iPod Touchを購入し約1ヶ月経過したのでレビュー。
一応断っておくけれど、当サイトはBTOパソコン.jpなのでiPodは無関係。しかし(BTO)パソコンでは無く、携帯端末でも良いという人も居る為、無理に高額でデカいパソコンという物を買わなくても良いかも知れないという提案。
Windows信者(奴隷ともいう)の私がApple製品をどう感じたか。
なぜiPod Touchを選んだのか?用途と購入の動機
まず、私のケチ臭ささやiPod Touchの価格を知っているなら意外と思われましょう。私は1.4万円のSSDが1.2万円まで値下がるまで半年以上待ってみたり、通販では意地でも最安を探すほどの性格。
第5世代 iPod Touch の価格は何と2.4万円。しかもこれは下位モデルの32GB版で、上位の64GBは3万円前後というセレブ価格。
第4世代以前なら1万円台でも有るけれど、新製品が短期間で出てしまうApple製品で型遅れは気に入らず散財。
用途は主に以下の3点。興味が有った順。
- 当サイトが4インチ画面でどう表示されるか
- Retinaディスプレイがどの程度の物なのか
- 一つくらいApple製品を使ってみたかった
購入時期はレグザフォンの白ロムを入手する前。携帯電話はガラケーで充分なのでスマホを購入する予定は無く、どうせならRetinaとやらを見てやろうと思った次第。
なお、タイトルは大げさすぎるので期待せず。また、第5世代iPod Touchは細かいギミックは違えどiPhone5から通話機能をなくしたような物なので、ほぼ同じ物としております。
(第5世代)iPod Touch が凄いと思う8つの利点
私には元々このような端末は必要では無く、何でもWindowsパソコンで結構という使い方をしているけれど、それでも判ってしまったiPod Touch、または小型端末の凄さを指摘。
1.肉眼でも判るきれいな表示
デジカメよりスクリーンショットの方が分かり易かったのでこちらをどうぞ。まずはサイズから。ここからの拡大画像は縦千pix超えるので注意。
画像サイズは 横640 x 縦1136ピクセル。編集で拡大しているわけでは無く、これがiPod TouchやiPhone5の素の解像度。
現在主流のデスクトップPC用23型モニタ、フルHD(1,920x1080)と比較すると、その面積約1/4くらいが4インチに納まっている、これがRetinaディスプレイという精細な表示技術。
何が起こっているのか簡単に説明すると、映像を表示するドットが細かく、一般的なPCモニタは70~100ppi、こいつは326ppiという細かさ。もっと簡単にいうとドットが3~4倍細かい。(ppiは1インチあたりのピクセル、ドット数)
上の画像は実物大にする為Jpegで70%圧縮しており、劣化していると思うので、切り抜いてpng保存したものが下。全体にすると2MBを余裕で超えるので切り抜いております。
やはりサムネイル変換で劣化しているのでクリックで拡大どうぞ。
拡大しているようなものなので良く分からないかも知れないけれど、実物の画面を見ると紙に印刷されているのかと思うほど精細。
正直、300ppi以上とか必要なのかと疑問に思っておりましたが、必要かどうかは別として肉眼で違いが判るレベル。
これに慣れてしまうと、特にAndroidの小型端末では不満が出るやもしれず。iPod Touchの電源を入れロックを解除した直後「は?」と声が出たほど。
ちなみに操作はAndroidより分かり易かったと感じており、このようにアイコンを重ねるとフォルダ状態にまとまる辺りは直感で意味が解り、親切で整理し易い。
左の状態で「Passbook」アイコンを長押しし、「天気」アイコンへ重ねたもの。新しいフォルダとかの概念はございません。
2.滑らかで待たされない演出
Androidでも古い端末(旧型のレグザフォン)と比較すると明らかに滑らか。画面をスワイプ(スライドさせる動作)すると60FPS(1秒間60コマ)かと思えるほど。
他の端末と比較し擬音で表現すると
- REGZA Phone(Android 2.2)・・カクカク
- GALAXY Tab(Android 3.2)・・スルスル
- iPod Touch(iOS 6)・・ぬるぬる
良く分からないと思うけれど、今まできれいに動いていると感じていたタブレットPCのGALAXY Tabより滑らか。
そしてその滑らかさを利用した演出が上手い。下はスクリーンショットの画像ファイルを削除した瞬間。
ゴミ箱をタップ(クリック)し削除を選択すると、ゴミ箱アイコンへ吸い込まれるように移動しております。
この動作は1秒にも満たないけれど、マイクロソフトならおそらく一瞬で消え、砂時計や矢印の回転アイコンを表示させるでしょう。見ていて爽快感さえ有りストレスを感じない、手抜きのない上手い演出。
3.内蔵カメラが高解像度すぎ
本体背面のカメラは5Mピクセル。撮影した静止画は1936x2952という超デカい画像として保存される仕様。
携帯電話のカメラ機能はレンズがしょぼいためか、高性能でも実際の画像ファイルは粗かったり滲むような補正が掛かるけれど、カメラ素人の私にはデジカメが要らないと思えるほど。
デジカメと比較すると、ストロボの代わりにLEDランプ、光学ズームが無い、高感度撮影は難しい、というしょぼさは有るものの、日中の屋外にてズーム無しで気軽に撮るなら大有り。
ちなみに当ブログの画像も最近はiPod Touchで撮影する機会が多くなっております。理由は後ほどのクラウドの話にて。
カメラは他のスマホやガラケーでも最近はきれいに撮影出来るかも知れないけれど、デジカメ機能以上に驚いたのが動画のきれいさ。
下のプロパティは21秒ほど動画撮影したもの。録画を開始し周囲を適当にぐるぐる回して撮ったファイル。
仕様にも書かれているけれど解像度はフルHD。音声はモノラルなので一般的なビデオカメラには及ばないものの、この小型端末でこの高解像度は凄い。
4.Apple公式クラウド5GB付
無料で5GBのクラウドが標準で付属。容量アップは有料なものの、バックアップや写真を保存する程度なら充分は人も多いでしょう。
設定画面がこちら。
クラウドはアップルが用意したサーバへ接続され、そこへデータを保存したり複製して外部記憶容量として使うもの。
左の画面ではメールやブラウザ以外、フォトストリームなる項目が有り、これをオンにしておくと撮影した写真が自動的にアップロードされる仕組。
それをパソコンや他のiOS端末から見る事が出来る為、転送を意識せずデータの移動など管理が可能。
私は以前、データ転送が面倒だからと4千円近く出しデジカメへ無線SDカード(Eye-Fi)を突っ込んでおりますが、iPod TouchやiPhoneならそれに近い機能が標準という事に。
但し、Windows XPではアプリケーションが動かず。
しかし、DropBoxで似た事が出来るので問題無し。
撮影しドロップボックスを1タップするだけで自動的にアップロード。パソコンやスマホ、タブレットPCからも閲覧や管理が可能。
これはiPod Touchでは無くとも出来ますな。iCloud無料5GBが凄いという事で。
auやソフトバンクなら一度はiPhoneを試そう(まとめ)
正直、iOSとAndroid、アップルと他社製品で大した差は無いと思い込んでおり、Retinaだろうと6mm厚だろうと「また見た目重視か」と馬鹿にしておりましたが、実際に使ってみるとAndroidより使い易く快適。
また、白ロムのレグザフォンを機種変更し、携帯電話として常にポケットに入れようとは思わない重量なものの、iPod Touchは通話機能が無いにも関わらず、最近は24時間行動を共にしております。主にデジカメの代用。
私はアップル信者やファンでは無くアンチでも無し。アップルはPCメーカーの一つ、iPod Touchも数ある多くの端末の一つとして見ており客観的に評価すると、スマホへ移行や買い換えるならiPhoneとその他(Android)の比較を推奨。
iPhone(通話機能や3G回線など)が必要無く、私のようにWiFi専用のiPod Touchを購入しようと思っているなら、ソフトバンクやauへ行きiPhoneを触らせてもらいましょう。このようなおもちゃに2.4万は安い買い物では無し。
公式ページはこちら。
個人的には「これがスマホ(ではないけれど)の完成品で、他の端末は何かの試作機か」とさえ感じた理由の続きは明日の後編にて。
分けるつもりは無かったけれど、長くなりすぎたので切っております。公開後この下にリンクが出現する予定。
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