JEITAが2017年9月の数値を公開。
パソコンが昔ほどは売れなくなり早3年くらい。XPサポート終了特需の反動というにはあまりにも長すぎる。昔より故障しづらくなっているとするなら7サポート終了特需まではこの状態が続くのでしょう。
いつも通り前年比から。
国内パソコン出荷台数の前年比推移
ソースはこちらの2017年。
JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/
JEITAコメントより。
上半期は、台数は前年を下回ったものの、金額は前年を上回った。
半期で決算するほどデカい会社には勤めていないので気付かなかった、9月で和式の上半期が終了したわけですな。
台数の前年比推移。
再浮上。
JEITAでは出荷台数の過半数となるNECと富士通が秋冬モデルを発表した時期は10月17日なので例年より遅め。9月は7~8月の反動と見るべきか、わずかながらも前年比プラス。
カテゴリ別でも全種類100%超え。
ところが上半期として見ると全体で95.2%、オールインワンのみ100%を少し上回っただけで他の3種類は全部90%台なので昨年ほど良くは無かった模様。
過去2年とほぼ同じ推移となっている本年度
前年比では無く実際の数で台数と金額の推移。
赤が本年度。昨年を表すオレンジ、または一昨年の緑色のいずれかに沿う感じで赤い線が推移しており、やはりこれが現代的平常運転と見るべきでしょう。
XP祭り前と後を平均化した比較、の意味があるか微妙になって来た。
やはりだいたい昨年か一昨年度と同じくらい。後で出る、2011&2012年度との比較で足りる気がするので、このグラフは今回で終了としましょう。
但し平均単価はぶっちぎりで優勝中。
円安、ハード的な無駄機能満載が原因のはず。パソコン売れないとか言っているならとっとと値下げするべきかと。
パソコンがまだたくさん売れていた頃との比較。
台数3割減、金額1割減といったところですな。
富士通のPC事業売却は11月中旬までに
てっきり既にレノボ化しているのかと思っておりました。まだ話はついておらず、決着は11月までの延長戦へ。
PC事業に関しては、ご心配をおかけしているが、交渉は着実に進んでいる。卑近な言い方だが、交渉の過程のなかでは、アディショナルタイムに入っている段階
「卑近な」->「ありきたりな」の意味だけれども、アディショナルタイムとか普通言わないのでは?というツッコミは置いておき、11月23日までには話終わる予定らしい。
よく解らないところはPC Watchのタイトル。私もそう見出しに書いた箇所で、PC事業を完全に売却するのか、事業提携としてレノボが51%以上の株式取得で再起動するのか。
記事本文では提携。
富士通クライアントコンピューティングと、Lenovo Group Limitedが、グローバル市場に向けたPCの研究、開発、設計、製造に関する戦略的な提携について、検討を進めていることを発表していた。
表向きは富士通のFMVにしなければまずいだろうからNECのような感じになるのでしょう。問題は法人向けの富士通製品で、以下は私の勝手なイメージ。
- NEC・・・民間企業
- 富士通・・・公共機関
- HP、DELL、Lenovo・・・医療機関
何が言いたいかはこの件。
世界最大のパソコン企業である中国レノボ(Lenovo)社の製品に、ユーザーの情報にアクセスできる工作が施されているとして、オーストラリアや米国、英国、カナダ、ニュージーランドの5カ国の情報機関に使用禁止されていたことが分かった。
見た目は富士通でも中身はレノボになるとするならマズいかと。しかし総務省でさえこのレベルなのだから特に何も考えず今後も富士通なのでしょうな。
総務省「技適マークの付いてない端末はネットに繋げなくします」 : IT速報
http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/52332644.html
技適マーク付いているかをどう識別するのか?海外からの旅行者が増える2020年に海外の端末はネット利用出来ないのか?と思ったら2chでも同じ意見が多くて笑った。
>「卑近な」->「ありきたりな」の意味だけれども、アディショナルタイムとか普通言わないのでは?というツッコミ
直訳では無くて、サッカー興味ないと知らんのかもしれんけれども、昔でいうロスタイムのことを今はアディショナルタイムと言うのでソレになぞらえてるだけだぞ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0
>9月で和式の上半期が終了した
ISOやってると品質目標がどうたらと面倒な手続きが必要ですから、半期やら四半期やらで目標展開が云々とイベントが起こります。嫌でも上半期下半期四半期は意識せざるを得ない状況。
>昨年を表すオレンジ、または一昨年の緑色のいずれかに沿う感じ
PC関連のニュースでも「○○がよく売れている」という話は耳にしませんでしたから、順当な結果。AMDがRyzenで復興しましたけれど、全体で見ればさして影響は無かったようですね。
>但し平均単価はぶっちぎりで優勝中
PCパーツだとメモリがまだ高い。8GB×1で1万円くらいとは驚きの高値。とはいえ昨今メモリの相性問題なんぞ滅多に起こりませんし、性能やネームバリュー無視して安いモデルを探せば、現状でもさして散財にはなりませんけれど。