先週は有名メーカー各社から夏モデルが続々発表。
6月と言えば在庫処分の時期で有り、私の経験に基づく適当な予測では3,6,9,12月が旧モデルの買い時。私はボーナスの出る仕事をした事がありませんが、6月中旬から7月に掛けて公務員や大企業勤務ならどっさり出るのでしょうか。
パソコンで地デジを、など考えているなら家電全体を見て良く考えましょう。エゴポイントは延長され、ボーナスや夏商戦に向けて各社地デジ当然の薄型テレビを放流しまくるやも知れません。
東芝3D対応ノート約25万円、富士通は新ブランドで夏モデル大量
初っ端からBTOパソコンでは無い東芝や富士通を引いて来ましたが、先日やったノートPCの価格比較や購入時期について触れたので今回のみ例外として。
東芝も3DノートPCを発表 – ロケットニュース24(β)
http://rocketnews24.com/?p=35934
富士通、個人向けPCの製品名称を変更 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/digital/pc/story/0,3800105266,20414890,00.htm
これらが正式に発表されたのは先週。
偶然私が価格比較をしていた週とかぶりましたが、まだ発売はされておらず東芝が7月下旬。毎年恒例のボーナス狙いかと思われますが、HPやドスパラ、マウスコンピュータ、パソコン工房からもリリースが飛びまくっており見るのが嫌になる程でした。
いずれのニュースにも書かれていた事は3D対応。マウスコンピュータは自社でロゴを作り3D対応の提唱などしていました。
ここで気になるのはNEC。
各社揃って3Dはアクティブシャッター方式(画面とメガネが高速で開閉、切替)に対してNECは偏光板方式。流行り廃りが有るかは知りませんが、やっちまった感が有ります。6月下旬発売のVALUESTAR(N)にはご注意有れ。
パソコンとは関係有りませんが、富士通の新ブランド「LIFEBOOK」では無く「ESPRIMO」の方ですが先ほど調べた所 esprimo.jp ドメインが空いていました。しかし、富士通が平成15年と19年に家電で商標登録を出願しているので取らない方が良さそうです。
検索結果の34%くらいは危険なリンクは言い過ぎ
最近はウィルス、ワーム、トロイやスパイウェアより、Gumblar型のWebページ改ざんが猛威を振るっているようで。Yahooの占いページが改ざんされたまんま数ヶ月放置されていたり、シマンテックの広告ブログパーツが感染しアメーバブログで拡散したという話も記憶に新しい所。
検索結果の3分の1は危険なリンク:シマンテックが報告 - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/vs/183689.html
一見、検索結果の10件中3件は危険と取れる書き方ですがそうでは無く。
Symantecのリサーチャーらが2週間かけ、最もよく使われる検索ワード300個を検索して上位100件の結果を調査したところ、危険なリンクが全体 の3分の1に上ることがわかった。
2週間でも2時間でも関係有りませんが、良く使われる検索ワード300個とやらが何というフレーズか不明な上、上位100件という数で勝負は意図がずれておりましょう。
良く狙われる言葉は突然有名になったキーワード。長期的に罠を敷くなら知名度の低いロングテールと言われるキーワード。これら2種類ですが、俗に言うSEO攻撃は日本では滅多に見られません。英語が日常的に使われない言語鎖国の良い所。
やばいサイトの際は、GoogleのChromeブラウザが最も検出し易いらしく危険なサイトとして閲覧前に止めてくれます。Firefoxも同じ機能は有りますがChromeより劣るらしい。IEは素通りです。
ウィルスなどの感染は修理に出しても対処は再インストールされます。故障では無いので、再インストールやリカバリは自分でやりましょう。
PCユーザの7割以上が故障を経験、原因はHDDが最多
パソコンは家電では無く、大袈裟に言えば全体が消耗品かも知れないとも思える回転したり発熱しまくる恒久的に発展途上な電子機器。この手の数値を見て何度でもビビって下さい。
自宅パソコンの故障を7割が経験、原因はHDDが最多 - japan.internet.com
http://japan.internet.com/research/20100608/1.html
調査対象がインターネットユーザ1100人の為、パソコンを持っている内の7割ですが、内770人も居れば自分のパソコンは大丈夫、関係無いなど思われない事を祈ります。
パソコンが故障した経験があるかを聞いてみたところ、「ある」との回答が70.6%(770人)
パソコンの何がまずいかを改めて考えると。
- 大容量のハードディスク1台に保存が普通
- 子どもの成長記録など消えると取り返しの付かないデータ保存
- 日常的に仕事などで使われる
家が火事になれど延焼しなければ被害は何割かに落ち着くかも知れませんが、パソコンの特にハードディスク不良は火事などという生やさしいものでは無く、突然家が爆発して全壊するようなものです。
幸いな事に大金を出しさえすればデータを復旧してくれる業者も有りますが、ブラックジャックの如く高額な為、一般人は大人しく普段からバックアップをしまくりましょう。
更新頻度が高くサイズの小さいフォルダは、保険の意味で無料のオンラインストレージに同期する事をお勧めします。
Windowsの生き残りは中古パソコンがターゲットに
ちょいと5年か10年ほど気が早いと思いますが、Windowsの衰退に歯止めを掛けるには中古PCのOSを独占せねばならないという。昨年から中古PCにもOEMのWindowsを搭載するという暴挙をやらかしているマイクロソフト様。
安心できる中古PCの取り扱い:変化を支えるマイクロソフト - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1006/08/news002.html
変化を支えているとは物は言い様。
なぜマイクロソフトが中古PCにOEM(販売元などがサポートする激安ライセンス)を適用するか。当初の目的は、中古パソコンはOS無しやライセンスが無効になる事が多く、海賊版のWindowsが多く使われるから大損害という意味でした。
表向きは、悪質な海賊版によりウィルスやスパイウェアなどに感染などとわけの分からない事を言っていましたが、エンドユーザがライセンス違反をしてコピーWindowsを使うなら、買う前に入れてしまおうという上手いやり方。
それまでは新品のPCでしかOEMは無かったものの、中古PCまで激安でWindowsが付くとなればマイクロソフトの独占は更に拡大。
とは行かず、ネットブックの制限自爆でXPがいつまでも終わらず、冒険版64bit採用やアップグレードの面倒さ加減、Vistaのサービスパックとまで言われるWindows7、相変わらずパッケージはセレブ価格。アップルの板PCとGoogleのAndroido攻撃とChrome発射で状況は昨年と変わりました。
Windowsは中古パソコンやハイエンドPC専用となる日がそう遠くないように思えますが、後3年くらいはWindowsが主流でしょうな。
中古パソコンは普通に考えてハードディスクが弱っているとし、特にスリムケースやキューブでは電源が故障したらアウトとして購入は良く考えましょう。
企業で中古PC大量購入は修理現場に居た者としては有り得ない。
アップル様の御iPadや御iPhoneは選ばれし者が宣伝せよ
ラストはApple、ジョブズCEOが下す最近の熱い判断。
- (Adobeの)Flashはクラッシュしたり電気食う時代遅れだから不要
- (Googleの)Chrome OSは未完成、Googleテレビは失敗作
- (小売店は)Apple様が認めた販売店以外Apple製品を売るな
- (Microsoft)は、
以下に続きます。
「Windowsパソコンはトラック」:ジョブズ氏インタビュー | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/news/201006/2010060320.html
ジョブズ氏がこれまでに何を言っていたか小難しいものの全部入っているようなD8カンファレンスの内容記事。Appleとしては競争や競合という考えは無く、今まで通りにAppleの方針を貫いているとの事。
後半でWindows(Microsoft)は農業で使うトラックのように用途が限られて来ると有ります。確かに鉄道や普通乗用車など小型で便利な物が有れば、高額なでかい車は不要。 対してマイクロソフトのバルマーCEOが同カンファレンスにて。
「PCは決して廃れない」:マイクロソフトのバルマーCEO - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/pcc/183629.html
暴れバルマーが焦っている面白い記事です。
アップルに勝とうとしている時点で既に遅れを取っており、やはりこれからはAppleとGoogleが未来をつくり、MSはそれに追い着こうとするのでしょう。
アップルのジョブズさん曰く、iPadのようなデバイスがPCに取って変わる、に対してマイクロソフトのバルマーさんは、形は変われどPC(Windowsパソコンの事)は今後も増え続ける、と来ております。
私に言わせると、PCは仕事でパソコンの性能を使う為の装置。iPadなどは遊びや簡易用途のガジェット。画面が小さくキーボードが無い、使いづらい時点でそんなもんはパソコン代わりになりません。
しかし、10年以上昔はデスクトップが主流に対して最近ではノートが売れており、ノートでは仕事にならないと考える人間が少ないなら、ノートユーザがガジェットに移行する可能性は有るとも言えます。
本文は以上ですが、そんな事より聞いて下さい。
アップルから三行半(みくだりはん)「ザコ共はすっこんでろ」
以前からアップルのアフィリエイトでの暴挙を何度か書きましたが、ついに最後通告というか問答無用でぶった切られました。凄まじい経営(営業)方針です。
昨年からバリューコマース(アフィリエイト会社)を通して連絡が撒かれていたアップルの暴れっぷり経過。
- 勝手に報酬率を0.7(0.8)%に落としました
- 広告リンクを大量に削除するのでお前らリンク消せば?
- iPadを発売するけれど宣伝禁止
そして3日前に来たメール。
Subject: 【重要】<Apple Store>提携解除のお知らせ
(以下、メールより抜粋)
Apple Online Storeでは、アップルアフィリエイトネットワークのより適切な管理を行わせていただくために、誠に遺憾ながら、2010年4月時点で以下の条件に該当しているパートナー様との提携を解除させて頂きたいと考えております。
- アップル製品を取り上げて頂いていない
- アップルの広告表示が確認できない
- アップル製品の販売実績がない
つきましては、貴サイトとの今後の提携関係を解除させていただく予定ですので、事前にお知らせいたします。
解除実施日は2010年6月23日(水)を予定しております。
アップル製品を宣伝するつもりもアフィリエイトを貼る予定も無く。
もちろん報酬どころか表示回数さえ0ですが、私はアップルに限らずアフィリエイトのメールは新製品や特価情報を得るために提携しております。切られて当然とは思いますが意味が判りません。
おそらく弱小サイトは片っ端から切られているかと思いますが、例として私がApple専門の評価サイトを別で持っているとしたら、そこまで切っても構わないという意味になります。持ってはいないし予定も無いけれど。
消費者をなめていますな。私はApple製品を買う予定は有りませんが、そういう一部にどう思われようと、全体では売れているのだから良いという考え方は日本では見掛けません。
アフィリエイトまで閉め出そうとしているなら、これからApple製品を紹介するブログなどは受難の時かも知れません。報酬率0.8%で特定のリンク以外は報酬が発生しないなど、なめた事をしているのはアップルだけです。
ブログに限らず、twitterでもアフィリエイトを噛ませると品質が低下する事が多いため分からないでもありませんがやり過ぎです。提携解除されると広告がバリューコマースの下品な画像に変わるので、メールを確認してとっととリンクを剥がしましょう。
アフィリエイトでは有りませんが、中国ではえらいことになっているようです。
Computex会場外でデモ「ジョブズはOEM吸血鬼」
http://japanese.engadget.com/2010/06/02/computex-oem/
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