Steamの統計結果の紹介。
Steam(スチーム)とはゲームのダウンロード販売やオンライン対戦など管理運営しているブランド。こちらの統計によるとWindows 10利用率がやたらと高く、ゲームPCは10が良いのかと思える結果に。
メールにてネタ振り有難う御座います。
Windows 10利用率がやたら高いSteamの統計
元ネタはこちら。
Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査
http://store.steampowered.com/hwsurvey
公式トップページなどの最上段メニューのストアの最下段に有るデータが調査結果へのリンクとなっております。Steamへは何度かアクセスしているけれど気付かなかった。
上のグラフは推移で最新は右端。Macは数値低そうなので除外し、その他4種類のグラフから適当に見て参りましょう。
CPUのシェアはインテルが圧勝
これは改めてグラフにするようなものでも無いので数値だけで見ると、インテル入ってる率77%で残り23%がAMDという結果に。
例として北米のゲーマーはやたらとハデ好き、ノートPCを友人宅へ持ち込み一緒にゲームとか日本とはやや違う趣向などで金を注ぎ込むとインテル入ってしまう感じか。
日本でも完成品はほぼインテル、自作でも価格コムのCPU人気上位を見るとAMDは2割程度。ここ数年のAMDがCPUもグラボも気合が抜けているので当然と言えば当然。
コア数は意外と4より2が少し多い
ここから意外な数値が続く、CPUのコア数は、
- 4コア・・・45.49%
- 2コア・・・47.68%
となっており2コアが2.19%上回っております。
インテル基準で4コアは(XeonやAtomを除き)Core i5とi7、2コアはCore i3以下なのでCore i3やPentiumごときでゲームしている人の方が少し多いのだろうか。
7割くらい4コアと思っていたのでやや驚いた。
グラボ無しゲーマーが2割近く居る
最新の数値を円グラフ化。
NVIDIA圧勝は予想していたけれどインテル率が結構高い。
ゲーマー=グラボと思っていたのでCPU内蔵GPUで遊ぶとは思わず。この様子ではAMDは純粋にRadeonグラボ25.4%では無く、同じく内蔵GPUでSteamしている人も居そうなのでNVIDIAは56.6%としてもRadeonは2割くらいまで落ちるやも知れず。
ちなみに私もインテルXeon 1226-v3内蔵GPUでWARGAMEをやっていた時期がございます。画質さえ上げまくらなければそれなりに動いてしまう。
DirectX12対応グラボ+Windows 10が7割?
更に意外というか本当かよ?と疑える割合がこれ。
Pre-Win10がPreview版とするならWindows 10+DirectX12は合計70.9%。Vista+はVista以降の意味と思われVista/7/8/8.1を全て含めたとしても25%程度。
GPUを抜きにしたOSの割合も出ているので次で。
それでも高いWindows 10率
64bitと32bitを混ぜつつ8系を合計したWindowsのみ。
わずかに7が多いものの10もほぼ同率。
約7割のDX12+Win10がなぜ4割まで低下したかが解らないのでこちらを基準と考えても10率は世間一般よりかなり高め。当サイトの集計では10は約22%なので2倍くらい。
最も使用率の高いパーツでゲーミングPCを構成(まとめ)
意味は無いけれど他のパーツなど含めるとこうなる。
- OS:Windows 10 64bit ※Home/Proは不明
- CPU:インテル Core i3~(2.3-2.69GHz、2コア)
- メモリ:8GB
- グラボ:NVIDIA GeForce GTX 970(またはVRAM 1GBの物)
- ストレージ:空き容量250~499GB
- モニタ1:フルHD(1920x1080)
- モニタ2:フルHD(1920x1080)
- 回線速度:10Mbps以上
こうして見るとやはりCPUが何かおかしい。Windowsも普通は7になるはずのところ堂々の10。
原因はこの構成が最も多い組合せという事では無く、私が勝手に寄せ集めたので上記のようなバランスでPC利用している人は少ないはず。
誰もがCore i5以上を搭載しているわけでは無く、元は価格重視でPentiumやCore i3で利用していたところ、グラボが必要なゲームにハマり後で挿した、のようなパターンも有りそう。
参考程度にとどめるとしても、それにしてもWindows 10多いですな。DirectX 12対応のゲームが流行っているのだろうか。ゲーマーでは無いのでこれ以上は分からない。
日本人が慎重すぎ?海外の人が大雑把?(おまけ)
以前、日本マイクロソフトのインタビュー記事にて、「日本人は新しいものを受け入れたがらない、ギリギリまで待つ人が多い」のような意味で国内のWindows 10への無償アップグレードが遅れている言い訳をしておりました。
10がアレでは世界的にそうなのでは?と思っていたけれどあながち間違いとも言えなさそう、SetamのOSシェアを見ると本当にそうなのかも知れない。
しかし逆に考えると、日本人基準では海外の人が大雑把、細かい事は気にせず楽観的にどうにかなるだろうと突き進む人間が多いのかも知れない。
国内の10嫌いの多さは当サイト含めアンチが空気を作っている可能性もある為、10が良いと思うなら気にせずアップグレードしてみましょう。
もちろん個人的にはおすすめはしないけれど、後々10が凄く使い易くなり、「無償の時にアップグレードしておけば良かった」と後悔するやも知れず。
私は2019年になればWindows代に2万くらい出せる上、Windows以外の道が無いかも見ており、それまで7を使い続ける対価や代償的に2万円支払う感じ。
>インテル入ってる率77%で残り23%がAMD
私の印象は「けっこうAMDが多いな」です。絶対的な性能を求めるならIntel一択のはず。コストパフォーマンスを求めるライト層が、そこそこ居るのでしょうか。
>コア数は意外と4より2が少し多い
Steam側の書き方が「2cpus」や「4cpus」などの為、最初は「さすがゲーム向け。デュアルCPU環境がそんなに多いのか」と思いましたが、よく考えたら4CPU環境が40%を超えるのは異常だろうと気付いた次第。
詳細を見ると「8コア:0.26%」や「12コア:0.01%」とか、そこそこ化物環境も見られて面白いですね。しかしAMDのAPUは、例えば「A10-7870K」だとCPUが4コア、GPUが8コア、合わせて「12コア」となるため、AMDのコア数えがどうなっているのかやや気になる所。
AMDはこういう事態もあるため、その手の調査には注意が必要ですね。
4Gamer.net ― 適用で8コアのAMD FXが「4コア」に!? Microsoftの「Bulldozerアーキテクチャ最適化パッチ」を試す
http://www.4gamer.net/games/100/G010000/20120115001/
>グラボ無しゲーマーが2割近く居る
期待の「Iris Pro Graphics 6200」は「0.00%」という憂き目。というかIris系はどの集計でも、全モデル合わせてやっと「0.1%」に届く程度の不人気な模様。