HDDがSSDに食べられるという感じのことを昨日書きましたが、ではこのSSD
(Solid State Drive)って何なのかを、私でも解るくらい簡単に調べてきました。
よほど相性が悪いとか古いパソコンに付けようとしなければ、HDDと交換するような感覚で大丈夫です。
ただ、SSDはサイズが2.5インチなので、IDEの3.5インチ、デスクトップの場合はパラレルケーブルのコネクタサイズが違うので変換する必要があります。IDE(パラレル)のHDDとはこんな感じで、コネクタにピンがたくさん付いているやつです。
左が3.5インチでデスクトップPCに多く、右は2.5インチで一般的にノート用です。
SATA(シリアル)接続の場合は、データ転送ケーブルと電源ケーブルが独立している上に3.5と2.5インチ共通なので気にしなくて大丈夫です。ただ、デスクトップの場合は2.5インチベイに空きが無ければ固定できませんので、それ用のシャーシを買うか、ぶら下げることになります。
下の画像は上がSSD、下がHDDでどちらも2.5インチです。
コネクタ同じです。
もう1つ注意することは、ノートPCに内蔵する場合は先に分解して、中の広さを見ておきましょう。時々、冷却シートが挟まっていたり、放熱板が少し厚めだったりして、HDDの交換やSSDに換装しようとするとフタが閉まらなくなることがあります。mm(ミリ)単位でよく見ておきましょう。
簡単に言えば、チップに書いて読むため物理的な駆動が無いのです。もっと簡単に言えば、SDカードやコンパクトフラッシュみたいなものと考えて良いかと。
比較ですが、
>HDDの良いところ
・ 容量単位の単価が安い
・ 書込回数に制限が無い
・ 読み書き速度がほぼ同じ
・ 大きいファイルならSSDより速い
>SSDの良いところ
・ シークタイム(ヘッドがディスク上を移動する時間)が無いので速い
・ 駆動しないので物理的な故障が無い
・ もちろん無音
・ 小さいファイルをたくさん読み書きする時は速い
それぞれの利点を逆にすると難点になります。
ということで次へ。
ここでスペックやベンチマークで比較したら格好良いと思ったのですが、上記の問題と、主流のSSDとHDDで容量が違いすぎるので比較にならないと思うのです。SSDは60GB以下、HDDは120または160以上ですよね。ここで無理に高額で出たばかりのSSD128GBと、終わり際のHDD120GBを比較するのはどうかと思うのです。
個人的にも興味がありますので、SSDの容量が追いついて、価格が1万円を切るようなら、その時にまたネタにしようと思います。
私が一番「SSDきたー」と思うのは、何と言っても「物理的に壊れない」こと。
修理をしていて一番イヤな気分になるのが、HDDのクラッシュです。
他のパーツはどこが壊れても金出せば直せますが、データは金出しても
どうしようもありません。これが物理的な故障ならばなおさら。
これが「飛躍的に改善された」と考えると、PCの進化と言えます。
SSDには読み書きに対する寿命(回数)が○万時間とかありますが
計算したら24時間読み書きし続けて約10年、そんな使い方する一般人は
いませんし、10年もSSDが現役とは思えません。
が、壊れる時は壊れますので、バックアップは必須です。
ついでに昨年10月のGIGAZINEの記事を載せておきます。
記事の日付はやや古めですが、この情報は先取りしすぎです。
転送速度はHDDの20倍、今までの常識を覆す速度のSSDが登場へ - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081007_fusion_io/
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