動作音が全くしないパソコン選び。
パソコンはどうしても音が出て騒音に繋がる物。音が出る原因は大きく分けて2つ有り、ファンの回転とディスクの回転。騒音は高性能に比例しており、原因は発熱をともなう高回転化が原因。
無音PCの通販を2店、自作を1つ例として挙げて参ります。
オーダーメイドやBTOパソコン通販の例
静音や無音と言えば秋葉原のオリオスペック。ややマニアックなので知らない人が多いと思うけれど、一度こちらのサイトをご覧有れ。
静音パソコンショップ OLIOSPECへようこそ
http://www.oliospec.com/pcindex_fanless.html

オリオスペックは以前から年に数回、無音PCなどの話題でニュースサイトで取り上げられている、知る人には有名かつ信頼されているショップ。
BTOメーカーや自作代行系でも静音PCは有るけれど、無音は滅多に無し。オリオは普通に販売しており、上でチラ見えしている機種以外にも有り2012年現在は11機種。
静音どころか無音となれば性能が低くなりがちなものの、オリオでは普通にCore i7搭載など性能高めなCPUの標準搭載もございます。
オリオスペックの難点は価格が高めな事。しかし、このような特殊なPCは他店で扱いが少なく、ハードウェア上級者から支持されている点で安心を買う意味でオリオスペックという選択肢は有りでしょう。
もう一つ、無音PCを売っているのはVSPEC。
時代は静音PCから無音PCへ - BTOパソコン(PC)の通販
http://www.vspec-bto.com/bto/bto-silent.htm

Firefoxで表示確認していないのでしょうか。デザインが崩れているけれど気にせず。また、画像の写真の騒音計は30デシベル以下は計測出来ないと思うけれど、それも気にしない事にしましょうか。
VSPECの無音PCは現在3機種で、内2機種が小型ケースかつAC電源。やはり電源ユニットのファンが無音化の邪魔をするようですな。
以前から有ったのかも知れないけれど、VSPECがこのページを作成または更新したのは4月16日頃。すぐやめるだろうと思いつつ一応ブックマークしていたら、まだ売っていたので紹介。
一応、BTOパソコンなものの、量産系では無く自作PC代行系のBTO PCショップなのでカスタマイズがマニアック。PC初心者にはきついと思うけれど、判らないならパーツ変更しない、または電話番号が大きく載っているので聞いてみましょう。
オリオ、VSPECいずれも小型ケース+AC電源以外は同じPCケースを使用しており、現在はこれしか無いようで。

ちなみに、この仕様に記載有る電源のP-400Aはリンク先が間違っており、サイズの剛力2(P-400A)となっているけれどファンレス電源では無いのでご注意有れ。
ではこのPCケースで自作する方向で考えてみましょう。
高性能かつ無音の自作PCはほぼ1択
オリオとVSPECが使っているケースはこれ。

source:価格.com - NOFAN Set A40 価格比較
やたら高額なものの、このケースはファンレス電源が内蔵という以外にファン無しCPUクーラーがセットなのでこんな物でしょう。
ケース8千円、CPUクーラー1.2万円、電源1.2万円と強引に納得。他にファンレス電源が見当たらず、そしてこのCPUクーラーが凄すぎる。
source:Nofan A40 製品情報 NOFAN PCケースキット | 株式会社アスク
ケースが小さく見えるけれどCPUクーラーが大き過ぎており、仕様を見ると何と直径22.2cmという、普通のCPUクーラー(ファン)の3倍くらい、12cmファンなら直径が約2倍の大きさ。
本当に冷えるのか疑いたくなるのは当然とし、後継と思われるCR-95Cのレビューが有ったので参考に。
NOFAN CR-95Cのレビューと評価: エアフローをあまり気にしなくても冷えるファンレスクーラー [coneco.net 商品レビュー]
http://club.coneco.net/user/7970/review/84304/

凄まじいですな。マイクロATXマザーならほぼ同じ大きさ。
タイトルにも冷えると有るけれど、レビューよりCPU(コア、定格=インテル標準性能)の温度を引かせてもらうと
室温22~23℃(エアコンによる制御/TANITA温湿度計で測定)
- アイドル時:38~39℃
- 高負荷時:49~50℃
室温がやや低めでCPUがCeleron G530とは言え、これなら問題無いレベルというか結構優秀と言えましょう。
電源は80PLUS認証、ケースは見たまんまでメッシュまみれなので、室温さえ注意しておけば良さそう。発売時のニュースが出た時はネタだろうと思っていたけれど、中々実用的ですな。
では構成を適当に考えて一覧。
- CPU:Celeron または Core iシリーズのTDP低めな物
- マザー:全体の突起が少なく低い物
- グラフィック:増設無し
- メモリ:ヒートスプレッダ付が良いと思う
- ストレージ:SSD
- 光学ドライブ:無し
- ケース、電源、CPUクーラー:Nofan A40
- その他:ファンコントローラ(温度表示のみで良い)
性能や機能を求めなければ総額6万円を切れるくらい。OS(Windows7 Home~ DSP版)を入れても7万円くらいとなり、価格も結構現実的ですな。
CPUがAtomで良ければケースや電源の自由度が上がり更に安く出来ると思うけれど、小型PCの自作は結構高く付いてしまうので、組立が面倒ならオリオの世話になった方が良いかも知れない。
注意点としては、ファンコン無しなら温度を監視出来るソフトウェアの導入が必要と思われ、また、完成後最初の起動でCPUファンエラーが出ると思うのでBIOS設定にて無効が必須。
要するに自作は初心者向きではございません。
パソコンは本当に無音で良いのか?(まとめ)
私は現在のメインPCに換える前はサイコムで購入したPCでPentium4を載せておりましたが、常時70度超えの爆音は当たり前で、高負荷時は90度台へ突入し超爆音化。電話する時は離れる程。
特に古くから性能高めなPCを使い続けている、またはPentium4、Celeron D、Core2Quadを載せた事の有るPCユーザなら無音は夢のような静音化でしょう。
しかし今回まとめて見ると、現状で性能高めな無音PCはまだ無理が有ると感じており、未だマニアの趣味や遊びのレベル。
私はファンレスがパソコンの完成形に近いと考えておりますが、それは発熱せずホコリを取り込まない意味。強引にファンを無くしても結局高熱になるなら空冷や水冷で確実に冷却(放熱)した故障率は低いかと。
大容量SSDの値下がりが激しく、ようやく無音化へ近付くと思ったけれど、CPUや電源内部の発熱を何とかしなければ、まともな無音化は依然厳しいでしょう。
最近のインテルCPUは5~6年前と比較し高性能でも発熱は少ないようで、インテル純正CPUクーラーを使っているにも関わらず、私のメインPCは結構静音。
CPUはCore i7 950(定格)で低性能とは言えず、窓を空けていればパソコンから音は聞こえて参りません。
その理由はパソコンの置き場所。パソコンデスクの右下に設置している為、デスクが壁となり音が聞こえないのでしょう。
オリオスペックの静音PCにはデシベル表記が有るけれど、あれは一定の距離で計測しており、実際にはどこまでPCと離れられるかという環境も静音や無音化と言えましょう。
でかい高性能デスクトップがうるさいのは過去の話。ノートは手元に置く為、高性能かつ高負荷時ならデスクトップよりうるさいと思う。デスクトップPCへビデオカードを載せると話は変わるけれど。
余談:なぜオリオスペックの悪い評判を目にしないのか
オリオスペックの無音PCは結構無理をしており、しかしオリオはこの手の構成が得意かつ特徴的なショップ。
パソコンは家電と比較し故障し易く、パーツへの負担が大きいPCは更に不具合が出易いと思われるけれど、なぜ悪評が少ないのかは、PCハードウェア中~上級者向けの店だからと推測。
ユーザ本人が選択したPCが故障してもオリオのせいでは無く、自分の運やパソコンの故障し易さを知っている人に選ばれるショップな為。サイコムやTakeOneのように出荷台数が比較的少ない事も有るとして、質の良い客層に恵まれているのでしょう。
久々に書くけれど、メーカー=悪い=初心者の愚痴。私の先代PCも約7年掛けて次々とパーツが故障したけれど、サイコムが悪いとは一度も思った事がございません。パソコンは消耗品、そして私の運次第。
というわけで、本当の自称PC初心者はオリオスペックのPCは遠慮した方が良いかも知れない。私のオリオの印象は上級者やPC変態向けパーツショップ。
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン