PCの盗聴や覗き見問題について。
最近のノートPCは当たり前のごとくカメラが付いていたりマイクは昔から内蔵されているもの。タブレットならば必ずといえるほどインカメラは付いており、2in1も似たようなものかと。
先に手軽な設定変更する方法から。
パソコンの音声入力やカメラを切る無効にする方法
Macは後で。
Windows
Windowsでマイクをオフにする方法を2種類。
3枚の画像を合成したので分かりにくくなってしまった。
1つ目のやり方は、右下のスピーカーアイコンを右クリックすると録音デバイスという項目があるのでクリック、すると左の切れている窓が出るので表示されている機能を片っ端から右クリックして無効へ変更すればOK。Windows 7と10で確認。
カメラは今付けていないのでレノボの説明から拝借。
source:起動時にカメラを無効にする方法
英語版なので日本語に治すと、デバイスマネージャーの中にイメージングデバイス(カタカナ)の項目があるのでツリーを開くと映像入力機能のある、認識されている機器が全部表示されるので、右クリックから無効を選択するだけ。
デバイスマネージャーの開き方はWindows 7はコンピューターアイコンを右クリック、Windows 10はエクスプローラーを開いて左のPCを右クリックし、共通してプロパティを選ぶと左上にデバイスマネージャーのリンクある窓が開く。
Mac
音声入力を切るには、Apple(リンゴマーク)メニュー->システム環境設定->サウンド->入力(画像は英語なのでInputになっている)タブを選択。
source:Mac を iPod、iPad、楽器に接続する - Apple サポート
選択して最下段に出ているスピーカーアイコンの右のミュート(Mute)にチェックを入れてどうぞ。
Mac OS Xはカメラを切る設定は無いらしく、スクリプトを使うしか無いそうな。
Yosemiteまでは1番、El Capitan以降は2番。
モバイル(iOS/Android)
アプリが出ているので「カメラ 無効」などで検索を。しかしカメラはまだしもマイク無効にすると通話出来ないのでスマホは無理がありますな。
おまけ:セキュリティソフトに保護機能があるものも
セキュリティソフトにこのような設定があるかも知れない。
完全に常時無効で良いならここまでに書いた方法で無効にしてしまえば良いけれど、この設定を使うと例としてLINEとSkypeだけウェブカメラOKとか出来るので切り替えなくて良く楽。
この後で出る、AVASTとAVGの有料版にも似た機能があるらしいので、必要なら利用中のセキュリティソフトの設定から探してみましょう。
おまけ2:Windowsならフリーソフトを使う手も
こちら。
Webカメラを手軽に有・無効化できるWebCam On-Off - 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/679372.html
見方はEnableが有効(オン)、Disableが禁止(オフ)。切り替えが必要ならこれが一番手軽かも知れませんな。
ウェブカメラの覗き見対策している日本人は約4割
元ネタはこちら。
約65%がPCのウェブカメラによるのぞき見を懸念しているにもかかわらず、実際に対策を講じているのはわずか39%
覗き見不安な割合は3人中2人くらい。
39%の方は全体なのか65%中かが不明ながら全体とするなら5人中2人が対策をしており、本文では「わずか」と表現されているものの個人的には結構多いと思った。
65%中39%ならば全体の25%、4人中1人。
確実に盗撮や盗聴を防ぐなら物理的な阻止を
なぜ盗撮や盗聴されるかは3種類あると推測。
- カメラや音声入力ソフトの止め忘れ
- 第三者による悪意あるソフトの混入
- 第三者によるハッキングで乗っ取り
1は自分がアホなのでスルーするとして問題は2と3。
キーロガー(キーボードの入力をバックグラウンドで記録保存するソフト)のように外部へ映像や音声を送る何かが存在するならセキュリティソフトは反応しない可能性がございます。
ハッキングによりトロイの木馬などを入れられてしまったなら、設定を無効にしておいても有効へ切り替えられてしまえば意味が無い。
結局は物理的にレンズとマイクをふさぐ、または外付ならカメラなどを毎回取り外すか。USBの抜き差しが面倒ならこういう物も発見。
source:Amazon | USB スイッチ付コネクタ SUAM-SWAF
ノートPCやスマホならスライドするウェブカメラ用カバーもございます。
source:Amazon.co.jp: ウェブカメラカバー(3枚セット)
音声はカバーでは無理があると思うので、内蔵マイクの穴を養生テープなどでふさぐくらいしか思いつかない。
というわけで、設定変更は気休めであり、本気で安心したいなら物理的にレンズやマイクをどうにかするしかないと言いたかった。
デスクトップPCだと、自分で追加しない限りマイクとカメラは非搭載でしょうから、対策不要で楽。
>デバイスマネージャー
「スタートボタンを押す」→「deb まで打つ」でデバイスマネージャが選択肢に現れますが、それを除くと「エクスプローラのPCを選択」→「上段のコンピュータタブを選択」→「システムのプロパティを選択」→「右側にあるデバイスマネージャを選択」でも開けますね。「管理」→「デバイスマネージャ」でも同じことができますけれど。行き方がたくさんあるのは便利でもあり、説明が面倒でもあります。
Axfc UpLoader - デバイスマネージャ.jpg
https://www.axfc.net/u/3857565.jpg
>セキュリティソフトに保護機能があるものも
フリーソフトだと基本的にウイルス対策に限定したソフトばかりですから、Webカメラを監視できるものはKINGSOFT InternetSecurity2017くらいでしょうか。
>Windowsならフリーソフトを使う手も
相性やソフト同士の競合、また設定の間違いなどで、ソフトの見かけ上は無効化していても、実際に動いていないかは分かりませんから、フリーソフトを入れるだけで一安心とはしないことを推奨。
フリーソフト1つでお手軽にONOFFできるなら、外部からもお手軽にONOFFできるかもしれない、自分のミスやソフトのバグでお手軽に公開してしまうかもしれない、とでも思って対策と覚悟をしておいた方が良いやも。
>デバイスマネージャー
Windows 10の場合は左下を右クリックやWindows+Xを押して表示されるメニューからデバイスマネージャをひらけます。
>Mac
>最下段に出ているスピーカーアイコンの右のミュート(Mute)にチェック
確認しましたが最下段は主音量で消音チェックを入れると当然ですが音が出なくなります。
入力レベル(Input level)の上の「入力音量」を左に動かして下げればおそらく出来ますが完全にマイクが切れるのかわかりません。
>物理的な阻止
阻止ではありませんがカメラを使うとカメラの横にあるランプが光るパソコンもあります。
使用していない使用していないのに光ったら念のため疑った方がいいです。