、こちらも同程度の性能で約7万円。
ハワイデザインパソコン NOW ON SALE!|ONLINE デジモノステーション
http://www.digimonostation.jp/hawaii/index.html#buy
こちらは天板のみならず、パームレスト(手首当たる部分)も青、かつ天板と同様のデザインが施して有りハワイマニアにはたまらない見た目でしょうか。
有名デザイナーの天板は無理ですが、アニメや写真、オリジナルのデザインなら自作という手も有ります。
Amazon.co.jp: エーワン 手作りステッカーキレイにはがせるA4 28874
http://www.amazon.co.jp/dp/B001AI2WNY
A4サイズ3枚入りとなっており1枚あたり約370円。
実際にポータブルゲーム機に貼っているというブログで知ったものの、18禁満載でご紹介自粛。インクジェットで印刷し上から保護シートを貼る仕様。
この手のシールを検索する際はスキンシールが良いようです。
著作権絡みの印刷物を売るとまずいものの、自作にて個人で楽しむなら何でも有りでしょう。どう楽しむかは知りません。
18.4インチのワイド液晶ノートが標準構成で約10万円
以前もやった気がしますが気のせいという事にしてマウスコンピューターの18.4インチノート。製品画像を見れど大きさ不明な為、製品画像より光学ドライブのイジェクト。
キーボードのサイズから想像できるかも知れない正面から。
画面表示は解像度、1920x1080のフルHDを表現しているため別の意味になりますが、キーボードのテンキー部分(右の3列)を除いたキートップ面積で通常のノートと比較出来ましょう。
左側にスイッチ類を付ける余裕も有り、仕様を読むと幅は何と44.1cm。
私が使っているデスクトップのミドルタワーケースが今測ると42cm。横幅がATXケースよりでかい。そしてフルキーボード(Realforce106)の横幅が約45cmとほぼ同サイズ。
デスクトップのキーボードと同等の幅、開くとATXケースよりでかい面積。
以前も17インチスクエアのノートは有ったものの20万円近くしており、今回はCore i3、2GBメモリ、HDD320GBで10万円切っとります。
しかし、なぜノートにこだわるのかという疑問が浮上。強引にこのノートの良さを価格以外で考えると。
- バッテリーがUPS(無停電電源装置)の代用になる
- ちょっとした移動ならデスクトップより遙かに楽
- 業務用途なら床に直置きしない為、土埃の心配が少ない
普通のノートPCでも言える事ですが一応利点として。
液晶のバックライトがLEDになる直前から、やたらLCD(液晶パネル)が安くなり続けており、大画面だから高価という物でも無さそうです。
ピンポイントで大画面ノートが必要なら有りでしょうな。
同程度の性能でデスクトップなら19インチモニタ付7万円で揃います。
工人舎並の激安な変わり種モバイル「ちょいパソ」
今でも工人舎が良くやっていますが、中国や台湾で妙なモバイルを日本へ輸入し販売、または自作。工人舎は元がSOTECと深い関係有り、現在は吸収してしまったONKYOが妙な事になっております。
今回はパソコン工房より。
パソコン工房「ちょいパソ」Windows CE搭載14979円 - PC PRESS
http://pcpress.jp/bto-pc/pc-koubou/2010-08-25/ak-pcap1-430
回線の抱き合わせでは無く素で14979円。
OSもLinuxでは無いWindows(但しCE、エンベデッド版) でもちろん日本語。画像を見ると一通りの機能が揃っており、家庭用ゲーム機並またはそれより安い正にちょいパソ。
小さい事がうりな為、画面が小さいとかキーボードがなどと無粋な事は言いませんが、それを言わなければ冗談や話のネタに買える額となっております。
- OS:Windows Embedded CE 6.0
- CPU:ARM9 [VIA WM8505 300MHz]
- STR:2GB Flash Memory
- RAM:256MB
- 光学ドライブ:無し
- LCD:7インチ ワイド液晶 (800×480)
- バッテリー:Li-Polymerバッテリー 1800m/AH
- 無線LAN:802.11b/g
限定した容量のメモリや記憶装置、CPUにARMアーキテクチャでVIA絡みが安い理由でしょうか。性能のみ言えば非力では有るものの、これだけ揃ったパソコンを15千円で買える例は今までに無かったかと。
約5年前の記事ですが、Windows Embedded CE 6.0を知るならこちらを。
マイクロソフト、組込向けOS「Windows Embedded CE 6.0」提供開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1113/ms.htm
難解な詳細有るマイクロソフトの公式はこちら。
ネットブック以上にメインPCとしては使えず、更にマニア向け要素も多数隠れていると想像すると普通の人は手を出さない方が良いでしょう。
重さ600g、7インチモニタという事はポケットに入る大きさ。
人柱を募集はしませんが、買ってレビューされるなら是非コメントかトラックバックでお知らせ下さい。
ASUSとAcerが海外の自動車メーカーとコラボ
天板がボンネットに似ているとかそういう意味でしょうか。数年に一度、ASUSとAcerがランボルギーニとフェラーリで対決しております。
ASUSとAcer「高級志向のネットブック」を発売へ - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100825_asus_acer_luxurious_netbook/
ネットブックの割に価格は699ドルと高め。デザイン代でしょうな。
写真の角度がよろしく無い為、YouTubeから動画を引かせてもらいます。
普通のネットブックにエンブレムを付けただけに見えますが、タッチパッド付近やヒンジの辺りにフェラーリを感じさせられます。違った、これはランボルギーニです。
ASUSはイタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ(Lamborghini)」のデザインや12.1インチの液晶ディスプレイ、NVIDIAのION2プラットフォーム、そしてIntelのデュアルコアAtomプロセッサを採用した「VX6」と呼ばれるネットブックを9月~10月にかけて発売する予定
Atomは先日発売のN550でしょう。
価格はPC watchの記事によると1000個ロットで約7660円。Atomの400番台が5~6千円と記憶しており、性能は上がれども価格はほぼ変わらないという。最近のインテルはこういうやり方をする為、買い控えや待ちまくりが多くなるのでは無かろうか。
ブランド無しなら500ドルを切れる構成の為、エンブレムに200ドルの価値が有ると思えば買いでしょうな。
これはASUSやAcerのイメージや知名度アップ作戦、購入出来るコンセプトモデルと思っている為、やはりピンポイントで需要有ればとなりましょう。
デスクトップを購入する人間は、性能と価格にこだわっており、アンチノートPCユーザが結構居ります。私もその一人ですが他人には押し付けない事が重要と最近特に思うように。
ノートの良い所は。
- 持ち運びが楽
- バッテリー駆動で配線すっきり
- ひざの上でも使え、場所を選ばない
- 省スペース
- 静音
と思っている人が多いようですが、実際に持ち運ぶ事は滅多に無いというユーザが多く、バッテリーは多くがいにしえのJEITA測定の為、実際には公称ほど動くわけが無く更には日々劣化。
LapTop(ラップトップ)はひざの上とかいう意味ですが、やってみるとひざの上で使うには相当難しくそして熱い。場所はおかしな所で使うと落下の危険性有り。
省スペースや配線もマウスやプリンタを接続し、AC電源、有線LANなど接続すれば意味が無く。静音も最近のデスクトップはファンの性能や径が大きくなっており、超小型ファンがぶん回る高性能ノートと比較すると遙かに静かです。
ノートの悪い所は。
- 修理代が異様に高額
- メンテナンスし難い
- 性能の割に高額
- 増設や交換に制限が多い
- 部品を使い回せない
という感じで、私のような一部のマニア崩れはノートの悪い所を指摘しまくるものですが、上の面白ノートに限らずデスクトップよりノートだと決めたなら他人の意見で変えない事が後悔しない。
例として私はデスクトップとB5ノートを各1台所有しており、ノートは使い勝手が悪い為、年に数回使用するのみ。
しかしこれは毎日十数時間パソコンに貼り付いている人間の感覚で、メールチェックや通販程度、週一回はオフィスソフトで仕事なら、畳んで仕舞えるノートは確かに場所を取らず便利と言えます。
今回紹介したノートは趣味や道楽で選ぶ物なので、一般的で実用的なノート選びからは避けた方が良いとは思うものの、どうしても折り畳み式一体型19インチやランボルギーニが三度のメシより好きならお勧めです。
基本的にノート要らない派ですが、だからといってi5でSSD128GB、WIN7pro搭載で1.5万円なら問答無用で買いますw
私はUPSにものすごく高額なイメージがあって、UPS必須ならノートのが良いなんて思っていたのですが、最近じゃ結構安いものが出ていて1万円超えないものも結構あるんですね。
PC常時起動な人なんで実はすごくUPS付けたいw
幅がATXケース超えのノートPCとか、むしろ拡張性が出て欠点が次々と解消されていくかもしれません。
マウスの中の人
A「これSO-DIMMじゃなくてもよくね?HDD3.5インチでも行けんじゃね?そしたら容量と速度UPするのにコストDOWNでみんな幸せじゃね?」
B「おまえ頭いいな!」
A「てか、1スロGTXなら付くんじゃね?いっきに高性能化じゃね?」
B「天才あらわる!」
A「実は水冷クーラー付くんじゃね?そしたら、ノートPCの宿命にして最大の冷却問題一気に解決じゃね?」
B「次世代ノート誕生の予感ktkr」
A「もうデスクトップでよくね」
B「ちょwおまw」
その構成でノートなら15万くらい行きそうですな。
UPSで思い出した、皆さんこのような物に騙されぬよう。ネタです。
動作しない中古UPSの衝撃の事実 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100720_the_fact_no_working_ups/
でかいノートと言えば、昔はデスクトップ用のCPUはPentium4、同じくメモリはDDRの184pin、HDDはさすがに2.5インチでしたが有るには有りました。但し爆音爆熱マザーの寿命短く30万とかする高級品。
ノート愛好家用として、ATXケースの側板にキーボードを埋め込み、ケースリヤ付近に蝶番付けてLCDを固定し開閉可能で良いのでは無かろうか。ノートPCのトップケースとLCDは構造同じです。UPSを付けると正にノート。
キーボードを埋め込む為に、まずはシャドウベイを後方へ移動する所からですな。期待しております。
>ATXケースの側板にキーボードを埋め込み、ケースリヤ付近に蝶番付けてLCDを固定
フイタ、その発送はなかった!なにその超厚デスクブックw
キータッチものすごいヒジ疲れそうでほとんど罰ゲームな件
確かにヒジ疲れそうですな。高さまでは考えていなかった・・
妄想すると分かりますが、デスクトップは本体が無い物として扱える為「ノートPCが省スペース」という思考はメーカー側の宣伝の乗せられていると思う次第。
正直にパソコンデスクを購入し、その上にモニタ、横に本体、上にプリンタ、手前にキーボードと置く写真が良く見られますが本体は下に置けと。結果、占有するスペースはキーボードとモニタのみになり省スペースという考え方で行くとデスクトップも変わらない。
内蔵HDD1本の時点でノートは無いですな。