Webカメラについて。
テレワーク需要が終わらないようで、このネタやっていなかったと思い。私はメーカーや仕様で選ぶけれど、周囲の多くの人は誰かが使っており良さそうだからで選び方として多い印象がございます。
性能を細かく知りたいならこの本文をどうぞ。
性能の基準となるモノの仕様から知る
漠然と解像度がフルHDとか30fpsがどうしたとか言われても困るならば、カメラが付いている機器の性能を知ると良いと思う。
少々古いけれど昔のiPhone 5sの性能を例に。
- iSightカメラ:8メガピクセル(1.5ミクロンのピクセルを使用)
- FaceTimeカメラ:1.2メガピクセルの写真(1,280 x 960)
720p HDビデオ撮影source:iPhone 5s - 技術仕様
2013年発売のスマホとしては高性能。
iSightカメラは背面のことで、8メガピクセルは800万画素、その後の1.5ミクロン~は何のことかわからない。FaceTimeはインカメラで1.2メガピクセルは120万画素、720pは垂直解像度を表しております。
インカメラをウェブカメラ代わりにすると120万画素の720p、これが2013年頃の高性能スマホの仕様。
もう一つ、2014年発売の私が所有しているノートPCの場合。
HD Webカメラ内蔵(有効画素数約92万画素)
解像度は92万画素なのでiPhone 5sよりややショボい、HDは720pと同じ意味なので同じ解像度でも画素数の違いもあるという。
何が言いたいのか?
スマホで良ければスマホをウェブカメラ代わりにすることは可能。無料アプリで代用できるようになるため、ウェブカメラ買うまでも無いくらいの使用頻度ならばこちらをどうぞ。
ノートPCも内蔵のウェブカメラで良いならそれでもよろしいかと。私は上のノートを2021年現在でもウェブ会議で使用することがございます。
そうではなく、ウェブカメラ無いとかスマホで併用できないほど使用頻度が高いならば次へ。ここまでで何となく昔の画素数と解像度が意識できたかと。
ウェブカメラの選び方を仕様別に解説
メーカー問わずで最安を探すならば価格コム。
source:【価格.com】WEBカメラ
この状態では見た目のデザインと価格、人気度くらいしかわからない。わけあってLogicoolは避けたいので4位のエレコム製品を見て参りましょう。
情報量が少なすぎるため、画像中央付近にあるスペック詳細ボタンを押す。
左上から参りましょう。
有効画素数:200万画素
軽く10年以上前のウェブカメラや初めて出たデジカメが30万画素くらい、そして2013年のiPhone 5sが120万画素。対して今のスマホやデジカメは軽く数百万か1千万超え画素ある割に200万画素は低く思えるかと。
しかし製品全体を見ると画素数は200万が最も多く、時代遅れ感があるものの、解像度がHD(720p)主流、上でもフルHD(1080p)止まりなため、この程度の解像度ならば200万画素もあれば充分と考えるべきかと。
今後もし4K解像度の時代が来たなら単純計算で800万画素必要。
ビデオ解像度:最大1600x1200ピクセル
この解像度はやや特殊になってしまった、今は主にこれら2種類。
- HD:720p・・・縦720ピクセル
- フルHD:1080p・・・縦1080ピクセル
現在の一般的なモニタの主流な解像度はフルHDなので1080pの方が良さそうに見える、しかしウェブカメラはHD解像度がまだ多め。この解像度が720か1080pかで価格が大きめに変わるため、最初の人気ランキングの画像だけでは何が違うのかわからない。
どちらがおすすめかは用途次第で、フルスクリーン同士の1対1で面接でもするならフルHD、多人数のウェブ会議や全画面表示にする使い方でなければHDでよろしいかと。
注意することは何にウェブカメラ使うか次第で、現在のZoomやGoogle Meetは720pまでしか対応しておらず、MicrosoftのTeamsでさえフルHD止まりなため、高解像度のウェブカメラにしても意味ない場合がございます。
また、解像度が大きくなるほど送信するデータ量も増えるため、回線速度が遅い場合はコマ落ち、モバイル回線ならギガ食い放題になる可能性も。
最大フレームレート:30fps
1秒間に何コマ送信するか、目安としては以下。
- 30fps・・・テレビ
- 60fps・・・PCモニタ
- 60fps超え・・・ゲーミングPCモニタ
これも解像度と並ぶ2大価格アップ要素で、メーカーによる価格差はあるとしても、同じなら720pの30fpsより1080pの60fpsの方が格段に高くなる。
カネさえあるなら大は小を兼ねるで良いのだけれども、やはり回線速度が遅いならば30fpsさえ出ないこともあるだろうし、「ミーティングで60コマも送信する必要性あるか?」的な考え方もできましょう。
以上、ここまでの3要素が重要、以下はオマケのようなもの。
最低照度
どのくらい暗くても撮影可能かで、まともなメーカーならば一般的な明るさで使えるはず。天井照明を消して夜にミーティングとかあるなら気にする程度か。いや電気つけろ。
最短撮影距離
これ以上近付けるとピントが合わなくなる距離。数cmもあれば60cmな機種もあり多少は気にするべきかと。
紙の書類をカメラ越しに見せるとか、スマホの画面を近付けて提示していならば短い方が良いでしょう。
レンズ画角:68°
カメラを通した視界の広さで70°前後が一般的。下手に120°とかあると無駄に自宅内を大公開するだけなので広ければ良いというものではござらない。
インターフェイス:USB
USB以外が見当たらないので気にせず。
Windows Hello対応(顔認証)
Windowsのログインなどパスワード代わりに顔認証できるかどうか。なにそれ?と思ったなら気にせず。多分Microsoftの失敗作、黒歴史のパターン。
マイクタイプ:内蔵マイク
今どきのカメラはマイク内蔵が多いため、周囲の音を拾いたくなければカメラ内蔵はミュートにしてマイク非搭載にして別途マイクを接続するべきか。
設置タイプ:スタンド式/クリップ式
スタンドは置いて使える、クリップはモニタなどにはさめる、もう一つのケーブルとは針金を曲げてスタンドにするタイプ。
サイズ・重量:60x39x52.3mm/66g
66gは軽い方。別に軽くなくて良いと思う理由は、軽すぎると置いて使う場合にUSBケーブルの重さで動いてしまうことがある。
仕様で選ぶテレワーク用ウェブカメラ
ここまでお読みならばもっと詳しく一気に見分ける方法がございます。価格コムのランキングの下にあるこれ。
条件は何も設定せず検索ボタンを押す。
すると全商品の在庫有るものが検出。
並び順を売れ筋ランキングの高い順にして検索すると、売れ筋ランキング上位から30位までソートされつつ詳細まで全部表示してくれる。
ここまでを読みウェブカメラ仕様のスペシャリストになったなら、どれが自分に合うコスパ良い製品か判断できるかと。
個人的にはLogicool推しながら、このメーカー画素数を公開していないので上での例として外した。価格からして200万画素と予想できるけれど、説明用として画素数なしは無理があるため。
Logicoolの何が良いかは基本2年保証なので普通の2倍、クリックしない(チャタリング起きない)製品なのでロジならモノは良いはず。
対して他は「お前これ出して本当に大丈夫か?」と感じるのでメーカーばかりなのでロジを選ぶというより消去法。私としては、Logicool>BUFFALO>>>その他。
エレコムとかサンワサプライで通電する製品は(個人的に)論外。お前らはマウスパッドとか印刷用ラベルでも売ってなさいってこった的な。ニトリやアイリスオーヤマで家電買えるような許容範囲が琵琶湖ならご自由に。もっといえばダイソーとかで通電(もういい?
※個人の感想なので一般的にはどのメーカーも良い製品のはず。
※アフィリンクは?と思ったならカネ目当てではないのでそういうのしない。
※全項目を無駄に詳しく書く意味ないので後半手抜きと思われたなら失礼。
ここまで丁寧に解説し、ここまで読まれたのだから自分で選びましょう。
当日22時頃追記:解像度とfpsの関係は知らなかった。庶民Aさんのコメントもご参考あれ。
>有効画素数:200万画素
性能の低いカメラでは画素数が高ければ高いほど画質が悪くなるので、200万画素はちょうど良いくらいですね。
>最大フレームレート:30fps
ただし最大解像度である 1,600×1,200 に設定すると「最大6FPS」という激遅カメラに変わるため注意。30FPSが出るのはHD解像度(1,280×720)まで。
なるほど。(最大)解像度=最大フレームレート(fps)とは言っていないわけですが。というかその1600x1200の場合6fpsになる計算方法とかソースが知りたい。
調べたものの機種により違うとしかわからず。
とりあえず最大のことは考えず、解像度フルHDで60fpsと書かれおりフルHD60コマ出なければウソじゃん?とクレーマー化しても良さそうだけれども、どちらかの使用表記に「最大」が付くと逃げられそう。
特に女性はすっぴんでもごまかしが効くように画素数は大きすぎないほうがいいですねw
4Kが主流になったら地獄ですねw
テレワーク用で言えば画質とかよりも会議の時に音声がクリアに聞こえるか、届けられるのかが重要な気がしますね。
というわけでテレワーク向けマイクorヘッドセット、スピーカーorヘッドセットなんかが知りたいです。