米国版メルカリとも称されるWish。
読みはそのまんまウィッシュで、アメリカのサンフランシスコが本拠地のオンライン通販風フリーマーケット。出品者がほぼ中国人らしく中国からの発送が多いとの事で凄く怪しいが面白い品が多数ございます。
適当に見て参りましょう。
Wishを見ているといつの間にか2時間経過
実際に行けば判るので話早いけれど、時々アダルトグッズが出る事があるので職場や学校ならやめておいた方がよろしいかと。
Wish - ショッピングをもっと楽しく
https://www.wish.com/
アクセスするだけでははっきりとは見えない状態なのでメールアドレスでログインできるようパスワードの設定が必要。そこで本名を入力する必要はございません多分。
どこの企業がやっているかはそのまんまWishであり、私が知らなかっただけで創業は2011年、2015年には5億ドル調達とかスケールのデカい報道もあった。
上の画像のように売られている物の画像が表示され、延々とスクロールで下へと表示されて行くので中毒性のようなものがあるのか、私は気付けば2時間経過しておりました。
なぜそこまで見てしまうのかは、エンジニアが元々GoogleやYahooに居た人らしく、最初に聞かれる性別でまず男女どちら向けか、そして商品を適当にクリックして行くと画面下での関連商品表示はもちろん、その後のスクロールした画面でも関連率が少し高まる感がございます。
設定など全てといえるほど日本語に対応。
性別は設定画面から変更可能。言語は日本語、通貨は日本円に対応しているので商品ページも日本円表記となり見易く分かり易い。
決済方法は2種類でクレジットカードまたはPayPal経由のクレカ。
一度でも決済すると、その時に入力していた住所や名前などが設定画面へ保存されるようなので次回からは手が滑り衝動買いしてしまう事故が増えそう。
日本では見かけない怪しく面白い商品多数
なぜ私が2時間も見ていたかは日本国内では考えられない、メルカリほどではないデタラメな見せ方がまかり通っており笑えたため。
例としてこのノート、通常約1万円のところ590円。
なわけは無く、右上に書かれている通り14.1型ノート用の画面フィルムが590円なわけでノート本体はイメージ。リスト状態のページではノートPC本体の画像しか見えないのでクリックしてようやくフィルム590円か判る(人には判る)という。
これもひどい。
ラズパイ3は日本では5千円くらいするので218円はありえない、しかし中国がコピー品を作り激安で薄利多売しているのか?なわけは無く、外側の透明プラスチックケースが218円+送料109円。
これはアウトと思った例。しかし日本人の甘えなのか。
12TBは中身ではなくサポートしているという、画像のみ見ると12TBのUSB3.1接続HDDが1,703円に見えなくもない。30TBというやつもあった。
一番ひどいのがこれ。
画像にはGTX1060と書かれており3,150円。そんなバカなと思えばサイズ選択で最も性能の低いGT 610が3,151円なだけ、ならまだしもこの商品選択のどこにもGTX 1060は無い。画像がイメージすぎて草必至。
しかしメルカリのGTX 1060が5千円よりはマシか。箱の写真のみ掲載なので空箱が5千円の意味だと思われ、「箱を開いて撮影した画像を上げてくれ」という無茶振りコメントが面白かった。
そのような感じで慣れて来ると、この程度は許容範囲に。
11,716円は選択肢の1つの最安モデルであり、変更すると価格は変わる。
なお、上の画像も漏れなくで、私が見た電気製品は全て日本のコンセント型ではないプラグだったので買うならご注意。
真面目(と思われる)販売物ももちろんある
中国らしさあるマイニング用ケース。一部日本語なので日本人もいかがか?と聞いているのやも知れず。
マイニング用で珍しい物は補助電源が10本くらい出ていた2,200W電源ユニットもあったが日本ならエアコンやレンジ用の200V使うしか無さそう。知らないけれど。
コアな物なら本格水冷用ヒートシンク。
給排水が横向きなのでGPU(グラボ)用でしょうな。
その他、これとか激安。
性能は今時とは言えないものの全然現役、送料含めても2千円程度で無線LAN、但しやはり日本のコンセント型ではございません。
本当にWishで買うべき物なのか冷静に考える
具体的に私ならどう考えるかでいうと、この程度のクソくだらない物で233円という安さならばそのまんまカートへ入れて買ってしまっても良いと思える。
決済は念のためワンタイムクレジットカード番号のようなJNBカードレスVisaデビットで番号を発行、またはPayPalアカウントも一応持っているのでそれで。
注意というか覚悟したい事は、
- 返品のように面倒な事までは考えない物だけ
- 最悪届かなくともあきらめがつく
- 写真と現物が違う前提
くらいは考えておいた方が良さそう。
冷静になってみると判る、ここまでに出たノートPCやHDDケース、SATA->USB変換アダプタは日本のAmazonでも似た物が似た価格で販売されており、型番のあるタブレットやノートは価格コム最安とそう変わらない事もございます。
Wishのずるいところは商品をクリックして開くと時々3分のカウントダウンが始まり、終わるまでにカートへ入れるともっと安くなると煽って来るところ。
何となくカートへ入れ、その他本命の商品もカートへ入れ、決済へ行くまでに3分カウントダウンの物が要らなくとも何となく買ってしまえと衝動買いしてしまう可能性。
一見、きれいに日本語対応しているけれど運営会社は英語圏、出品者のほぼ全ては中国現地人と思われ、日本のAmazonのように仲介がしっかりしているかは謎。
楽天のように知らぬ存ぜぬされない可能性が無いとは言えないので自己責任はもちろん、国内でもネット通販で販売していないか探した方が良いと思う。
値引率90%超えがゴロゴロしていて、Lenovoなんぞ目ではない状況ですね。見て回るのは面白そう。
Amazonでも同様ですが、個人的には大幅値引きされた時計を買うのは非推奨。良い時計は良い値段がする理由あり。オークションならともかく、在庫がたんまりある状況で、10万円の時計が3,000円、なんぞありえません。
>メルカリほどではないデタラメな見せ方
いつぞや「ミニカーを本物の自動車がごとくキレイに撮影して高値で売る」とか「有名人のサインを自分で似せて書き高値で売る」とかありましたね。それに近い手口で面白い限り。
>これはアウトと思った例。しかし日本人の甘えなのか。
商品名にきちんと「12TBまで対応している、4色展開でUSB3.1の外付けHDDケースです」と書いてありますから、少しミスリードを誘っている気がしないことも無いですが、問題ないでしょう。商品名を読まない方が悪い。
>一番ひどいのがこれ。
それでも注文する段階で気づけるだけ良心的。もしかしたらGTX1060も販売当初はラインナップにあったものの、マイニング用途で買い漁られて在庫が無くなったのやもしれませんし。
>中国らしさあるマイニング用ケース
それでも初値18万は嘘だろと思う高額さ。80%オフ表記が欲しくて18万にしたんだろ、と確信できます。