本日は12月4日、今年も残りは約4週間。
先週のPC関連に無関係で目立ったニュースは、橋下氏の大阪市長選圧勝。個人的にはどうでも良い事、やる事に興味は無いけれど、彼の言う事は一々すじが通っており感心する次第。選挙そのものは大阪市民は面白いという程度の感想。
続きは文末、その前に最近気になったニュース5つくらい。
3番目がやや暴れているので、その手が嫌いな人はスルー推奨。
- HDDのデータをコピーする際の手段と結果の違い
- ワットチェッカー付マルチタップが安く販売中
- パソコンに詳しく無い人間が他人を見下す例
- NECがパソコンの使い方サポートを無料化へ
- インテルとAMDの新CPUは在庫が微妙など3つ
HDDのデータをコピーする際の手段と結果の違い
タイトルに惹かれて一発目に持って来てしまったHDDクローンのやり方。YouTubeなのでソース用のリンクは動画右下のロゴからどうぞ。
私が以前購入した激安デュプリケータと同じ物。ノートからHDDを取り出し、デュプリケート(クローン)を実際にやっている作業風景。
最近のノートパソコンなら動画中のように裏のフタを片っ端から開けて行くとHDDが簡単に取り出せる事が多く、やってみたいならマニュアルも読みつつ参考にしましょう。
手順は簡単。
- 現HDDをノートPCから取り出す
- 現HDDと別HDDをクローン機器に挿して電源を入れスタート
- 40~90分くらい待ち、ランプが100%まで点灯するとコピー完了
- 別HDDを元のノートに取り付けて起動してみたり
スロットを逆に挿すと別HDDが現HDDにコピーされるので、ここだけは要注意。別HDDが空ならデータが全部消滅する為。
データのコピーという作業をレベルのように一覧すると。
- OS(Windows)上でファイルやフォルダをドラッグ
- コピーや移動用のフリーソフトで上記を高速化
- 市販ソフトでファイル単位からHDD単位までイメージ化
- 今回のロケットニュースがやっているようなハードコピー
OS上のコピーはマウスでドラッグする普通のやり方。
2番目はフリーソフトを使うと、エラーや上書きの問い合わせを無視したり、CPUやキャッシュなどを上手く使い高速化出来たり。私はTeraCopyというフリーソフトを愛用しておりますが、現バージョンは日本語が化けるので入れるなら御注意有れ。
3番目はコピーというよりバックアップに近く、ファイル1つやパーティション丸ごとなど、色々な範囲で1つ(分割なら複数)のファイルにし、復元で元に戻す方法。結構難しく、破損しているかの判断が曖昧なので御注意有れ。どのような物かはAcronisなどで検索を。
4番目の丸ごとコピーの良い所は、HDD内部を本当にクローン化するので知識が無くとも安全な事。そして比較的高速な事。例として、VAIOなどのHDDリカバリ用領域が前方や後方に妙なフォーマットで作られていても大丈夫。
注意する事はYouTube動画の説明欄に書かれている内容。
ちなみに、「クローンHDDって違法じゃないの?」という疑問を持っている人がいると思われるが、(略)マイクロソフトに問い合わせたところ「ひとつのHDDにひとつのOSなので、前のHDDからOSを消去してもらえれば問題ないかと思います」とのこと。
詳しくは手持ちのWindowsのラインセンスを確認するとして、ひとつのHDDという表現はややおかしく、SSDやRAID1/0はどうなるのかという屁理屈が通ってしまう。
1ラインセンスなら1台のPCに対して1つのOSとなっており、HDDをクローン化したなら元HDDのWindowsは消せという事かと思われるものの、消さなくても分からないのでその辺りは暗黙の何かでしょう。
厳しく言うと、OS入りでAcronisなどのイメージ化も黒になり、アップデート後のWindowsを丸められるSPプラスメーカー、自作PCのDSP版でHDDリカバリ作成も駄目という事に。
いつ消せとは書かれておらず、クローン100%で元HDDのOSが自動で消せるわけも無い為、クローン化した新HDDに異常が無いと判断した時に元HDDのWindows部分を消せば良いと思うけれど自己責任にて。
ワットチェッカー付マルチタップが安く販売中
この手の商品はエコや節電が目的と思うけれど、私に言わせるとパソコンとそれ以外の電気製品の消費電力を比較して欲しい物。
節電エコタップ。使用電力や電気料金が一目でわかるワットメーター、光らないスイッチを採用。| サンワサプライ株式会社:ニュースリリース
http://www.sanwa.co.jp/news/201111/tap-s104dw/index.html
タイトルに「光らないスイッチを採用」と書かれており、節電と謳いつつ光るとは矛盾しており確かな改善。しかしスイッチのオンとオフが判りづらい。
ワットチェッカーと言えば、複数の挿し込み口が付いていない計測専用の物が以前は5~6千円。2011年夏の節電祭りに便乗したか、安くワット数のみ表示出来、一般うけしそうな物が出たわけですな。
新しい節電エコタップは価格が高く、サンワサプライの言い値では8190円。Amazonを見ると早速5千円台まで値下がりしておりますが、どうしても光るスイッチが節電になり価値が有ると思う人間以外はスイッチが光る旧製品がお勧め。
source:Amazon.co.jp: サンワダイレクト ワットメーター付き電源タップ 700-TP1052DW
サンワサプライの直販に行くと年末セールをやっており、現在は更に200円安くなり送料無料。噂では20%程度低く表示されるらしい為、3千円程度のワットチェッカーおまけ付きマルチタップの精度という事で割り切りましょう。
私はマルチでは無いワットチェッカーを購入しており、過去に二種類のパソコンで消費電力を計測しております。
パソコンの消費電力を測定 - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/repair/watt-checker.html
上の推移は電源を入れてWindows(XP)が起動するまで。右のアイドルと書かれているワット数が、Windowsを起動した後に何もしていない状態の消費電力。
もちろん、この後にブラウザで動画を見たりゲームを起動するなど負荷を掛けると消費電力は上昇するけれど、放置状態ではこの程度。
PCの電源ユニットは、例として500Wなら常に500W出ているという意味では無く、500Wまで上げても大丈夫という数値。
蛍光灯の40Wは本当に40W前後使っており、それらとは意味が違うのでビビらないよう御注意有れ。
ノートなら仕様書に書かれている通り普通のスペックなら50W程度、高性能でも100Wも行かずテレビ以下でしょう。デスクトップの特に自作PCは実測するしか無い為、千円程度のマルチタップに2千円載せる感覚が惜しくないならやってみましょう。意外と炊飯器が高かった。
ちなみに家庭用コンセントなら大抵は1500Wまでなので、今使っているマルチタップと一時的に交換し、フル稼働して大丈夫か測っておく事もお勧め。100円ショップなどの延長コードは消費電力の合計が高すぎると燃える事も有り要注意。
冬は空気が乾燥する火災の起きやすい季節。大掃除の際には必ずホコリの溜まり具合を確認し掃除しましょう。
パソコンに詳しく無い人間が他人を見下す例
この手の話を嫌う人も居るかと思うけれど、個人的にはこういう情報も広めなければならないと思っており遠慮無く拡散申し上げます。
とあるパソコン教室の怪しい感じ - Togetter
http://togetter.com/li/221249
リンク先に行く行動さえ面倒な人用に流れを箇条書き。せなかさん とはtwitter上での名前。
- せなかさん の母親がパソコン教室へ行っている
※目的はホームページ(Webサイト)作成の御様子 - 講師から、素人で何も解っていないなど言われる
- せなかさん としては今後も行くかは母親が決める事と結論
何かと上から目線で馬鹿にする講師様のようで、なぜこのような人間が教えているのかは戦後の義務教育、先生様制度の精神を汲んでいるのでしょうか。
更におかしな事は、せなかさん いわく。
- 自宅のISPのログインIDとPW、メールなど情報提出を要求
- 外部サーバーやMT(MovableTypeと思われる)を知らないようだ
- とにかく馬鹿にする、上から目線の会話、挙句の果てにはキレる
当ブログでもコメントでは時々有る現象で、自称PCに詳しい人間が更に詳しい人間に正論で返されキレたり、最悪は粘着して嫌がらせをするなど。
1番のおかしな事を勝手に推測すると、このパソコン教室ではISP提供のディスクスペースにホームページを作りFTP転送。メールアドレスなどの設定なども教えているのでしょう。
2のMTがMovableTypeの事なら当サイトがそのまんまで、外部サーバー(さくらサーバー)でMT(Ver 4.忘れた)を利用中。知識無く初めてやるとインストールの時点で結構難しく、改造となると更に面倒で勉強が必要なCMS。
一般向け、しかもシニア向けとも書かれており、その程度のパソコン教室の講師ごときが一般のマニアやオタクに楯突いてはいけない恥をかく例。
パソコン教室の先生様だからとは言え私よりハードウェアの知識が有るとは限らず、逆に私はAccessやExcelを使いこなしているとは言えず、年賀状ソフトもヘルプを見なければ分からない。同じ「パソコン」でもジャンルが有り上には上が必ず居るという事。
パソコン教室は場所さえ有ればPC持参、修理やサポートなどは電話1本有れば誰にでも開業出来る敷居の低さ。資格や免許も要らない為、素人に毛が生えた程度でやっているやも知れず。
しかし せなかさん の結論に有る通り、本人が良いと思うなら良いとするならその通り。先日、私の周りで聞いた話では、デジカメデータの取り出し方が分からず、30分2千円の相談料を支払い解決し満足したとか。PC変態の価値観ではぼったくりですが、普通の人には格安の有難いサービスなのでしょう。
価値観以外に知識は人それぞれで、知らない事を教えて貰う行為に金を支払うは誤りでは無く普通の事では有りますが、先生様だからと上から目線で馬鹿にする態度は、サービスを提供する対価として金を貰う側としておかしい。
私も当ブログ内でキレた粘着から上から目線と言われるけれど、ここは私の日記やメモで有り、無料で公開しているので嫌なら見なければ良いだけ。目的はコメントで反論を煽っているわけですが、「自分に対して上から目線」と妄想しているのでしょう。
今回のパソコン教室の件も嫌なら行かないという選択肢が有るので、本人に任せるが正解でしょうな。しかしIDパスワード要求などセキュリティに対する意識が低過ぎるので、どう見てもブラックです。
事実ならパソコン教室の名前を書いて欲しかったつぶやき。
NECがパソコンの使い方サポートを無料化へ
中国レノボとのPC事業統合でやると言っていた予定が軌道に乗った御様子。来年から本当に無料になるようです。全ナショナルブランドが震撼 か?
2012年1月1日より個人向けPC「使い方相談」電話サポート無償化
http://www.necp.co.jp/press/ja/1112/0101.html
これは良いサービス、と思いつつ今書きつつ後悔しておりますが、良く見なくともパソコンの「使い方相談」と書かれており、何でも無料という事では無かろうと。
使い方とは主にPC本体や液晶モニタ、Windowsの基本操作と思われ
- 電源入らずモニタ映らない>電源プラグとモニタ接続を確認し(略)
- 電源の切り方が不明>画面左下のWindowsマークをクリック(略)
- Dドライブに何も入っていない>そこはデータ用なので(略)
この程度のような感じでしょうか。
トラブルや周辺機器のサポートとは書かれておらず、そこまでやらないと思う理由は、先日ネタにしたNECのとことんサポートPCのぼったくりが成り立たなくなる為。
リリース記事より引かせてもらいます。
NECパソコンには新規ご購入時より1年間の無償電話サポートが付属しているため、現在販売されている商品をご購入の場合、購入以降電話サポートを一貫して無償で受けられることになります
2011年12月現在までのNECパソコンは「使い方相談」が購入から1年間は無料、以後有料。それが恒久的に無料になるという。これはBTOメーカーでは普通のサービス。
NECの有料サービスが一般化(無料化)されたというだけでした終わり。
インテルとAMDの新CPUは在庫が微妙など3つ
一般の人には無関係かも知れない、ややマニアックなニュースを3選。
アキバ店員のPCパーツウォッチ( Sandy Bridge-E )
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111203/etc_shopwatch.html
AMDのBulldozerが小出し過ぎてイライラした後は、インテルの新CPUで安い方が入荷し難い件。リンク先、各ショップの話の中でもツクモのアナウンスがセンス有るのでお勧め。販売状況に関して更に詳しくは古田氏のアキバ情報もどうぞ。
【福田昭のセミコン業界最前線】 厳寒期を迎えたDRAMメーカー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20111129_494042.html
簡単に言うと、メモリが値下がりし過ぎて赤字が出まくり、SSD用のNANDフラッシュで何とか補っているという、メモリ製造メーカーの現状。もっとやれ。リンク先の最初のグラフにメモリ価格推移が有り、夏から既に限界(底値)のように感じるのは気のせいでしょうか。
【PC Watch】 「HPはPC事業を継続します」と改めて表明
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111129_494189.html
WebOS仕様のタブレット失敗でちゃぶ台返しをするも冷静になり、俺が悪かったと帰って来る手前のような雰囲気。PC事業の継続発言と同時に、WebOSは2週間以内(12/14頃まで)に引導を渡すとは書いていないけれど、今更再開は無いでしょうな。
大阪市長選の当選インタビューで笑えた事は、橋下氏のテレビ放送での怒り心頭なバカ新潮とバカ文春発言。民法がカットしなかった理由は紙媒体は仲間では無いのか、または生放送で切れなかったのか。どうでも良い事なのか。
私は文字嫌いなので週刊誌の類は読まず、やはり興味も無いけれど、何故彼が二誌に対して怒っているかは自分では無く家族など仕事とは無関係な人間への批判。
「週刊バカ文春もバカ新潮も買ってしまった!」 橋下氏、批判記事に「余裕」の反撃 : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2011/11/04112259.html?p=all
上の記事は選挙前(11/4)の掲載。毎日新聞も橋下氏を批判しているけれど、大阪市民が選んだ市長は橋下氏。 当選前までは自民党や民主党まで彼と敵対する元市長を応援しておりましたな。
興味は無いとしても、発言のすじが通っているか否かで正誤判断する私には、反橋下派がまとめて格や信頼を下げたと解釈。新潮や文春以外に自民や民主、毎日新聞が間抜けという事になったと感じております。
これは企業や政治、報道に限らず個人ブログでも言える事で、私がここで常に心掛けている事がすじを通す事。間違っていたなら誤魔化さず訂正し、正しいと確信しているなら曲げず、曖昧なら他人の意見を聞くだけは聞いてみる。
信頼や信用というものは権威やハッタリでは無く、自分(自社など)を常に正しく直し続ける事。正直なら信頼され説得力が上がり、多数派とは違う意見を書けども賛同を得られると感じております。
以上、私を信頼信用しているなら術中にはまっている可能性が高い為、当ブログの過去記事を鵜呑みし過ぎないよう御注意有れ。
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