マウスより新サービス。
内容はタイトルを読んでの通りで、破損や盗難まで保証する保険のようなオプションがPC購入時のカスタマイズへ追加されており、2018年8月20日からのスタートとなっております。
適当に見て参りましょう。
マウスより最大5年までの破損盗難保証サービス
やる気が感じられない気がするシンプルなタイトル画像。スマホ表示にも対応するために文字少なめなのでしょう。知らないけれど。
破損盗難保証サービス|BTOパソコン・PC通販ショップのマウス【公式】
https://www.mouse-jp.co.jp/mcj_service/images/mcj_service_11_img.jpg
何がどうなるのかはこの図が微妙にわかりにくい。
下から見て行くとわかりやすいかも知れない、ツクモなども破損などの保険的な保証はあるものの、1年経過する都度で保証される修理費用が減額されるが普通、というか一般的。
一段上の青い部分がマウスの場合で、何年だろうと通常の保証期間内と同じ期間で保険も効いており経年による減額もされない。
青の右端、30,000円と書かれている部分は、欠けている部分が修理費用が3万円だった場合を表しており、5万円まで保証するレベル1の保険なら残り2万円分の修理費用枠が残るという意味。
保証上限金額を超過しない限り、回数制限なく本サービスの利用が可能です。
なので製品の保証が切れるまで入った保険のレベルに合わせた破損や盗難に対する保障もあり、限度額の設定はあれども回数はないのでマウスの保険が一番わかりやすいと思った。
8月21深夜現在、当然ながらカスタマイズ画面へすでに追加されております。
この画像の上、切れている行は延長保証の選択。
破損盗難補償サービスは付けるべきか否か?
上で切れていた行より上、延長保証選択のスクリーンショット。
標準で1年保証のセンドバックが無料。センドバックとは客とマウスが双方で送料をもつことを意味しており、お互い元払いでパソコン送り合いましょうというもの。
着払いで送るとマウスのサポートから電話がかかって来て、「センドバックなので着払いで返すよ。」のように言われるはず。着信時に不在なら返却遅れる原因になるので元払いを推奨。
そしてマウスは3年保証、専用ダイヤル、即日修理、ピックアップを15,000円で「おすすめ」としているけれど、私のオススメは3年保証の一行目、センドバックの7千円のやつ。
専用ダイヤルは金を払ってでも急ぐ人用、マウスは修理最速を目指しているので2~3日で返してくれるらしく、即日修理も金払ってでも1日でも早く返して欲しい人用。
ピックアップとは、おそらくヤマト運輸が引き取りに来るのだろうと推測しており、金払ってでも梱包を自分でしたくないなら。
これら3種類の特典に個人的には7千円税別の価値はないとは思うもののそこは人それぞれ。
無いと思うなら、マウスの3年センドバックは%ではなく今のところ定額であり、高額なパソコンになるほどコスパ良くなる、言い換えると延長保証代のコスパが良くなるのでゲーミングPCとかなら延長3年センドバックおすすめ。
3年保証の話はこのくらいにして話を戻すとレベルで保険料が変わる。
おおよそで保険料は限度額の1割くらいと思えば良さそう。
この一覧表のポイントは、左の支払う保険料が税別に対して右の限度額は税別とは書かれておらず、実際にマウス側が負担する費用になるので書いていないだけで税込のはず。
レベル別の限度額に対する保険料率がこちら。小数点2位四捨五入。
- 13.0%
- 10.3%
- 10.7%
- 10.3%
Level 1が最も割高、次いで3、2と4が同率。という計算に騙されてはいけない。限度額を超えるほど壊れまくったり盗まれても困るから保険に入るのでしょう。掛け捨ての保険に対し限度額上限と掛け金を%で表すものではございません。
修理費用の目安、この一覧が私的には一番おもしろかった。
デスクトップPCに盗難や破損の保険をかける人は滅多にいないとし、ノートの列を見ると何か故障すると3万円以上かかりそうという、少し盛って見せすぎている感はある。
例としてメモリ故障、1枚交換、作業は裏ブタ開けてメモリ変えるだけ、それで3万はまずない。メモリ4GBが6千円とするなら総額1万円台でしょう。
上の表はわかりやすくPC故障あるあるを表現しつつ保険加入を狙っているものと思われ、実際にはWindows入れ直すだけで3万円以上とかないはず。
結論:破損盗難保証サービスは割高(私に言わせると)
盗難の場合は大人ならクレジットカードに盗難保険が付いていたり、マウスで保険買う必要性は薄く、破損は火災保険やカードなどでも加入できる。
そこへ対象のパソコン1台だけに対して数千円支払い保険をかける必要があるかは「ない」と思う。但し個人ならば。
個人は最大3年、ところが法人は最大5年になる機種もあるため、法人で長期保証5年ができるやつならアリかも知れないと感じた。
価値観は人それぞれ、法人もいくら金かけるかは企業色々なので、「これが正解」はございません。
今回はマウスの狙いがどこなのかわからない
マウスが何か新しいサービスや製品を出した時、たいてい私はマウスが何をしたいのかわかる。なぜわかるかは、サービスならターゲットが、製品なら用途がはっきり提案されるため。
ところが今回の破損盗難保証サービスは目的が見えない。
パソコンに対し該当の1台だけのために6~18千円も出す人が多い、需要があると思っているのだろうか。
標準の製品保証と延長保証は簡単にいうと、「何もしていないのに壊れた」の状態を無償修理するものであり、保険の方は落として割れた、踏んで破損、ひったくりに遭った、近所に雷落ちたてサージ喰らった、などの偶発的な事故用。
マウスのサービスとしてなぜ今更?カスタマイズ画面が見づらくなるだけでは?目的がわからないので何とも言えない、になってしまう。
利益や需要に対するモノではないとするなら企業イメージとか、そういう客にはわからなくても良い方で何かあるのだろうか。
別に知らなくても良いのだろうけれども、マウスが何かして理由がわからない点が少々気持ち悪い。
>破損盗難保証サービス
知り合いにパソコンを売って「盗まれた」と言い保証を頼むYouTuberが出て逮捕されるに1ドル。
ちなみに正しいリンクは以下。
破損盗難保証サービス|BTOパソコン・PC通販ショップのマウス【公式】
https://www.mouse-jp.co.jp/mcj_service/mcj_service_11.html
>修理費用の目安
私が面白いと思ったのは「初期化できない・OSをインストールできない」の項目ですね。ここだけデスクトップとノートに限り、上限金額がそれぞれ「27,000円」と「32,400円」に設定されています。この金額が上限の理由は思いつかず。
ほか注目すべきところは「保守サービス適用対象外」に「・ ソフトウェア ( 対象製品の出荷時点でプリインストール状態でなかったもの )」が入っている点ですかね。つまり「自分で入れたソフトの不具合に起因するトラブルだと判明したら対象外。マルウェア感染も対象外」とも読めます。
>ところが今回の破損盗難保証サービスは目的が見えない。
PCを落として壊す方はそこそこ多いですから、そこに救いの手を、と考えた可能性は無きにしもあらず。もしくは高齢化社会に向けてペット需要を予測、先手を打って「ペットが壊した」場合の保証を提案したのやも。