JEITAが2020年2月のデータを公開。
前年比の15ヶ月プラスで大歓喜は2月にて終了したようで、これからはマイナスが最低でも12ヶ月は続くわけで、その当たり前の流れがわからない情弱メディアや自称専門家がこれから1年でどれほど現れることか。
適当に見て参りましょう。
国内パソコン出荷台数の前年比推移
元ネタはこちら。
一般社団法人 電子情報技術産業協会
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/
ソースはテキストのURL内2019年。トップページ以外にリンクするなという社団法人様の言い分なのでクソ不便だと思うけれど従うとしております。
JEITAコメントより。
2月は、2018年9月以来17カ月振りに、台数・金額ともに前年同月を下回った。
二桁伸長は15ヶ月で終わり、前年比プラスは17ヶ月で終わり。7終了(による移行)祭りの始まりから終わりは1年半近くあったのでしょう。
ノート型比率は69.5%であった。
DELLとかHPのような、デスクトップPC主力なメーカーの数字が取れていないのだからそうなる。ちなみにJEITAの携帯電話台数はAppleが無いのでやる意味あるのかとさえ。
全体の前年比推移。
まあそうなるわな的な。
しかし昨年の2月と比較して2割減程度ならばまだ良い方と思われ、冒頭でも書いた通りこれから最低でも12ヶ月はマイナスが続くはずで、この間は単なる予想ながら最大で6割くらいまで落ちそう。
実際、2014年のXP祭り終了後は5割切れた月もございます。消費税駆け込み需要のあった9月が強いので5割切るかも。
カテゴリ別。
デスクトップ単体はまだ良い方で、ノートがガタ落ちしており、オールインワンは分母が小さいので上下の波がいつも激しめ。
特需終了後の反動減の始まりが見えまくる
実際の台数と金額も中々のひどさ。
2月の台数は過去9年間で最低レベル、金額も盛大に低下しており、反動がこの調子なら来月こそいずれもデカめに割れそうな予感。
しかし平均単価は相変わらずな高さで2月の中でトップ。
パソコン売れまくっていた8~9年前当時平均との比較。
反動減がひどいですな。
パソコン市場のチキンレース終わりの始まり
博打しないので競馬もよくわからないけれど当てはめてみた。一行で複数になっているのはギャンブル素人erのご愛嬌として。
- ◎:本命・・・HP、Lenovo(NEC、富士通含む)
- ○:対抗・・・MCJ(マウス、パソコン工房)
- ▲:単穴・・・DELL
- △:連下・・・サイコム、自作PC
- ☓:穴・・・dynabook、VAIO
これらが市場を動かすか大爆死するメーカーと見ており、人工心肺なフロンティアとかツクモ、目覚めないコールドスリープでおやすみなさいしそうなドスパラとかエプダイは論外。
しかし上記は私の妄想や願望でしかなく、ここからのPC市場氷河期を乗り切るのは結局資本力クソある太字のメーカーだと思うのだけれども、あまりにも冷え込み過ぎるとその太字メーカーが国内撤退するのではなかろうかとも。
日本で普及する端末は独特な形態が過去大アリで、ガラケーしかり、ノートPC率が高いとか、逆に自作率が低いなどございます。※比較対象は米国
HPとDELLは米国、Lenovoとdynabookは中国。日本市場は「ついで」だろうから完全な撤退は無いとしても、手抜きになる可能性は無きにしもあらず。
その手抜きが先か、MCJなど国内BTOメーカーの撤退が先か。
と考えると、いずれにせよ当サイト(私)のようなお節介の存在価値は高まるのかとも思うけれど、いい加減疲れますな。同意を求められても困るのは存じており。
>JEITAの携帯電話台数はAppleが無い
逆にiPhoneを除外したAndroid勢の勢力図がひと目で分かるので面白いやも。PDFではなくデータで統計を出してくれれば不要な手順ですが。
>全体の前年比推移。
118%あたりから79.6%ですか。下降度合いで見れば、XP祭り終了時と同じくらいの落ち幅ですね。Win7が終わったのだから同じくらい落ちたと見れば、歴史は繰り返すを地で行く面白さ。
>しかし平均単価は相変わらずな高さで2月の中でトップ。
そら原価が変わらないなら販売金額を安易に下げるのも難しいですし。
週末の外出自粛要請でさらなる悪化確実、春のPC市場 - BCN+R
https://www.bcnretail.com/market/detail/20200329_164185.html
更に売れなくなるかもしれませんね