前回の続き。
新聞の人気の無さは個人的には予想外、想像以上に新聞離れが進んでいる印象。今回は年代と環境を含めたり分けたりで集計し、若者はどうなのか、都会と田舎ではどう違うかを見て参りましょう。
条件などは前編で書いたので省略。
新聞やネット利用の年代と環境別調査結果
先に年代と移動手段を整理するべきだと思う。以下、ソースのグラフ。
年代はいつも通り10代と60歳以上の分母が少なめなので、これまた平常運転的に10代は20代へ統合した若者世代な29歳以下とし、60歳以上では無く50代以上へと統合。
今回はやや40代が多めですな。
そして移動手段も統合。
どちらも併用するような地域、例として神戸付近やさいたま市辺りは通勤に電車を使うけれどレジャーや買い物は車を運転するような場合、判断しづらい、答え難いと思ったので「どちらも利用頻度が高い」の回答を設置。
予想通り少なめな上、どちらも使うならば移動中にスマホをいじる機会は有るだろうとし、「自分で運転しない~」へ含めております。要するに、自分で運転するしか無いかそうでも無いかで分割したかった。
新聞を毎月定期購読中ですか?(年代別)
毎月新聞を購読しているか、言い換えると毎日のように自宅へ新聞が届いているか、そして誰が支払っているかの年代4種類。
若者ほど家族が支払っており、年齢が上がるに比例し自腹で購読している率が高まる点は納得。
単品購入は少なすぎるのでスルーし、買わないけれど読む人の年代が50代以上で盛大に低下。これは外出する機会が減るので買わなければ読めないのだろうと思う。
予想外な箇所は、全く読まない世代は年代が高くなるに比例し低下すると思いきや、逆に年代に比例し高まっている点。50代以上は自腹購入率が最も高いものの、全く読まない割合も最も高いという、意外な数値と感じております。
新聞といえば私に言わせると年寄りの情報源で有り、今時の高齢者はパソコンやスマホを使う人が増えたとしても新聞は愛されているのかと思っておりました。
考えてみると、新聞よりパソコンやタブレットの方が文字が大きいわけで、やろうと思えば指での操作で簡単に拡大も可能。今や新聞こそ高年代には厳しいメディアなのかも知れない。
月額いくらなら新聞を購読しますか?(年代別)
y軸を年代にすると見づらくなったので金額別へ入れ替え。
有料でもOK派、500円以下より上を見ると当然の如く年代が高いほど高額でも良い人の割合が高まり、若い年代になると安ければ買うかもしれない割合が高まる傾向。0円を含めても若いほど安ければ、タダならなお良し。
これまた意外に感じた箇所は、タダでも要らないと答えた人の年代が若者より50代以上の方が多めの率を叩き出しております。てっきり歳食うと新聞が好きになるのかと思っていた。
1つ前の定期購読の有無と同じ結論、歳食えば新聞でハァハァするわけでも無さそう。私は自分が高齢化したなら新聞買い始めるのかと思っていた。
最も多くニュースを知るメディアは?(主な移動手段別)
言い換えると、移動中にスマホをいじる機会の有無。
大きな差が出るかと思いきや、違いは自力で移動する属性のネット率がやや低くテレビ率が高い程度。別に「スマホを」とは書いていない為、普段はスマホを使わない私が自宅PCでニュース見ているような、そんな人も多いのでしょう。
あまりにも差が出なかったので次。
ネットでニュースサイトを読む頻度は?(主な移動手段別)
更に差が無かった、移動手段別でのネットニュース見る頻度。
セルフドライブな人は毎日の割合がやや低く、週一以下の頻度が若干増える程度。逆に言うと運転手付きな人は利用頻度がやや高め。
ネット上でのアンケート、当サイトでの調査なので差が出難いのでしょう。これではあまり参考になるとは言えず、総務省のような広範囲での結果の方が精度高いと言えるはず。
新聞は今後どうなると思いますか?(年代別)
年代別へと戻し、新聞の未来予想。
これまた意外にも若者ほど新聞は何とかなるだろうと思っている人が他の年代より多めの割合、逆に消えると予想する人は年代が高まると高くなっております。
他人事か自分に当てはめて考えたかの違い。
若者は親が新聞を読んでいるので無くならない印象が有り、年代高めになると自分が新聞要らないと思っているくらいなので若者はもっと要らないだろうと考えているのだと思った。
おまけ:主な移動手段+年代別
本題とは関係無いけれど、せっかくなので年代別移動手段もグラフ化。
20代と30代を境界に運転者が誰かが入れ替わり、30代と40代を境界として差が開いております。単純にどこに住んでいるか、都市部に住む年代は若者が多いのでしょう。
確か持家やマンションを買う時期は平均39歳くらいと聞いた事が有る為、それに当てはめると40代からは郊外へと引っ越したり、転職や実家を継ぐ為に里帰りして車移動になっていそう。
今回の調査で判った要点は、50代以上でもネットを利用し当サイトを楽しめるような属性の人は新聞を重要視しておらず、比較的若い世代がシニアと呼ばれる頃にはデジタル化、ネットでニュースは更に当たり前、新聞不要になっていそう。
という、知ってた感を確認した感。
以上。アンケートへのご協力有難う御座いました。
>私は自分が高齢化したなら新聞買い始めるのかと思っていた。
高齢化したから買うのではなく
高齢化すると新しいことを覚えるのが億劫になるみたいなので、
若いころに新聞購読しているからその惰性で買ってる人が多いと思う。
あとはだいたい予想通り。
新聞購読が広告狙いならネット広告で十分
ネット広告は下記が便利
http://www.shufoo.net/
一人暮らしではどんなに安売り広告が入っても
タイムセールなら買いに行けないは
安売り差額では新聞代に程遠いはで
踏んだり蹴ったりな状況
そもそも実店舗よりネット(amazon)購入の方が
だいたい安いなと思う。
※生鮮食品は実店舗しかどうしようもないけどね。
>移動手段
思ったよりセルフ移動が多いのですね。BTOパソコン.jpのユーザは学生が少なかったはず、ならば「電車やバスが6割くらいだろう」と思ったら驚きの逆転。通勤に自転車を使う、徒歩で通える、営業で車を乗り回す、などが理由でしょうか。
>新聞を毎月定期購読中ですか?(年代別)
購読率(自分や配偶者が買う+親が買う)はどの年代も50%くらいですね。
>50代以上は自腹購入率が最も高いものの、全く読まない割合も最も高い
50代以上だと会社では部長クラスの年代ですね。新聞なんぞ読んでいる暇が無くなるのでしょうか。基本的に役職が上がるほど出勤時間は早くなりますし。子供が独立する年代な事も関係があるやも。
>今や新聞こそ高年代には厳しいメディアなのかも知れない。
視力の推移を見る限りは低下傾向のようですから、新聞もその辺を考慮した文字配置が必要ですね。
ガベージニュース:子供達の視力の推移をグラフ化してみる(2016年)(最新)
http://www.garbagenews.net/archives/1868624.html
>タダでも要らないと答えた人の年代が若者より50代以上の方が多め
若い方は学校やら塾やらセミナーやらで「社会人なら新聞くらい読んで当然」とでも教えられているのでは。
>新聞の未来予想。
個人的には「消滅する」が30代以下だと10%な一方、40代以上では20%へと倍増している点に興味があります。30代と40代の間に何があったのか。