JEITAが2018年7月の数値を公開。
5ヶ月連続で前年比プラスでの推移な原因は昨年度の数値が低かっただけ、と同時に、それよりは多かったのだから昨年よりはマシ、という当たり前な書き出しのJEITAネタ記事のやる気なさ。
いつも通りJEITAのコメントから。
国内パソコン出荷台数の前年比推移
ソースはこちらの2018年。
パーソナルコンピュータ国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/
当月のコメントより。
7月は、3月~6月と同様に法人向けが好調に推移し、台数・金額ともに前年比二桁伸長となった。
またもや法人向けが好調らしい。JEITAは前年比を%でしか見ていないからね、仕方ないね、というやつかと。
前年比の推移。
立て続けに浮上しっぱなし。
しかし昨年、2017の3~6月を見るとほぼ全て100%割れた水面下を推移しているわけで、2016年レベルまで戻っただけと見るが妥当でしょう。
カテゴリ別の推移。
前月の記事でも書いたけれどオールインワンが本当にもうダメですな。2017年の後半から落ちて行き、最新7月のデータによると3万3千台規模まで縮小しております。
本年度は過去3年と似た推移
過去3年と変わり映えしない流れ。
出荷台数に対し出荷金額が割と高めな点は平均単価のマジキチ化が原因。
2011と2012年を平均した過去との比較。
全然復調とは言えませんな。
PC出荷台数は前年と本年度が底な印象
実際の出荷台数な棒グラフの方が昨年と似た高さ。
昨年と今年がほぼ変わらず、しかし本年度はわずかながら前年比はプラスに転じている、ならば昨年辺りが底だったと推測可能。
この調子で行けば来年3月頃からのWindows 7サポート終了需要が始まるとするなら、3月頃までは100%少々の前年比が続き、そこからXP終了時のような祭りが始まりそう。
本当に法人が好調かは何とも言えない。やはり棒グラフの方。
3月から法人が好調と言えるような棒の高さには見えない。
そして上で、「XP終了時のような祭りが始まりそう。」と書いたけれど本当にそうなるかは疑わしい気がしないでもなし。
あの前年比150%祭りは、XP->7の割合が多かったわけで、次回の7->10が本当にそこまでのお祭り騒ぎになるのだろうか、という疑問。
もし3月過ぎても大きな変化が見られなければ、マイクロソフトは渋々7のサポートを延長するのではなかろうかと妄想しております。
かつてのXPよりVistaが嫌われていた、言い方を変えるとVista仕様が売れず仕方なくXPのサポートを何度も延長せざるを得なかったことを思い出した。
>前年比の推移。
とりあえず前年比を超えているなら、各社の企業努力がそれほど的外れでは無いことがうかがえますね。150%を超えていたって正しかった証明にはなりませんけれど。
>最新7月のデータによると3万3千台規模まで縮小しております。
液晶一体型で真っ先に思いつくのはiMacですけれど、WindowsPCでは何が代表格ですかね。まさかSurface Studioでしょうか。
価格.com|液晶一体 マイクロソフト Surface
http://kakaku.com/pc/desktop-pc/itemlist.aspx?pdf_se=59&pdf_Spec101=4
>平均単価
これって「全般的に高い」のか「特定の高額モデルがよく出ている」のか、どちらで価格が引き上がっているのでしょうかね。
>次回の7->10が本当にそこまでのお祭り騒ぎになるのだろうか
弊社オフィスの場合、Windows10への移行率は15%くらいです。Windows7が80%くらい。移行はする予定ですけれど、実施体勢は「壊れたらWindows10機に買い替え」のみ。業務用端末として動いているWindows2000とかXPとかは、移行するという話を聞いたことは無いですね。
>弊社オフィスの場合、Windows10への移行率は15%くらい
こちら25%くらい(何となくで)
故障が先かリース終了が先かであり、サポートの話は来年してくれ感。実験的に10をぶち込みメインのシステムが動くか確認し続けること2年くらい。多分していない。そのくらい中小企業はWindowsのサポート終了とかどうでもいい。
マイクロソフトの調査では順調らしいので何とかなりそう(棒読)
Windows 7完全終了まであと500日を切る…… - やじうまの杜 - 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1141048.html
>私の記憶する限り、Windows XP SP2が登場した2004年の時点で9年前のWindows 95を使っていた人は相当珍しかったはずです。
当時とは違うんですよw