最近発売のBTOパソコン8月上旬分。
今回はというか今回もパソコン工房の連打が激しく、ユニットコムだけでも7種類とかいい加減にしろ白目状態。こっそり減らそうかと思ったものの、それは何か違うと思うので全部紹介。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2018年7月後半)
全6メーカー、15種類。
パソコン工房
13型相当サイズのビジネス向け14型ノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1136094.html
空気を読まないPC Watchは税込表記107,978円。別なら99,980円。
14型なのに13型相当の大きさになるようスリムベゼル採用とか書かれているけれど、どこがスリムなのかよくわからないレベル。
CPUがCore i7-8550Uという盛りすぎオーバースペックながら、他の部分は実用的なSSD 240GBとかメモリ8GBのフルHD仕様。
Core i3でいいと思う。
Celeron G4900搭載のスリムタワーPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1136536.html
計算を間違えているPC Watch、税込52,989円ではなく52,898円。計算というより書き間違いでしょうな。
Celeronを搭載とはいえそこはデスクトップ用、ノートのAtom系Celeronなどとは違い3.1GHzは上等。メモリ4GBのHDD 1TBなので今時の事務用最低限といったところ。
1ドル100円を切れていた頃なら余裕の4万円台だったと思うとパソコンやや高くなり結構日が経ちましたな。
事務用にSSDが必要かといえば要らないと思う。私が今仕事用として持ち歩いている私物の13.3型はSHDD、速度はHDDとそう変わらないけれど特に不満なし。
スリム筐体採用の低価格デスクトップPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1135876.html
こちらもスリムケースで57,218円。
Celeron搭載機より5千円くらい高い理由はCPUがPentium G5400となっており、他はCeleronの構成とほぼ同じでメモリ4GBのHDD 1TBが標準。
よくわからない点はマザーボードがZ370となっており、なぜここでZが必要なのかが意味不明。余っているのだろうか。※Zは自作用やマニア向けと思えばOK
クロック3.7GHzは優秀。YouTube垂れ流しつつブログ書きながらフォトショップで画像を編集しても余裕あるはずなくらい。多分。
約5千円差でCeleronかPentiumかは中々悩ましい。用途または予算次第か、私なら、事務用としてならCeleronの方を選ぶ。違いが体感でわからない可能性が高いため。
6コアCPUとGTX 1060搭載のミニタワーPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1136920.html
ミニタワーのゲーミングPCは145,778円。
Core i7-8700とGTX 1060がややアンバランスか、CPUはCore i5のクロック高めなやつで良いと思われ価格に響きすぎかと。
その他、SSDとHDDのツインドライブ構成らしく、240GBのSSDではゲーム入れまくるとムリがあるため2ストレージで正解。メモリは8B、やはりCPUだけオーバースペックな気がする。
筐体の大きさを見て思うことは、自作PCではないのだからマザーいじったりしない、ならば完成品のゲーミング系ケースはマイクロでも良いのかと感じる。
小型筐体のBTO対応ビジネス向けPCを200台限定で発売 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137358.html
筐体がやや特殊な大きさなので画像パクらせてもらった。
Core i3搭載で6万円少々からとなっており、8万出せるならメモリが倍増の8GBとなりCPUがCore i5に、9万円超えても良いならCore i7になれる、その割に電源は160WなのでACアダプタでしょうな。
ストレージは120GBのSSDが1つだけ。電源がACアダプタ、ストレージがSSDならば故障するところはマザーかメモリか。
容量さえ足りるなら事務用としてよろしいかと。Core i3より上はオーバースペック。パソコンは高ければ良いというモノでもございません。
12コアのCore i9とGTX 1080 Ti搭載クリエイター向けPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137724.html
作ってみた系ですな。
まさか売れるとは思っていないであろう価格は約50万円であり、何が高額化しているかはほぼ全てのパーツ。
- CPU:Core i9-7920(2.9GHz、12コア)
- グラボ:GTX 1080 Ti(VRAM:11GB)
- メモリ:32GB
- SSD:480GB(NVMe、Optane 900P)
- 電源:850W 80PLUS GOLD
最大12コア24スレッドが必要なら。24スレッドとかなるとクロックどこまで抑えられるのか気になる。
Celeron N4100/メモリ8GB/480GB SSDの11.6型ノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137904.html
豪華なおもちゃですな。税込66,938円。
CPU性能がアレなのでお察し4コア1.1GHzであり、バースト周波数2.4GHzは飾りの予感しかしない。
おもちゃな割にはビジネス向けらしいけれど、これ使うくらいなら最初に出た10万円くらいの14型にするべきだと思う。
人によるだろうけれども、私は過去に2台の11.6型ノートを所有しており1台はまだ手元にあるけれど、記事用にいじったり改造した後は一度もと言えるほど使用しておりません。
なぜ買ったのかは、古い11.6型はツクモの展示にて1万円台で叩き売られていたため、新しい方はパソコン工房が台数限定1万円で売っていたため。要するにただの衝動買い。
マウスコンピューター
前面HDMIでVRも快適に。e-sports向けゲーミングPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137114.html
本当にやりましたな、プロゲーマーの要望で作られたケース。
天板に物を置くことがあり、HDMI端子は前面にも欲しい、別に光らなくて良く、光学ドライブは内蔵して欲しいがカードリーダーは外付で良い、を全て実現。
そう来るのかと思ったところは光学ドライブにスリムなやつを採用しており、5インチベイではなし。デスクトップPCにスリムドライブとかDELLくらいしか知らなかったけれど、マウスのもう1つのケースも確かスリム。
天板を見て思うことは、USBのコネクタは別に前面にある必要はなく、上でも良いのかと気付かされた。
ドスパラ
144Hz液晶搭載のゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137857.html
ノートの液晶で144Hzとはすさまじいですな。
144の数値は1秒間の描画数、コマ数を表しており、通常は60Hzなので2.4倍もの映像の細かさになる。
30と60の違いが同時比較でなければわからない私のような人間には価値がわからなかったのだけれども、以前2chまとめで、「FPSで一瞬だけ茂みの間に頭が見える、高周波数モニタなら。」のような書き込みを見て納得、わかりやすい。
気のせいでは?とも思った。
ツクモ
オンラインRPGブレイドアンドソウル推奨PCがG-GEARから - エルミタ
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/2018/0809/272304
ブレイドアンドソウルとは何だ?と思い調べたところ、NC SoftのMMOらしく、評判は良さそう。
標準構成が2種類あり、安い方の税込13.5万円くらいする方はCore i5-8500とGTX 1060の組み合わせ、高い方の19万円を超えるやつはCore i7とGTX 1070 Tiとの組み合わせはさすがツクモ、バランス感覚良好。
私でさえ知らないようなゲームよりも、8月10日に出たSteamにあるモンハンワールドの推奨を出せば売れるかも知れない。
前評判では皆冷めている印象があったけれど、Steamの接続数ランキングで5位くらい、ピーク時28万人とか出ていたので結構盛り上がっております。
Max-Q対応GTX 1070搭載2kg切りゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1137/999/01_l.jpg
Max-QとはNVIDIAが提唱するデザインや設計のことで、ノートを薄型化するためにグラボもおそらく薄く作っているのだと思う。
2kg切りは自慢して良い数値なのかはゲーミングノート、しかも性能高めなGTX 1070搭載でそれなら全然OK。昔はそんなことをしたなら3kg超えや厚み4cmとかザラにあった。
なぜか税別価格で表記している無慈悲なPC Watch、ツクモ的には税込199,584円として20万円切れているアピールをしていそうなところ。
このノートもやはりバランス良好。カスタマイズ不要感ある。
フロンティア
AMD B450チップセット採用のデスクトップPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1135738.html
量産系メーカーがチップセットアピールしてどうするのだろうか。
B450が出た->それネタにプレスリリースだ、という、ターゲットを全く考えていなさそうなタイトル。素直にRyzen搭載で良いのでは。
モデルは3つで、最小構成がRyzen 5 2600(6コア/12スレッド、3.4GHz)、GeForce GTX GT 730、
物持ちの良いメーカーですな。1000番代の次、2000シリーズが発表されそうな今時まだ700番台があるとは、どう見ても売れ残りです本当にありがとうございました感。
3万円のWindows 10搭載NUC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137633.html
そのまんまなIntel NUC、型番までそのまんまなNUC7CJYSAL。
税込30,024円でCeleron J4005は2GHz、メモリ4GB、ストレージの32GBは容量的にeMMCだろうか。しかしこの大きさならSSDとかHDDも搭載できそう。
スティックPCのCPU性能をほんのり上げ、メモリを増やしてUSB端子とか多い方が良い人向け。
Ryzen Threadripper 2990WX搭載フルタワーPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137750.html
私の知る限りでは2990WX搭載PCを発売翌日に出したのはフロンティアだけ。
32コア64スレッドという意味不明な超マルチコア、CPU単品価格が約23万円という本当に一般家庭向けなのか不安になるレベルな高さ。
税込にすると約52万円。CPUが高額な以外にグラボをGTX 1080標準のようなので更に高くなる。マザーボードも比較的高めで価格コム最安で約4万円相当。
何に使うパソコンなのかは謎。
サイコム
AMD B450チップ採用メインストリームPC計6モデル - エルミタ
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/2018/0801/271403
ラストはサイコム、サイコムがB450 チップセットをネタにするのは正しい方向性であり、自作面倒なAMDおじさんが「お、B450出たか。」と反応するために必要。
但し私のようなAMD素人はB350が450になり何が変わったのかわからない人間はPCオタクでも反応するのは難しい。
サイコムは市販のケース使うので見た目が良いですな。割高になるので安さを求める人には向かないけれど。
BTOパソコンのニュースリリースに意味はあるか?
いつも通り私の独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・ツクモのブレイドアンドソウル推奨PC
- 納得の構成・・・パソコン工房のCeleronとPentium搭載デスクトップPC
- ワケガワカラナイヨ・・・フロンティアの32コアスリッパ、パソコン工房の特盛50万円
用途から入るメーカーがマウスくらい。他は構成から入るメーカーばかりなので、何に使うのかわからないバランスや価格設定になっている気がする。
BTOパソコン以外の新ネタはドスパラが新たな戦略。
高校の“eスポーツ部”発足を支援するプログラム詳細をサードウェーブが発表 - エルミタージュ秋葉原
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/2018/0806/272032
かなり厳しい、理解を得るのは難しいでしょうな。
eスポーツとはいえどもゲームに興味のない大人や頭の固い教員には遊んでいるようにしか見えず、実際遊んでいる状態なのだから学校へ持ち込むのはどうなのか。
専門学校ができているくらいなので、大学や高校の部活や同好会が本当に実現できたなら、中学校でeスポーツ部とかできる日が来るかも知れませんな。
もしそうなるなら私は早く生まれすぎた。
だれが言い出したのかeスポーツ
スポーツつけるとこ後ろめたさが見え隠れ
○○研究会とか○○同好会から出直したらどうなのか
プロも一応あるらしいのでそちらは連盟・協会路線で
>私が今仕事用として持ち歩いている私物の13.3型はSHDD
SSDの利点は速度が速いだけで無く、物理的に壊れにくいと言う事も有りますから、デスクトップ代用では無くモバイルなら、SSDの方が安心かと思います。
>B450 チップセット
息子用PCの更新に際し、このチップセット+R5 2600を考えておりましたが、前世代上位のX370マザーが半額で出ていたためそっちにしました。
販売店がBIOSアップデートに対応してくれましたので。
一世代進んでスペック上はいろいろ進歩しているようですが、実使用では差はなさげです。
物理的にソケットは同じなのに世代が変わると新CPUが使えないインテル様とはその辺りが違います。
以前は性能差を補うための数少ない利点でしたが、今も継続してくれるのは有りがたい限りです。
ちなみにグラボは掟破りの1050Tiになってしまいました。
我が家ではPCI-Eとなってからは初めてのゲフォですね。
>14型なのに13型相当の大きさになるようスリムベゼル採用
画面が横長ですから、左右が上下より狭くなっているだけな気が。ところでこの14型ノートPC、かなりキーのデザインが特殊ですね。一見すると分かるでしょうが、右側にある 「」_ の3キーがやたら横長。タイプが非常に難しいと思いますから、私はこのノートをビジネス向けにはお勧めできません。
>Celeron G4900搭載のスリムタワーPC
ノートPCで事務仕事に従事している私にはたいへん魅力的なモデル。
>YouTube垂れ流しつつブログ書きながらフォトショップで画像を編集
G5400はグラフィック性能がそこまで高くありませんし、メインメモリも4GBしかありませんから、YouTubeのフルHD&フォトショップで16Mの写真を加工、くらいで少しつらい場面が出てくる可能性もあります。フォトショップのプラグインとかアドオンとかをどれだけ入れているか、も影響するやも。
>小型筐体のBTO対応ビジネス向けPC
USBポートが3.0と3.1しか無いとは豪華。個人的にCore i3-8100Tは4コアでクロックが3.10GHzのくせに、TDPが35Wと非常に低く驚き。というか末尾Tで3.0GHz超えとか。
>Celeron N4100/メモリ8GB/480GB SSDの11.6型ノート
・11.6型と小さいのに5.4時間駆動
・CPUが貧弱なのにメモリは8GBと大きい
・CPUが貧弱なのに豪華な480GBのSSD(話題のリマーク品?)
このあたりが謎。
>USBのコネクタは別に前面にある必要はなく、上でも良いのか
私が使用中のケースも、上面に2つUSBポートがありますね。もちろん2.0。デスク下にケースを置く場合はとくに便利。
>30と60の違いが同時比較でなければわからない
重要なのは「比べなければ分からない」ことでは無く「比べれば鈍感な人間でも違いが分かってしまう」ことかと。身近な違いなら「30gと45gの荷重なんて比べないと分からないだろ」というキーボードの話で考えると実感がわくのでは。
>Max-Q対応GTX 1070搭載2kg切りゲーミングノート
URLがjpgのため、正しいリンクを以下に提示。
TSUKUMO、Max-Q対応GTX 1070を搭載する2kg切りのゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1137999.html
Max-Qってなんだろうと思ったら、もとは宇宙関連の用語だそうで。日本語だと最大動圧点だとか。ということはおそらくQは動圧のQ。確か流体力学の話で出てきたはず。ケースファンとPCケースで風量を計算をしている自作ユーザには朝飯前の話題か。
私には無理。
>GT 730
確かアーキテクチャがFermiとKeplerの2種ありましたっけ。フロンティアの仕様詳細ページでは「ビデオメモリは1GB」ですから、FermiのDDR3&128bit 仕様か Kepler のGDDR5&64bit 仕様のどちらか。おみくじ付きとはさすがフロンティア。