2012年5月末からSSDとメモリが値下がり。
8GBメモリは順調かつ緩やかに値下がりが続いておりますが、ここでSSDの128GBクラスが大幅一斉に値下がり。パソコンの買い替え、パーツ交換や増設するなら容量と価格の確認を。SSDの64GBやメモリ4GBは勿体無いかも知れない。
SSDはついに私も本気を出す時が来た御様子。
既にSSDの128(120)GBは1万円を切れている
個人的な購入の目安として、1GBあたり100円以下で120GB以上の物としており、100円を切らねば高額過ぎると判断し、せめて120GB以上無ければOS(Windows)が使用する容量を考えると少ない。
80GBと120GBは一見すると1.5倍の容量に見えるものの、OSやインストールしたプログラムが計40GBになるとすると、空き容量はそれぞれ40GBと80GBなので2倍の違い。
その120GBクラスが既に1GBあたり余裕で100円切れております。
SSD最安値情報【 調査日:2012年6月1日 】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120602/p_hdd.html
一部省略しつつ引用。
- Intel SSD 520 (120GB)・・12,970
- Intel SSD 330 (120GB)・・9,980
- Plextor PX-128M3P (128GB)・・13,970
- Plextor PX-128M3 (128GB)・・9,980
- Crucial m4 (128GB)・・9,180
- SAMSUNG MZ-7PC128 (128GB)・・10,480
- OCZ Petrol (128GB)・・7,970
注目すべき製品はインテルの330シリーズとクルーシャルのm4シリーズ。
いずれも最高性能や新製品では無いものの、普通に使うなら充分な速度を持っており割安。どちらも自作PCユーザに人気の有るメーカーなので、不具合などが発生しても情報が多く安心出来ましょう。ちなみに私はインテル派。
HDDより速ければ良いという感覚で、シーケンシャル(連続)読み書きの速度さえ気にしなければ最安のOCZ製品でも良いけれど、ここまで価格差が狭くなるとCrucialの方が高性能かつ何かと安全でしょう。
なぜ突然値下がったかは、ITmediaが秋葉原でPCショップ店員にインタビューしておられます。
SSD一斉値下げ、120Gバイトクラスは1万円切り (1/2) - ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1206/02/news009.html
値下がり理由の推測を引かせてもらうと。
- 他店対抗のプライスダウンということで上から連絡が来ました
- 代理店レベルで価格改定が入ったみたいです
- (上記2要因で)地盤沈下みたいに一斉値下がりしたんじゃないか
最安競争に加え価格改定と推測されております。
代理店とはその名の通りインテルなどの代理店を指しており、例としてインテルの場合は価格改定の際は代理店へ事前に改定日の情報が入り、同時にPCメーカーなどへ知らされ旧製品の処分が一斉に始まる事もございます。
パソコン関連の製品は一度値下がりするとまず値上がりは無し。タイ洪水などの災害や不慮の自己は除き。
容量で考えるとまだまだHDDよりは10倍近く高価なものの、HDDの遅さがCPUやメモリの足を引っ張っており、高性能CPUや大容量メモリを搭載しているならSSDの速度は単品では無く他のパーツの能力を解放する意味で価値は高いでしょう。
SSDは物理的に大きくする必要が無く、サイズは2.5インチが基本。ノートでも換装を考えて良いドライブなので、値下がりを待っていたなら今からが旬でしょう。
メモリは総容量の価格と1GB単価での価格を比較
8GBメモリも順調に値下がっております。
メモリ最安値情報【 調査日:2012年5月25日 】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120526/p_mem.html
5月末頃の調査なのでやや古いものの、SSDのように突然下がってはおらず問題無し。一覧では見づらいかも知れないと思い容量別でグラフ化。
ラベルの左から総容量、メモリ1枚の容量、速度の順。
12800はPC3-12800の略で10600も同様の省略。12800はインテルの新CPU、Ivy Bridge用、10600はそれ以前のCPU用と覚えておけばよろしいかと。
Ivy~とSandy Bridgeの簡単な見分け方は、Core i7 などの後に3000番代か2000番代か。前者が新CPU。正確には新CPUに加え、マザーボードのチップセットがインテル7シリーズ(Z77 Express など)ならPC3-12800の方が若干良いという事。
総容量16GBでは速度差で価格が大きめに違っておりますが、それでも1500円程度の価格差。
総容量8GBの12800はわけが判らない割高なものの、10600は8GBx1も4GBx2も差はわずか。
1GBあたりの単価に直したグラフが以下。
大容量重視なら、総容量16GBの8GBx2(PC3-10600)が割安。マザーボードのスロット数は限られる為、2スロットでWindows7のHome~など安い構成ならこれで打ち止めると良いかも知れない。
スロットが余っており速度重視なら4GBx2(PC3-12800)が割安ですな。しかし8GBがここまで値下がりすると、16GB以上にするなら4GBはスロットの無駄遣いという考え方も 。
8GBの容量単価と速度が4GBと同じになった時、8GBが標準になり4GBが消えて行くはずなので、今要らないならもう少し待った方が更に安くなる可能性大。
但し、総容量8GB以上が効果的になるパソコンの使い方は専門用途などに限られる為、普通の人は深く考えなくても良いでしょう。
専門用途とはデザイン用やRAMディスクなど。その他、ベンチマーク計測で上を求めるマニアの遊びとか。
BTOパソコンでSSD 120GB、メモリ8GBの標準化予想
HDDの値下がりが緩やか過ぎ、時には数ヶ月価格が停滞する現状、メーカーもSSD標準や8GBx1xいくつかを標準構成にしたい時期と推測。
しかし、最近のデジカメは画像がでかく、ビデオカメラもパソコンでの編集が普通になって来ている為、一般向けとしても120GBで足りるかが問題でしょう。
私はやや一般人では無いので、普通の人にSSDの価値が分かるか、自分が使用する容量を理解しているかが判らず。メーカー側もそこが気になっているのでは無かろうかと。
メモリ価格は8GBx1が4GBx2と同じか下回ると切り替えられると思うものの、8GBでも普通の用途には大き過ぎる為、今後も4GBの標準構成は大有りで2GBx2も続くかと。メモリ製造メーカーがPC3-12800でいつまで作るかでしょうな。
SSDの話に戻ると、HDDが500GB有ろうと100GBも使わないなら大容量の意味が無く、故障する時はドライブ丸ごと壊れるのでパーティションを切りコピーしても意味無し。
Windows7は搭載メモリ容量が増えるとストレージ(SSD、HDD)容量も喰ってしまう為、SSDと容量と搭載メモリのバランスが重要。
SSDはもう1段階、256GBクラスが値下がるまで売り難いかも知れませんな。
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