先日やった同タイトルその1の続き。
BTOパソコンやワークステーションでは無く自分用自作PCを見積もり中。初心に返り、CPUを可能な限り高性能にして長く使えるようにと考えていますが、現在Core i シリーズのCPUはいずれも高性能。しかし敢えてCore i7で行く事にしました。まだ決定ではございません。
後半はマザー、CPUクーラー、そしてケース。パーツ選びでもこだわり(個性)が出る所なので、自作に縁の無い自称初心者の方も是非御覧有れ。参考にはならないと思います。
現在、予定している仕様。
- CPU:Core i7 950 または 870・・約25,000円
- メモリ:2GBx3~4GBx2・・約6,000~8,000円
- 電源:PoweRock 500W GE-N500A-C2・・約4,000円
- グラボ:NVIDIA GeForce GT430・・約7,000円
小計42,000~44,000円。予算は残28,000~26,000円と厳しい状況。
マザーボードの仕様を改めて考える
CPUの候補で2種類の規格を考えている為、マザーボードも2種類。私個人が必要と思う機能を改めて書き出すと。
- フォームファクタはATX(ケースはミドルタワー以上の予定)
- SATA3(6Gbps)は2本以上必須
- USB3.0は有った方が良さそうな気がして来た
- やはりIDE(PATA接続)は最低1本必要
LGA1366でマイクロATXが有るかは調べていません。ここまで高性能なCPUなら素直にATX、LGA1156ならP55が無難として。
SATAの6Gbpsを必須としている理由は、今後5年くらい使い続ける前提のため、ストレージの進化に置いて行かれぬよう。本気で予算が無ければ体感速度でそう変わらないのでSATA3Gbpsでも結構ですが、ブログのネタ用にベンチマークを取るかも知れない用。
USB3.0機器を使う予定はございませんが、軽視しているからこそいざ必要となった際にPCI~増設したく無いという、要するに後の面倒を省きたいと。価格もそう変わらないようなので入れた次第。
ラストのIDE接続は光学ドライブの使用頻度が低く使い回しは諦めるとしておりましたが、年に数回受ける旧式PCの修理で必要になると予想し入れました。数十GB以上のデータをUSB転送は気が遠くなる為。
私がBTOパソコンが(で)良いという理由がここで、良く分からないならマザーボードにこだわる必要無し。
自作PCマニアがマザーにこだわる理由は
- 気に入っているメーカーや特徴が有る
- BIOSを弄(もてあそ)ぶ為の御指名
- インターフェイスの種類、数、位置
などの理由で型番やメーカー不明のBTOパソコンでは駄目だという事を言っておられるわけです。
メーカーなどにこだわらずBIOSの中身もどうでも良く、但しインターフェイスの種類が要るならBTOパソコンで結構。仕様の詳細ページに書かれています。
メーカー名のみで決め打ちするユーザは自称中級者以上の可能性有りとして、質問掲示板などでは要注意。私はGIGABYTE嫌いのASUS好きですが、全く逆の人も居りましょう。そのような答え方をしてもされても判断材料にはなり得ず。
話を戻し、Core i7 950ならLGA1366、チップセットはX58、メモリはDDR3のATXとして価格コムで検索し安い順から抜き出します。
source:価格.com - マザーボード スペック検索・性能比較
私が決めた条件に合う物、2万円を超えると予算的に厳しいのでそれ以下を絞ると上の2種類。左のASRockマザーは価格推移がおかしいですな。ツクモが一時的にセール中なのかも知れない。
先ほどGIGABYTE嫌いと書きましたが、それでも条件に合う物が有れば選びます。メーカー嫌いというものはその程度の事。
ASRockの製品ページより。
PCI-Express(x16)の下(写真では左)の空間が狭め。サウンドブラスター(PCI用)は付ける予定としてそれ以上は無理と考えましょうか。
気になる所はCPU周りの障害物が近く空間が狭い事で、でかいCPUクーラーを付ける際に限定されそうな気がします。CPUのソケットが大きいので狭く見えるだけかも知れません。
写真左下のデジタル表示は、以前どこかのニュース記事で見たような気が。確かマザー障害のエラー番号を表示するとか。ネタ的に価値が上がりました。
もう一つはGIGABYTE、日本代理店CFD販売のページより。
マザーボードのデザインやオブジェのセンスはGIGABYTEが良いという意味不明な価値観は忘れるとして、ASRockで冒険してみましょう。価格は16,000円。
LGA1156はピンキリで種類が有り、下は8千円程度から上は予算を考えて2万円超えは無し。安い物はSATA2なので条件に合う物を5つ選択し比較。
上記内での最安はMSI(P55A-GD55)
性能には特に文句無く、この記事を書く用に一応比較しましたがこれで良いでしょう。価格は11,000円。
予算はLGA1366(Core i7 950)では残12,000円、LGA1156(Core i7 860)なら15,000円まで減りました、
CPUクーラーは 1.安い 2.静音 3.メーカー不問
ケースより先にCPUクーラーは逆のような気がしますが、今回は丸ごと組み立てており、クーラーに合わせてケースを選ぶ方法も一興として。
インテル純正を4年も使い続け、Pen4(プレスコット)の爆音を気にしなかった理由は慣れ以外に交換が面倒だからという下らない理由。
こだわりは全く無く適当に冷えるならOK。ここでもやはり価格コムのアニキ達に聞いてみましょう。どうするかは簡単、ランキングを見るのみ。
CPUクーラーを自作や改造する以外の人間が買うわけが無く、このランキングが自作ユーザの人気順という事でしょう。
4と5位は見なかった事にしましょうか。
2位のSHURIKENはLGA1366専用。やたら低い事が気になりますがレビューを読み問題無しとしますが、1と3位のサイズ製品で良いと思います。
単価が安く送料無料にならないとして3500円予算を消費。
- LGA1366(Core i7 950)・・残8,500円(純正:12,000円)
- LGA1156(Core i7 860)・・残12,500円(純正:16,000円)
CPUをBOXで買うならIntelのリテール(純正)クーラーが付属するとして0円という姑息な手段に出ました。この残額次第で次のケースが決まってしまう為。
ケースは 1.構造 2.搭載本数 3.個人の趣味
自作最大の利点とも言えるケース選択。
これだけは私もこだわりが有り、日常生活の重要度に例えると、CPUは冷蔵庫、メモリはコンロ、ストレージ(HDD、SSD)がトイレとするならケースは家。
他人の家に行きデスクトップのケースを見て、「こやつ、出来るな・・(内心:PC変態っぽいので適当に初心者のふりをしてスルーしよう)」と思う等。
BTOパソコン最大の欠点と思っており量産系メーカーはケースがださい。
こだわりは。
- クラマス(CoolerMaster)
- HDD6本くらい搭載可能(実際の搭載数は3本)
- 掃除や部品交換し易い
- 何かと光らない
- ネタ的に中が見えて欲しい
全ての条件は無理として目を付けている製品がこの2つ。
クーラーマスター:HAF 912 Advanced
アンテック:Twelve Hundred
価格は12月現在、HAF912が15,800円、Twelve Hundredは19,460円。
TH、かなり安くなりましたがそれでも2万円近し。HAF912は12月10日発売で価格は微妙に下がり中。
一応、価格.comのランキングも見ましょうか。
source:価格.com - PCケース 売れ筋ランキング
1位のNine Hundredが安い。5インチベイ9個、THは12個です。要りませんが。
3位のCM690II Plusも良さそうです。
2位のファントムとやらも気になります。宇宙船の座席の肘掛けのような。
この手の見た目重視は中身が阿保な事が多いものの良い構造。
5位のコルセアケースも素晴らしい。E-ATX(CPU2個マザーの大きさ)。
CPU取付部分付近の裏が開くようです。ドアの意味が解りませんが何か凄い。
6位はGIGABYTEのGZ-X1BPD-100で価格は最安3500円(送料無料)となっており、予算から考えるとギガバイト一択に見えますが、ここではクーラーマスターのHAF 912 Advancedで行きます。
ケースに1万円以上など有り得ないと思っておりましたが構造は重要。現在使っているサイコムの電源付激安InWinケースはHDDスロットが丸ごと横に90度回る仕様でHDD入れ替えが簡単。かなり助かり中。
Twelve Hundredは時の流れか価格の割に良いと思えなくなりましたな。
未来のCPU2個仕様を考慮しコルセアケースも良いけれど2万は高い。更には一見ミドルタワーに見えますが奥行きが有るフルタワーで設置空間の無駄。ノートPCユーザがデスクトップを置けない気持ちが多少分かった気がします。
PCケースの価格は16,000円。
低予算で高性能PCを自作その2(まとめ)
先に共通パーツを小計。見づらいので「約」を抜きます。
- 電源:PoweRock 500W GE-N500A-C2・・4,000円
- グラボ:NVIDIA GeForce GT430・・7,000円
- クーラー:無し(リテール※付属品)・・0円
- ケース:HAF 912 Advanced・・16,000円
ここまで小計27,000円。先にLGA1366から。
- CPU:Core i7 950 ・・25,000円
- メモリ:2GBx3 ・・6,000円
- マザー:X58 Extreme3・・16,000円
4GBx3は無理とし47,000円では合計74,000円くらい。
- CPU:Core i7 870・・25,000円
- メモリ:4GBx2・・8,000円
- マザー:P55A-GD55・・11,000円
LGA1156が割高に見えてしまう44,000円、足すと合計71,000円くらい。
方針通り、予算を超えてしまったので自作はしないというわなにをする(略
構成を見た当サイトのバックボーン(私の友人)より意義有り。
「お前のPCなら良いけれどヒツジ先輩がそれは駄目だろう」
確かに。
提案を聞くとアシが出た差額全てを負担する代償にCPUクーラー御指名。
source:多和田新也のニューアイテム診断室
目眩(めまい)がしつつ最安を調べると約12千円。
16千円を持ってもらい水冷950か。1000円を誤差と思い込み870か。
個人的には前回のコメントにも書きましたがCPU8本のグラフを見たいという理由のみで950にしたく、但し予算が厳しい。そして簡易水冷の魔手という葛藤。
選択肢は3つ。
- 10円単位で再計算すると7万円切れそうな為 i7 860構成で行く
- 諦めてi7 950を水冷にする
- 値下がりを期待しつつ、何故か1月9日頃まで待ってみる
以上、次回は「Sandy Bridge編その1」でお会いしましょう。
冗談です。どちらかで行きます。いや、水冷か空冷かでは無く。
>マザー
!おやっ、Gigaの方のマザーは4枚挿しできますねw
さあ、早く再検討する作業に戻るんだ。
>CPUクーラー
せっかくなので、CPUクーラーのトップフロー型とサイドフロー型はケースに合わせたほうがいいかもですね。
基本的にサイドフロー型のほうが冷却に有利ですが、サイドパネルにダクトがついてるようなケースならトップフロー型でもいいと思います。
>何かと光らない
フイタw 奇襲攻撃とは卑怯なw お茶返せ
>5位のコルセアケース
コレ含むCC700とCC800のデカさは異常!ネタになるレベル。
クーラーマスターで最大クラスのあの「COSMOS」ケースが小さく見えるからw
>次回は「Sandy Bridge編その1」でお会いしましょう
いや、これはこれで普通にやりましょうよw
出たてで割高になるのは承知の上で、価格が落ち着く2月3月頃でもいいんで。
上田新聞さんに予価出てましたよ。
http://nueda.main.jp/blog/archives/005439.html
>どちらかで行きます。いや、水冷か空冷かでは無く
よし、わかった。とりあえず水冷一択な件は承知した。
いつも拝見させていただいております。
簡易水冷の場合、例えばCORSAIRのH50などでは、メーカー推奨がリア吸気という変態仕様になっていますが、リア排気よりもリア吸気が冷えるというのは室温よりもケース内温度が高い場合です。
そこへさらにリア吸気によってラジエーターを通過した空気をケース内に取り込む形になれば、さらに輪をかけてケース内温度が上がる可能性があるので、ケースは天面に排気ファンを備えたものの方がよいかと。
逆にケース内温度が高いケースでリア排気運用すると、ビックリするくらい冷えません。
何を言いたいのか自分でもわからなくなってきましたが、要はケースを選ぶCPUクーラーだと思います。
…ってことです。
いつも楽しく拝見させていただいております。
初めてコメントさせていただきます。
つい先月まで8年前に自作したPC(Pen3 1.3GHz)を使っておりましたが、やってみたい用途にスペックが全く足りず、今年春ぐらいから買い換えを検討しておりました。
8年前の知識では完全な浦島太郎状態であったため、色々とググって、こちらのブログを発見し、どうにかPCの買い換えも無事終了でき、大変勉強になりました。
そのような経緯もあって、ヒツジ先輩殿の次期PCがどのようなものになるか、とても楽しみにしております。
TakaQ さんを見習って、過去記事のフルコンプリート目前です。
これからも楽しく拝見させていただきます。
構成が段々と現実味を帯びてきましたね
KYな発言なのは重々承知していますが、私としては内部のパーツをあれこれ交換しないなら、わざわざ自作しなくても、という気持ちが大きいです
私が言うのも筋違いですけれど、ブログのネタになるからとあまり奇抜な構成に走らず、どうぞ時間をかけて満足のいくマシンを購入して下さい
ヒツジ先輩、はじめて書き込みします。よろしくお願いします。
クーラーマスター HAF912 カッコイイですね。HDDの交換や増設がしやすそうですし、電源から出てる配線などが裏側のスペースにきれいに納まり、エアフローが確保されていて、ケース内のホコリの除去もしやすそうです。
過去に一度、素人ながら自作を試みた事があります。場所をとらないミニタワーを選んだのですが、HDDを交換するたびにCPUファンを外す必要性があり、その時にCPUを取り外した事が原因で、CPUかマザーボードのどちらかを破損しました。
安くすませるための自作だったのですが、結局、CPUもマザーボードも交換し高くついてしまいました。
だから、もし次に自作する機会があればHDDの交換や増設が簡単なケースがいいなぁと思います。
その自作PCですが、側面が一面メッシュ構造になっていて、PC使用中はCPUファンの音がだだ漏れで、そのケースを選んだもう1つの失敗だったと考えています。
単にCPUに付属していたCPUファンを静音性のあるものに変えれば良かったのかもしれませんが、一度やらかしたCPU破損の経験から、CPUはなるべく触りたくなく、またどのCPUファンが良いのやら分からずで、7年ほど我慢しながら使い続けました。
この10月にHPにてデスクトップPCを購入した際にヒツジ先輩のサイトを見つけて依頼、おもしろく拝見させて頂いています。
HAF 912もTwelve Hundredも良いですねぇw
最近ケースで涎が出たのはCM690II Plusの白を画像で見た時ですかねw
TakaQさんの>コレ含むCC700とCC800のデカさは異常!
あれはもう一種の壁ですww人の体をすっぽり隠せるくらいですからねw
>「Sandy Bridge編その1」
12月ですからありですよw
「Ivy Bridge編その1」もありかもしれません。
ウソですww
現実味をおびてきた構成。
実際に購入された後の構成との違いが今から楽しみです。
色々とヒツジ先輩のこだわりが見える様で…
CPU8本のグラフ、自分も見たいです!
では「Sandy Bridge編その1」も楽しみにしていますw
冗談でケース=家としたけれど本当に間取りが重要な気がする件。
SandyBridgeネタは明日軽く上げてみます。
結論から言うと、わりとどうでもいいというやつです。
> TakaQ さん
!おやっ、じゃない(笑)
HAF912が良いと思った記事はITmediaのこれ
クーラーマスター、冷却力を重視したミドルタワーケース「HAF 912 Advanced」 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1012/01/news037.html
側板を抜いた上に中が見えるネタ仕様かつ空調志向。
水冷はタニマチのプレゼンにより本格的に検討中。
数千円の差額ごとき平均3日分の酒代程度ですが、決めた計画は守るという事で出せない事はございません。無駄にパソコンに金を掛けたくないという。
> りくんちゅ。パパ さん
ケースリアファンで吸気の時点でH50は変態仕様ですが、CPUの熱風で水冷にケチを付けられたくない為では無かろうかと。
そこまで考えると、CPU直上の電源の吸気はどうなのかという問題が10年以上前から有りますな。それが当然と思う私にはケース底面設置の電源、吸気が床側という仕様が違和感大有り。
> DeDeDe さん
自作やBTOは悩み始める所からカスタマイズが始まっております。
性能は時代遅れで有ろうと、使えるなら良いでしょう。
買い替えた時の感動具合はタイミングが遅い程高いと思われます。
> 庶民A さん
昨日に続きマジレス有難う御座います。
ネタと実用の比率をどの程度にするか。それが私の宿命かと。
ヒツジ先輩なのか、オンラインを離れた普通の雇われの仕事屋か。
期待され度の濃さに比例して判断が大幅にネタ寄りへ・・
> たけ さん
HAF912は下手すると一目惚れというやつです。
5インチ側面の造形やシャドウ3.5の配置(の見た目)が素晴らしい。
COOLERMASTERは古き良き時代の自作ユーザ憧れのメーカーです。
CPUは私も修理現場に入る前、向きを誤り派手にぶっ壊しております。
幸い、修理現場でCPUクーラー取り外しは失敗無く練習させてもらいましたが、数をこなせない通常の環境ではきついですな。そこでBTOですよ。
> HNの接頭辞が通りすがり さん、BTO使用の十利須我里 さん
ミドルタワーとフルタワー、ATXとExtended-ATX。
高さと奥行き、たかが10cm程度の違いですが結構でかい。
12/21用記事でSandyBridgeに興味が無くなり、やはりどちらかにて。
870or950です。いや、水冷か空冷では無く。