プラス2種類、おまけでマイナスドライバー1の3選。
パソコンのメンテナンスに欠かせない工具がプラスドライバー。ホームセンターで割安なセットを選ぶとか、100円ショップで購入する選択肢もあり間違いとは言わないけれど、安くとも良い物は本当に良いので紹介。
ドライバーのレビューとか強引過ぎるけれどこれで1本。
今回紹介する工具は全てVESSEL(ベッセル)というメーカーで、スイス製が好きとかの本格的な工具マニアは納得しないかも知れないけれど、安い割に良質という事で。
ベッセルの広告や回し者ではございません。
デスクトップPC用は「VESSEL ボールグリップ 220 P.2-150」
一般的な2番サイズのプラスドライバー。実売は約600円。
全体。
型番のP.2-150の意味は、サイズが2番、金属部分の長さが150mmという意味。220はベッセル内での型番と思われ、ボールグリップはNo.220という意味でしょう。
このドライバーが使い易いと言える特徴は、先端からグリップまでいくつも有り、まずはボール部分が固めのクッションかつ滑り止めになっており、しかも経が2種類なので握り易く力の調整も容易。
ボールの頂上は、逆の手で押さえられるよう軽く湾曲しており、PCメンテ以外の力を掛けるようなねじ回しにも便利。重量は一般的なドライバーと同じくらいで重くはないけれど軽過ぎもせず。
使って判るのは切っ先(ネジ回しの先端部分)で、今まで使っていた他の安物は何だったのかと思うほどに固く密着し崩れない。ネジが崩れない以外にドライバー側も鉄粉が出て削れる事は無いという意味。
私は150mmを購入しておりますが人気が有るのは100mmで、金属部分が5cmほど短い物。私が長い方が好きという以外、稀に深くて届かないというねじ回し遭遇に備えただけで100mmをお勧めしておきましょう。
ノートPC用は「VESSEL マイクロドライバー 9900 P.0-100」
精密ドライバーに分類されるマイクロドライバー。約500円。
全体。
ベッセル型番でNo.9900。サイズは0番、金属部分の長さが100mm。
大きさ比較用の目薬を忘れたので良く判らないかも知れないけれど、先端の直径は約2mmの細長いドライバー。
一般的なノートPCならこれ1本有ればバラバラに分解出来る、は言い過ぎかも知れないけれど、メモリやSSD交換などで裏蓋を開くならこれさえ有れば大丈夫と言えるほど汎用性高め。
ちなみに私が過去にプライベート含めバラしたノートPCは、これ1本で行けております。トルクス(ヘックスローブ)ドライバーで開けるネジは除く。花型のやつ。
私が修理現場でノートPC分解作業をしていた当時も手動の際はこれを使っており、さすがプロが使う工具は回しやすいと気に入り自家用としても購入。
ボールドライバーとは全く違うけれど、同じく柄の部分が持ち易く、回す際は手の平が右端のオレンジ色の部分に当たり回転する為、力を入れつつねじ回しが可能。
先端も安物のセットとは違い固い上に密着度が高く、時々ノートPCのネジを回す程度なら一生使えるかも知れないレベル。
ノートPCを持っており、今後も使うなら有っても良い1本。但し、使用頻度が高い場合は先端の黒い部分が削れて錆びて来る事もございます。私が現場で使っていた物は1本ややサビが来ておりました。
マイナスは滅多に使わないけれどやはりVESSELお勧め
プラスと同時に購入した普通のマイナス。
全体。
やはり150mmにしておりますが、長過ぎると思うなら100mm以下が一般的。6の数値はそのまんま6mmを意味しており、切っ先の幅を指しております。
用途は主にCPUクーラーの取り外し。プッシュピンの頭を回す際に利用。その他、Pentium4以前のインテル純正CPUクーラーで、ファンの横にレバーが2本付いている物は、爪を外す際に有った方が便利。
他人のPCや7年以上前のデスクトップPCを触る機会が無いなら要らないはず。ベッセルはプラスとマイナスで色分けしているらしく、プラスを購入したついで買い。
磁石も有った方が良いけれど100円ショップで充分
いきなり分解写真。
使う際は閉じてこう。
何をしているかは、ドライバの金属部分をマグネット化させる為、専用の磁石でドライバーを擦りつけて利用しております。
最初から磁石になっているドライバーも有るけれど、今回紹介したベッセルはいずれもマグネットにはなっていない為、マイナス以外はこれを使用。
ドライバー本体に取り付けるリング状の磁石も有るけれど、マイクロドライバーは重くなる為、消耗品と割り切り磁石化させましょう。
目的はもちろんネジを落とさない、そして取付け易くする用。
パソコンの自作や改造におすすめのドライバー(まとめ)
マニアックな人はPBなどをご愛用でしょうか。
source:PB SWISS TOOLS: PB Swiss Tools
スイス製で、プラスの2番が1本実売1500円とか。
有名なので私も手にした事は有るけれど、グリップが固めに感じた程度で安物とどう違うのか正直判らず。
どこで人気なのか調べると、車やバイクなどを自力で修理したりパーツ交換する人に評価されている為、力を掛ける作業には強いのでしょう。おそらく。
比較的高級なので物は良いのかも知れないけれど、やはり回してみて良いと感じる、言い換えると私に合っている物はベッセル製品。
どう良いのか工具素人な私が書いても判り難いかも知れないので、Amazonのレビューから引かせてもらいます。
ボールグリップ、プラスの2番、100mmより。
工具が好きで数多のドライバ(舶来高級品含む)を試してきましたが、大抵のホムセンで売っていて、気兼ねなく使える価格で、この使い勝手を実現したものは、本製品が唯一。
とにかくグリップ形状が絶妙であり、手のひらでグリップエンドを押える形で自然に押し込みながらネジを回すことができ、余計な力が不要で疲れません。
たかが数百円の工具。しかしパソコン用以外でも、特にプラスの2番は日常的に必要になる事も多く、1や3番の代用にもなる汎用性の高い工具。
一度良い物を使い違いが判ると、今までの物は何だったのかと感じるはドライバーに限らず。
パソコンという物はいまだに内部掃除は基本。ドライバーを持っていないとか錆びている、すぐにネジをなめてしまう、先端に金属粉が付着しているようなら買い替えをお勧め。
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