いわゆるホワイトボックスPCについて。
当サイト風にいうと同じBTOでも量産系と組立代行系でどう違うか。ARKのような小規模なショップがホワイトボックスに含まれるかは別として、通販での購入時にどの辺りが違うか解説。
コメントにてネタ振りありがとうございます。
その前にホワイトボックスについて。
広義にはナショナルブランド以外の中小零細企業が組立・販売しているパソコンの総称であり、狭義にはデスクトップパソコン型のホワイトボックスを指す。
source:ホワイトボックス (パソコン) - Wikipedia
ナショナルブランドとはNECや富士通のような世界的に知られるレベルの大手PCメーカーの事で、そうでは無いBTOメーカーのパソコンがホワイトボックスらしい。
この言葉はここからは出ないので説明終わり。
同じBTOパソコンでもARKとマウスではどう違う?
マウスは左にリンクがあるのでARKのみ、ソース。
秋葉原より全国スピード出荷!| パソコンSHOPアーク(ark)
https://www.ark-pc.co.jp/
量産系のマウスと比較しARKはどうなのか、だけれども、これはマウスに限らずドスパラやパソコン工房なども、ARKに限らずサイコムなどもであり、具体的にしたかっただけなのでARKのみが~というわけではございません。
では、組立代行系の通販がどうなのか。
1.トップページからいきなり良く判らない
マウスの通販で、できるだけ安いノート、6万円くらいのミニタワーPC、最高性能のゲーミングPCを探してみましょう。
ハードウェア詳しい人なら割とすぐ判るはず、詳しくなくともグローバル(上段)のメニューから飛びまくっていれば判るはず。
しかしARKは私でも良く判らない。
トップページはきれいに作られており、左にメニューがあるので分かる。しかし、PC本体を選ぶと「アークオリジナル」と「デスクトップ」が出るので、どちらに行けば良いのか迷った。
どちらもARK BTOなどと称されたARKのオリジナルPCであり、何がどう違うのか見比べて5~10分くらい。
おそらくオリジナルはBTOでカスタマイズ可能、デスクトップの方はNUC(超小型PC)のような完成品とARKオリジナルBTOモデルの完成品、パソコン工房風にいうと「即納」なカスタマイズ不可モデル。
量産系は見易い割にどうして代行系が見づらいかは、比較的規模が小さく本職のデザイナーを使うほど経費が無いなどが理由かと。
サイコムは数年前から量産系風レイアウトになったものの、外注したのか以前のページの方が雑ながら自作ユーザには分かりやすかった。具体的にはCPUから選べていたものが現在はケースからになっており意味不明。
ARKもきれいに作られてはいるものの、デザインはプロ並でも導線が素人なのでマーケティングや集客を知らないのだと予想。
ARKでGoogle検索して1ページ目に出ない時点で個人的にはありえない。
2.カスタマイズできるパーツがウルトラ多い
ここはサイコムの方が分かり易い(見易いという意味ではない)ので、サイコムのカスタマイズより、電源ユニットの選択を撮影。
アホかと。普通の人はそう思うはずで、私もそう思うほど多すぎ。
ARKは小さなフレーム内で似たように大量のパーツ選択が可能で、個人的にはサイコムより見づらいと思う。
たかが電源されど電源、しかしここまで幅広い選択肢が必要なのだろうかと思ってしまえる多さで、電源に限らずグラボとかも大量。
マウスに限らず量産系BTOは電源ユニットの選択とかまず無い。グラボも数種類で、電源を変更しなくて良い範囲の選択肢となっており分かり易い。
どちらが良いと感じるかは人それぞれ。
3.パーツのメーカーや型番が表記されている
上の電源ユニット一覧の通り、代行系はメーカーと型番の記載があり、正直そこまでする必要があるのだろうかと私でもそう感じる。
マザーはASUS、グラボもASUS、何でもASUSが良い人が世の中には割と多めに居そうだけれども、私は安いが正義と思っているのでどうでもよろしい。
但し、SeagateとKEIAN、てめえ(ら)はダメだ、なくらい。
量産系でもツクモのようなややマニア向けと言えるか微妙なメーカーは型番の記載がある場合も。しかし通常はGeForce GTX 1080(8GB)終わり、のように、どこのメーカーの何という型番か不明が普通。
ARKはもちろん型番ございます。
4.パーツ無しや下位を選択可能な事がある
ARKのデスクトップ、標準Core i7-7700搭載モデルよりCPUのカスタマイズ。
Celeron G3900まで下げカスタマイズ可能。
量産でもまれにストレージ容量を1ランク下げる変更を見る事があるものの、基本下げは無く上げカスタムのみ。なぜかは、(ページ全体が見易いはずなので)性能下げるなら最初からその性能の標準構成を選べ、な感じ。
量産は基本的に標準構成でカスタマイズしない方が良く、代行は逆に標準構成は一例なのでカスタマイズした方が良い、または必須のような感じで提案されている事が多い。
ARKでは外せないようだけれども、サイコムの場合はメモリとドライブ類(SSDやHDD、DVD、カードリーダー)の「無し」が可能。
5.カスタマイズ前提なので部品変更が安い
上で書いた通りでカスタマイズは前提とか必須。マウスとARKでは価格設定のやり方が違うのだと思う。
- マウス・・・売れるパーツを大量に仕入れるて薄利多売するので、標準構成を最初から限界まで値下げしている
- ARK・・・標準構成の段階で組立代が1~1.5万円くらい乗っており、大量には仕入れない基本的にパーツ単品屋
上が量産、下が代行、どこもだいたいそう。
自作か代行か量産か、迷った時は量産系
自作できる人は上位互換、何が必要か書き出してみるとこう。
- 電源計算とパーツの組合せが判る・・・自作
- パーツの型番で性能差が判る・・・自作、代行
- PCケース内の配線やグリス塗りができる・・・自作
- 自力で無線LANやOSの初期設定が出来る・・・自作、代行、量産
- 何もできないし判らない他人任せ・・・自作、代行、量産、大手メーカー
流れで書いたので分かり難くなってしまったけれど、1と3が出来る上に時間があるなら自作も可能で、1と3が出来ないとか時間が無い人が代行を選び、1~3が分からないなら量産で、何も出来ないなら家電店で大手メーカーPCにてボッタクられましょうという。
おそらく今回の5項目を見てARKでもカスタマイズできる人は自然とARKやサイコムなどで購入し、カスタマイズ画面を見て「なにそれこわい」と閉じる人はマウスやドスパラなどで買うはず。
何が言いたいかは、2chや質問サイトでやたらとサイコムなどが持ち上げられるのは答えている本人が自作か代行系で購入出来る知識があるだけで、個人的に他人へサイコムや自作を勧めようとは思わない。
そういう人は自ら自然とそっち系の変態PCを選ぶだろうから。
サイコムとARKの違い
だいたい同じだろうと予想し見て来たところ、サイコムの方が外せるパーツが多いとか、私が見慣れているだけかデザイン、レイアウトがARKより分かり易い程度。
他のショップと価格差が開くと、代行を依頼する人や自作できるような人間に比較されてしまうので値段は同じくらい。
ARKの利点としては店舗があるので、クソ重いデスクトップPCを秋葉原まで持って行ける人なら良いかも程度で、中身はいずれも自作と同じ市販パーツ、誰が組立しようと大差無いのだから、全体的に大差無いと思う。
私がサイコム推しな理由は、ハードウェアに詳しく無かった頃にメールで質問&回答が早くて気に入ったというだけで、どこのショップもそう変わらないはず。
>パソコンSHOPアーク
店構えが小さくて、実店舗を探すのがやや難しかった記憶が。ソフマップとかドンキとかがある中央通りを、秋葉原から末広町へ向かって歩き、じゃんぱらの5号館がある交差点を左に入った所。
パソコンショップ アーク
https://goo.gl/maps/7gnaRJPkbSF2
>トップページはきれいに作られており、左にメニューがあるので分かる
しかし上にもメニューがあるのですよね。
左メニュー
「アークオリジナル」「デスクトップ」「ゲーミングノート」「ノート」「タブレット」
上メニュー
「ゲーム」「モバイル」「パソコン・本体」「BTOパソコン」
と来た。ここから「GTX 1050が搭載された、中量級ゲームがプレイできる程度のPCを買いたい」と思った場合、どのメニューから辿るのが最適解なのか分からず。
ただし見た目のリニューアルを行う頻度は、マウスやドスパラのように多くないはず。自分なりのルートを開拓しておけば、モデルがどれだけ変わっても、欲しいモデルが選び易いのかもしれません。いわゆる覚えゲー。
>サイコムのカスタマイズより、電源ユニットの選択を撮影
せめて10種類くらいにしておけば、初心者お断りの雰囲気を覆せるのですがね。加えて、恐らく搭載して欲しい型番が載っていない場合、リクエストすれば自分好みの構成で組み立てを代行してくれるはず。
今のメインPCは4年前にサイコムで買いましたw 当時の環境では無線LAN機能が必要だったからですw
もし今PCを買うとしたらサイコムではなくマウスなどで買うと思いますw 今は無線LANが必須ではないのでw
>私がサイコム推しな理由は、ハードウェアに詳しく無かった頃にメールで質問&回答が早くて気に入った
私も購入前と購入後に何回か問い合わせましたが、回答が丁寧で素早い印象がありますw
IT関連ではないですが、東京メトロも同じくメールでの回答が素早い&丁寧ですw