予算4万でゲーミングPCを。
ゲーム用の性能ならば、WindowsとCPUとグラボ代を考えると一瞬で無茶振りとわかる話ながら、不可能ではないので一例として1記事。税込なので税別にすると約3.6万円という無理ゲー。
しかし税込39,781円に抑えた。
税込4万円は中古パーツ揃えても無理がある
元ネタの>>1より。
- 3770k 7800円
- マザー P8Z68-V PRO 6800円
- DDR3 4GB2枚 3980円
- DVDドライブ 980円
- GTX960 2GB 6800円
- 新品SSD 480GB 5000円
残りでケースと電源買ったらOS買えないじゃん…
でも本体がi7とミドルエンドグラボで4万なら安いよね?
このキッズ、何かと間違えており、まずお年玉が4万しか無かったという言い分はおかしい。そこから?と思ったなら私も思った。
それは置いておき、ミドルエンドという言葉は水平線の終端のような存在しないエリアを示されており、CPUだけ高性能なCore i7-3770K指名というアンバランスなオーバースペックもおかしい。いや良いけれど予算に対して。
しかしCPU性能を落とし、メモリを4GBへ減らし、DVDドライブ無し、SSD容量減らしても電源とケースで終わり、Windows 10 HomeのDSP版でさえ1.4万円なので実質ハードウェアの予算は税込2.6万円になってしまう。
ちなみにPassMarkスコア基準でのGTX 960は、GTX 1050オーバー1050 Ti未満なので、いずれも価格コム最安1.2万円であり960でもアリやも知れず。
だがしかし>>5に同意。
法人落ちの中古のPCをSSDに換装して1050tiでも載せときゃいいじゃん
別に法人落ちにこだわらなくてOK。むしろ法人向けPCは稼働時間の長さや環境の悪さ、スリムケースならばグラボはみ出てケースのフタ閉まらないなど避けるべきかと。
ネックはWindows代。
低予算なら中古PCのMAR版Windowsが最適
先にMARとは、から。
source:安心して利用できる再生 PC - 著作権保護 - Microsoft Partners
Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)は直訳で「マイクロソフト認定改修者」とでも言いましょうか、Microsoftがパートナーとして認めている中古PC取扱ショップのこと。
これがあると何が違うかは、正規ライセンス版Windowsなので中古PCでも安心して購入してどうぞを意味する、と同時に、そのライセンス料を激安、もしくはタダ同然でMicrosoftが提供しているのでPC本体一式が安くなる。
Windows 10 Homeを例としておおよその単品価格。
- パッケージ(32/64bit版セット)・・・1.8万円
- DSP版(32or64bit、パーツとセット)・・・1.4万円
- OEM版(PCメーカー専用、ラベルのみ)・・・数千円 ※推定
- MAR版(認定中古PC屋専用、ラベルのみ)・・・数千円 ※憶測
Windowsなし状態からパソコン作り始めると安くてもDSP版の1.4万円が盛られてしまうため、Linuxで良いなら良いけれど、Windowsが良いなら高くつく。
というわけで、ドスパラ中古のデスクトップPCより。
source:中古パソコン(PC)通販のドスパラ
デスクトップPCのCore i5コーナー、安い順でソート。
1万円台は残念ながらOSナシばかり、4番目に19,800円のHP製品でWindows 8.1仕様があったけれど一体型なので見なかったことにして、次に安いやつ。
候補その1。
source:https://used.dospara.co.jp/sale/detail.php?serialno=81460000307548
仕様の一部を引用。
- 【グラフィック】ATI AMD Radeon HD 6450
- 【CPU】Intel Core i5-4570S 2.90GHz
- 【メモリ】8.00GB
- 【ストレージ】HDD 500GB
- 【チップセット】Z87
- 【マザーボード】ASRock Z87 Pro4
- 【光学ドライブ】DVDマルチ
- 【LAN】Gigabit LAN
- 【OS】Windows 10 Home 64bit
- 【リカバリ方法】Windows 10 標準リカバリー機能(MAR)
- 【付属品】無し
サイコムの5年くらい前のミニタワーで、一応グラボは搭載しているけれどゲーム用ではないながら、VRAM 1GB搭載なので私がやる2Dゲームなら無いよりはマシ、3Dは無理がある性能。
他はSSDではなくHDDな点がいただけないくらいで、メモリ8GBは余裕があり、マザーがASRockしかもZシリーズなのでハードウェアで遊べる可能性が高め。電源容量の表記ない点がややアホながら、このサイズで350W未満はまず無いと考える。
候補その2。売れると切れるだろうからリンクはしない。
デスクトップPC (TA_01) | 通販ならドスパラ中古販売
https://used.dospara.co.jp/sale/detail.php?serialno=81460000307564
ドスパラのミニタワー、税別24,900円。主な仕様。
- 【グラフィック】オンボード
- 【CPU】Intel Core i5-4590 3.30GHz
- 【メモリ】8.00GB
- 【ストレージ】HDD 1TB
- 【チップセット】B85
- 【マザーボード】ASRock B85M
- 【光学ドライブ】BD-RE
- 【LAN】Gigabit LAN
- 【OS】Windows 10 Home 64bit
- 【リカバリ方法】Windows 10 標準リカバリー機能(MAR)
- 【付属品】無し
要らない低性能グラボは付いておらず、サイコムPCよりCPU性能やや上、HDD容量倍増、但しマザーボードはハードウェアで遊ばない前提なBシリーズ。無駄にブルーレイが付いている辺りが哀愁を感じる。
候補その3。
デスクトップPC (TA_01) | 通販ならドスパラ中古販売
https://used.dospara.co.jp/sale/detail.php?serialno=81460000307543
これもドスパラのミニタワー、24,900円。
- 【グラフィック】オンボード
- 【CPU】Intel Core i5-4590 3.30GHz
- 【メモリ】8.00GB
- 【ストレージ】SSD 240GB
- 【チップセット】B85
- 【マザーボード】ASUSTeK COMPUTER INC. B85M-E
- 【光学ドライブ】DVDマルチ
- 【LAN】Gigabit LAN
- 【OS】Windows 10 Home 64bit
- 【リカバリ方法】付属のディスクを利用(DSP)
- 【付属品】DSP版OSディスク
候補その2のHDD 1TBがSSD 240GBへ、マザーがASUS製、OSがMAR版ではなくDSP版なのでディスクが付属している点が大きな違い。
手っ取り早い候補は3番
候補3を購入してグラボを挿せばゲーミングPC完成。
最初からSSD搭載がデカい強み、しかもWindowsがDSP版なのでSSDがぶっ壊れても買い替えて再インストールが可能。
2番は予算的にやや厳しい
MAR版WindowsのリカバリはHDDの中に入っているため、もしHDDが故障した際はリカバリ領域も巻き添えになってしまう。
なのでSSDを増設してそちらへHDDの中身を最初にクローンし、HDDはデータ用かつリカバリ領域のバックアップとして残すべき、となるとグラボの予算が1万円出るかどうかまで落ちて中古でもゲーミング性能は難しそう。
本命は最安の1番
理由は1つ、安い。
というわけで1番をベースで行くとしても、この時点で割と予算食う。
- 本体:21,900円(税込:24,090円)
- 送料:1,429円(税込:1,572円)
合わせて25,662円、予算は残り14,338円。
パーツコーナーを調べると、GTX 1050 Tiが行ける。
おすすめは最上段、Parit~の9,490円のやつ。
理由はこいつおそらく新品と思われ、ドスパラがGTX 1050 Ti売り残した、または保守在庫(修理用)棚卸し額削減、なのでここで放流しているとエスパー。違うかも知れないけれど。
というわけで、ここまでの合計は税込35,152円。なので残りは税別4,407円も余っているのでSSDの256GB余裕。
ここまでの合計は税込38,441円。
その他、電源ケーブルがAmazonのエレコム製品448円、キーボードとマウスはヨドバシ「グルービー TM-UKEY108BKMSET [マウス&キーボードセット]」で892円。
総額は税込39,781円でございます。オマケでよく見ていないけれどポイントが5千円分くらい貯まっているはず。
後付品ナシならGTX 1650まで手が届く
PC本体のみ価格の税込25,662円までロールバックすると予算は残り14,338円、ならばこれがギリ行ける。
source:価格.com - 玄人志向 GF-GTX1650-E4GB/OC/DF
総額39,940円でフィニッシュ。
キーボード&マウスはある、SSDは来月以降の小遣い貯まり待ちorHDDで我慢、電源ケーブルは部屋にすっ転がっている、ならばグラボの方を推奨。
SSDなどは後付でどうにもなるけれど、グラボだけは決めてしまうと簡単に短期間では交換しないだろうから、少しでも上の性能の方が安心。
しかもこちらは確実な新品。ロープロファイル対応なので今回の中古PC故障してまた中古にするならスリムケースでも行ける。
なお、後出しながら、ドスパラ中古は同一店舗でなければ本体以外の送料(パーツは620円+税)もしっかり取るため、今回の例ならば面倒なのでグラボは新品がよろしいかと。
どのくらい使い続けられるかは満足度と運次第
今回の4万円中古ゲーミングPCがどのくらいもつかは満足度と運。
満足度とは、この程度の性能のゲーミングPCで良いのかで、私なら描画には全然こだわらないので壊れるまで使うけれど、描画にハァハァする変態はGTX 1650でさえ無理なはず、上を目指したくなるもの。
ハードとしては運が悪ければすぐに故障してゴミと化すか、自作PCユーザとして覚醒し散財スキルで無双するか。故障するならマザー、電源、中古ならグラボ、辺りが消耗品として危ない。
故障したならした時のこととして割り切る人でなければ中古PCは厳しい。お年玉もらう年代なら、後悔しないためにもカネ貯めて新品で揃えた方が良いとは思うけれど好きにするべきですな。
ちなみに今回の中古PC+新品GTX 1650と同等の新品フルセットは、量産系BTOメーカーで9万円くらい。但し、CPUやメモリの世代が新しいので少しだけ性能上になる。
月給取りになるまでは、4万と9万の差はデカいでしょうな。小学生の頃の1万円は大人の10万円くらいの感覚があった。
>マザー P8Z68-V PRO 6800円
Core i の2xxx(Sandy) と 3xxx(Ivy) が LGA1155 に該当しますが、たしかにそこまで古いマザーですと中古市場でなければ選択肢が少ないですね。通販ではなくオークションまで手を伸ばせば、楽天市場あたりでも 5,000円 以下で LGA1155 のマザーは買えますが、何が届くか不安だというなら実店舗やドスパラあたりで揃えるのが良いでしょうか。
>GTX960
ひとつ上の GTX 970 が GTX 1650 と同程度の性能。GTX 960 は GTX 1050Ti とだいたい同じ。軽めのゲームは余裕でプレイ可能。中量級のゲームもそこそこ高画質でプレイ可能。重量級のゲームはそこそこ設定を落としてプレイ可能。超重量級のゲームはガッツリ設定を落とせばプレイは可能。
>中古のデスクトップPC
MAR版でも搭載されている OS が Windows7 なこともあるため注意が必要です。
中古ならパソコン工房もたまに良さ気なモデルがあるためそこそこオススメ。
パソコン工房|ノーブランド 〔中古〕i7デスクトップ(中古保証3ヶ月間)
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=725625
メーカー:ノーブランド(ケースにDELLの表記あり)、ケース:ミニタワー
電源:550W、OS:Windows 10、CPU:Core i7-3770、メモリ:8GB
SSD:240GB、HDD:1TB、光学ドライブ:DVD-RW
特記:サウンドカード搭載、グラボ非搭載
以上で税別「27,255円」
パソコン工房|ノーブランド 〔中古〕自作PC(中古保証3ヶ月間)
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=725645
メーカー(ノーブランド)、ケース:ミニタワー、電源:500W?(写真読み)
OS:Windows10、CPU:AMD A8-3870、メモリ:4GB、GPU:GTX 560
SSD:250GB、HDD:なし、光学ドライブ:DVD-RW
特記:電源はKEIAN、GTX 560はZOTAC製
以上で税別「18,164円」