国内PC出荷台数、14ヶ月連続で二桁伸長(by.JEITA)

2020年1月31日

JEITAが2019年12月のデータを公開。

14ヶ月連続2桁%アップは驚異的だと思うその理由は、12ヶ月までならまだわかる。しかし、13~14ヶ月目は2年連続で2桁の伸び、110%以上が2回なのだから、前々年比するとえらいことになりそう。

適当に見て参りましょう。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

元ネタはこちら。

一般社団法人 電子情報技術産業協会
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/

ソースはテキストのURL内2019年。トップページ以外にリンクするなという社団法人様の言い分なのでクソ不便だと思うけれど従うとしております。

JEITAコメントより。

暦年は、法人向けが大きく牽引し、個人向けも堅調に推移した結果、台数は1千万台に迫り、台数・金額ともに前年を大幅に上回った。

JEITAが1千万台と言っているならば0.66で割り算してMM総研調べでは1500万台を突破していそう。※JEITAはDELLとかHPなどが入っていない、言い方を変えると国内全体の66%くらいの分母でしか統計できていない。

全体の前年比推移。

前年比

大きく落ちたものの、それでも+14%をキープ。

ここ2ヶ月は調子悪そうに見える、しかし冒頭で書いた通り前年の前年比が+二桁%になった頃から、パソコンまた売れ始めた頃との比較なので仕方ない。13ヶ月めで100%切らない時点で凄い。

ところが種類別はナイアガラ。

種類別

B5ノートだけ100%を切れているけれどその他はまだ100%超えを維持。

ここまで荒れてしまうと前年比を見てもアホらしくなるため、とっとと実際の数の方を見て参りましょう。

 

出荷台数と金額はまだ絶好調な2019年12月

「比」ではない「値」のグラフ。

台数と金額

出荷台数は過去6年間でギリでトップを維持し、金額の方はバカかな?と思えるほどボッタクりビジネスが展開中なのか、過去9年間の12月で堂々の2位。

平均単価は昨年には負けるも2位。

平均単価

なぜ出荷金額多い割に平均単価が?と思ったなら、おそらく企業向けの安いデスクトップ単体が売れまくっているのだと思う。

思うで終わるは不本意なので、デスクトップ単体のみの数値。折れ線は前年比なので無視してOK。

デスクトップ台数

まだ右肩上がり。

色の薄い、水色な棒は3月を表しており、一年間で最もデスクトップPCの出荷が増える時期。ヒントは日本の企業の多くが3月決算。

右端の最新の棒グラフが昨年の3月並に高い、過去数年の3月よりもデカいと思えばデスクトップPC絶好調がよくわかる。

オールインワン(一体型)とも分けてみた。前年比ではなく実際の台数。

jeita-2019-12-dt2.gif

前年比という%で見るからややこしくなる。

オールインワンは5万台ラインを推移しており、デスクトップ単体は14ヶ月前頃から右肩上がり。但しこの伸びも画像左の切り立った山から崖へと転落しているようにもうすぐ同じ形になるはず。

パソコンまだ売れまくっていた頃の平均との比較。

過去比

増税前に売れまくり、在庫がはけて11月に補充したのだろうか。

 

2020年度は再びセルが赤く染まる予感

出荷台数と金額を数値にて。

一覧

Excelのこの機能知らない人向けに説明しておくと、数値が高ければ緑、低いなら赤、中間は黄色に変色する仕様。

これによると最新の12月は台数がほんのり黄緑色、金額はもっと緑に近い実績であり、今期のみで見ると12月は消費税アップグレードの9月に次ぐ高い数値。

XP終了の頃を当てはめると次回の1月でこの現象は終わり、2月からだだ下がりとなり、2018年度以前のように赤と黄色で埋め尽くされて行く時期になるでしょう。

何か毎回同じことを書いている気がするけれど、退かぬ媚びぬ顧みぬスピリッツなので、過去の当サイトJEITA記事を読んだことはないのでわからん。


関係ないしどうでも良いけれど、ネット上で多くが「省みぬ」としているこれ、私は「顧みぬ」が正しいと思うのだけれども、漫画のセリフはきっちり省みぬになっていて拍子抜け。

  • 省みぬ・・・反省しない
  • 顧みぬ・・・過去を振り返らない

※北斗の拳、サウザーのセリフ

コメント(1)

>金額
Win7あたりまでは「一般用途のデスクトップなら6~8万、ゲーム用途なら10~15万」くらいだったはずが、Win10時代ですと「一般用途のデスクトップなら7~10万、ゲーム用途なら12~18万円」くらいになったような。

>顧みぬ
その”かえりみない”は「家庭を顧みない」なんぞで使いますね。顧みる、の主な意味は「過去について考える」と「気にかける」の2種。「顧みない」を前者の意味でなら「過去にあった出来事についてあれこれ考えない」の意。

「省みる」は「顧みる」の自分が主体版ですね。「反省する」と言い換えても良し。「過去の自分について考える」という意。「省みない」なら「過去に行った自分の言動についていちいち考えない」の意。「反省する」は「自分の悪かったことを洗い出す」という意味ではありませんし。

私は「省みぬ」で正しいと思います。

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