GeForce GTX Titan Xが発売。
早速、ドスパラが搭載BTO PCを発売しておりプレスリリースをばら撒き中。その他、単品販売も始まっており、アスキーやPC Watchからはベンチマークスコアが出ているので適当に見て参りましょう。
ドスパラの新製品から。
ドスパラのGTX Titan X搭載PCは約35万円
公式のプレスリリースより、安い方の機種より。
税込にすると約35万円。
これを見た直後「Titan Xはグラボ単品で20万円以上もするのか?」と驚いた理由は次。
GTX Titan Xの国内単品販売は約16万円
3月24日深夜の最安がこちら。
source:価格.com - ZOTAC GeForce GTX TITAN X ZT-90401-10P
先に出ていたGALAX製品も16万円強で販売しているらしく、ドスパラのTitan X搭載PCは5万円くらい盛られているという事に。
ドスパラの秋葉原現地価格も税込にすると16万円強。
source:ASCII.jp:早くも完売ショップも! 「GTX TITAN X」がZOTACから
なぜドスパラのBTOパソコンの価格がクソ高いかは、ご祝儀価格というわけでは無く、単に保守在庫の確保料が込になっているのかと。
具体的には、グラボが高級過ぎて需要が薄く、大量に売れるわけが無いけれど1台でも出てしまったなら数年間は修理しなければならず。その少数台の為に高級グラボを最低1枚は確保する事になり、販売価格へ盛られてしまうのかと。
ベンチスコアは余裕で前世代や980を超える
早速各所でベンチ祭りが始まっているので、定番のPassMarkから。
source:PassMark Software - Video Card (GPU) Benchmarks
ノーマルTitanが出た当時も訳が解らないぶっちぎりにて驚けたけれど、それからGTX 980が出て腰が抜けるレベルとなり、現在はTitan Xが出てもはや意味不明な状態へ。
BTO PCメーカーが好んでベンチするFF14をアスキーより。
source:GeForce GTX TITAN X速攻レビュー - 週アスPLUS
GTX 980はOC(オーバークロック)版なので、若干スコアに色が付いているとするなら、やはりTitan Xのズバ抜け感が凄い。
目玉焼きでも出来るのかと思えば、消費電力は下位とそう変わらず。
source:GeForce GTX TITAN Xをベンチマーク - PC Watch
上のグラフはシステム全体の実測。Titan XのTDPは260Wとの事。
GTX 980のTDP165Wがわけがわからないよ状態なので差は有るとして、前世代のTitanシリーズと比較すると、ワットパフォーマンスも明らかに進化。
海外では最大4枚挿しとか有ったのでおまけ。
source:NVIDIA GeForce GTX TITAN X 3DMark performance | VideoCardz.com
GTX 980の1枚、2枚で比較すると凄まじい性能差。SLIが効くゲームならTitan Xの真価が発揮出来そう。
GeForce GTX Titan Xは4Kのマルチモニタ用?(まとめ)
アスキーやPC Watchでしきりに書かれている、4Kゲームに最適という言葉。アスキー掲載の画像より、映像端子に御注目有れ。
分かり難いけれど、上段にDVIが1つ、下は左からHDMIx1、DPx3となっており、何が4K解像度でゲームに最適かはこちら。ドスパラのリリース文より引用。
映像出力端子は、4K (4096×2160 @ 60Hz)出力が可能なDisplayPort×3、HDMI×1の計4ポートと、WQXGA (2560×1600)出力対応のDVI端子×1、合計5ポート
比較的安いグラボなら4Kは出来ても1本とか30Hzが普通のところ、Titan Xでは4Kディスプレイ3枚、しかも60Hz表示が可能となっており、ゲームでも4Kマルチが使用に耐え得るという特徴。
PC WatchのFF14ベンチ。
フルHDの標準ではGTX 980と同じくらいで、高画質にしても差は3千程度。しかし4Kになると差は開き、最高品質では1.35倍くらいのスコア差となっております。
というわけで4K解像度のゲームに良いと言えるものの、逆に言うとフルHD程度ならTitan Xより下位のグラボでもそう変わらないとするなら、4K未満のモニタで16万円も出す価値が有るかは微妙。
個人的には4K解像度はテレビや映画鑑賞のプロジェクタ用と思っており、ゲーム側が4K対応していようと、普段使うパソコン用ディスプレイとしては表示が小さくなり過ぎる問題が有り、PC用には適していないと感じております。
様々なアプリケーションが4K前提で作られ普及し、Windowsがまともになり4K以上を前提に表示拡大してくれた後なら良いとしても、まだパソコン用で4Kは早いのでは?という印象。
現状は、グラボ性能が未来を先取りし過ぎ、4Kモニタの普及が追い付かず、Windowsが7で止まっている感じ。そう考えるとマイクロソフトのせいで超高解像度モニタが足止め、足かせされている気がして来た。
グラボ1つに16万とか、搭載PC35万は正気の沙汰では無い為、普通の人はGTX 980以下か、AMDがRadeon R9 390Xを出すまで待ちでしょう。
ゲームで明らかに違いが分かる
Quadro 600(1GB) と K620(2GB)
業務目的えあるAutoCADでは違いが微妙過ぎて気持ちの問題。
アッセンブリパーツ点数が1万点越えるあたりから相当きつい感じなんだけど
そこは工夫する(すべき)ことと考えるほうが現実的だったり。
3D-pdf(添付用10MB未満)に落とすことなどを考慮すると
描画(特に拡大縮小)でモタツキ始めたらデータの軽量化を考える方向。
現時点では600→K620のように
同程度の値段で実質倍の性能(でも体感差無し)に進化しているので
そのうち同程度の値段でM6000(12GB)¥76,4000に相当するのが出るんじゃあないスカ。(何年後?
えっ?ゲーム用?
知りません。(おすまし
>ZOTAC GeForce GTX TITAN X ZT-90401-10P
いま価格コムを確認すると、売れ筋ランキング4位にランクイン。15万円オーバーのビデオカードが4位。これは驚き。
価格.com - ZOTAC ZOTAC GeForce GTX TITAN X ZT-90401-10P
http://kakaku.com/item/K0000758003/
現在はリファレンスデザインのカードばかりですから、どこのメーカから購入しても中身は同じ。それなら少しでも安い店から購入するのが良さそうです。
>定番のPassMarkから
スコア10,000超えとはさすが。とはいえ、出てからそこそこ時間が経ったノーマルTITANも、なかなか善戦しますね。またGTX970の良コストパフォーマンスも光る。
>FF14をアスキーより
4K解像度で「非常に快適」評価を取るには、TITAN Xでも少し力不足やも。スコア7,000は不安。という訳で更なるスペック向上に期待。
>4K (4096×2160 @ 60Hz)出力が可能なDisplayPort
こちらはカメラなんぞで使われる4K解像度ですから、PC向けなら3840×2160が適当な解像度ですね。