ドスパラが液晶モニタ、正確にはLCD部分単体の修理を開始。
ノート言えば液晶画面、ノートで無くとも現在は液晶ディスプレイが主流ですが、故障するとどうにもならない方がノート。液晶モニタはLCD(リキッド クリスタル ディスプレイ)と呼ばれ、日本語にすると液体水晶画面とかの意味でしょうか。液体を使い光の三原色で表示しているわけです。
うんちくはどうでも良く、ドスパラが格安の液晶修理を開始。
ドスパラが液晶修理を期間限定で割引中
マイコミにプレスリリースが載っておりますが、詳細の有る専用ページが作られている為そちらより。
液晶画面修理サービス|ドスパラ店舗ページ
http://shop.dospara.co.jp/info/support/repair_display/repair_display.html
11500円という価格を見て安いと思ったなら、過去に有名メーカーPCのLCD故障で修理依頼と見積をされたか、メーカーや個人のPC修理関係者などかと。
「~」と付属しており青天井では有りますが、良い点は料金の一覧も合わせて掲載しております。
11500円~は15インチノートのバックライトまたはインバータ交換。業者ならここで納得されるでしょう。
一体型はスルーするとして、主にデスクトップ用な液晶モニタ単体も大して高額では無く、バックライトやインバータは1万円と格安。
単体液晶モニタではそう高額な部分は無いものの、ノートでは明らかに差が出ている境界線が見えます。
- バックライト(蛍光管)、インバータ(基板)の交換修理
- 液晶パネル(LCDパネル)丸ごとの交換
原因は汎用パーツか否かや、LCDパネルそのものの原価が基板や蛍光管より高額という事。LCDパネルとはバックライトを含み、インバータ基板は別。
明るい部分がインバータ基板で奥の四角がLCDパネル。バックライトはその裏、LCDパネルを分解する事に。
ドスパラ信者は「さすがサードウェーブさんっす」と言いたいかも知れませんが、この修理サービスはパソコン工房(ユニットコム)が以前からやっております。
ノートパソコン液晶リフレッシュのことならパソコン工房
http://www.pc-koubou.jp/info/refresh_monitor.php
メーカー修理の場合は約6万円と書かれていますが大袈裟では無く、BTOメーカーでも4万円以上は掛かるかと。
理由はLCDパネル丸ごと、またはインバータ基板交換の二択になり、バックライト交換はLCDパネルの分解になるとして不可。
修理期間7日前後も優秀。ある程度の部品を在庫しており、ハードディスクやWindowsをいじる可能性が無いため早いのでしょう。合う物が無ければ取り寄せになると思いますが、在庫がBTOメーカーの強い所でしょうな。
料金も一覧が有ります。
バックライト交換料金などはどう見てもドスパラがパクっていますが、パネル交換はドスパラが安め。更に7月までドスパラは更に安いキャンペーン中。
個人的にはあなたの街のパソコン修理屋さんを高く評価している為、若干パソコン工房寄りでは有りますが安い方が良い事は言うまでも無く。
有名メーカーがLCDをバラして他社製品まで修理するわけも無く、自作の派生な組立代行とも言えるBTOメーカーならではのサービスと言えましょう。
液晶パネルの原価一覧(輸送費別、最低数量有り)
過去の記事で書いた気がしますが、未だにアンディーからメールが届きます。アンディーて誰だよと思われるかと思いますが私も知りません。
このブログを業者やメーカーと思われているのか、延々とスパム状態でLCD買わないかメールを送って来てくれる台湾のKARTEKという業者。
リファラ取られると更に宣伝が激化しそうなのでリンクはしません。
卡爾國際電子有限公司;Kartek CO., LTD
http://www.kartek.com.tw/html/front/bin/home.phtml
かなりきれいに仕上がっているホームページ。そんな事より下のアクセスカウンターが気になりますが、まさかこれまでに2539人という意味でしょうか。1日、またはリニューアルした後、と思い込んでおきます。
価格を迷惑メールより転載。長いので15インチ付近を撮っております。
解り難い所のみ解説すると、Surfaceは光沢かノングレア、解像度を飛ばしてバックライトはLEDか蛍光管か。グレードは意味不明ですが全部Aの御様子。
この一覧には最低数量(Minimam-QTY)が書かれていませんが、別の日に送られて来た一覧では2~440枚と幅広くなっており、取引の常識として船に載った後の送料は買い手持ちなので、総額は個人レベルでは不可能な程に上がります。
船までは台湾の業者が手配。その後は送料のみでは無く、コンテナの隙間を使わせてもらう手配や、船が日本に到着した後の手配にも金が掛かります。
そして、パソコン工房が書いているメーカー修理6万円には作業費や利益も入っており高いわけです。
元メーカー修理関係者なので噂としてぼかしますが、メーカー純正として仕入れた場合のLCDパネルは日本円で2万円前後。ASUS(日本代理店、ユニティ)経由では3万円を越える物も有るかも知れません。無いかも知れません。仕入れ方にもよるでしょう。
液晶ディスプレイ本気の故障と正常な症状各種
ドスパラとパソコン工房の症例より。
- 画面が暗い
- チカチカする
- 一瞬ついてすぐ消える
- 全体がピンク(黄緑、水)色
- ノイズが出る
- 縦に線が入る
- 破損
画面が暗いは2種類有り、真っ暗で完全に映らないか、または薄く画面が映っているか。真っ暗な場合はパネルそのものが故障しているかケーブルの接続に問題が有る場合が多め。薄く映っている場合はバックライトまたはインバータ基板。この場合は直射日光下で良く見ると映っている事が判ります。
パネルの故障ならパネル丸ごと交換で最も高額、ケーブルの接触不良なら繋ぐのみで1万円くらい。破損しているならケーブル交換でも1万円台。バックライトが蛍光管なら数千円。インバータ基板も日本円で2千円くらいから有るので、おおよそ2万円は行かないかと。
故障と勘違いする例は、液晶の輝度を下げていたりバッテリー駆動で暗くなった状態。輝度は多くのノートでFnキーを押しつつファンクションキー(F◯)で調整可能。バッテリ駆動に切り替わると標準で画面が暗くなるようWindowsの設定が有り修理に出してしまうなど稀に有りました。AC電源が奥まで挿さっているか、コンセントに入っているかも確認を。
チカチカするという表現が良く判りませんが、ついたり消えたりの意味ならケーブルの接続、または開閉センサーに問題が有りそうです。接続なら付け直し、センサーは場合によりマザーボードの交換となればLCDより修理代は高く付く事も有りましょう。一瞬ついてすぐ消えるも同様。
次以降の色やノイズ、線はLCDパネルの故障が多く、と書こうと思いきや料金表に書かれておりますな。長々と書きましたが見分け方。
- 調整による暗さ・・・正常
- 暗い、ついたり消えたり系・・・バックライト、インバータ、ケーブル
- 変色、線、ノイズ・・・LCDパネル
最後の破損は最悪と思いがちですが、ノートには物損用の保険をオプションが用意されている事が多く、普通に故障するより保険が利いて無料で修理出来ると考えるなら、落雷に限らず、うっかり壊してしまった方が出費が無いと言えます。
故意に水をかけたりペットのトイレにしてしまう、ボールペンを挟む、踏んでしまうは不可。嘘をつくとバレた時は保険金詐欺になります。
約2年半くらい前のおおよそのノート修理費用
メーカーの修理費用を丸出しにするわけには行かず薄めて誤魔化していますが、BTOメーカーのノート修理代の参考に。過去の記事より。
液晶は真ん中辺りの3行。
NECやソニーでは無くともインバータ以外は4.5万円から7万円。インバータ基板は1.5~2.5万円。メーカーではLCDを分解しない(製造メーカーとの契約で出来ない)為、バックライトが切れてもパネル交換になり高額。インバータは別の小型な基板なので部品代は大した事無く、費用は工賃や利益です。
最近のノート、特にネットブックは液晶パネルやインバータの交換が効くなら良いものの、ベアボーン(HDDやメモリなどを除くノート本体丸ごと)交換で分解しない契約なら、丸ごと代が請求されてもおかしくは無く、トラブル回避としてメーカーは丸ごと交換しましたとは言わないものです。
しかし分解の工賃を考えると、原価が2万円を切るようなネットブックの場合はLCDやマザーをバラさない方が安く上がるでしょう。CPUや無線LANが内蔵なら、交換はHDDとメモリ程度となりLCDやインバータ交換より遥かに手間無し。メーカーも保守用在庫と製品が同じという利点も有ります。
有名メーカー製は性能を比較、安物は買替えを
久々のノート修理は高いという内容でしたが、購入時に修理費用を気にする人間は少なく、デスクトップとの比較をする人間は更に少ないでしょう。
デスクトップなら工賃は安く、自作ユーザならマザー(メイン基板)も自分で交換出来る程度に簡単。ノートの問題はパーツの高額さ以外に手数の多さや難度も有り、先に書いたドスパラやパソコン工房のサービスは良心的。
保証の切れたLavieやVAIO、BIBLO、dynabookが故障したなら、現在売られているノートと性能を比較し、修理費用と販売額も比較した方が良いでしょう。4年以上前のノートは性能、特にメモリが少なくCPUも遅め。
安物とは、ASUS、MSI、Acerのようなベア製造元の直販。修理費用が購入額を上回る可能性以外に、代理店経由で台湾で修理などなれば返却まで2ヶ月くらい要す事も有りました。
Core2からCore iシリーズの境目から後は性能が上がると同時に価格もかなり下がっている為、無理に修理せず買い替えも検討を。
3年過ぎたノートのLCDパネルを交換すれど、LCD以外は中古状態で、そのLCDも純正とは限らず。純正でもロット不良が重なるなら同じ症状で故障する確率も高まります。
その際はデスクトップも選択に入れてみましょう。液晶画面が壊れても2万円以内で23インチの新品に買い替えられます。
>未だにアンディーからメールが届きます。
>アンディーて誰だよと思われるかと思いますが私も知りません
くっそ、こんなので… お茶返せw
>カードリーダー 8万
オンボードでマザーごと交換なんだなw
つまりUSBポートが一個こわれても同じってことですね。
ノートPC恐ろしい子w
ウチに13年前のThinkPad235があってまだ動くんですけど、液晶が暗めなのでこのサービス使って交換してもらえますかねw。
なんかこう暗いだけじゃなくて液晶画面が「赤っぽい」んですよ。
おかしいですよね私民主党じゃないのにw おや、誰か来t
オレなら買い換える価格。
>LCD(リキッド クリスタル ディスプレイ)と呼ばれ、日本語にすると液体水晶画面とか
LCDに水晶は入っていなかったはずですから、この場合のクリスタルは水晶より結晶を推奨します
私はディスプレイが故障した経験が無いため、画面表示がおかしくなったら先ずグラフィックカードの方を疑います。予備の液晶ディスプレイとグラフィックカードがありますから、とりあえず何が問題なのかは判明するだろうとはいえ、メインディスプレイが故障したらテンションがガタ落ちしますね。ディスプレイが無いなら、パソコンなどただの箱ですし
バックライト不良の場合、冷陰極管かLEDかで代金も変わるのでしょうかね