パソコンの修理費用、何にしても高額です。
特にノートパソコンの修理は、常識外れと思われる金額になることが多いです。
タイトルで東京と大阪での修理費用の違いとありますが、東京はパーツごとに修理費用がかかり、大阪はまとめてパソコン修理代とされることが多いようです。私の気のせいかもしれませんが。
これは、パソコン修理業者の話で、BTOメーカーにPC修理を依頼する場合、ほとんどが東京風な「部品ごとに修理代」になります。
修理内容で何が高額かと言えば、部品交換料、作業料(検査料と書かれることあり)が占めていて、デスクトップPCなら部品代は買うより安いはずです。昨日の記事「量販店と通販の違い」で書いた通り、大量に仕入れているからです。
なので、ほとんどのPCは1年保証が標準ですが、できるなら3年や5年に延長しておいた方が後々安く付くかも知れません。
さて、ではパソコンの修理ってどのくらい料金が発生するものなのか?
これって電話で聞いても教えてくれないんですよね。「検査して見積もり出しますので、PCを送ってください」とか言われます。
これは、概算を伝えても、それより高額な請求が来ることが多く「消費者センターに訴えるぞ!」などのクレームが多いためです。
※余談ですが「訴えるぞ!」ではなく「訴えたぞ!」の方が良いです。実際やってみてください。いちゃもんなのでお役所は相手してくれません。
だったら高めに言っとけばいいじゃん、と思われるかも知れませんが
高く言えば購入額より高額になるため言えないのです。
パソコンのメーカー、デスクトップかノートPCかで変わりますが、
目安として私の経験と感覚と勘では、こんな感じです。
・ BTOデスクトップPC修理料金(参考値)
不具合箇所 | 修理内容 | 修理料金 | ||
OS(Windows)不良 | → | OS再インストール | ・・・ | 1.0~1.5万円 |
マザーボード故障 | → | マザーボード交換 | ・・・ | 1.5~3.0万円 |
ハードディスク故障 | → | ハードディスク交換 | ・・・ | 1.0~1.5万円 |
電源故障 | → | 電源交換 | ・・・ | 1.2~2.5万円 |
光学ドライブ故障 | → | 光学ドライブ交換 | ・・・ | 1.0~1.5万円 |
カードリーダー故障 | → | カードリーダー交換 | ・・・ | 0.7~1.5万円 |
パソコンケース破損 | → | パソコンケース交換 | ・・・ | 2.0~3.5万円 |
お気づきでしょうか。
PC修理と言いますが、部品交換しているのです。
専門業者なら、部品交換もあると思いますが、半田コテ使って本当に修理したりします。ただ、これやると部品製造メーカーの修理がきかなくなります。
交換した部品は製造メーカーへ修理に出し、A級品は再度修理用パーツとして在庫。B級品は中古部品として販売。(滅多に無いと思いますが)C級以下になってしまう場合は、修理に出さず廃棄します。
そう、A級品は「再度、修理用部品」になるのです。
ということは?
1.パソコンが起動しない。買って1ヶ月しか経ってないのに・・・
2.修理に出す
3.部品交換して返却
4.修理完了して使える状態になる
「3」で、A級品が入っている可能性があります。ロングテールなマザーボードだったりすると、1年以上前に製造された基板かも知れません。
気分的には何となく損した感じですが、滅多に起こらない小さな不具合がチップなどにあったとしたら、製造メーカーが黙ってチップ交換していることがあったりします。後は、リビジョンが上がっていたり、ヘタな在庫品より得することもあります。
次回はノートパソコンで説明します。
デスクトップ修理より、修理費用がえらいことになりますのでお楽しみに。
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