CrystalDiskMark(以下時々CDM)が4.1へアップデート。
今年4月に久々のメジャーアップデートで4.0が来たと思えば、不具合が有ったらしく7月には4.1へ。そして現在は5.0のアルファ版も公開されており、何がどうなって行くのか適当に解説。
4.1でどう変わったかから見て参りましょう。
CrystalDiskMark 4.1が2015年7月5日に公開
開発履歴より。
4.1.0 [2015/07/05]
- インターバルタイム設定機能を追加
- テストファイルをランダムデータで初期化していない不具合を修正
- 言語ファイル更新
- 新テーマ ShizukuTeaBreak, ShizukuHotaru, ShizukuHeianKomachi 追加 [Shizuku Edition]
source:開発履歴
重要と思われる修正が1つ、設定がいくつか追加。
テストファイルをランダムデータで初期化していない不具合がどの程度まずかったかは私には不明。いずれにしても最新の方が正しいと思われ、4.0.xを使っているならとりあえずバージョンを上げておきましょう。
個人的にはステータス表示の追加が有難い。
こいつ、動くぞというやつで、明るくした部分で今何をしているか経過が出ており、固まっているのか動いているのか不安になる人には大きな改善。
Shizukuエディションに大幅な追加有り
こちらはえらい事になっております。テーマが3つ追加、その1。今後はこれがデフォルトになるのか、起動直後はShizukuTeaBreakが表示。
ShizukuHotaru
ShizukuHeianKomachi
DoubleSheep
source:《年賀状2015》干支・かわいい羊の写真1-4
最後はもちろん嘘で、画像ファイルを差し替えてみた。コピーライトの帯まで作るほど暇ではございません。
Crystal Disk Mark 5でどう変わる?
テスト版の為か、CDMの更新履歴には書かれていないけれど、サイトトップのお知らせページでは次のメジャーアップデート版が既に公開。
source:Crystal Dew World
計測してみるとVer.4までよりSSDでのスコアが全体的に上昇。一部下降。
どう変わったかは、
ベンチマーク順番をリード全部⇒ライト全部へ変更。 DiskSpd のオプションを -h から -S に変更 (ハードウェアキャッシュを有効)
キャッシュは見た目では判らないけれど、計測はRead1,3,2,4行の順、Writeも同じく1,3,2,4。なぜ飛んでいるかは、Ver.4までのQ32T1の2行とノーマル2行では無く、シーケンシャルとランダム4Kへと行が入れ替わっている為かと。
アップデートする理由、要点を掲示板での作者殿へのアドバイスより。
要するに、-hオプションを使用すると、今後世の中に出てくるクライアント用NVMe SSDは全てHDD並みのパフォーマンスに見えてしまいます。
試しにDiskSpdで-Sオプションを使用したところ、期待通りのWrite performanceを得ることができました。
NVMe SSDとは、
クライアントマシンよりより高速性が求められるサーバー分野のストレージでは、AHCIよりも高速にアクセスできる“NVM Express”(以下、NVMe)の採用が始まっています。
らしいので、今後普及するなら対応するべきなのでしょうな。
Ver.4は実質終了?しばらくVer.3.0.4で安定(まとめ)
まずは3から4へのアップデートは計測や表示方法が大幅に変わっており、結果に互換性は無し。
5になると微妙に計測と表示が変更。左が5で右は4.0.3。同じSSD。
テスト中が原因かも知れないけれど、Ver.5では標準の計測回数が5回へと戻っており、標準が3回のVer.4より高いスコアになる可能性。※CDMは最も良い数値を結果として表示する仕様
作者側としては精度を高める為に変更はやむなし、というか使わせて貰う側としても有難い事。しかし、機種の違うストレージでの比較となるとバージョンの違いでスコアが変わってしまうのでは精度が低下。
Ver.5が正式にリリースされ、問題無しとしてメジャーアップデートが無くなった時が5への移行時期。それまでは過去のデータと比較する用として、Ver.3の最新を持っておくべきかと。
しかしCDMに限らずバージョンの違いで大きな差が出てしまうなら、他のベンチマークソフトでも気にした方が良いでしょうな。逆にメジャーアップデートを必要としない、古いまんまで使い続けられるソフトは優秀と言えるかも知れない。
おまけ:CrystalDiskInfoもメジャーアップデート
リンク先へ飛んでいないなら気付けないと思うので一応。
こちらはストレージの情報や状態を見るソフトなのでバージョンの新旧にこだわる必要は無いと思うけれど、二次元萌えスキルを持つ人にはShizukuエディションのアルティメット・エディションが出ております。
ファイルサイズは200MBオーバー。ここまで巨大化した原因はHiDPI対応、という事は画像のサイズがクソデカくなっているはず。私は萌えスキル無いので落としておらず予想として。
HiDPI対応とは、最近の超高解像度モニタに対応しているという意味で、詳しくはこちらの解説が解り易い。
4K時代のディスプレイ選びに欠かせない画素密度(3/4) - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1412/11/news009_3.html
CDIも新バージョンの方が高機能になっていると思うので、あまりにも古いバージョンを使っているなら移行しましょう。私は6.3.0なので7が出たら上げる予定。
私的に好印象なアップデート。
1.機能の追加
2.計測方法の追加
3.外観や表示の追加
私的に悪印象なアップデート。
1.機能の削除
2.計測方法の変更
3.外観や表示の変更
一言で表すなら「可逆は可、不可逆は不可」
>Shizukuエディション
あれはギャグなのかネタなのか、ノーマルではなく雫エディションで計測するPC関連サイトが散見されますね。ノーマル仕様よりやたら見づらいため、記事のアクセントしてワンポイントで使用するならともかく、3つも4つも雫エディションで画像を挙げるのは勘弁して欲しい所。
>画像ファイルを差し替えてみた
これは便利ですね。計測するSSDの仕様をメモ書きした画像でも用意しておけば、計測結果画面の下端にあるメモ欄的な箇所へ、いちいち短く仕様を書く必要がありませんし。
>精度を高める為に変更はやむなし
万能なソフトなどありませんが、ベンチマークソフトなら目指す所が精度向上なのは自然。仕様変更で以前よりどのくらい正確性が上がったのか、正直さっぱり分かりませんが、たまに「速いと評判のSSDを買ったけれど、ベンチマークでは大した結果が出なかった」という妙な低評価レビューなんぞを見かけます。有名なベンチマークソフトがより正確性を上げる事は、利益を生みこそすれ、不利益をもたらすことは少なそうですね。
>Shizukuエディションのアルティメット・エディション
試しに使ってみたら、起動時に音声が出て驚き。自動スキャンでエラーが出ているディスクを発見→警告、のコンボだった模様。2回目の起動から音声は出ず安心。ただし、ソフト画面内の雫をクリックすると「このディスクは絶好調ですね♪」とか「気になることがあったら、すぐにお知らせしますねー」とか言い出すので注意。
画像は最大で3,000×3,000サイズくらいまで用意しているようですよ。
>画像ファイルを差し替え
なるほど、その発想は無かったのでやってみた。こうでしょうかわかります風。
http://userimg.teacup.com/userimg/6217.teacup.com/bto/img/bbs/0000029.png
作者殿は雫エディションとかやっている場合じゃない。自動で構成や接続方式を取り込み、SSDをデータベース化してボタン一発でメーカー公称値が出るとかやると、シェアウェアになってしまうかも知れないのでデータベースはやはり要らない。
>差し替え
私は「書くのが面倒だからCDIから画像を抜き出して合成しよう」と考え、手を抜いたのに結果的には1時間くらい費やすという失敗。
CrystalDiscInfoから画像を拝借してCrystalDiscMarkへ合成
http://ux.getuploader.com/shominA/download/22/ShizukuCDMcollage.JPG
画像の差し替えは面倒臭いため、暇つぶしにアレコレやれる凝り性の方以外は非推奨。
>DoubleSheep
私もWindowSideをやろうかなw
>二次元萌えスキルを持つ人にはShizukuエディションのアルティメット・エディションが出ております
私は萌えには興味ないけど水色というだけでお腹いっぱいw
>私は萌えスキル無いので落としておらず予想として
萌えスキルは低いけど水色スキルは高いので即効で落としましたw
ストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark」v5.0.0が公開 - 窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20150728_713676.html
正式に5.0がリリースされましたw
CrystalDiskMark 5.0.0-2 | Crystal Dew Blog
http://crystaldew.info/2015/07/27/crystaldiskmark-5-0-0/
現在は.5.0.2になっているようですがw