東芝がRetina解像度並のデスノート発売など5つ

2013年4月21日

社用車にカーナビが付き約半年。

それまでの半年はタブレットPCにてGoogleマップナビをカーナビ代わりにしており、特に都市高速のジャンクションでは大活躍。板PCが要らなくなったと思ったけれど、実はカーナビが要らなかったのかも知れない。

日曜なので最近の気になったニュース5つくらい。

 

東芝がRetina解像度並のデスノート発売

東芝がWindows PC初と思われる高精細ディスプレイのノートを発売。

Windows8でRetina級 WQHDウルトラブック『dynabook KIRA』
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/139/139225/

dynabook-KIRA-V832-28HS.jpg

シリーズ名はダイナブック、キラ。

これが本当の(競合他社を殺す)デスノートとでも言いたいのでしょうか。店頭に出たなら「NEC 2013年レノボに吸収され死亡」とか打ってみたい。意味不明失礼。

発売予定は4月24日なので今週、実売予想は17万円前後との事。

10年くらい前なら東芝という事も有り、ノートとして高くは無いというか安かったけれど、現在5万円前後の完成品を連発しているdynabookシリーズと思うと割高感満載。

特徴はもちろん解像度。

13.3インチタッチ液晶を備えるウルトラブック。その最大にして最強の特徴は、WQHD  ( 2560 × 1440 ドット)の圧倒的な高解像度

ASCIIの記事では画素数の記載が無いので東芝のプレスリリースを見て来ると、221ppi(直線1インチで221ピクセル)との事なので、一般的なWindows PCのモニタと比較すると2~3倍、またはそれ以上。

MacBook Pro(15.4型)のRetinaディスプレイが220ppiなので同じくらいの精細度。但し、Mac~は13.3型のデスノートより対角2インチ大きく、解像度は2880x1800なので作業スペースは広め。

と、MacとWindowsを比較しても意味が無く、Windows PCとして従来のモニタとどう違うか、ASCIIよりもう1枚拝借。テキストサイズを最小化したキャプチャより。

dynabook-KIRA-V832-desktop-xsmall.jpg

13.3型のノートなら最大化してみましょう。凄く文字が見づらいはず。

Macは知らないけれど、iPhone5や(第5世代)iPod Touchのような高精細表示は、それに合わせてアイコンやフォントなどが作られており、ドットの大きさが対応していなければ意味が薄く、東芝の「作ってみた」がキラなのでしょう。

しかし高解像度という事は、最近の多少高額なデジカメは超高解像度で、3000x2000を超える画像は珍しくは無し。

というわけで、現状はデジカメの画像が凄くきれいに表示される(と思う)程度で、Windowsでは時代を先取りし過ぎているのでは無かろうかと。

更に探すと、PC Watchが詳しく検証していたので興味が有るならこちらも。

【特集】写真で見る、東芝「dynabook KIRA V832」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20130418_596419.html

宣伝とは思うけれど、結局はこれでしょうな。

筆者も、久しぶりに見た瞬間に欲しいと思ったほどで、気になる人は量販店などで実際に現物を見てみることをおすすめする。

3D液晶にしてもRetinaクラスの解像度にしても、ウェブページの画像では判り難い。Windows8のノートPCへ17万円も出せるなら選択肢として有りかも知れない。

 

ASUSがパソコンとタブレット切替PC発表

ASUSがWindows Androidパソコンタブレットを発表しております。

「ASUS TransAiO P1801」でWindows8とAndroidを切替瞬間-GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20130419-asus-transaio-p1801/

ASUS-TransAiO-P1801.jpg

写真の指で触れている所に小さなボタンスイッチが有り、押してWindows8とAndroidを切替出来るというもの。

AndroidもインテルCPUで動いているのかと思ったけれど、Windowsはインテル、AndroidはTegra3(NVIDIAのARMプロセッサ)で動作している模様。

タブレットはNVIDIA Tegra3、PCステーションはIntel Core i7-3770

上の画像、モニタの黒枠までがタブレット部分。下の銀色の台がPCステーションで、ステーションの本体は背面に分厚く隠れております。

不思議なのはこの画像。

ASUS-TransAiO-P1801-remove-windows8.jpg

PCステーションとタブレットPCが完全に離れているにも関わらず、画面にはモダンUIが映し出されております。Windows8はARMプロセッサでは動かない。

ASUSがWindows RTと8を間違っているわけが無い為、GIGAZINEが勘違いしており、CPUはタブレットPC内なのか。なのかというか、CPUが無くなるとWindows8の起動状態が維持出来ないのでそうとしか考えられず。

それは良いとして、これが果たして売れるのか。

ASUSも「作ってみた」のかも知れず、このような形態のハイブリッドPCを(実売予想)価格16万円で買う人や企業が有るとは思えず。

なぜ駄目なのかは至極単純、大画面でタッチ操作が求められているなら、数年前から普及していたでしょう。

iPod TouchがiPhoneへ進化し、iPadへ巨大化し、タッチ操作が受け入れられているのは、キーボードやマウスを付けると携帯性が著しく低下する為。

本当にASUSのTransAiO P1801のような端末が必要なら、5万円くらいのタブレットPCと10万円くらいのパソコンを買えば良いと思う。

近所のコンビニへ行くのにダンプカーは必要無く、自転車で大量の荷物を数百km先の目的地へ運ぶは無理が有りましょう。

スマホ(白ロム)、iPod Touch(通話や3GなしiPhone)、板PC(GALAXY Tab)、パソコンを使っているから言うけれど、携帯型タッチ操作端末にキーボードは合わず、大画面ハードウェアにタッチ操作が合わない。

どちらも美味いからと、カレーライスと寿司を混ぜようとしているようなもので、それが美味いという人間が居たとしても僅か。

普通の人(多くの消費者)は混ぜないけれど、混ぜたがるメーカーやメディアが多く勝手に辟易しております。Windows8で遊び過ぎ。

 

サンワサプライのテンキー付タッチパッド

なぜ今まで無かったのか、不思議にならなかったUSB接続機器。

テンキーパッドとしても使えるUSBタッチパッド|サンワサプライ
http://www.sanwa.co.jp/news/201304/ma-tp01/index.html

MA-TP01-sanwa-supply.jpg

なぜ無かったかは必要ないからと思うけれど、発想がさすがサンワサプライ。中国で「製造してみた」を「買ってみた」のか。

まずタッチパッドは普通ノートに付いており、多くの人がマウスを外付。使いづらい物を新たに取り付ける意味が薄い。

テンキーの外付は良く有るけれど、一体化してしまった為にタッチタイピングが難しく打ちづらいはず。テンキーが必要な人は片手で手元を見ずに打つもの。

しかしサンワサプライの提案が中々上手い。

  • 5.2インチの大型サイズのパッドで、タッチパネルのような感覚
  • テンキーとマウスを交互に触る動作を減らし、作業がスムーズ
  • 拡大・縮小、スクロールもパット上で指をスワイプさせるだけ

従来のノートに付いているようなタッチパッドとしてでは無く、おそらくWindows8の画面タッチの代用として。

1台で済む上、右利きなら右側に置く事で省スペースかつ腕と手を移動せず効率が良くなるかも知れない。

どこで拡大や縮小したいのか良く分からないけれど、Windows8のお触りタイルの方でスクロールバーをいじらなくて済むデバイスなら便利、かも知れず。

しかし、以前も日本HPのノートや新レッツノートでも書いたけれど、画面のタッチとタッチ代用機器では決定的な違いが有り、操作したい箇所を触れるか、ポインタを持って行くか。

これが化ける可能性が有ると思う、私の提案というか妄想は、テンキー+タッチ操作=フリック入力への対応。

サンワサプライが、AndroidとiOSに対応しつつ専用アプリを提供。更にWindows8用もフリック入力ソフトを用意するなら、キーボード入力が苦手とかフリック慣れしている人は飛び付くかも知れない。

出来ないなら4,704円という価格をどうにかした方が良いと思う。

 

Windows8は代替計画が無く引き返せない?

勘違いや夢想乱舞が止まらないマイクロソフト。

MSに求められるプランB-PC販売減少とWindows 8新デバイスの期待-CNET
http://japan.cnet.com/news/commentary/35030937/

IDCのWindows8叩きは以前書いたので概要は飛ばし、プランBとは何か。

IDCは、PC販売減少の根幹にあるのはWindows 8の新しいルックアンドフィールだとしているが、Microsoftがそれを元に戻すのは不可能だ。Microsoftのエンジニアリングおよびテスティングチームが好調でも、新OSの開発に3年はかかる

Windows 7から8は3年、しかしVistaから7は約2年。8が失敗したと判断するなら2年で行けるでしょう。

8を改造しても意味は無いと思うけれど、7の色やアイコンを少しだけ変えて「9です」とか言って出せば良いと思う。

または8にスタートボタンを付けて、モダンUIやチャームなどの新機能は全て削除し別売りにして「9です」とか。

どうしても8を続けたいなら、いっそのこと7までの形はWindowsという名前を捨て「Classic 8」とか適当に名付けWindows8と並行販売してみるとか。

現実はそうはならない模様。

現在のところ、Microsoftは忍耐を強く求めているようだ。(中略) また、ハードウェアパートナー各社から数カ月以内に、消費者の関心を引く新しいWindows 8デバイスが発表されることを示唆している。

誰にどこへ忍耐を求めているのか。社内かPCメーカーか、販売店なのか消費者か。全部のような気がするけれど、なぜ耐え忍ぶ必要が有るのかさっぱり解らない。

また、「関心を引くデバイス」と需要や売れ行きは別なので、AppleやGoogleがパクるほどの新しい何かで無ければ意味は薄いかと。

個人的にマイクロソフトが出したデバイスで唯一凄いと思うものはKinectなものの、あれも任天堂のWiiiのパクりでしょう。

マイクロソフトが更に勘違いしている所がこちら。

PC市場は進化しており、非常に動的だ。(中略) われわれはパートナーと協力して、タブレットとPCの市場にさらに多くの革新をもたらし続けていく

革新はAppleやGoogleの役目。大人しくパクっておけと。

Windows城のOS税で栄華を誇っていたマイクロソフトが、城下町の露店が稼げそうだからと飛び出して行った所。Google将軍のChrome軍が城を狙っておりますが気付いていないのか。

魅力的な新デバイスいくつか登場し(特にMicrosoft自身の「Surface」タブレット)、レビュアーから高評価を得てきた。

どこでどのようなレビュアーが高評価しているのか、価格コムを見ると星の数が4.7近く確かに評価は高め。

surface-rt-64gb-kakaku-2013-04.jpg

source:価格.com - マイクロソフト Surface RT 64GB 7ZR-00017

何がどう良いのか数少ないレビューを3行にするとこんな感じ。

  • オフィスが付いて割安
  • 動画などを再生できる
  • 7のタブレットPCより良い

Surface(RT)というハードウェアの評価というより、オフィスとかタブレットPCとしての評価になっている気がする。iOSでもAndroidでも(従来の)Windowsでも無いマイクロソフトの新OS(インターフェイス)で何をするのか。

1ページ目の最後辺りより。

Windows 8は、PC販売全体に吹く逆風の悪影響を受けてきた

逆に「Windows PC販売全体は、8に吹く逆風の悪影響を受けて来た」が正解と思っており、アンケート調査すると私が勝つと思う。なぜメディアは情報を操作するのか、本気で情弱なのか。

2ページ目は外的要因ばかりでつまらないのでスルー。

 

MS決算増収増益インテルは減益など3つ

ラストはややマニアックな小ネタを少々。

Microsoft決算、PC市場低迷も2桁台の増収増益 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/19/news047.html

アップグレードの叩き売りやPCメーカーへのOEMライセンス前売り、または押し売りで作られた数値は自慢し、Surface販売数など都合の悪い数値は公開せず。今が良いなら今後落ちるとしか思えず将来性に疑問。

Intel決算、PC販売不調で25%の減益だが強気の見通し - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/17/news042.html

PC販売不調でと書かれているけれど、減益なのだから高性能CPUの需要が減ったのでは。Atomなど安価な物へ切り替えて行くならAMDやARMと競合。マイクロソフトよりインテル支配の方が早く終わりそうな気配。

IBM、x86サーバ事業のレノボへ売却に向け交渉中と報道 | Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/599/206973

10年くらい前にIBMはPC事業をレノボへ売り払っており、今度は32bitサーバ事業も売る予定との噂。何ら確証は無いけれど、この手の噂は私の体感で8割以上が現実化しており、IBM的に未来を先取りするのでしょう。


Googleマップナビのカーナビ状態がどのくらい凄いか、動画がいくつか上がっており、その一つを参考にさせてもらいましょう。

再生出来ない人用に文字で解説すると、ジャンクションまで何百mで右方向とか、数百メートル先を左折など音声と文字と図で案内してくれております。

無料なので品質は保証されず、延々とベータ(テスト)版。サービスが終了しないとは限らないけれど、工賃含め5万円程度の安いカーナビを取付けるなら、これでも良い、またはこれの方が良いかも知れないほど便利。

板PCを固定するスタンドを取り付けても良いけれど、音量を上げてナビシートへ放置しても音声案内はしてくれる為、運転者一人で車へ持ち込むだけでも実用可能。画面を見ないのでその方が安全かも知れない。また、音声だけならスマホでも充分。

先日、iPod Touchのレビューでデジカメと無線SDカードが不要と感じたように、代替する用途さえ有るなら、スマホなどの小型端末や板PCでも、専用機よりコストパフォーマンスは良くなるやも知れず。

やたらとパソコンと比較し強引に代用しようとする情弱メディアが多いけれど、携帯端末の良さは携帯性や汎用性なので、毛嫌いせず下級端末(もしくはおもちゃ)も利用しつつ、用途でパソコンと使い分けてみましょう。

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

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