Windows普及率、10シェアが38%で止まる(2016年9月)

2016年10月 7日

10無償アップ終了から2ヶ月経過。

9月からは無償アップの影響は無くなり、今後は10仕様のパソコンへ買い替えるか、10のパッケージなどを有料で購入しインストールする人が増えなければ10のシェアは伸びない状況へ。

2016年9月、1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。

アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。

  • 504,002・・・セッション
  • 375,677・・・ユニーク

ここからのデータは当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分、携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。

 

Windowsバージョン別の利用率

GAより、Windowsのバージョン別シェア。

Windows利用率

50%は切らない7、4割にはまだ到達出来ない10。先月の10は38.18%なので0.3ポイントの減少。

推移

7が微増し8系は横ばい。

無償アップは7月29日(日本時間30日夕方頃)に終了しており、8月は一気に10が伸びた、しかし9月になり減少。

理由を推測すると、7月末頃に駆け込み需要風に10が増えたとしても7月の数日間のみでは集計には出にくい。それから1ヶ月以内にダウングレードしても8月の集計には出にくい。それが9月に出たのでしょう。

前月との差は全バージョンほぼ無し。

前月差

リリース後の期間別対決でも当然ながら低下。

発売後の期間で対決

無償アップグレードは予定通り終わり、その影響が9月で終了した事を表しており、10月からどこまで7を引き離すか、またはいつ7に逆転されるかが見もの。

 

2016年9月は他の集計でも10が停滞または低下

当サイトの集計のみでは無く、大手統計サイトでも似た現象が発生。

Net Applicationsの9月分データによると、Windows 10のシェアが昨年7月の一般リリース以降初めて減少している(中略)

2位のWindows 10は前月から0.46ポイント減の22.53%、1位のWindows 7は1.02ポイント増の48.27%となっている。

source:9月のデスクトップOSシェア、Windows 10が初の減少 | スラド デベロッパー

これの事ですな。リンクは当サイト全ページ最下部にあるので省略。

netmarketshare

0.46%程度の減では誤差だと言う人も居り、その可能性はあるとしても停滞した事には変わり無いと判るものは他の集計でも似た感じ。

StatCounterより、範囲は世界。

statcounter世界

8月は29.46%、9月29.48なのでプラス0.02%。

範囲を日本のみとした場合。

statcounter日本

22.19と22.24なのでプラス0.05%。

一定のPC買い替え需要はあるだろうから、10仕様のパソコンを捨てた人がいると考えるべきか?否、7/8.1へ戻した人が結構居る、または一旦10にしてキーのみ通しただけの人も居そう。

 

10は7の勢いを超えることができるのか?(まとめ)

来月からの見どころはこのグラフになると思う、発売後の期間対決。

発売後の期間で対決

10にしたい人は無償期間中にアップグレードしただろうし、しなかった人は10を嫌ったのだから今後もしないはず、という思考は自作PCユーザの言い分であり少数派。

普通の人はパソコンが故障したなら、修理代がクソ高くなるならパソコンを買い替えるわけで、一般向け7仕様PCが消える来月以降は必然といえるほど新品PCはWindows 10仕様。

7と10を比較したそれぞれの有利&不利な条件を書いてみる。

  • 7・・・XPが強敵だった、但しVistaは話にならなかった
  • 10・・・7が現役で強敵、但し今後は選択肢がほぼ10のみ

「ほぼ」と付けた理由は、中古ならまだ7仕様を選べる、また、私のPCのマザーが今すぐ壊れたならばSkylakeを避けて再びHaswell世代を選べばDSP版の7を引き続き使えるのだからクソ高い10を今すぐ買う必要は無い。これらような少数派以外は10仕様PCへ自動的に移行。

上記2つは似たような条件と思われ、もしそうならば、10が再び上昇を開始したタイミングからは10と7は平行線になるはずなので、伸び率対決で10が7に負ける事は無いでしょう。

本当にそうなるか?今回ばかりは私にも見当付かないくらい判らない為、生温かく見守るしかございません。

7派10嫌な私としては、XPから7は仕方無い程度で済んだけれど、7から10は勘弁して欲しいくらい移行したくない。フワフワしたUIやウザいタイルは慣れだろうし目を瞑るとしても、マイクロソフトに何されるか解らない点で怖い。

コメント(2)

>10シェアが38%で止まる
そろそろWin7PCの購入が厳しくなって来ますから、プリインストールの終わる10月末までは、Win7が少し伸びるのでは、と思いはします。Win10が40%を超えるのは12月の集計くらいからやも。

>伸び率対決で10が7に負ける事は無い
Win7に致命的な欠陥が見つかり、それの対処がセキュリティソフトやWindowsUpdateでは不可能になるとか、Win10PCを購入するとMSから購入金額の30%をキャッシュバックするとか、大きな何かが無いとWin7の勢いを超えるのは難しいですね。


私は今のところ、Win10でさして問題は起こっていません。機能は追加されても消されてはいませんから、無駄機能の追加は使わなければ良い、で対処。コルタナを筆頭に消して欲しい機能はありますが、そこは慣れで。

>Win7に致命的な欠陥が見つかり、それの対処がセキュリティソフトやWindowsUpdateでは不可能になる
Windows 7までにDoS誘発の脆弱性、MSの推奨対策はアップグレード - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1610/07/news095.html
タイムリーな記事w

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。