ディスクの空き容量に余裕を。
ある日ベンチマークソフトを起動して気付いた、いつの間にかCドライブの空き容量が50GBくらいになっており使用量78%と来た。SSDでこれはマズいと思い不要なファイルを削除しまくり。
簡単な方法と少し面倒なやり方の2段階で。
簡単にドライブの空き容量を増やす(初心者向け)
いくら初心者向けとは言えども、どのファイルを消して良いのか判断出来ないならやめておきましょう。
1.Cドライブ内の巨大なファイルを探す
Windows 7ならコンピュータを開く、8以降ならエクスプローラを開いて左の枠内にあるPCを開く。
画像は作業完了後なので空き容量は110GBとなっており、おそらく70GBくらいのファイルを削除しまくった結果。表示が違うので238GBになっているけれど、このドライブは256GBのSSD。ちなみに下のEドライブは4TB(約4千GB)のHDD(ハードディスクドライブ。
Cドライブを開き、右上の検索窓をクリックしてサイズを押す。
巨大を選ぶと129MBを超えるファイルが検索され一覧になる仕様。
上は私が実際に検索したCドライブの中身でサイズ降順にしており、トップは何と15GBもある良く分からないfptファイル。右端の列で場所を見るとACDSeeの文字があるので心当たりのある、画像閲覧ソフト。
Thumb1という名前からしてサムネイルだろうと思い「Thumb fpt」で検索すると当たり。要らないわけでは無いけれど、なければまた作られるものだろうから15GBと下にある4GBのファイルを削除。ダブって表示されていたようで19GB空いた。
Nox~はAndroidエミュレータのゲームのデータだろうからスルー、bto.sqlは当サイトのバックアップをCドライブ上に置き忘れていたのでEドライブへ移動。という感じで、クソでかい無駄ファイルを削除またはスルーもしくは退避。
良く分からないならパソコン詳しい人に相談しましょう。
2.ゴミ箱を空にする
意外とこれやらない人多い。特にパソコン使用頻度低い人。
ゴミ箱は捨てたファイルを取り出すところ、な感覚なのか。ここは設定された容量に到達するまでゴミファイルが増殖し続けてしまう。
プロパティを確認してみましょう。
私の場合はCドライブでは無くEドライブへ捨てる(一時保管する)よう変更しており、通常はCドライブの容量の10%が割り当てられるので、CドライブがHDD1GBとかなら100GB(100000)になっているやも知れず、多分無駄なので小さくするべし。
CドライブがSSDならHDDへ変更した方が良いと思う。
3.Cドライブ内の巨大なフォルダを探す
最後はフリーソフトでファイルでは無くフォルダ単位で検索。
DriveAnalyzerの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
http://www.vector.co.jp/soft/review/winnt/util/se277549.html
ダウンロードし解凍(展開)してインストールし実行すると、最初にCドライブを計測しますか?と聞いて来るのでOKして放置。数十秒でCドライブ内のフォルダ容量が一覧され、グラフを降順にすると巨大順に。
青く反転させているフォルダ $Recycle.Bin が何と12.68GB。ゴミ箱は直前に空にしたものの、なぜかこういう事があるあるなので困る。
$Recycle.Binは本来見えないはずのシステムフォルダだけれども、ここでは見えているので右クリックから削除してしまいましょう。直後に勝手に復活するので深く考えなくともOK。
以上。まずはファイルの整理が基本。
手間をかけてでも空き容量をもっと増やす
ここからはミスるとパソコン起動しなくなる可能性がゼロでは無く、起動しても不具合出るかも知れないので慎重に。少しでも分からないと思ったならやめておくことをおすすめ。
1.不要なアプリケーションのアンインストール
Windows 7までは、スタートメニュー>コントロールパネル>プログラムのアンインストール。10はスタートメニュー>設定>アプリ。使わなくなったソフトや今後しばらく使う予定の無いものを片っ端からアンインストール。
番号上から順に。
- 何か分からないけれどサイズでかい
- 今のところ使う予定がない
- やはり使わなかった
- ゴミ
昔の私なら3と4しか消さないけれど、2はディスク圧迫するだけなので必要になった時に再び入れるとしてこれも消す。
問題は1番で、聞いた事のない名前、発行元の何とかLLCも知らない。こういう時は名前と発行元で検索すると判る可能性が高く、今回もそのパターン。
System Requirements Labとは何ですか?
System Requirements LabはWebベースのサービスで、コンピュータが特定製品を実行するかどうかを(略
source:System Requirements Lab よくある質問 NVIDIA
削除。
以上、私はここまでしかやっていないけれど、まだ空き容量足りないかも知れないので続けましょうか。
pagefile.sys と hiberfil.sys の取扱について
Windows 7からは64bitが主流になり搭載メモリが増えたのでページングファイルというシステムファイルがメモリと同じくらい分のサイズで作られてしまう。
そして休止状態を保存するためにハイバネーション用のシステムファイルも作られてしまい、場所はCドライブ直下にございます。
私の環境ではページングファイルが8GB、ハイバネーションが6GB。
pagefile.sysは標準で搭載メモリの容量と同じサイズで作られるようで、8GB載せているので8GBなのだと思う。なのでメモリ16GBでストレージ32GBとかやる人は居ないだろうけれども、メモリ載せるほどにこのファイルがでかくなってしまう。
変更するなら左上からこの手順でどうぞ。
右下、最後はチェックを外せば場所とサイズが変更可能。
私は一時期ゼロにしていたけれど0はまずいと聞いたので結局は自動へ戻した。書込寿命のあるSSDにページングファイルはどうかとは思うものの、寿命来る前にコントローラ壊れるようなので気にしない事に。
ハイバネーションはコマンドプロンプトから操作。スタートメニューを押して検索窓へcmdと入力しEnterで黒い窓が出現。
コマンドとオプションを入力してEnterでオフとオンの切り替え。
- powercfg /h off
- powercfg /h on
私は休止状態使わないので普段はオフにしており、上で貼った画像はオンにしてスクリーンショットを撮ったもので、6GB取られるのは嫌。
ディスク クリーンアップ
昔ながらの定番。行き方は、スタートメニュー>すべてのプログラム>アクセサリ>システムツール、の中にございます。Windows 10はどこにあるかわからん。
見たところ上記2つが結構でかいので削除。
ここは消すとエラーに関する記録やキャッシュが消えてブラウザの表示が遅くなるなど意味が判らずに消すと面倒な事が起きる項目もあるので、意味を知っているならチェックを入れる感じで。
バックアップ削除とシステム復元容量の調整
確認して意味が判るなら。
システムの復元はPC自作するようなマニアックな人なら最新の1つだけあれば良いだろうけれども、「数ヶ月前から何かおかしい」とか言ってしまう人は減らさない方が良さそう。
バックアップは私がこの機能を使っていないので見てもピンと来ず。容量があまりにも大きいなら古いデータは削除してもよろしいかも知れない。
ディスクの空き容量は余裕を持ちましょう
お前が言うなと言われそうだけれども、今回のディスク使用量78%にあせって良かった。256GBあればまずいっぱいにはならないと漠然と思い込んでいた感覚が吹き飛んだ。
まさか画像表示ソフトのサムネイルが肥大化し続けているとは思わず、Androidエミュレータのファイルがここまでデカいとも思っていなかった。
他人からディスクの空き容量が少ないと相談されたなら、十中八九「写真とか動画、音楽ファイルなどを別のディスクへ退避しろ」で終わるところ、自分の場合はソフトウェアの機能に起因していたという。
今回のファイル整理、空き容量増加作戦により、私の用途や環境ではCドライブは250GBクラスでは足りないと判った。実際に足りなくなってはいないものの時間の問題だった。
SSDの場合は空き容量が減れば減るほど空いたセルに集中して書き込まれてしまうので空き容量は重要。
一説によると空き容量は50%が理想、最低でも20~30%は確保するべきとも言われているので、HDD以上にSSDは余裕を持って運用した方がよろしいかと。
ただのファイル削除で1記事やれるとは思わず作業前の画像が無く失礼。
実行後に実際の空き容量を見てみれば判ることなんだが、Windows Update のクリーンアップは再起動しないと削除されませんねぇ
しかも一回の再起動では一気に削除が反映されずに、再起動の度に使用領域が減って空き容量が増えていくというw
Update同士の依存関係か何かは知らんが一気に削除できないのだと思われ(適当)
>pagefile.sysは標準で搭載メモリの容量と同じサイズで作られるようで、8GB載せているので8GBなのだと思う。
最初8GBで組んだ時はpagefile.sysは8GB作られていて、その後16GBに増設すると16GBになりましたので、その通りだと思います。
私も仮想メモリは使わないだろうからゼロにしようかと当初は思ってましたが、仮想メモリを使う前提のソフトがあるような事をどこかで見ました。
とりあえず適当に2GBに設定して一年ぐらい経ちますが、今の使い方なら特に問題ないようです。
空き容量の確保。100GB以下が当たり前だったSSDの黎明期とか、XP無印時代とかを彷彿とさせ、ノスタルジーを感じる字面。私のPC所有歴はXP時代からのため、それ以前のことは知らず。
>巨大を選ぶと129MBを超えるファイルが検索され一覧になる仕様
これ前々から思っていましたけれど、GBクラスのファイルが珍しくなくなった現代では、刻み方が小さいです。せめて「1GB以上」は作るべき。16MBのファイルを「容量が大きい」と称する人は、現代だとほぼ居ないはず。
ちなみに容量1GB以上のファイルを検索したいなら「サイズ:>1GB」を入れればOK。全角半角は自由。
>Thumb1という名前からしてサムネイルだろうと思い
同じく画像閲覧&編集ソフトで有名ですがフリーソフトの方で「VIX」があります。こちらのカタログファイルもそれなりに容量を食うため、数年単位の長期間、かつ大量の画像ファイルをVIXで閲覧編集しているなら、削除してみるのも一興。ファイル検索で「*.vix」を入れ、出てくるファイルを全削除でOK。
ただし、恐らく存在しないと思いますが、vixという拡張子を持つ重要なファイルを他ソフトが所有していた場合、そのソフトが動作不良を起こす可能性はあります。不安なら削除ではなくどこかへ移動しておき、1週間くらいPCを使い続けて動作に支障がないことを確認してから削除すると、より安全。
>ゴミ箱を空にする
Atomクラスの低性能CPUだと、10GBを超えるゴミを空にする場合はフリーズしたかと思うくらい動作が緩慢になるため注意。
>ディスク クリーンアップ
Windows10だと、スタートメニューのアプリ一覧→Windows 管理ツール の中にあり。
ヒツジ先輩が挙げた以外で、小細工として空き容量を増やす方法ですと
効果:中
写真や音楽ファイルのプロパティ情報を削除
-方法-
ファイルを右クリック→プロパティ→詳細タブ→プロパティや個人情報を削除→このファイルから次のプロパティを削除→すべて選択でOKボタン
-注意点-
撮影日や撮影した機材、アルバム名や歌手名など、ファイルの付帯情報が全て消える。ネットからDLした画像や音楽ファイルならほぼ効果はゼロ
効果:小
ドライブの圧縮
-方法-
ドライブを右クリックしプロパティから「このドライブを圧縮して~」のチェックを入れる
-注意点-
アクセス速度が低下する
効果:小
フォルダやファイルの圧縮
-方法-
フォルダやファイルを右クリックからプロパティ→詳細設定→内容を圧縮して~のチェックを入れる
-注意点-
アクセス速度が低下するため、最終手段として
以上の手段が無いことも無し。プロパティ情報の削除はおすすめ。特にMP3プレイヤーなど、容量の小さな機器にたくさんのファイルを詰め込みたい時は有用。
私のPCのCドライブ(256GBのSSD)が使用率90%ぐらいになったので、以下のことを行なって75%まで減らしましたw
・ドキュメント、ピクチャをDドライブに移動
・ビデオを削除(Dドライブにコピー済)
・OneDrive、Dropboxの同期フォルダーをDドライブに移動
Tech TIPS:WindowsでOneDriveフォルダーの保存場所を変更する - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1502/06/news116.html
OneDriveの同期フォルダーの場所変更は一旦同期を解除して再びアカウントをリンクさせないとできませんw
これだけではまだ不十分なので、使っていないアプリを消すこともしないといけないかもしれませんw
大容量のアプリは新たに増設した256GBのSSDにインストールしてありますがw
>Cドライブ内の巨大なフォルダを探す
「DiskInfo」フォルダー内のファイル占有率を表示 - 窓の杜ライブラリ
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/diskinfo/
私はDiskInfoというソフトを使っていますw
>まずはファイルの整理が基本
私もCドライブの空き容量が50GBほどになったことがあります。特にダウンロードフォルダが50GBほどでフリーソフトのインストーラー、周辺機器のドライバー、Windowsのテーマなどが保存されていたので要らないファイルは削除して5GBほどになりました。
さらに、写真ファイルなどは外付けハードディスクに移動してアプリケーションのアンインストール、ディスククリーンアップで空き容量は100GB以上になりました。
外付けハードディスクなどにデータを移動した場合は外付けハードディスクのバックアップもした方がいいです。
誰も指摘していないので書きますが、ごみ箱の使用サイズはそれぞれのドライブに対して指定するもので、「CドライブがSSDならHDDへ変更した方が良い」とかいうものではありませんよ。
内部処理的にはインデックスファイルがゴミ箱へ入ったファイルであると書き換わるだけで、ドライブ内にはそのままデータがあります。
ですからCドライブにあるものをごみ箱へ入れるとEドライブに行くなどということはないですよ。
> pagefile.sysは標準で搭載メモリの容量と同じサイズで作られるようで、8GB載せているので8GBなのだと思う。
これも一言解説が足りず、同じ容量で作られるのは「設定がシステム管理サイズになっているときは」です。
>ゴミ箱
以前から気になっていたのですが
えびせんさんの仰る通りゴミ箱のプロパティの設定でゴミ箱の場所を変更できるわけではなくこの設定はゴミ箱のサイズの上限をドライブ別に設定するものです。
私はゴミ箱は削除したいファイルを一時的に保管するだけだと思っているので私は定期的に空にしています。
Windowsの「ごみ箱」の中身はどこに保存されている? - 道すがら講堂 http://michisugara.jp/archives/2013/trash_can.html
>CドライブがHDD1GB
1TB
>不要なソフト
Windows Essentials 2012はサポートが終了しているので代替ソフトを使った方がいいですよ。
「Windows Essentials 2012」のサポートが終了 - 窓の杜 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1038239.html
>ページングファイルはどうかとは思うものの、寿命来る前にコントローラ壊れる
メモリ16GBです。SSDに12GBのページングファイルを作ってます。MLCだから大丈夫だろうな感じで設定しましたね。
使用量は、通常は最大8GB位まで。時々10GB位といったところです。
めもりーくりーなー の評価・使い方 - フリーソフト100
https://freesoft-100.com/review/memorycleaner.php
「物理メモリ・仮想メモリ・CPU使用率・日付・時間」を設定してます。
Moo0 システムモニター (フリーソフト) - CPU / GPU / HDD の温度をチェック。 +40 種類
http://jpn.moo0.com/?top=http://jpn.moo0.com/software/SystemMonitor/
物理メモリの残量が表示されるので、併用しています。