10無償アプグレ終了まで後3日。
かたくなに7残留を決めている人もタダでサポートの長いWindowsが貰える期間が終わると思えば多少は決心が揺らぐやも知れず。ライセンスのみ通しておく手もアリらしいので改めて紹介。
石橋を叩いて渡り戻る方法。
Windows 10無償アップグレード後も7を使い続ける方法
普通に考えると、1つのプロダクトキーで2つのWindowsを使えるようになる=ライセンス違反のような気がするグレーゾーン、推奨するわけではございません。
とは言え、窓の杜で堂々と紹介されており問題無いと思い込む事も可能。
【特集】Windows 7を当面使い続けるつもりの人は注目! Windows 10の“無償アップグレード権”だけを確保できる方法 - 窓の杜
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/special/1005828.html
何をしているかは、無償期間中に7を10へアップグレードし、すぐに7へ戻すだけ。何が起こるかは、10へアップグレードした時点で7のプロダクトキーが10のライセンスとひも付き、7へ戻しても10のライセンスが残る、という考え方。
本当にそうなるかは無償期間終了後に再び10へアップグレードしてみたりクリーンインストールしてみなければ判らないものの、やってみる価値は有るかもしれない。
ここでは冒頭で書いた通り、石橋を叩きまくる手順。
1.Windows 7のドライブを丸ごとクローン
ただでさえWindowsをアップグレードするという雑な方法は古来からのWindowsユーザなら忌み嫌い、普通は新たなWindowsを入れるならクリーンインストールするもの。
しかしアップグレードしなければプロダクトキーが10とひも付かないし、7へ戻すのだから問題無し、と言いたいけれど、私が10にした時はモニタを1枚しか認識せず、7へ戻すとセキュリティソフトが狂ってしまうという不具合が発生。
このようなアホな状況を回避する為、まずはWindows 7のストレージ(以下、ドライブ)を丸ごとコピー。という事で、もう1台ドライブが必要なので、押し入れの肥やしになっているHDDを引っ張りだすとか新規で適当な物を購入。
デュプリケータ持っているような変態は少ないと思われ、クローン先のドライブの総容量が小さい場合は無理なので大人しくこれ使いましょう。
大容量HDDから小容量SSDへクローンするフリーソフト
https://bto-pc.jp/repair/easeus-todo-backup.html
内容はEaseUS Todo Backupでクローンを作る方法。
中国のソフトが信用ならない、爆発したら怖いと思うなら、コメント常連の庶民Aさんが使われているAOMEI Backupper Standardでもよろしいかと。英語版の公式を見て来るとカナダの企業らしい。
AOMEI Backupper - 窓の杜ライブラリ
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/aomeibackup/
クローンを作ったなら元のドライブを外してクローン先のドライブを取り付けWindows 7を起動。
2.USBメモリから10へアップグレード
8.1から10は田アイコンからオンライン経由でアップグレード出来る可能性大。7からは失敗している人が結構居られ、私も失敗したのでこちらからファイルをダウンロード。
Windows 10
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ツールをダウンロードし実行するとウィザードが起動するのでUSBメモリへ保管しましょう。実行するPCが1台のみとか、ファイル要らないなら直接でもOK。
Windows 7から10へGUI上から直接アップグレード方法
https://bto-pc.jp/repair/win10-up-direct-install.html
実際にやってみるとUSB 3.0ならばDVDより速いので3.0ならUSBおすすめ。2.0なら大差無いと思う。SSDならツールから直接アップグレードする方が確実に高速。
直接アップグレードしたりUSB3.0ならば、高性能PCの場合は1時間くらいでアップグレードが完了するはず。低性能PCや低速回線ならば1.5~2時間は見た方がよろしいかと。
3.マイクロソフトアカウントを作成しログイン
持っているならそれでログイン。無いならこちらで作成。
Microsoft アカウント登録手続き|Microsoft アカウント
https://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/signup/default.aspx
故障してもパーツ交換しない、増設などもしないなら作らなくともOK。構成を変更するならMSアカウントでログインし、Windows 7のプロダクトキーと関連付けておく事で、後々キーが外れても手軽に再認証可能。
PC仕様変更に対する10の認証外れをMSが対応予定へ
https://bto-pc.jp/repair/activation-troubleshooter.html
開発者向け10では既に実装されており、製品版は日本時間8月3日以降になると思われるAnniversary Updateで適用されるはず。
4.Windows 10から7へダウングレード
NECによる説明が分かり易いのでこちらをどうぞ。
Windows 10にアップグレードしてから31日以内であれば、回復機能を使用してWindows 7に戻すことができます。
なので1ヶ月10を試したり遊べるのだけれども、いじり過ぎるとダウングレードに失敗する可能性が高まるらしいので、とっとと7へ下げてしまいましょう。
テキストで手順を書いておくと、スタート(田)ボタン->設定->更新とセキュリティ->回復->Windows 7に戻すの「開始する」ボタン。
5.ドライブを元に戻しクローンは保管
ダウングレードまで終わったならクローン元のドライブへ付け替えて作業完了。そのまんまクローン先のドライブを使っても良いけれど、IMEやオフィスがおかしくなるとか、私の場合はセキュリティソフト(ESET)が壊れてしまったのでおすすめ不能。
クローン先のドライブは消しても捨てても良いけれど、余裕があるなら念の為にそのまんま残しておいた方が良いかも知れない。理由は後述。
10アップ後の7としてのライセンスはどうなるのか?
窓の杜の記事を鵜呑みしてライセンスだけひも付けている人が2chで散見、私もメインPCでやらかしているので他人事では無いのだけれども。
10アップ後7へ戻し7を使い続けるにあたり1点怖い事が見出しの通りで、本当に無償期間後も10へアップグレード出来るのか、では無く、10へアップグレードした痕跡の無いWindows 7のキーは無効にならないのか?が怖い。
手順の5番でクローンを保管しているのはその保険。ちなみに私は保管していないので割とドキドキしております。
流れで書くと、クローン版Windows 7を10へアップグレードし7へダウングレードしたドライブならばロールバックした記録が仮にどこかへ残るとして、そうでは無いクローン元の7を使い続けると、10とひも付いているキーなのにダウングレードしていないので不正なキー扱いされないだろうか、という不安。
考えすぎだろうけれども、私が今のやり方のマイクロソフトならそういう事にして10を強要すると思った。10なら今後も使える、7でこのキーは無効、のような。
過去、7から8へのアップグレードは結構ゆるく、7入りPCへ試しに8をクリーンインストールすると普通にデュアルブートになってしまったので10でもゆるいかも知れない。しかし8へのアップグレードはキーが別、10はキー共通という違い。
- マイクロソフト「その手が有ったか!」
- 皆さん「マジかよヒツジ先輩最低だな」
にはならないとは思うけれど、クローン残しの保険を掛けるか、グレーゾーンとしてやらない方が良いとだけ。
これを書いていて気付いた。遊べるWindows 7は3万円ノートに入っているのだから、危険を承知でメインPCでやらなくとも良かった件。
おまけ:Windows 10にしても怖いところ
10にしてみたけれど結構良いという評価。それは、「今は」という期間限定であり、今後どう化けるか分からないとは当サイトの頻出キーワード。
- 無償アップグレードをしつこく強要
- アクションセンターが頻繁にアプリ宣伝
- 10 HomeのWindowsアップデートは強制化
今は1、10にすると2、Homeなら3も。ここまでされてもまだマイクロソフトを信じているのだろうか。
HomeでもWindowsアップデートを強引に停止する方法はあるものの、普通の人は知らないでしょう。メールにてお便りを頂戴し、Homeでも止める方法を教えて貰ったので共有。
Windows 10の Updateは無効化できる?~以前のOSのようなUpdateにしてみる ※Pro以上のみ | ロケッこがゆく
http://blog.syo-ko.com/?eid=2272
中盤の追記以降でHomeでの更新を止める方法が書かれております。
しかし更新するファイルを選ぶ事は出来ないので先延ばしにするだけで、放置するとサポート切れと同じ状態になるので危険度アップ。※私信:大規模アップデートの様子見として一時停止の考え方はアリだと思う。
よって、マイクロソフトが7/8.1で繰り広げたアプグレ半強制のような手口が10では完全強制になるわけで、何をされても文句しか言えない状態になるのに、「10は結構良い」とは楽観的すぎないだろうか。
Windows 7以降のPCはマイクロソフトの遠隔操作状態となっており、10になるとWindowsアップデートはユーザには止められないという、ユーザは管理者かも知れないけれど、そのパソコンの真の支配者はマイクロソフトという事。
銭っこ払う価値のあるもんならなんの問題も無いがのぅ
新PCの7アップデートがいつまでたっても終わらんのだけど
10が最後ってことは10年後とかどうなんのかね?
クリーンインストールとかいうの考えてない?
7月がもうすぐ終わりとは早いものですね。1月から数え、2016年はもう後半。2016年度で考えるなら、まだ前半ですが。
>Windows 10無償アップグレード後も7を使い続ける方法
個人的には
1.Win7をWin10へアップグレードする
2.Win10環境のイメージバックアップを取る
3.Win7へロールバックする
以上で、通常はWin7を使い、2020年以降、もしくはWin10への移行に問題がなくなったら、Win10のイメージバックアップからリカバリ、という形が楽そう。
私はアップグレードを信用していないため、メインで使うPCなら、Win7はWin7として、Win10はWin10として使用し続ける事を推奨しますが。
「Windows 10 Anniversary Update」で追加される主要な新機能10個まとめ - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160726-windows-10-anniversary-update-feature/
あるといいのはせいぜいタイムゾーン設定ぐらいw
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:Windows 10の1周年記念アップデートを8月2日に入手できる人とできない人 - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1607/26/news099.html
>ここでの問題は、CBに含まれる主に一般ユーザーの数が非常に多いことだ。Windows 10の稼働デバイスが2016年春時点で3億台を突破していることを考えれば、少なくとも1億台を優に超える数のデバイスが、8月2日のタイミングで一斉にAnniversary Updateの適用対象となる。
>これらユーザーのデバイスが8月2日になると同時にMicrosoftのサーバへと殺到場合によっては数GBに達する大容量のデータを一斉にダウンロードするようなことになれば、その際の負荷は計り知れない。
だからCBなんてやめておけばよかったのにw
「無償更新」終了間近 ウィンドウズ10をおさらい 無償期限を過ぎると家庭版なら1万7600円かかる : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/49164106.html
元のOSに戻すとき以前のまま戻ったらいいけど、そうじゃない場合もあるからw
本文を訂正。
>10へアップグレードした痕跡の無いWindows 7のキーは無効にならないのか?
ならない。
アップグレードとダウングレードする所は別として置いておき、7をクリーンインストールしたならダウングレードした痕跡があるわけが無い為、単純にプロダクトキーと紐付くだけと考えてよろしそう。
もちろん保証はしないしグレーな点は変わらないのでおすすめはしないけれど、別ストレージのクローンで擬似アップグレードしておけば良いはず。ダウングレードさえする必要も無いのかも知れないけれど、石橋を叩いて戻る方法としては7へ戻すまでがアップグレードとして。
> 彫魚 さん
Micro OS Sierraとか言ってWindowsの上位互換的なサブスクリプション月額10ドルとかのOS出すのでは無かろうか。さすがに10年も経てばWindows以外の選択肢がありそうと夢見ましょう。
> 庶民A さん
2番の10環境のイメージは結構ハードル高いと思う。私のようにアプリケーション試しにインストールして面倒なので後で消すが発動してしまうような人なら、イメージファイル200GB超えそう、のような。
> 窓辺 さん
本当、「あるといいのはせいぜいタイムゾーン設定ぐらいに」同意。誰がそんな機能を使いたがるのか?という隙間を突きまくる無駄機能の盛りさ加減に閉口。そういうのはWindowsストアでやらせた方がストア慣れしたり有料アプリへの導線になるのでは?と思われ、後付で良いはず。
Windows 10への無償アップグレード用プログラム、ハワイ時間の7月29日23時59分59秒まで提供 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1012633.html
>なお、画面を音声で読み上げる「ナレーター」や「拡大鏡」といった障碍者向けの支援技術を使用しているユーザーは、7月29日を過ぎても引き続き無償でWindows 10へのアップグレードが行える。詳細は7月29日に公開されるウェブサイトで明らかになる見込みだ。
障碍者じゃなくてもナレーターや拡大鏡を利用していたら無償アップデート期間の延長可?w
Windows 10に教育機関向けの新エディションが追加 ~Anniversary Updateはバージョン1607 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1012625.html
Windows 10 Pro Educationが登場w
いよいよ明日7月29日終了のWindows10への無料アップグレード、またしても裁判で訴えられる - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160728-microsoft-sued-windows-10-again/
また訴えられましたw