オフィス2007の期間限定版が1年経たず有料で解除へ

2009年9月 4日

若干意味の解らないタイトルになりましたが気にせず。

大手メーカー、ナショナルブランド(東芝やNECなど)で見られると思っていた、ネットブック(ミニノート)にプリインストールされてる予定のオフィスの2年間の使用期限。4月に発表され、安くする理由としてはさすがMS様キタネーと思っていましたが、EeePC以外で聞いたことがありません。

しかし、2年も経てば次が出ている可能性が有るため、それが安価ならば有りでしょう。但し、その「次」が出なかった時が問題。ライセンスが切れると当然ながら読むだけ、ビューワと化します。編集できません。

さすがマイクロソフト様、せこうございますな。

MS、ネットブック向けに「Office 2007 2年間ライセンス版」を提供――各社製PCにバンドル - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0904/15/news098.html

マイクロソフトは4月15日、各社製ミニノートPC向けとなる「Microsoft Office Personal 2007 2年間ライセンス版」の提供を発表した。2009年4月以降の各社製ネットブックに搭載される予定だ。



当時は、延長不可という大変強気なマイクロソフト様でございました。
GoogleがChrome(クローム)OSを発表していなかった頃です。


最近、インテル様もMS様もこのパターンが多くないでしょうか。
途中で方向変換し過ぎて方針がブレまくっている。

【PC Watch】 マイクロソフト、Office Personal 2007 2年間ライセンス版を永続版に変換するパッケージ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090831_312020.html?ref=rss

マイクロソフト株式会社は、「Office Personal 2007 2年間ライセンス版」を永続版に変換するパッケージを2009年12月より発売する。価格は11,340円。



2年間の限定ということで、プレインストールされたネットブックは、OEM版として更に安くなっていたのでしょうか。通常のオフィス2007(Personal)は、各社約2万円価格を上げてインストールしています。

このOffice Personal 2007は、パワーポイントが入っていません。セット内容は、Excel2007
、Word2007、Outlook2007。用途や使い勝手にもよるかと思いますが、私はこの中ではエクセル以外は要りません。パワーポイントを入れていない理由は、更に上を買わせる戦略。ビジネス用途ならばまだ金を出すだろうと読んでのことでしょう。合っていると思います。


話を戻し、11340円でライセンスを永続できるという変換権。
これは果たして安いのでしょうか。

普通にオフィス2007のパーソナルを買えば、最安でも軽く3万円を超えます。

Mcrosoft Office Personal 2007 by.価格コム

価格.com - マイクロソフト Office Personal 2007 価格比較
http://kakaku.com/item/03206020202/

笑えるほど評価が低いですね。
以前書いた通り、私はオフィス2007のリボンが大嫌いなため納得です。

パッケージを購入すると、これを書いている現在の最安値でも33750円。上記の永続ライセンスへアップグレードとの差額は22410円。PCメーカー各社のOEMオフィス2007(Personal)との差額とジャストフィット。しかしネットブックにインストールされているオフィスは、2年限定ということで22千円も高額にはなっていないはず。

ということは、永続ライセンスへアップグレードできるならば、狙って2年限定のオフィス2007をプリインストールで購入すれば得。と言いたいところですが、オフィスにもDSP版が存在します。

DSPやOEMの違いはこちらをどうぞ。

WindowsのOEMとDSPと普通のパッケージの違いとは | BTOパソコン.com
https://bto-pc.jp/select/bto-pc-369.html

価格コムでは見当たらなかったため、別のサイトの価格比較。

オフィスDSP版が激安

マイクロソフト/Microsoft Office Personal 2007 (DSP/OEM) 価格比較 [coneco.net]
http://www.coneco.net/PriceList/1080821144/order/MONEY/

送料や在庫状況にもよりますが、DSPの意味を知っているならこれでしょう。ネットブック購入時に2年しか使えない前提のオフィスや、2万円載っているプリインストールのパーソナルを買う理由が解りません。正確にはサポートの違いが有りますが、オフィスを使っていて電話やメールでサポートを求める方が稀では無いでしょうか。


実際に通販ショップを見てみましょう。

【送料無料】 MS Office Personal 2007 日本語 OEM版 - ファッションからパソコン、家電を取扱い!フルマークス セレクト
http://fullmarks2.shop-pro.jp/?pid=14695851

OEMかDSPか解らない、おそらくDSPのオフィス

■本製品はDSP版(OEM版)のため、PCパーツとのセットにてお送りします。
セット用のパーツはご指定できませんのでご了承下さい



これは有りなのでしょうか。

マイクロソフトへリンクをしているので、海賊版などでは無さそうです。
しかし、タイトルにはOEMと有りながらDSP版とはこれいかに。


もう1軒見ましょう。

PCソフト・PCパーツ販売 エクセラー (Excellar online shop)
http://www.futureworld.jp/index.cgi?ptype=item&gid=sn10400042

DSP版のオフィスはパーツとセット

マイクロソフト オフィス パーソナル 2007 OEM版 新品未開封 です。
中古メモリ※指定はできません(本体のみ・動作未確認)とのセットになります。



こちらはハッキリとOEM版としか書かれていません。

大変申し訳無いのですが、DSP版の情報が無く、OEMかDSPなのか私には判別することができません。OEMだとすればDSPのようにメモリやFDD、ましてや中古品との抱き合わせは無いと認識していますが、正直解りません。

これは安すぎるため、本当にどこかのPCに付属しているOEMでは無いのかと。しかし大手の価格比較サイトに掲載され続けているからには、正規の販売方法と言えるのでしょうか。


雲行きが怪しくなって来たので話をそらします。
TWOTOPに珍しいオフィスがありました。これは安いDSP版。

TWOTOPのDSP版オフィス

価格コムの最安より更に千円近く安い。

だけでは無く、FDDセットとあるようにこれはDSP版。
パワーポイントが付いてこの価格です。買うならこれでしょう。

しかし、FDDを搭載しているPCにしかインストールしてはいけません。
それがDSP版の決まりですが、接続するとまでは決まっていないようです。

ノートにインストールするならば、液晶の背面にガムテープで貼りましょう。
底の背面寄り中央に貼り浮かせるとエアフローに効果が有るかと。
冗談ですが半分真剣です。


きっちり仕上げようと思ったものの、OEMのせいでぐだぐだになりました。
マイクロソフトは、これ以上ぐだぐだにならないよう期待 はしていません。

この調子では、まだ何かやらかすでしょう。

米グーグル、ソニー製一部パソコンにブラウザー「クローム」搭載へ | テクノロジーニュース | Reuters
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-11279020090901?feedType=RSS&feedName=technologyNews

今回の提携でグーグルは、シェアで差をつけられているマイクロソフトのブラウザーへの追撃を目指す。グーグルの広報担当者は、今回のソニーとの提携は今年の夏にまとまったことを明らかに


Googleの驚異は、想像以上なのかも知れません。
ビルゲイツが生きていれば、こんなことにはならなかったと思います。

いや、ビルゲイツは生きていますが。

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

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