パソコンが重いを解決する時代遅れ記事と本当の方法

2018年11月10日

世界クソ記事発見。

パソコンの進化の速度は低下した感があるものの、それはここ数年の話であり、10年以上前と今では全然といえるほど違う。にも関わらず、その10年以上前の知識を繰り広げるクソ記事とパクり記事へツッコミ。

コメントにてタレコミ感謝。

パソコンが重いを解決する時代遅れ記事

元ネタはこちら。日付が10年以上前ではないのか3回確認したが2018年となっており、McAfee大丈夫か。

パソコンが重いと感じた時すぐできる解決策!動作を軽くする対策8選
https://blogs.mcafee.jp/computer-slow-measure

McAfee-2018

この中でまともな事を書いている見出しは3つで、2-2,3,5くらい。

他は10年以上前の話、もしくはその当時から効果は無いと言われていたほどの割とデタラメな内容となっており、これ書いた人は相当知識が古い、そして知ったかな可能性が高い。

パソコンが重くなる原因3つ

  • 2-2:本体の不具合
  • 2-3:マルウェア(ウイルス)に感染
  • 2-5:パソコンのスペックの問題

これらは現代でもありえる。

本体の不具合で考えられる原因はたったの1つで、HDD(ハードディスク)搭載で経年劣化や故障寸前でシークタイムが長くなる(読み書き速度が遅くなる)不具合は稀にある。かも知れない。

マルウェアなどに感染すると不要な処理が増えるためかWindows上での動作が遅くなり、起動するまでは普通だけれどもデスクトップ画面が出る頃から起動完了まで時間を要したり、メモリを食うのか常時遅い感じに。

パソコンのスペックについては、CPUクロック1GHz前半ならば処理速度が何かと不足する時代が今で、悪い例ではChromeブラウザはある程度のCPU性能を必要とする前提なので、低性能PCでは動作が重くなるもの。

しかしこれら3つも今時としては考えにくいことばかりで、最近のHDDでシークタイムが長くなるとか聞いたことがなく、マルウェアなどの感染はセキュリティソフトやブラウザが結構防いでくれる。

そしてスペックに関しては、遅くなったならば性能は関係ないはず。最初から遅かったならばスペックに問題がある可能性が考えられるけれど、途中からはおかしいという意味。

というわけで3つ潰したので残りも。「1:今すぐできる8つの解決策」より。

1-1:常駐アプリケーションの無効化

これはメモリ不足が主な原因だけれども、今時のパソコンは最低でも4GB搭載しているものであり、4GB未満ならパソコン買い替えのタイミング。

常駐で重くなるのはメモリ256MB未満時代の話であり、マジで常駐が原因ならば、その常駐アプリケーション=マルウェアなどの可能性が高い。

1-2:容量の大きいファイルの削除、移動

何の意味があるのかわからない。

1-3:使っていないアプリケーションの削除

動作の重さには関係ございません。

1-4:デフラグをかける

してもHDDの音が小さくなる程度。しかも最近のHDDはAHCI対応しているものなので、そうならアクセスのガリガリ音に対しても無意味。

1-5:ディスクのクリーンナップをする

無意味。

1-6:ブラウザのキャッシュをクリアする

何が目的なのか変わっている。無意味。

1-7:視覚オプション(アニメーション表示)の解除

Vista時代、メモリ2GBでさえ大容量と言われた頃の話。

1-8:再起動を行う

なぜ動作が重いのかわからないような人がパソコンを24時間営業させているわけないはず。

次、「2:パソコンが重くなる原因」より。

2-1:メモリやCPUの使い過ぎ

「2-5:パソコンのスペックの問題」と丸かぶり。

2-4:ウイルス対策ソフトをアップデートしていない

関係ない。

2-6:重いソフトウェアが入っている

「2-5:パソコンのスペックの問題」と丸かぶり。


以上。ここで終わればまだ良かったものを、更にマイナビへ寄稿していると思われるライターがパクるという暴挙。

 

時代遅れ記事を鵜呑みしパクるクソ記事

インタースティシャル広告(全画面広告)やめろとGoogleが言っているのにスルーしているくらいなので、もうやる気ないのだろうか。

「パソコンが重い」を簡単に解決できる8つの対策とは? (1) PCが遅くなる原因を踏まえて対策を講じよう | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20181029-715294/

元ネタのMcAfeeの記事を紹介しているのでスクレイピングやリライト系のパクりとは言えないものの、中身ほぼ同じなので意味皆無。無知ゆえにパクり元の記事選定をミスってしまったのでしょう。

こちらは本文へ突っ込んで参ります。

「メモリやCPUの使い過ぎ」と「重いソフトウェアがインストールされている」に大きくかかわっているのが「動画ソフトウェア」や「高解像度のゲーム」だ。動画の編集作業は高解像度のゲームの実行はCPUに大きな負荷をかける。

動画の編集作業「や」でしょうな。誤字さえ気付かないプロなのか。

ツッコミどころはそこではなく、動画編集はまだ良いとしても、高解像度のゲームにCPUの使いすぎではございません。CPU(に内蔵のGPUを)使いすぎならわかるが、高解像度のゲームの処理がCPU性能という知ったか。

「PCが重い」と感じた時は、タスクマネージャーでCPUやメモリの使用状況を確認してみることをおススメする。

見てもわからないでしょう。わかる人は「PCが重い」と感じた瞬間に何が原因かわかるもので、タスクマネージャー見て使用率が高かったからと何をすれば良いというのか。

常駐が原因説より。

常駐アプリケーションは、「スタートアップ」や先ほど紹介した「タスクマネージャー」で確認できるので、不要なものは起動時のスケジュールを無効にしたい。

やめておきましょう。これやろうとする人は何が不要なのかわからないはずで、わかる人はそのソフトを既にアンインストールしているかと。下手に必要なサービスを止めるとトラブルのもと。

不要アプリ削除説。

インストールしたものの、利用していないアプリケーションはないだろうか。それらアプリケーションに常駐機能があれば、メモリを無駄にしていることになる。

まず、ほとんどのソフトで自分が入れた常駐するようなアプリケーションは意識しているはず。意識せず、例として購入時から入っているようなメーカー謹製や、ある意味アドウェアとも言えるお試し版セキュリティソフトは消して良いのかわからない人が大半であり無茶言いすぎ。

デフラグで解決説。

通常、データはハードディスクに連続して書き込まれるが、容量が減ってくると、1つのデータを分散して書き込む。

容量は減らなくとも断片化はするものだからこそデフラグ大好きなマニアが存在するわけで、容量不足でデフラグすると、その処理こそクソ重いかと。

また、Windows 10では週一で自動的にバックグラウンドでデフラグするようになっているため10なら意識する必要はございません。

データが分散された状態を解消し、アクセス速度を向上する。

エンコードでもさせるつもりか。

Windowsは不要なデータを削除してくれる「ディスクのクリーンアップ」という機能も提供している。

ディスクの空き容量を増やす手段であり速度は関係ない。もしこれで速くなるようなら、空き容量が不足しすぎてキャッシュできなくなっているわけで、クリーンアップごときでの解決は一時しのぎにすぎない。

ブラウザキャッシュクリア説。

アクセスが速くなるため便利だが、容量が大きくなってくると、PCに負担がかかることになる。

もはや何を言っているのか不明すぎる、キャッシュクリアすると毎回ページや画像を読み込むので逆に遅くなる。キャッシュのクリアは表示や入力時などの処理に不具合が出た時にやるもの。

視覚オプション無効説。

Windows 7やWindows 10には、視覚効果を出すため、ウインドウの最小化時やスナップ時などの画面表示にアニメーション表示が取り入れられている。

Vistaまたは7が出たばかりの頃の話。これで速くなるようなパソコンならば買い替えを推奨。

ラスト、再起動説。

利用中のアプリケーションが何らかの原因で暴走してPCが遅くなってしまっている時などは、再起動することで解消されることがある。

暴走とか何十年ぶりかに見た。しかも暴走の意味がわかっていない上、意味がわかっていないので再起動すれば良いとかMcAfeeの受け売りでいい加減なことを書いてしまうのでしょう。

これ書いた人、インタビュアーが本業のようなので、無理してこういう記事を書かない方がよろしそう。

 

パソコンが重いを解決する本当の方法

セキュリティソフトで有名なMcAfee、大手ニュースサイトのマイナビ。

だからという理由で鵜呑みしてはならないのがネット上の記事であり、今回のような時代遅れか素人が書いたようなページ以外にも、「若者のパソコン離れ」のような印象操作は珍しくなく、Appleから何らかの提供を受けた信者による「先行レビュー」で始まるような提灯記事はアテにならない。

どうすれば「パソコンが重い」を本気で解決できるかは、その現物をパソコン詳しい人に見てもらうこと。症状を聞いただけではエスパーでもなければまずわからない。

今時のパソコンが重くなったは聞いたことがなく、最初から遅いならそれはCPU性能に問題がある安物PCではないだろうか。そのくらいしか考えられない。

大昔はメモリ不足が当たり前だったので めもりーくりーなー というフリーソフトを駆使したり、CPUのオーバークロックも遊びではなかった時代もあり、HDD容量が元から少なく不足したりは確かにあった。

しかし現在はメモリ4GB(4096MB)当たり前、CPUのオーバークロックはマニアの遊び、500GBのHDD搭載PCを選び容量不足するような人はまず居ない、そういう人は最初からTB級にしているはず。

「重くなった」がありえそうな原因としては1つ、アドウェアなどに侵入されている可能性。こればかりは個人のリテラシの問題なので、誰もが変なリンクを踏まないとは限らず、セキュリティソフトにスルーされることはある。

ということでパソコン重くしないためには、

  • 変なサイトへ行かない
  • ウェブページの妙な広告を踏まない
  • 知らない人からのメールは読まずに捨てる

これを守れば今時のパソコンが重くなることはないはずであり、McAfeeもマイナビの説明もすべてムダなのでスルー推奨。

コメント(3)

PCの動作が遅くなる状況は以下が多いですね。

1.無線LANの速度が遅い、繋がらない
→ ルータの再起動で解決
2.しばらく放置したHDDへのアクセスが遅い
→ 復帰時間の設定変更で解決
3.ネットワーク上のフォルダを開くのが遅い
→ サーバが貧弱だから我慢
4.裏でWindows Updateが動いている
→ 待つしか無い
5.ワードやエクセルの動作がたまに鈍くなる
→ 自動保存の間隔を調整する。フリーズは仕様
6.あらゆる動作が鈍い
→ PCの故障を疑う。メモリ4GBなら用途を考え増設も視野に

PCのスペックが原因で遅くなる状況は、私だと6番が仕事用PCで該当。

OS起動直後でメモリ使用量は2.8~3.2GB。スタートアップには自分で入れたソフトを6つほど追加。メモリ搭載量は4.0GB。業務でメインに使用するソフトが300~800MBくらい食うため、フォルダ1つ開くだけで3秒以上は待つ環境へ。メモリを8GBへ増設したら、使用量は6GBに届かない程度で安定。動作の鈍さは解消。

特に業務で使用するソフトが大手ソフトメーカではなく、あまり大きくないソフト屋に制作を依頼したソフトの場合、メモリ周りの処理が上手く行っていない(起動し続けるとメモリ消費量が増大しつづける、メモリリークが発生している、など)場合もあるため、業務が単純でも稀にメモリ搭載量には気をつけた方が良い場合もあり。定期的にソフトを再起動すれば問題ない場合が多いですけれど。

>常駐アプリケーション
常駐アプリでメモリを食う筆頭ですとDropboxですかね。私の環境では通常150MBくらい、同期中は200MBくらい消費。それでメモリ不足になるとか無いですが。

>容量の大きいファイルの削除、移動
Cドライブ:30GB(使用率95%)
Dドライブ:450GB(使用率 0%)
こういう状況ならCドライブを開けろ、という意味でしょう。撮った写真や動画を何でもマイピクチャとかマイビデオとかに突っ込んでいるなら、けっこう効果はあるんじゃ無かろうかと思います。

>使っていないアプリケーションの削除
空き容量はどうでも良いですが、使用していないソフトのアンインストールは私もどちらかといえば推奨。いざ使用するとき目的のソフトが探しやすくなりますし、極々稀に起こるソフトウェア同士の相性問題が更に起こりにくくなりますから。ただし自分でインストールしたソフトに限る。

>再起動を行う
なにかPCに異常が起こったとき、とりあえず試してだいたいの解決を図れる方法がこれ。なにか動作がおかしいと質問して来る前に、相談者はまず再起動することを覚えるべき。

>全画面広告
あれ邪魔ですね。お前は記事ではなく広告をアピールしたいのかと。

>視覚オプション
スタートを開いたりフォルダを開け閉めしたとき、いちいちアニメーション効果が掛かるのは邪魔だと感じ、これに関して私はいつも無効化しています。具体的には「ウインドウを最大化や最小化するときにアニメーションで表示する」という項目。

>大昔はメモリ不足が当たり前だったので めもりーくりーなー というフリーソフトを駆使したり、CPUのオーバークロックも遊びではなかった時代もあり、HDD容量が元から少なく不足したりは確かにあった。
>しかし現在はメモリ4GB(4096MB)当たり前、CPUのオーバークロックはマニアの遊び、500GBのHDD搭載PCを選び容量不足するような人はまず居ない、そういう人は最初からTB級にしているはず。
今のPCはむしろオーバースペックですからねw

Windows MEとかいう伝説のOSwwwwww : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/54415564.html
マカフィーやマイナビの記事はMeの時代には通用したかも知れませんがw

パソコンが遅いと感じるのは、起動が遅いのも含まれるので、起動を速くするには裏で起動常駐するアプリを無効にするのはありだと思います。

イベントビューアの管理イベントでエラーが出ているときは、スムーズな動作を妨げていることが多いので、その原因となるアプリを削除するか再インストールするようにしています。

ファイルや使っていないアプリの削除、デフラグなどというのは、その人その人のパソコンのHDD、SSDを目いっぱい近く使っているか、使ってたことがあったかどうかによります。ディスクを目いっぱい使うとマスターファイルテーブルやジャーナルファイルの断片化が進みます。MFTファイルの損傷によるファイル破壊のダメージの恐れが増すのが怖いです。デフラグアプリのオフラインデフラグ機能を使って解決しています。
SSDは基本的にデフラグを行わずどうしてもという場合?のみイメージバックアップを取ってからローレベルフォーマットを行った後でリストアするのがいいのかなと思います(やったことは無いけど)。空き容量を増やしたうえでのオフラインデフラグは仕方ないと思います。

不要なアプリの削除は、PCが非力な割に極端にアプリ(特にCADやデザイン関連、アドビとか)が多数インストールされていてレジストリが肥大している場合効果があると思います。でもそういった場合は一度リカバリしてしまうのが良かったりします。

レジストリ、常駐ファイル、イベントビューア、ユーザープロファイルで悩む場合、また最近のwindows10特有の変な症状がおまけで付いてきている場合には、リカバリーです。

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