昨日はノートパソコンをこき下ろしましたが、メンテナンスの面では修理担当から言えば楽と言えば楽です。但し、知識や経験あってのお話。
初めてノートPCを分解するなら、まず破損したり傷が付いたりします。
使う工具は、プラスドライバーの大小(サイズは知りません)
マイナスは基本的に使わない。そんなビス滅多に無いです。
自称マニアがミスるのがここだと思います。
ノートパソコンってのは、とても精巧に作られている上にコストを抑えるため可能な限りビスを使っていないのです。ネジ回すと、ネジ代以外に人件費もかかるからです。
昔の、当時安かったノートは重いしビスもたくさん使われていました。この手は分解入門用というか、初級編とでも言いますか。まぁそんな感じです。それでも初めてマザーボードを交換した時1時間以上かかりました。
メモリやハードディスクなら、多くはボトムケースから開けるので見れば分かりますが、表(キーボードとか液晶)は外観も美しく見せるためネジが見えてたりしません。
最近の軽いノート、CPUにM(モバイル)が付き始めた頃からのベアボーンは見た目ビスがありません。が、そんなわけは無く、ゴムでフタがされていて、それを針でめくると中にネジがあります。これ外すのです。それだけなら良いのですが、ネジ外したら液晶のフチ(ベゼル)がパカっと外れるわけでもなく、ここから勝負になります。
昨日のノートPC修理料金表の中にあった「インバータ」交換。
残念ながら開ける前の写真はないのですが、開けた後の画像がこれです。
明るいところがインバータ基板です。その前にフチを外すことになります。このフチが、ビスを外した後にツメ同士でかみ合っていて外すのに一苦労。元々分解は考えられていないので、無茶な構造になっています。
どうやって開けるか、力ずくです。外すときに「バキバキバキ」とか音がしますが、力加減を左右にずらしてツメを外します。ここがぶっ壊しポイントなのでご注意を。
で、開いたらこんな細長い小さい基板があります。なじみのないものですが、液晶表示が暗くなる原因の片割れとしてコイツが故障していることもあります。症状はバックライトが故障したような。
原価は$3~$20程度なのですが、技術料が高額です。分解不可なベアボーンなら、ベア丸ごと交換なので更に高い。液晶交換できるBTOメーカーではない修理業者は結構いますが、インバーターはさすがに入手困難でしょう。
壊れないよう祈るしかありません。
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