デスクトップは無いかと思いますが、ノートは落としたり踏んだりぶっかけたり。
twitterで兄のノートPC(液晶)を踏んで壊してしまったという事で修理費用を聞かれた所からのネタです。公開メッセージなので引用しても良いと思いますが念のため省略します。
BTOパソコンはノートPCを一からデザインしている事は滅多に無く、ベアボーン製造メーカーの出し物そのままを使っている事が多い為、台湾や韓国や中国から仕入れた価格に修理交換作業料が乗ります。
1年以上前に参考として一覧を書いた為、引っ張ってきました。
不具合箇所 | 修理内容 | 修理料金 | ||
OS(Windows)不良 | → | OS再インストール | ・・・ | 1.0~1.5万円 |
マザーボード故障 | → | マザーボード交換 | ・・・ | 3.5~8.0万円 |
ハードディスク故障 | → | ハードディスク交換 | ・・・ | 1.0~2.5万円 |
メモリ故障 | → | メモリ交換 | ・・・ | 1.0~2.5万円 |
液晶(バックライト)故障 | → | LCD交換 | ・・・ | 4.5~7.0万円 |
液晶(パネル)破損 | → | LCD交換 | ・・・ | 4.5~7.0万円 |
液晶(インバータ)故障 | → | インバータ交換 | ・・・ | 1.5~2.5万円 |
光学ドライブ故障 | → | 光学ドライブ交換 | ・・・ | 2.0~4.5万円 |
カードリーダー故障 | → | カードリーダー交換 | ・・・ | 3.5~8.0万円 |
外観破損 | → | ケース交換 | ・・・ | 2.5~8.0万円 |
液晶は3種類有りますが、バックライトが切れようとパネルが破損しようとパネル丸ごとの交換になるため、どちらだろうと4~7万円程度はかかるとしました。最近出回っているネットブックなどは分解禁止の雰囲気が有る為、ベアボーン丸ごと交換でしょう。
私がノートはやめろという理由は上の表の通りです。
他人のPCをぶっ壊してしまった時の対処法
やってしまった事は仕方無し。
身内だろうと赤の他人でも社内でも、過失を認めて自分がやった事を認めて謝る。勝手に壊れたなどと誤魔化してはなりません。そういう修理依頼も有りましたがエスパーはお帰り下さいという事で通りません。
要点と流れ。
- 自分の過失を認め謝る
- 原因は何かを詳しく説明(言い訳をしない)
- どうしたら良いか聞く
事実のみを伝え、言い訳をしない。
解決する方向へ最善の手段を考える
しゃあないな、という事になれば次にどうするかという事になります。
メーカーの修理サービスへ出す
メーカー規定の保証内なら無料 とは限りません。
物理破損を含むユーザ過失や故意による故障は規定外となり普通の保証はきかない。規定を良く読んでみましょう。別でワランティなどの名称で保険が付けられるメーカーも有りますが、物損などにも対応している保険会社の保証なら無料や減額出来る事があります。
普通は標準で物理破損の保証など付いていないため、無ければ諦めて普通に修理となりますが、初めに書いた通り見積総額は覚悟が必要。キャンセルしてもキャンセル料として5千~1万円程度取られる事もあります。
デスクトップはそう変わりませんが、5~10年前のノートは性能の割に高額なPCが多かったため、特に気を付けましょう。今5万程度で売られているCULVより劣る性能で15万とかザラです。
街の修理業者に依頼
自己所有のパソコンなら好きにすりゃ良いですが、中には趣味の延長でやっている個人事業もあります。分解跡を付けたりビスを紛失、破損させてパテで埋めるなど低レベルというより悪質な自称業者も居ます。
交換部品も液晶パネルなら純正ではない安い汎用部品が多く、純正であればそれは間違いなく中古です。ヤフオクなどでジャンクや故障品を落札していたり。
その自称業者へ矛先が向けばラッキーなどとは考えず、誠意を尽くしましょう。
金で解決(故障PCを買取る)
価値が有ると言えば微妙というか無いと思いますが、5年前に10万で売られていたA4サイズのノートなら、今の価値としては美品でも中古の販売価格で4万円以下。買取るとなれば廃棄費用が発生するため無料でも引き取らないという矛盾さえ出ます。
金が余っているなら結構ですが、最もお勧めできない手段。金を出せと言われたら、身内でなければ紙などに書いて貰いましょう。下手すると恐喝(刑法)になり有利になる、など考えてはいけません。
PC(ハードウェア)に詳しいなら提案を試みる
いくら過失が有るとは言え可能な限り出費は抑えたいもの。
ハードディスクのデータを外付けHDDへ退避
液晶の破損のみならデータを消される事は無いかと思いますが、ベアボーン(ノート本体)の交換やナショナルブランドの場合は問答無用でベア交換も有り得ます。
液晶が映らないなら大抵のノートにはD-sub出力が付いているため外部モニタへ接続し、自腹購入した外付けHDDへデータ退避を提案。誠意を見せるという事です。
これだけでは解決しないため次へ。
同型のパソコンを購入しHDDを交換
旧型なら中古になりますが、上手く同型のノートが有ればハードディスクのみ交換する事で復活出来ます。半年や1年程度の型落ちなら新品が在庫処分されているかも知れず、検索する事をお勧め。
なぜかはメーカー修理より安く済む可能性が高い。新品かつ部品取り用の予備が有れば交換用部品が有るという意味で安心かも知れません。
自力で分解し修理してしまう
かなりお勧めしませんが、電源が入らないなどでヤフオクなどで出品されている同型PCなら格安で手に入り液晶は生きている可能性が高い。
但し、液晶パネルはマザーボードに接続されているためパネルを開けて交換してハイ終わり なわけはありません。ほぼ全分解すると思ってやめておきましょう。別の箇所を破損したり、爪を折ってベゼル(液晶のフチの部分)が閉じなくなる危険も高い。
脅しのように液晶背面に感電の危険有りなどシールも貼られているかと。
新品パソコンへの買い替えは最後の手段
買った方が高性能で安い は、金を出す方の勝手な言い分。一見、簡単で良質なカードではありますが早い段階で切ってしまうと逆効果で危険。
修理をしている時いつも思っていたのですが、購入時に20万円のPCが5年で電源が入らなくなりマザー交換で修理費用が8万円。明らかに新品を購入した方が性能は高くHDD容量も多く10万円を切っていたりしますが、修理を続行するユーザは結構居ます。5割以上。
理由は知りませんが、年配の方で物を大切にする価値観や愛着があるなど、今出ている高性能な安い新品に買い換えれば良いというものでも無く、そういう人に買い替えを勧めると怒りを煽る可能性があります。
身内や親しい友人ならまだしも、赤の他人なら買い替えればいいじゃんという考え方は、最低に誠意が無いため相手が言うまで待ちましょう。自分の価値観が他人と同じとは限らず、物がパソコンなだけにアプリケーションの再インストールやOSの種類、エディション違いで使い勝手が変わるという不自由さが有り、MS系メールのデータ移行は普通の人には難しいものです。
車なら保険をかける事で金銭面はどうにかなるものですが、他人のノートに前もって保険をかける事は出来ず実費を自腹です。
ノートパソコンの修理は法外かと思えるほど高額。近寄る際は充分注意しましょう。フタの無いカップでコーラを持って近付いたりしないように。
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