先日実施したアンケートの結果発表。
昔風な言い方をするとUSBメモリスティックについての質問を9問+年代1つの全10個としており、個人ブログ規模ではないと思われる870件ものサンプル数となっております。
ご協力ありがとうございます。
USBメモリに関する調査結果・前編
私の感想文が不要なら結果のみはこちら。
USBメモリに関するアンケート
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScEbZTWzx1Vo9QDLA8jndPFOitaY58KuhSRjbkENCh32kqNGA/viewanalytics
回答者は40~50代中心、世間一般より自作PCやゲーマー率高め。年代は最後に任意で答えてもらったので貼っておきましょう。
<目次>
1.所有する最大容量は32GB中心
時代は32GBのようで3割がそれ。
次いで16GB、そして64GBと続く辺りはコスパの点で64GBが優れており、16GBになると割高になるけれど過去購入されたモノがあるため32GBと16GBも割と多いのかと。
今、USBメモリがいくらなのかは64GBが千円切れるくらいで、32GBが500円切り、16GBは400円切れるくらいであり、これらUSB3.0対応の価格。
128GBを見て来るとSanDiskが最安1,590円なので容量辺りの単価は64GBよりも良い印象があるものの、そこまで大容量が必要とされていないのか、まだ購入が促進していないだけか。
2.使用頻度の高さは2.0より3.0
約半数が3.0をメインでご利用中。
2.0の37.5%は低いとは言えない数値と思われ、2.0の速度でも良いのか、または重要なアイテムではないとして速度にはあまりこだわらないのか。もしくは単にUSBメモリの使用頻度が元から低く重要視されていないか。
大容量化にともない3.0や3.1など速度の向上にUSBメモリ救われましたな。128GBに100GB分のデータ入れてUSB2.0で転送とか気が遠くなりすぎる。
今後気になることはUSBのType-AではなくC端子のUSBメモリがどう出るか。ちなみにSanDiskのやつはこう出る。
source:Ultra Dual Drive USB Type-C | SanDisk
その出方ではなく、Type-AからCへと移行して行きいずれAは絶滅に近くなるのか、それとも並行して売られ続けるのかとか不毛な事を考えていたら、上のSanDisk製品は逆側からType-A端子が出るらしく頭良い。
要らないのに欲しくなる不思議。
スマホのタイプCを挿してタイプAをパソコンに挿すとリアルタイムでファイルの行き来が見えるのだろうか。
3.所有本数は2~5本が最も多い
無くては困ることがあり1本では心もとなく2~5本くらい持っている人が最多で6割オーバーは納得。私も5本くらい、または6~9本かも知れない。
ちなみに会社では十数本のストックがあり、なぜそんなにたくさん持っているかは、ちょっとしたデータをすぐに渡す際にぶち込んでUSBメモリごと差し上げるシステム。
もったいないと思うことなかれ。512MBで1個260円。
source:Amazon | TEWENE USBメモリ 512MB 10個セット
1~2個の初期不良があるとしても1個300円くらい。
「わけのわからない無名なやつなので信用せずすぐにパソコンへ移動を」としてこいつは差し上げると言えどもそこは日本人、再会した人の9割くらいは律儀に返してくれるので最初20本持っていたけれどあまり減らない。
その減らない原因は名刺にメールアドレスあって当たり前、FacebookのアカウントとかLINEのQRが貼られている時代なので、出番はかなり少ない。
4.購入時の最重視は価格と容量
価格と容量が同じくらい最重視で4人中軽く3人以上。
意外な点は次いで同じくらい多い速度とメーカーが半数に満たず、45%くらいしか性能とかブランド気にしていないという、2人中1人未満。
なぜ意外かは私がこれらも重視するためで、メーカーはできるだけ東芝、Amazonのレビューで実測を確認し、容量辺りの単価が最安に近ければカートへぶち込んでカード決済発射する流れ。
形状・デザインの23%も納得。少ないながら個人的にはここにも一応こだわることがあり、できるだけ外れるフタではないやつ、スライドや回転カバーを選ぶようにしております。フタ無くす。
5.故障未経験率が過半数占める
故障したことない人は、「USBメモリって故障するものなの?」と思われそうと思うのは、私が故障未経験の頃そう思っていたためで、SanDiskの逆輸入品がぶっ壊れてからは信頼度はリ地域レベル。意味不明なら失礼。
故障未経験が約5割に対して1~5回の故障体験者が44.4%も居られるため、明日は我が身として重要なファイルはUSBメモリにだけ1ヶ所のみ保管は絶対にやめましょう。
実際にあった話で、自営業している友人がUSBメモリをノートに挿したまんま納品書などのデータをそこへ保管しており、ある日突然ドライブが0バイトになってしまった。
データ復旧の実績ある私に頼まれたものの、それはHDDだったからこそ何とかなったわけで、SSDやUSBなどフラッシュメモリ系はお手上げ。一応、データ復旧会社(IUECとロジテック)に依頼したけれど無理だった。
HDDやDVDのように円盤上にデータが残るものならば何とか読めるようにすれば良いとしても、電気信号でチップに記録されたデータを読むとか人類には難しすぎる。
USBメモリもSSDも信用ならない記録装置と心得てバックアップは必ず。
以上、アンケートへのご協力に感謝。調査結果のリンク一覧はこちら。後編は明日公開予定。
>コスパの点で64GBが優れており
それはコストパフォーマンスではなく、単なる容量単価では。例えば「1TBで2,000円」のUSBメモリがあったとして、それがそのままコストパフォーマンスの良い製品とはなりませんし。
PC市場全体を見たとき、USBメモリとして必要な容量が32GBまでなら、64GBの製品は例え容量単価が安くともコストパフォーマンスが悪い製品になります。USBメモリの「パフォーマンス」が何を指すかは難しいところですが、私なら「32GBで800円」と「64GBで1,000円」のUSBメモリがあったとき、選ぶのは「32GBで800円」の方です。私はUSBメモリに16GB以下の容量しか求めていませんから。
>2.0の37.5%は低いとは言えない数値
下位互換ありますから、とりあえずUSB3.0を選んでおいても損は無いはずですしね。例えば「会社で使っている複合機がUSB2.0のUSBメモリしか認識しない」とか「最大でも100MBくらいのデータしかやり取りしないため、少しでも安い2.0規格を選んだ」とか、やや特殊な事情が無いことは無いのやも。
>故障
USBメモリって「データ保管」ではなく「データ移動」に使うデバイスですから、付けっぱなし入れっぱなしは望ましくありませんね。構造上も長期間のデータ保存に耐えられるモノではありませんし。
AOMEI Technology|USBメモリのデータが突然消える!復元方法は?
https://www.aomei.jp/articles/usb-data-disappeared.html