アンケート結果発表の後編。
前編はこちらで、後半は6~8問目の4つ+年代別1つの計5個となっております。今回は年代別にする意味のありそうな質問が特にないと思っていたけれど、1つだけ予想外な結果があったので最後に掲載。
ご協力ありがとうございます。
マウスのクリックに関する調査結果・後編
結果のみはこちら。
クリックに関するアンケート
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIoil9HVlRXQQQ89ZbLRoXAyYKbMOL0AUzmeCxfA6fzXt4WQ/viewanalytics
<目次>
- 右クリックメニューのカスタマイズ率約24%
- マウスは故障して使い捨てる人が圧倒的多数
- マウスのクリックが原因の腱鞘炎体験者約2割
- マウスジェスチャーの利用率は2割に満たない
- マウスジェスチャーは若い世代で利用率が高い
6.右クリックメニューのカスタマイズ率約24%
4人中3人が「していない」、1人が「している」。
私も忘れるくらい昔のWindows、2000よりもっと前のバージョンでカスタマイズした記憶がある気がするけれど、レジストリ編集なのでいじり方忘れた。
カスタマイズしている派の約24%は割と多い気がするのは私が必要性を感じていないだけでしょうな。逆にカスタム派の人には「していない」の多さに驚けるのやも知れず。
右クリックメニューはこれ(コンテキストメニュー)のこと。
ショートカットやファイル、フォルダに限らず、何もない場所で右クリックしても出るアレで、カスタマイズしていない私でも使わないとは言っておらず、今思い出してみる主な用途はこれら。
- ファイルやフォルダ・・・ZIP/GZIP圧縮
- 何もない場所・・・新規ファイル/フォルダ作成
あればあるで便利、無いなら無くても困らない、カスタマイズしてまで使うような頻度ではないのでいじらない。カスタマイズ派な人は追加しているのではなく、多くなりすぎた項目がウザくて手動で消していたりもしそうですな。
カスタマイズしてみたいなら、レジストリ編集わからないならフリーソフトがございます。結局これでもレジストリいじることになるので自己責任。
Easy Context Menuの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se507359.html
起動してマウス+ハケのアイコンをクリックすると編集できる。プログラム名で表示されるので意味わからないなら触れない方がOK。
7.マウスは故障して使い捨てる人が圧倒的多数
買い替える人が8割近い。
次いで多い自力でどうにか直すが1割で、その他の手段をとる人は各3%かそれ未満となっており、メーカー修理は2.2%しか居られない模様。
対策ソフトとは、このようなフリーソフト。
マウスチャタリングキャンセラの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se455786.html
今私が使用しているトラックボールも左クリックとホイールクリックが絶賛チャタリング中なので試してみたところ、本当にチャタらなくなり驚いた。設定は特に変更せず40msで。違和感ございません。何これ凄い。
どのような仕組かを想像すると、標準設定ならば40ミリ秒以内のスイッチオフは華麗にスルーしてくれるのでしょう。
クリックはボタンを押してスイッチがオンになった時以外、離してスイッチがオフになった時にも反応。リンクや送信ボタンをクリックし、気が変わり押したくなくなったならドラッグすれば押したことにならないやつがオフで反応する方。
上で書いた40ミリ秒以内のオフはスルーされる、ならばボタンを離した時に40ミリ秒遅れてオフになる、それが気にならない、体感でわからない理由は40ミリ秒=0.04秒なのでわかるわけない。
スタートアップへの登録はセルフサービスなので、Windowsの起動と同時にキャンセラも起動するならスタートアップフォルダにショートカットを置きましょう。
適当なフォルダを開き、これをアドレスバーにコピペEnter。1226の部分は私のパソコンなので自分のユーザ名へ書き換えを。
- C:\Users\1226\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
または「ファイル名を指定して実行」(Windows7なら「プログラムとファイルの検索」)へshell:startupをコピペEnterでも行ける。
8.マウスのクリックが原因の腱鞘炎体験者約2割
意外と多いと思った経験者18.2%は5人中1人くらい。
これまた私がそのような経験がないからこそ多い気がしているだけで、腱鞘炎になってしまう人には少なく感じるのやも知れず。ここまで多いなら「指」「手首」で分けた方が良かったか。
腱鞘炎を知らない人はこちら。
腱鞘炎の症状・原因|くすりと健康の情報局
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/51_kensyoen/
手首と指バージョンの2種類があるらしく、私は手首の方をやらかした経験がございます。マウスとかクリックは関係なく、大昔に長時間シールはがしをゴシゴシしていたら翌朝なった。
どうなるか知っておくだけでも損はしない、私の場合は起床すると手首が曲がらず、曲げると激痛がはしるが何故そうなったのかわからず、接骨院で針打ってもらったけれど治らなかった。
筋肉痛のように当日は何ともないけれど翌日のような時間の経過で症状が出るようで、腱鞘炎を知らなかったのでシールはがしが原因だとは思わず、整形外科で湿布ももらったけれど医者にはシールはがしの事は言わなかった。関係ないと思っていたので。
治し方はリンク先の第一三共が書いている通り動かさない。これしかない。痛みが引いて行くのを数日かけて待つしかございません。
しかしマウスで腱鞘炎になるとはキツいですな。遊びならまだしも、パソコン使う仕事だと致命的。
9.マウスジェスチャーの利用率は2割に満たない
ラストはマウスジェスチャについて。
「クリックあまり関係ない」と追記したものの、クリックせずクリックの操作を代替えすると解釈すれば関係あると今気付いた。
ジェスチャ使いは1~2割と予想していたので意外とは思わなかった少なさとなっており、私もブラウザのオペラを初めて知った時に試したけれど、クリックした方が早いし楽だと感じたので使わなくなった。
マウスジェスチャーとは具体的には、ブラウザで右クリック押しっぱなしでマウスを左(ポインタを左)へ動かすと1ページ前へ戻るような機能で、ChromeやFirefoxなどでもアドオンや拡張を入れると使える。
ブラウザも昔より進化し高機能になり、何よりタブブラウザになったのでマウスジェスチャーは今なら使えば便利なのやも知れず。しかし私がだが断るな理由は、慣れてしまうと自分のパソコン以外が使いにくくなるのがイヤ。
ジェスチャ利用者18.5%の逆は81.5%、8割のパソコンにはマウスジェスチャー機能は入っていないと思えばわかりやすい。業務用PCならもっと入っていない率は高くなりそう。
マウスジェスチャーは若い世代で利用率が高い
ラストその2はマウスジェスチャーの年代別。
昔は使われていたけれど今は・・・ならば高年代で使われていそうで、逆なら現代こそマウスジェスチャーの出番、そう思ったわけではなく、全部年代別にしたところ、これしか年代による差があまり出なかった。
30代以上のジェスチャー離れというより、50歳以上になると途端に使用率が低くなり、どころか「わからない」の割合が高まるという。
ということはおそらく操作性の難度の高さ、取っ付きにくさ、いつもと違う新しい何か、が受け入れられないのか。スマホよりガラケーのボタンに慣れているような。
20代が最も多い点は、若い人ほどスマホのフリック入力が速い、両手の親指2本同時使用で入力できてしまう、そういうある意味器用で柔軟なところがジェスチャーウケしていそうと思った。
ちなみに私は二本指フリックできない。
以上、アンケートへのご協力に感謝。調査結果のリンク一覧はこちら。
>右クリックメニューのカスタマイズ
選択ファイルを特定の場所へコピーとか、送るへ特定の場所を登録するとか、レジストリをいじってメニューをカスタマイズした経験はあります。WindowsUpdateで上手く機能しなくなったことがあり、以降はカスタマイズを止めました。意図しない動作が起こると怖いため。ちなみにWinXP時代。
>レジストリ編集なのでいじり方忘れた
何となく「ContextMenu」の項目を編集したような記憶があります。Win7~10でどう名前が変わったのかも知らないため、現状のレジストリ環境では断言できませんけれど。
>多くなりすぎた項目がウザくて手動で消していたり
コンテキストメニューに自機能を追加しておきながら、アンインストール時に削除して行かないソフトもありましたから、昔々はけっこう役立ちました。アンインストールしたセキュリティソフトの「スキャン」が残り、ファイルを開くと「スキャン」が4つくらい並ぶのはウザさを通り越して笑えて来ましたが。
>腱鞘炎体験者約2割
あえて入れた「ないと思う」は「手指が痛くなったことはあるけれどたぶん腱鞘炎ではない」や「勝手に治ったし医師の診断は受けていないから腱鞘炎とは断定できなかった」などを指していますから、もしかしたら2割を超えているのやも。
>マウスジェスチャー
右ボタンを押しながら左ボタンとか、ロッカージェスチャは少し便利やも、と思ったことはあります。マウスジェスチャのように、右へ動かしたはずが斜めに動いて別機能が起動した、というような失敗が少ないですし。という訳で昔々は「左を押しながら右」で「ひとつ右のタブへ移動」、「右を押しながら左」で「ひとつ左のタブへ移動」、「左を押しながら中」で「閉じたタブを開く」、「右を押しながら中」で「タブを閉じる」とか設定していました。
それほど大量のタブを開くことが無くなった、キーボード主体でPC操作をするようになった、などからジャスチャーソフトの使用は止めました。