地デジ搭載PCは売れているのか。
アナログ放送終了までまだ500日くらいあります。まだ地デジチューナ搭載のパソコンを買うには早いと言いたい所ですが、実際に電波は飛んでおり受信出来かつ必要なら迷わず地デジの付いたパソコンをどうぞ。
地デジ地デジ書きましたが、JEITAの定期調査より1月までの出荷台数や金額が公開されております。Windows7が発売されVista氷河期は終了。ニュースサイトはこぞって40%増と持てはやしておりますが推移で見ましょう。
先に何故か出荷台数と金額から。
2010年1月までの国内パソコン出荷台数と金額
パーソナルコンピュータ国内出荷実績 > 2009年度 - JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2009/
JEITAさん数字まみれで私のような者には難しい為グラフにしました。
ノート、しかもモバイル以外が爆発的に売れております。
12月では悪い時の約2倍近く、1月で勢いはやや衰えており40万台にタッチダウンする可能性大。12月から1月に買ってしまっている率が高く、必要な人間がしばらく減るだろうという予想ですが私の勘は結構高い確率で外れます。
万一、2月から下がるようなら決算セールが今頃(今2010年3月)在庫になっており、処分どうしようかとビックカメラやヤマダ電機は焦る頃かも知れず。残念ながらBTOメーカーで3月決算はエプソンダイレクト程度で大して安くなっていない。
金額でも同様にノートが売れまくり。
台数と比較しデスクトップの金額がノートの半分程度と盛り上がっているワケは、デスクトップとノートの二種類にした為。デスクトップは10万円以上などざらで、ノートは逆に10万円以下が良く売れているからです。昔とは逆ですな。
パソコンの販売数や額は落ちる一方だと、どこぞの誰かが書いておりましたが、JEITA調べによる推移では落ちているようには見えず、デスクトップでは上がっています。
買い時はセールが一般的ですが、売れていれば品薄になり値引の理由が薄れる。需要より供給が多ければ安くなるかも知れません。
パソコンが安くなる時期は、時計の上下左右の月でグランドクロスの法則と言いますが、私が勝手に提唱しており、そのような法則はWikipediaには載っていません。
地デジ搭載パソコンはデスクトップが多くノートは少数派
地デジの販売数も有るので同じくグラフで推移を見ます。
台数推移で見ると出荷台数や金額とは逆にノートPCはなだらか、デスクトップは何らかの影響で激しく上下しているようです。9月の落ち込みと10月の上がり具合はWindows7による買い控えが多少影響しているのか、地デジ推進組織の宣伝力が落ちたのか。
パソコンの出荷台数とは完全には比例せず、上昇傾向ではあります。
やや無茶をしましたが、デスクトップとノートの地デジチューナ搭載率を合わせて200%グラフとしております。数字が邪魔ですが、ノート地デジの低さが良く解るように。地デジは大画面のデスクトップパソコン主流でノートは多少影響有りということでしょう。
これらは推移であって累積では無いため、経年による故障や買い替えなどで古いパソコンは減り、地デジに限らず新しいPCは増えて行きます。
見所を突くため私が書きやすいようグラフにしたまで。点で見ず全体から地デジはどうなのかを判断されるべきかと思います。
地デジはデスクトップ内蔵や一体型なら標準で、USBは後付
今必要なら、は冒頭で書いた通り今買えばよろしいという事ですが、もしかしたら使うかも知れないし試しに良いかもなどと考えているなら、外付けや後付をご検討あれ。
デスクトップで技術的に増設出来なかったり、一体型で初めから内蔵になっていればそれで結構ですが、ノートPCでは地デジチューナ内蔵はあまり見掛けません。有ってもUSBなどで外付になるため、それなら性能が上がり価格も下がり、アプリケーション(ナビソフト)が進化してから別売りを購入した方がよろしいかと。
この結論は過去3回以上書いた気がしますが、地デジに限らずパソコンも時間が経てば高性能かつ安くなるものです。今地デジが要るならどうぞ、今要らないなら後で。当たり前ですな。
地デジの経験談というか、パソコンとは直接関係の無い話しですが参考までに。
私の家では一昨年末に地デジを導入したのですが、住まいが地方でそもそもアナログの時点で「何でどこの局も砂嵐なの、死ぬの」なところでありまして、まずTVより先にアンテナが既存のVHFでは見れず、アンテナから新設したのですね。
ところがこれを街の電気屋さんにやらせたところ、マトモに映らないとかもね。
結果的には自分で調べに調べ、配線から全部やり直して問題なく映るようになったのですが、年末の寒い中屋根に登ったり、天井裏に潜ったりでまる二日かかりました。その後風邪で三日寝込みました。電気屋ふざけんな。
この時に自分調べて一切をやり直したおかげで解ったことなのですが、地デジは既存のアナログ用の設備と違い、かなりデリケートで施工にはエラく気を使わないといけないものなんですね。
まず、周波数帯が デジタル > BS > アナログ なので、既存の同軸ケーブルをそのまま流用しようとする場合、ケーブルがデジタルの周波数まで対応していない物だと電波レベルが減衰してしまいます。
他に、アナログと比べ外部からの電波干渉を受けやすいので、分岐やケーブルの接合部は基本的にF型接栓とかいう物でシールドされていないといけない。
アナログだったらケーブルの被覆を剥いてネジって絶縁テープ巻いとけばOKとかだったんですが、これをやるとやはり電波が減衰してしまいます。
さらに、家にテレビが複数台あれば、ケーブルを分岐させないといけないわけですが、アンテナ直下の電波レベルを100とした場合、2分岐させればそれぞれ50、4分岐させればそれぞれ25づつにと、電波強度が分散していく特性があるので、ブースターが必須になります。
また、このブースターなるシロモノが特殊で、機器のイメージ的に弱った電波を増幅するもののように思えますが、実はそうではなくて、受信した電波を可能な限り弱めずに末端まで届けるようにする機器なんだとか。
何だか解りにくい話ですが、要はアンテナ直下につけてやらないと無意味で、テレビの手前でブーストしてやっても、その時点で電波が弱っているからほとんど効果が無いという物なんですね。
しかも、分岐させるほどレベルが分散していく特性から、分岐した先をさらに分岐するといったことをやらかすと、異常に電波が減衰してしまうため、分岐は各末端がなるべく平均的となるように、よく考えて配線してやらないといけないとか・・・もうヤダこの地デジ。条件多すぎ。オレ涙目。
集合住宅などであれば、基本的にアンテナ設備は管理者側負担だと思いますので関係ない話です。
しかし、一戸建てに住んでいる場合、普通アンテナ工事は街の電気屋さんか、量販店でテレビを買ったなら、そこが手配した業者になると思われますが、上に長々と書いたようなことを、イチイチ気を使って工事してくれる業者は稀です。彼らは一日何件もの数をこなさないといけないので、とりあえず映るレベルで最低限の施工しかしてくれないと思って正解です。
新築でも無い限り、アンテナは新設したとしても、既存のアナログ用に配線されたケーブルをそのまま流用することは確実です。配線からやり直してくれることはまずありません。頼めばやってくれるかもしれませんが、どう考えても別料金で何十万円もかかる工事です。
既存の配線を使用しても映ることは映りますが、電波が減衰しているので、場合によっては頻繁に映像がモザイクになったり、さらに周辺の電波状況が悪くなると、普通に映らなくなります。
アナログでは電波が弱くても、画像が悪いなりに映りますが、デジタルは電波が一定のレベルに達していなければ真っ黒で、何も映りません。アナログと同じ感覚でいると結構足元をすくわれます。
大画面テレビで妥協の無い最高画像を望む方は、自分で配線をがんばりましょう。必要電材だけなら一式2万円以内で揃います。
配線のために天井裏に潜ったり、屋根の上など高所で作業を行うのでかなり危険です。ここまで散々煽っておいてなんですが、ヘタを打つと大怪我の可能性もありますのであまりお薦めはできません。
そもそも私のところのように特別電波状況の悪いような地域でなければ、ダメ業者のやっつけ仕事でも映ることは普通に映る可能性は高いです。
別にテレビなんて映りさえすれば、画質なんてどうでもいいよと思われるのであれば、業者おまかせでよいと思います。
ただ自分の場合、業者おまかせで、最低限のただ映る事すら達成出来ませんでしたので・・・
少なくとも地デジの特性を理解していないような業者は避けるべきです。
PC関係でもそうですが、やっつけ仕事の業者は間違いなく地雷です。
私と同じような目にあうと辛いので、工事の際はしっかり現場監督しましょうねという話でした。
余りにもパソコンと離れたので最後に少し・・・。
当然と言うか、ここまで言っているのだから、まさかオマイは地デジチューナーカード挿してるんだよなと思われた方もおられることでしょう。
エエ、もちろん挿してませんとも。ゴメンナサイ。
だって915のPrescottマシンとBENQのD-Subしか付いてないモニタなのに地デジとかw、地デジとかw、それなんて罰ゲーム。
とりあえずブルーレイの普及や地デジの普及を促進するために、B-CAS社とJASRACは死ねばいいと思います。
Bカスはあれだけど、著作権ヤクザのカスラックは関係なくね?と思われるかも知れませんがそこは気づいたら負けです。
おっとこんな時間に誰かk
文章上手いですね。爆笑しながら読みました。
地上デジタルも同軸ケーブルでアナログ同様に考えていた為、適当に分岐させりゃ良いと思っておりました。まだ一年半は地デジに関わる予定は有りませんが、今使っている単純な二分岐では減衰すると。無駄に金が掛かりそうな予感がします。
地デジに関する貴重な情報というか経験談有り難う御座います。
ここまで苦労する事も無いとは言えない、という事で本文よりリンクしました。
一つでも分岐する以上はブースターは必須だと思われます。
その場合、アンテナ直下が無理だとしても、最低限、分岐の手前に設置するというのがキモになります。
ヒツジ先輩のご想像どおり、電材の中では値のはる方ですので、無意味な使い方では勿体無いです。
もっとも、地デジの導入自体を1.5年先と想定するならば、その頃には利権に群がる亡者ども、もとい、地デジ普及推進勢力の画策が功を奏して、より導入しやすい環境になっていることと思われますから、ほんとにただの杞憂に過ぎない可能性も大いにあります。
じゃあそんなに煽んなよって話なのですが、この手の設備の性格上、設置したら10年、20年と使い続けるものでしょうから、最初にある程度頑張っておいても損は無いですよというお話です。
昔は私もアンテナ設置等やってたクチですが、測定器があると結構違うんですよね。
ただそれなりに高価な機器なので、持っているところは少ないです・・・・
減衰の話が出てますが、これを抑えるに一番いいのは同軸ケーブルを太くすることです。
それなりのビルなんかだと、10Cを使っているのを見たことがありますが、さすがにテレビに挿すには太いので、壁の中や天井裏などで距離の長い部分だけ太くしています。
距離にもよりますが、減衰はかなり押さえれます。
ちなみにホームセンターで見かけるTV用同軸ケーブルは3Cと5Cですが、迷わず5Cを選びましょう(笑)
5Cにも種類があり3相シールドのS-5C-FBLは3Cの安物と比べると減衰が半分近くになります。
それ以上に太い同軸ケーブルは入手性は悪いですが、工事店向けの材料屋(電材屋)やネットで捜せば入手出来ます。
10Cともなると5分の1くらいまで減衰が押さえれます。(3Cと比べて)
アンテナレベルの測定器いいですね。
簡易型で1万円くらいのも出てるみたいですが、LEDが光るだけで数字では出てくれないがほとんどなので、私は持ってないです。
小さいテレビに直結して画面にアンテナレベルを出しておいて、これを見ながらアンテナ方向動かしてます。
どう考えても作業効率悪いです。本当にありg
てか二人いないと辛いとレベル。
ネグロックさんだけに、持っておられる測定器は業者用の30万とかすやつだったりして・・・
10Cで配線ですか、さすがというかもうほんとうに恐れ入ります。
いや、使いたいところですが、田舎の古民家のため各部屋へ配線するのに50メートル以上必要で、やたら高くついてしまうため断念しました。
日本アンテナ製のS-5C-FBLが、100メートル5千円の格安で売っていたのでそれを使ってます。
2600Mhz対応のケーブルは結構高くて、ホームセンターでもS-5C-FBLクラスで、1メートルあたり150円前後してたりしますので、私の場合、ネット売りしてくれる問屋さんを利用してます。
街の電気屋さんの話ですが、屋内用の分配器を普通に屋外に使ってくるので泣けてきます。それ、風雨で劣化するだろうと、アルミが真っ黒になってるじゃねーかと。
分配器はマスプロ一択。屋外用、屋内用は分けるべき。
いや、すいません言ってみたかっただけです。
別に業者がトラウマになっているとか言うことは、無いです。
ウソです。ありすぎてコワイ。
ブースターで地デジとBSデジ110度CSを混合、一本で配線してテレビの手前で再分配してますが、テレビのアンテナレベルで、90前後は出てくれていますので、よしとしてます。
あの数字を上げたくて仕方なくなるから困るw
ネグロックさんレベルの徹底ぷりですと、100近い値が出そうですね。
アンテナはもしかして30素子のやつとかですか。
てか専用の電波塔立てておられたりして・・・
纏めさせていただくと・・・
ブースターは対処療法
ケーブルを変えるのは根本対処
じゃないかなと思います。
私の場合はマンションなのでTakaQさんの様な苦労はしてないのですが、仕事柄と言ったところです。
ちょっと分野は違います(笑)
業務用の電波塔なら、よくお世話してます(泣)
>あの数字を上げたくて仕方なくなるから困るw
ベンチマーク等は手を出さない方が良いかもしれませんね(^^;
いや、どうでもいい私事で恐縮ですが。
エコポイント対象となる地デジ対応テレビが、4月以降は相当少なくなると朝からエラい煽られ、本日、32型液晶テレビを一気に3台買ってきたアホが通りますよっと。
そういうワケで、薄型テレビは昨年に52型と20型を導入していましたので、これでウチのテレビ全5台は全て地デジ対応にReplaceされました。
政府の「オマイラ早く地デジにしろ、不況だから何か買え戦略」に、おもいっきりノせられているようですが、まったくもってその通りです。だれか助けてください。
いや、ほんとうのところどうなのでしょうね。
今後1年半の間にもっといい買い時が訪れたら、私の負けです。
てか、オマイはまず、915Prescottをリプレースするほうが先だろw。とか思われるかもしれませんが、気のせいです。
買い替えがセレブですね。私は未だに東芝BAZOOKAと書かれた24型アナログです。
地デジテレビもPCにしても必要な時が買い時ですね。
予算が多ければ回転を早くすれば良く、1年半待てば次の買い替えも1年半遅くなると考えればタイミングとしての正解は無いでしょう。生きている内に金を使い、可能な限り快適に過ごす事が重要かと。
最近のニュース記事で、地デジPCを購入したものの地デジ機能を使っていない率が高いという結果を見ました。価値観や用途の違いですが、テレビは5~10年に一度安い物を買い替えるものだと思っており、パソコンでテレビは要らないと思うわけです。
アナログのモンスターTVというチューナを数年前に冗談で買いましたが、初日に同軸を接続して映る事を確認し、それ以後使っていないという無駄遣い。HDDレコーダに録画すればいいじゃないかという結論でございます。