昨年6月26日から始まったVistaのWindows7アップグレード権。
過去形ですが先月、1月31日で既に終了しております。10月に書いた記事で「6月26日移行に買った人だけ救済される」としましたが、今度は「1月31日までに買った人は救済される」になりそうです。
ボックス、製品版のWindows Vistaは10月28日にアップグレードとしては終了済。
DSP(パーツとセットで購入するWindows)と、OME OEM(インストールして出荷するPCメーカー専用Windows)はこの通り。
何が言いたいかは、もちろんもうVistaは本当に買ってはいけないという。
実際にVistaが快適でWindows7に乗り換える気がしないという方も居られる為、絶対に駄目とは言いませんが、1月までの気分で在庫処分や型落ち狙いで購入しようと思われるなら充分ご注意を。
VistaからWin7へアップグレード権が付く条件は、1月31日までに購入したという証明や納品書などの証拠をマイクロソフト様へ提示し検閲を受ける必要有り。その受付も今月2月28日で終了し、今後Vistaパソコンを購入するならWindows7には普通にパッケージを買うか、改造前提でDSP版を購入する事になります。
Vista以外にも今年切り捨てられるWindowsのサポート
元記事はニッケーですが私はニッケー様が本当に嫌いで仕方無いため、更に元の記事である、マイクロソフト・セキュリティ・レスポンス・センターよりエキサイト先生に聞きながら要点を翻訳。
The Microsoft Security Response Center (MSRC) : February 2010 Bulletin Release Advance Notification
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2010/02/04/february-2010-bulletin-release-advance-notification.aspx
Windows XP Service Pack 2のサポートは、2010年7月13日まで
* Windows XP Service Pack 2 will no longer be supported as of July 13, 2010. Many customers are still on this version, so we encourage upgrading to Service Pack 3 or to Windows 7 as soon as possible.
SP3のとっととアップデートして下さい。多くの顧客がSP2を使っているだろう、とあります。個人もそうですが、特に業務用(法人)の場合はセキュリティホール塞ぎなど重要なパッチが有るため、面倒がらずSP3にしましょう。
Windows Vista RTM版のサポートは、2010年4月13日まで
* Windows Vista RTM will no longer be supported as of April 13, 2010. Service Pack 1 will still be supported until July 12, 2011 but we recommend customers update to Service Pack 2 or Windows 7 at this time.
Service Pack 1は2011年7月12日までサポートとありますが、RTM(初期出荷版の様な意味)を未だに使っている人が居れば謎過ぎですが、アップデートすりゃ良いという事です。
SP2の日本語版リリースが2009年5月27日とありました。
Windows 2000用の拡張(延長)サポートは、2010年7月13日で終了
* Extended support for Windows 2000 will also be retired on July 13, 2010. At that time, we will no longer provide security or any other updates for Windows 2000.
もう2000のサポートは終わるから、上のバージョン(XPかVistaか7)を使ってくれとの事。2000はXPより固まり易いだけの良いバージョンであった為、MEや98からの乗り換え法人は多いのでは無いでしょうか。買い替え時やも知れず。
まとめるまでもありませんが、今後のサポートは現時点で
- Windows7全部
- Windows Vista SP2(最新のみ)
- Windows XP SP3(最新)
この3種類になるようです。EmbededやWin7で言うところのEnterpriseなどは知らない為、パソコンを購入したメーカーの営業担当へ問い合わせましょう。
意地でもGoogleやAppleに対抗するらしいマイクロソフト様
パソコンのハードウェア市場合戦のみならず、モバイルでも着火するようです。
正式名「Windows Phone 7 Series」、まもなく発表
http://japanese.engadget.com/2010/02/14/windows-phone-7-series/
AppleのiPhoneは日本ではソフトバンクから出ており、現在最も人気の有る端末かと。続いてGoogleがAndroid搭載で海外では既に発売。日本でもSIMフリー版が手に入るようですが、まだまだGoogleやケータイOSマニアにしか用無し。
日本時間15日23時から開催されるマイクロソフトの Windows Phone プレスカンファレンスでは、CEO スティーブ・バルマー氏みずからが「3スクリーン+クラウド」戦略の柱のひとつたるべき新プラットフォームを披露してくれると期待されています。
既に15日23時JSTは過ぎているため、今日あたりのプレスリリースやニュースで流れまくるのでしょうか。興味の有る人は、Googleのニュース検索でもどうぞ。
Windows Phone - Google ニュース
http://news.google.co.jp/news/search?hl=ja&q=Windows+Phone
3スクリーン+クラウドと有りますが凄いと思って欲しいのか。
使う側は「凄さや未来な感じ」より、便利で多くのアプリケーションがリリースされる事を望んでおり、Vistaの失敗やWindows7の冴えなさに通ずるものが有りましょう。
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