祝と付けたくなる良いニュース。
コメントにてタレコミ情報。クレバリーの延長保証から2年目以降の補償限度額が消滅し100%の修理保証、そしてパソコン工房並の低価格は維持。かなり地味な変更の為、他のニュースサイトなどでは取り上げないと思い宣伝申し上げます。
クレバリーから金を貰ったり依頼されたわけでは無く。
クレバリーの延長保証はどう変わったのか?
パソコンの保証と言えば修理代が無料(無償)になるサービスで、部品代含め工賃や手数料をメーカー側が負担するもの。
「BTOパソコンは保証やサポートが無い」という嘘が時々流れておりますが嘘です。普通の家電のように、メーカーなら最低1年、多くは3年、一部は4~最大5年まで延長するメーカーも有る有料サービス。
クレバリーも延長保証は有れど、ツクモのように2年目以降、要するに延長保証分からの期間では修理費用の100%は補償されず限度額が有る仕組。
クレバリーは律儀に以前のページも残しており、その古い保証規定より。ちなみにツクモは劣化の際はページを削除しておりました。関係無いけれどソフマップも。
明るくしている部分2箇所。
「使用年数に応じた逓減係数(減る用の係数)が掛かり、保証限度額も有る」との事。下には「更に保証限度額が減少して行く」と有ります。
2011年8月1日の改訂で消滅。下は新しい延長保証のページ。
購入後は加入できないという一行は以前も書かれており、表記する場所が変わったのみで内容は同じ。
詳細を古い保証ページから。
1年目、標準保証の期間は当然ながら100%。延長に入る2年目は60%、3年目は40%まで減額される劣化システム。
この詳細部分ももちろん改善。
更に画像を貼りながら驚いた事は下の明るくしている枠。
この保証規定が改訂される以前に延長保証へ加入しているユーザも新保証の対象になると有り、購入時期では無く、保証システムそのものが変わったという事。
サイコムが延長保証を開始した際は、半年前くらいまで遡り延長保証に加入出来るという良心的なサービスが有ったけれど、それに似た誠意とでも言いましょうか、顧客視点と感じます。
おそらくクレバリーの修理現場が混乱する為に統一したのだろうと思えるものの、ユーザが有利になる事は良い事。
クレバリーを含め他社と長期保証を比較
約3ヶ月前、2011年5月にBTOパソコンの送料と延長保証を比較という記事をやっており、グラフ化までしているので流用。
PC本体の価格で延長保証料は変化する為、3種類の例より。
低価格PC、本体が「7万円」の場合。4つの例。
- ツクモ・・一律5%
- サイコム・・4000円
- パソコン工房、クレバリー・・5250円
- マウス・・一律7350円
ツクモとクレバリーは劣化するためサービス内容が違うとしてグラフの色を変えており、今回の改善でクレバリーも紫組となり、パソコン工房と同様。
ツクモは相変わらずなのでスルーすると、7万円の構成ではサイコムが最安、次にパソコン工房とクレバリーが安いという事に。送料は今回やらないので上で張ったリンク先をどうぞ。
次にPC本体「14万円」の場合。
この価格帯になると5%のメーカーが増えて参ります。
- パソコン工房・・12.6万円を超えると5%に変更
- ツクモ・・一律5%(但し補償内容が違う)
- サイコム・・8万円を超えると5%に変更
- クレバリー・・10.5万円を超えると5%に変更
- マウス・・一律7350円
更にハイスペック「21万円」になると。
一律7350円のマウス、9450円のフロンティアが割安。
5%組の延長料は10500円まで上昇している為、ここまで高級品になるとマウスコンピューターも選択肢に入れた方が良いでしょうな。
フロンティアは本体が他社より万単位で高いのでスルー推奨。
延長保証の考え方と有料でも敢えて付ける理由
PCメーカー、修理する側、現場の意見として言うと無料の方が話が早くて楽。見積もりやクレームになる手間が省け、修理完了したなら返却へ。見積もり返答を待つ保留が無いわけです。
そのような理由で延長保証を勧めているわけでは無く、パソコンが故障し易い精密機器で有る事と、修理代が高い、逆に言うと延長代が安いと思える為。
NECやソニーのようにHDD1本交換5万円より、などとぼったくるBTOメーカーは滅多に無いかと思われるものの、それでも万単位は行くでしょう。
ちなみに私が現場に居た当時、デスクトップで1万円行かない見積は滅多に無く、ノートでは2万円を切れると幸運なくらい。
5~6万円のPCを例として。価格は価格コム最安ではおかしいと思える為、市販の最安に若干色を付けております。
- OS:Windows7 HomePremium・・1.3万円
- CPU:Core i3くらい・・1万円
- マザー:H67 Express・・1万円
- メモリ:2GBx2枚・・4千円
- HDD:500GBx1本・・5千円
- DVD:スーパーマルチ・・3千円
- ケース:マイクロATX・・5千円
- 電源:400Wくらい・・5千円
5千円を超えない物は光学ドライブ(DVD)とメモリ程度。他はパーツ代のみで5千円くらいは行くでしょう。
これに工賃が例として5千円、基本料や検査料を取るメーカーも有るかと思われ、最低5千円は乗ると考えてよろしいかと。
Windows7が故障してもOSを買い換える物では無いけれど、再インストールが有料修理なら5千円では利かないでしょう。
1年目は標準保証。2~3年目の2年間に修理に出すなら、先に5千円または5%支払っておけば安心が買えるという事。
では20万円のPCではどうかと言えば、5%でも延長保証料は1万円と高額。しかし20万円の構成ともなれば最も故障が怖い物はビデオカード。2万円程度の物が載っているとは思えず、3万円を超えるのでは。
CPUのみで10万円とか行きそうでは有りますが、CPUが故障する前にマザーや電源が故障する為、20万円もするならマザーは最低でも1万円は下らず、電源も600W以上の良い物が載っているとして、やはり1万円では難しいと言えましょう。
というわけで、自力で交換(改造)する予定が無いなら延長保証。有料修理は本気で高い為、その時になり諦めるか散財する予定なら延長不要。
故障しなければ損をするとも言えますが、医療保険のようなものとして、故障しなければ病気にならなくて良かったという掛け捨て。
そして標準、延長保証含め無料修理は一度のみでは無い事。保証期間内に何度故障しても普通のメーカーなら無償対応。
クレバリーの延長保証が改善された件まとめ
ややこじつけ気味では有りますが、クレバリーの利点と難点。先に利点。
- マザーは市販品が多く型番が判る
- グリスの種類にシルバーが有る
- コンセプトモデルや小型PCも充実
- ブログのベンチ情報など役に立つ
- 延長保証が割安で補償100%へ
マザーの型番は端子の詳細まで知りたい自作に近いこだわるユーザなら利点。量産系BTOメーカーでも仕様を見るとある程度は判るものの、改造や増設前提なら空間や部品(ヒートシンク、コンデンサ)の位置まで知りたい所。
グリスはクレバリーの特長とも言え、高級めな銀グリス選択が可能でこだわりの日石固まらないグリスが標準。個人的にはここが大変好感が持てるやり方。
良く見ると、Windows Home Server 2011が標準の安く考えられた低性能PCや、どうしても見た目を重視したいキューブやネットトップなどは他社に無い品揃え。
ブログは日曜のまとめで良く引かせて貰っている通り、宣伝ばかりでは無くCPUやグラボ、SSDのベンチマークどころか先日は80PLUS電源の比較までする始末。
そして延長保証の劣化が無くなり低価格も維持。
強引に難点も3つ。
- 新製品などのリリース情報が皆無
- デスクトップのケースがダサい
- 中のクマが面白過ぎて不安になる
クレバリーが滅多に当ブログで登場しない理由はニュースが少なく、プレスリリースを撒いていないと思われる事。広報や販促の部署が力弱めと言いたい所ですが、SNS(twitterなど)では大暴れ。
デスクトップのデザインは他社でも言える事では有りますが、どこもダサい。これを言い出すと自作やサイコム、ショップブランドにしろという事ですが、個人的にクレバリーのケースはちょっとアレかと。
ラストはtwitterで、クレバリーが持つ複数の公式アカウントで中のクマが暴れており、特に1号店とか心配になる程に活用されておられます。
通常は数を合わせる所ですが、今回は「劣化する延長保証」が「普通に安い延長保証」となり、5:3としております。難点を利点へ移動。
これでクレバリーを購入の検討から除外する理由は無くなり、私も今後の記事でオチをつけ難くなり困ったものですが、クレバリーの立ち位置を勝ってに定義すると。
- DELL、HP
- マウス、ドスパラ、PC工房系 など
- クレバリー
- サイコム、その他ショップブランド
- 自作
上が安く、下は自作寄り。逆に言うと、上はカスタマイズの種類が少なく、下は市販品を使う為にPC本体が高めになる仕組。
マウスやドスパラでは詳細が判らず、しかしサイコムやショップブランドではパーツの選択が難しい場合。クレバリーが良いかも知れないので、検討の際はクマも仲間に入れて上げましょう。
延長保証を改善したクレバリーの中の人、真に天晴でございます。
>中のクマが面白過ぎて不安になる
あんまり山田君disんなw
記事の保証の件についてはヒツジ先輩が述べられております通り、ケチの付け所は無いですし、保証を利用する方にとっては有難いことに違いはありませんので、もっぱら自作で保証は付けずに壊れたら自前交換でアップグレードスタイルの私としては、かつて暮が行ったネ申販売の名残を貼ります。
ちょっとこれらを見て欲しい。スペックを見てからもう一度価格を見るんだ。
http://www.clevery.co.jp/eshop/goods/goods.aspx?goods=4580262372627
http://www.clevery.co.jp/eshop/goods/goods.aspx?goods=4580262372641
http://www.clevery.co.jp/eshop/goods/goods.aspx?goods=4580262372672
投げ売りってレベルじゃねーよw
まさか記事になるとはw
保証制限金額があるという事で検討候補からクレバリーを除いていたのですが、それが無くなった事でここでもいいかなと考えています。
いつもPC工房でばかり見ていたのですが、クレバリーのカスタムの幅が広くて驚きです。
リンクから一号店のTwitterも拝見してきましたが、面白すぎて吹きましたww
コメントが2重で入ってしまったようです、申し訳ありません
確かに延長保証が改良されたのは良いですが、クレバリーはグラフィックにGeForce GTX590やRadeon HD6990などの2GPU1カードを搭載したモデル、またSLIやCrossFireXを標準搭載したモデルは、現状だと全て1年保証のみです。そのため、
>クレバリーを含め他社と長期保証を比較
>3年保証「21万円PC」
この条件の場合、クレバリーではかなり限定的なPCになります。私が確認した限り、標準価格が21万円オーバーのモデル内で、3年保証を選択できるモデルはありませんから、21万円未満からBTOで価格を引き上げる必要がありますね
PCケースがダサい、という点は心苦しいですが同意
ゲーマーモデルは見栄えの良いケースを使用しているのですが
その投売以上の値段を見て逆に手が出せなくなりましたw
パワーレックス??何それおいしいの??→食中毒いやなのでヤメ
たぶん正解だったんだろう。
さて1号店のクマが面白くて仕方ありません。
どうも同時期にsofmapと暮で同じように投売りされていたようなのですが、スペック相応の相場からすると半額以下というどう考えても原価割れしてるとしか思えないほどの特価には何かしらの理由はあったのでしょうな。
また、このPOWEREX製の同じ電源を、ほぼ同時期に同様の価格で暮と祖父が売っていた点から、同じ仕入れルートを持っているのではないかと思われる辺りが何気に興味深いところではあります。
確認。修理代が高過ぎるパソコンは勘弁してくれという事でしょうな。
修理代が高いと言えば
・高性能
・ノート(ネットブック含む)全般
・一体型
・小型(ネットトップなど)
フロンティアの格安5年保証(一律5%で100%補償)が消え激高になったと同時に、安物は3年まで、または延長無しになった事を思い出します。ドスパラの延長が超高額になったものの安物や高性能まで適用している事も納得。
クレバリーのノート(ネットブック含む)はアウトソースで一体型は無い事から、高性能と低価格、ベア交換になる物は怖くて延長不可という事でしょう。
延長で100%保証し全部カバーして延長料を高くするより、無理なものは無理だから他をあたれという潔さが気に入っております。
クレバリーはそこまで考えていないかも知れないとオチを付けたいものの、年商から考えるとそこまで考えているでしょう。恐るべしクマー。