液晶ディスプレイについて。
モニタは一度買うと平気で5年くらいは使えてしまうので、現在主流のサイズや価格は意識して調べなければ分からないもの。私がそうなので意識してみると、主流が変わりつつありそうと思った。
気にしていなかったなら割と驚くかも知れない。
パソコン用モニタが大型化しつつ低価格化
ソースはいつも通り価格コム、モニタの売れ筋ランキングより。
source:価格.com - 液晶モニタ・液晶ディスプレイ 人気売れ筋ランキング
しばらくモニタのランキングを見ていないなら「え?」と思ったかと。
1位は普通に23.8型のフルHDだけれども、2~5位まで31.5型以上が占めており、しかも24型クラスが1.4万円まで値崩れ。数年前の感覚では24型は2万円前後で21.5型が1.7万くらいであり、ここまで安くなっているとは知らなかった。
1位のIO製品は凄くノーマルな仕様で、23.8型フルHD、入力はDVIとHDMIとD-subという当たり前的な端子が揃っており、パネルはIPSの派生となるらしいADSなので視野角良好。ノングレアなので普通にパソコン使うならこれで良さそう。
2位は42.51型という大画面で4K解像度の割に7万円少々というコスパ良いモニタ。HDMI x2、DisplayPort x2と端子多いのでPC2台とプレステとWiiUとか夢が広がる。
問題は3位のエイサーと5位のiiyamaで、2.6万円は昔の一般的な24型より少し高価な程度。しかし31.5型はPC用にしてはかなり大きめ、15型ノートの画面4枚分でフルHDと言えば分かり易いだろうか。ここまでのデカさが必要な人が多いとは驚いた。
という感じで、大型かつ低価格、そして4K解像度も余裕で10万円を切れるようになった為か、上位で目立って来ております。
「もしかして4K普及して来たか?」と思ったので、当サイトの直近1ヶ月での解像度を見るもまだ10位圏内にさえ入らず。
スマホやタブレットも混ざっているのでPCのみではござらない。4Kどこまで来たか11位以下を見ると3840x2160が34位で0.16%なので、まだ流行っているとは言えず。
当サイトのおっさん率が高いとか高齢な兄貴達が多いならば、老視率が高いので4K厳しいとかありえそうで少し悲しい。
50型4Kが6万円や19.5型とかAppleの5Kモニタ
最近のニュースより3種類の特徴的なモニタを紹介。
速報:DMMが6万円切りの50型4Kディスプレイを発売 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2016/11/14/dmm-6-50-4k-16-65/
価格が凄い、50インチで6万円とか数年前なら中古かよと思える設定、しかも4K解像度に対応。但し、PC用とはどこにも書かれておらず、50型の方はチューナー付きなのでテレビなのでしょう。
2つ目は今や小さめといえる20型を切る低価格モニタ。
エイサー、約13,000円のHDMI/スピーカー搭載19.5型液晶 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1030463.html
発売直後の価格が1.3万円ならば1万円台前半、もしかするとイートレンドがセールで9,980円とかやらかしてくれそう。解像度はフルHDではなくHD(1366x768)なので法人向けのような気がする。
ラストはAppleの5Kモニタ、但しリンゴマークは付かず。
Appleが5K解像度モニタにLG製品を採用|ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2016/10/apple-lg-5k.html
Macbook Proにタッチバーとかおかしな事をやらかしたと思えば、モニタはLG丸出しのやる気の無さ。せめて色を白にして信者のためにAppleロゴ付けてあげろよと思ったのは私だけでは無いと思う。
価格は約13万円の税別。試練の時、信仰心が試される。
マルチディスプレイはPC初心者でも可能
自作ならば自力で調べる必要がございます。例として私が今トリプルディスプレイにしているマザーボードの場合。
左上の白いデカい端子がDVI、その右下の黒2つがDisplayPort(以下、DP)とHDMI。デジタル3つあるからトリプル可能かは仕様によるので詳細を確認。
- 3 つのグラフィックス出力オプション: DVI-I, HDMI および DisplayPort 1.2
- トリプルモニターに対応
当時はDP端子のあるモニタは少なく、あれども高価な上に種類も少ないのでDPからHDMIへ変換した。
1つ前のマザーボードではモニタをトリプル出来ないというか映像出力の無いCPUとマザーだったのでRadeon HD6670を装備。
source:価格.com - SAPPHIRE SAPPHIRE HD6670 1G GDDR5
こちらも同じくHDMI、DP、DVIの3種類が付いており、一見するとDPをHDMIへ変換すれば良さそうに思えるものの、Amazonの商品レビューを読みまくるとアクティブとパッシブという種類の違いがあり、高価なアクティブで無ければ映像出ない可能性あると知り、グラボの半値もする4千円くらいの変換を購入。
という感じで自作ならば難しいけれど、BTOパソコンはそのまんまメーカーに聞けばOK。「モニタはサポート対象外では?」と思うなら勘違いで、映像出力の事を聞いているのだからマザーボードやビデオカードの仕様に対する問い合わせ。
実際、私も修理現場で依頼書に「デュアルモニタできますか?」と質問を書かれていたので、「DVIとD-sub15pinならば可能です」のように返した記憶アリ。
注意する点としては、DVIとHDMI、もしくはDPならば良いけれど、D-sub15pinも含めたマルチディスプレイになるならD-subはアナログなのでデジタル慣れした私ら現代人にはボケて見えるはず。地デジ慣れして昔のVHSビデオを観る感じ。
話を戻し、デュアルやマルチ可能かメーカーへ聞くならばメールでの問い合わせを推奨。電話は派遣やパートなどがマニュアルで答えるので判らないはず、エスカレーションで詳しい人に代われどもマザーの仕様をすぐに答えられるとは思えない為。
一度デュアル(2枚)ディスプレイを体験すると世界が変わるかも知れない。私は変わったので3枚にしたけれどこれ以上は要らない。
24型フルHD解像度の時代は過ぎ去るのか?(まとめ)
個人的には24型で不便を感じた事が無く、パソコン利用の時系列で言うと14、15、17、19型と来て現在は約24型、x3枚。
縦は1K、横が約6K解像度なので作業スペースとしては充分過ぎる広さ。視界としてこれ以上横に広げると視線のみではなく首振りが必要、縦もデカくなると視線を上げる事になり肩こりの原因になりそうなので現状が最適。
一度27型も見た事があるもののやはり無駄にデカいと感じてしまい、30型以上になるとモニタから距離を取る事になるので大型化する意味が無いと思っていたけれど30型以上が売れ筋2~5位とは自らの時代遅れを感じた次第。
31.5型といえば私が一応所有しているだけでここ1年以上電源入れていないレグザが32型なので一般的家庭向けのテレビ並。これをパソコン用として使おうとは思わず、メインPCからの遠隔でテレビに挿しているスティックPCを操作しております。
インチ数で何が困るかは、自分のパソコン用モニタならば適当に選べば良いものの、他人から何インチが良いのか、おすすめなのか聞かれた時。
主流は31.5型、しかし私は24型(x3)であり、本当に31.5型を万人向けとしてとらえて良いものか判断が出来ない。
というわけで、解像度は抜きとして、単純にモニタのサイズのみで皆様のご意見を所望致したく聞いてみる。あくまでパソコン用のモニタ、但し環境は自由として。
結果のみ見るなら選択せず投票ボタン。※2016.12.08 締めて画像へ差し替え
>モニタは一度買うと平気で5年くらいは使えてしまう
蛍光管からLEDが主流になり、発熱が下がった恩恵もあるのですかね。蛍光管は経年劣化で徐々に暗くなって行くのが分かるところ、LEDはほとんど変化が分からないのも良いところ。
>2位は42.51型という大画面で4K解像度の割に7万円少々
このフィリップス製モニタ、ハーフグレアらしいですね。レビューによると多少の映り込みは有るとのこと。ここまで大型だと画像やら映像やらの用途が強いでしょうから、コントラスト比の高いハーフグレアは実用向け。
Philips:4K ウルトラ HD 液晶ディスプレイ BDM4350UC/11
http://www.philips.co.jp/c-p/BDM4350UC_11/brilliance-4k-ultra-hd-lcd-display
>「もしかして4K普及して来たか?」
どちらかと言うと4Kの大きな解像度は、PCでの通常作業より「PS4でゲームをしながらPCで攻略サイトを見る」ような用途で、PBP(Picture By Picture。入力ソース毎に画面を分割して表示)なんぞ利用するのが便利そうですから、4KモニタをオールマイティなPCモニタとして使用している方はそれほど多くないのやも。
インテリジェント・ノート:液晶ディスプレイの付加機能「PIPとPBPについて」
http://blog.livedoor.jp/intell_note/archives/50769753.html
>DMMが6万円切りの50型4Kディスプレイを発売
UPQからのODM(設計や製作、開発や生産までUPQが行う)で作っているそうですから、PCモニタとしての使用も出来そうですがね。いつかの4Kモニタでは「遅延が170ms」という面白モデルを提供してくれましたが、今回は問題ないことを願います。
>50型の方はチューナー付き
チューナはどちらのモデルも搭載しないようです。DMM曰く「2018年に放送予定の4K8K放送では別途チューナが必要になるのだから、いまチューナを付けたモデルは要らないだろう。またテレビチューナ付き機器の所有率は75%以上。既にチューナは余剰でこれ以上は要らない」という考えだそうで。50型の方はVAの特長を生かし、標準コントラスト比「4000:1」という点が大きな魅力です。
AV Watch:6万円を切る50型4K液晶「DMM.make DISPLAY」。約16万円の65型も。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1030004.html
>せめて色を白にして信者のためにAppleロゴ付けてあげろよ
Macに黒はあまり似合いませんね。白黒でモノトーンと言えば聞こえは良いですが。
>D-subはアナログなのでデジタル慣れした私ら現代人にはボケて見えるはず
最近のモデルなら、低価格製品でもさしてボケボケにはなりませんでした。せいぜい「かなり近づいて見ると、少しにじんでいるのが見えるな」くらい。私が鈍感なだけかもしれませんが。ただし差が全くない訳では無いため、どうせならHDMIやDPで繋ぐことを推奨。
>モニタのサイズのみで皆様のご意見を所望致したく
個人的には「サイズが10インチくらい可変するモニタ」が欲しいです。映画を見る時は32型くらい大きく、Webサイト閲覧時は23型くらい小さめ、PDFの資料を表示しながらWordで文章を書く時は27型くらい大きめ、できれば16:9よりアスペクト比が横長に、というイメージ。
どんなディスプレイでも輝度25あたりで慣れると
デフォ輝度は目がやられそうななにかを感じるのだがそのへんアンケよろしく