ニセのセキュリティって何だ?と思われたら、さらりとお読み下さい。
当然ながら、自称パソコン初心者の多くが良く引っ掛かっています。
人が良いのか、更には年輩の方や女性に多く見られます。
「Norton」そっくりの偽ソフト「Nortel」出現、Symantecが注意喚起 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0909/02/news016.html
偽ウイルス対策ソフトの「Nortel Antivirus」は、Symantecの「Norton」そっくりの画面でユーザーをだまそうとする。
これはアウトでしょう。 ロゴの聴診器マークを丸ごと使っています。
こちらが本物のNorton(ノートン)のロゴです。
犯罪紛いなので、そんなことは気にしないのでしょうけれど。
Notel:System scan と書かれており笑えますが、一見まともなソフトウェアに見えないこともありません。全て英語なので、その時点で日本人が継続して使うとは思えませんが、インストールすれば任務完了。普通にアンインストールはできません。
この、Nortel(ノーテル)以外にも沢山有ります。
Home AntiVirus 2010
Antivirus 2009
System Security 2010
Total Security 2009
Antivirus XP
画像を見ながら「え?」と思ったならば、本物のウィルス対策ソフトで削除をどうぞ。スパイウェアは被害が無ければウィルス対策ソフトではスルーされている事もあるので、気になるなら有名所のフリーソフトを使えば良いかと。
Spybot - Search & Destroy - Spybot-S&D のホ-ム!
http://www.safer-networking.org/jp/spybotsd/index.html
適当に挙げましたが、何種類有るのだろうと調べていると11万種類とか。
本当にここまで多いならば覚え切れません。
前年同期比で100倍:偽セキュリティソフトが11万種以上に、Pandaが注意喚起 - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0904/20/news009.html
スペインのセキュリティ企業Panda Securtiyは、今年1~3月に見つかった偽セキュリティソフトウェアが11万1086種に上ると報告した。前年同期比で100倍増加した。
前年比100倍増加と書かれていますが、それは発見しなかっただけで、実際にはその前年にもっとあった可能性があります。そして、今年も11万種類だけでは無く、実はもっと多くの種類が有るのかも知れません。
ウィルスに限らず、スパイウェアなどの悪意有るプログラムは、発見されず速く広めることが醍醐味だからです。最近メジャーになって来ましたが、ウィルスを作るフリーソフトなぞ昔から有ります。
セキュリティはノートンに限らず有名所を選びましょう。
感染やスパイウェアでの不具合は修理できません。正確には出来ないのでは無く、しないためデータ消去でクリーンインストール。工場出荷の買った状態に戻り、保存したデータは全て無くなります。
私は2度しか遭遇したことは有りませんが、おかしいことに気付きインストールはもちろんしていません。ダウンロードしてチェッカーが正常に動作するかは試したことは有ります。
ニセセキュリティに騙されないための5つのポイントを書いておきます。
システムエラーがあるという指摘があった
「システムに重大なエラーが検出されました」などの小窓が出て、いつもの派手な赤いバツ印が表示されます。普通ならばそこで終わりますが、閉じるボタンをクリックすると、偽セキュリティソフトのダウンロードが始まります。インストールさえしなければ良いのですが、安全にダウンロードさえしないよう注意しましょう。
スパイウェアを検出、ウィルスに感染していると脅される
特定のサイトへ行くとブラウザのポップアップで、スパイウェアやウィルスが検出されたなど表示します。重大な障害が、など、かなり脅しが利いているので、ビビってダウンロードボタンを押したくなるかも知れませんが、常識で考えてセキュリティの押し売りは有り得ません。騙されぬように。
料金の請求がしつこい
これは偽セキュリティをインストールしてしまった後。
何も起こらないため、その時には気付かないものですが、時間差で「継続して使うなら金を払え」のような文章がご丁寧に数分や1時間間隔で表示されます。Windowsを起動した直後も毎回表示され、うざくなり決済してしまう人もいるようです。金を払えば味を占めます。犯罪者に協力してはいけません。
今、海外のアダルトやギャンブルのサイトにいる
女性や私のように真面目な人間ならば行くはずもありませんが、違法なダウンロードや有料であるべきものが無料で手に入るようなアンダーグラウンドなサイト。ここから、いつのまにかオンラインカジノや海外のアダルトサイトの窓が別に表示されていたり、その別の窓そのものがセキュリティの偽警告だったりするわけです。自分の使っているセキュリティソフト以外は信用しないよう良く見ましょう。
日本語がおかしい
偽セキュリティのレベルは年々上がっているようですが、日本語は難しいようで、有料の製品とは思えない日本語のおかしさが特徴です。全て英語ならば無視すれば良いのですが、日本語で書かれていると見入ってしまい、ダウンロードしてインストールの流れになるのかも知れず。ピンと来たら警告は無視して閉じましょう。しつこければ問答無用でWindowsを再起動です。
このブログ18番目の記事なので、遙か300日以上前。
私はこんなことを書いていました。
スパイウェア「SystemDoctor2006」(偽セキュリティソフト)- | BTOパソコン.com
https://bto-pc.jp/repair/bto-pc-18.html
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン