Windows7の発売10/22まで、約1ヶ月前後くらいでしょうか。
この記事は予約投稿なので、いつになるか解らないのです。
それは良いとして、PCwatchに良いデータが載っています。
調査はBCNなので信憑性は高いかと。私が勝手にそう思っているだけですが。
【PC Watch】 BCN、「Windows 7が起爆剤になるかどうかは消費者への訴え方次第」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090909_314431.html
Windows7は起爆剤になるかも知れませんが、XPで自爆剤となりました。
マイクロソフト様、やっちまったなぁでございますな。
このデータによると、ネットブックの拡大が止まらず今年8月には30%まで伸びているそうで。しかし30%で頭打ち、これ以上は無いだろうBCNが分析をしています。果たしてそうでしょうか。
私が気になることは、マイクロソフトの失敗。
XPを捨てようと足蹴にし、性能の低いPC(ネットブック、ミニノートやネットトップのようなULCPC、)に限り、格安なOEMのXP Homeを載せても良いという条件が見事に裏目。ネットブックの比率が30%まで伸びている大きな理由として安い、そしてXPが載っていることが挙げられます。これがVistaならばネットブックなぞゴミのようなもの。
Windows7が発売され、ネットブックに積まれるならばそれも良いでしょう。ロースペック縛りも無いため、Atomでも好きにOEMを載せられるはずです。こうなると、7対XPとなりますが7に勝って貰わなければ先は暗く、万一XPに軍配が上がりMSにとっての暗黒タイムが続けば来年の今ごろにはGoogleがChromeというLinuxベースですがOSを出します。
妄想しましたが、さすがにWindows7とXPでは前者でしょう。Vistaの完成版、ベータなどでの前評判、今までのOSのコケ方の繰り返しを見ても、これからはWindows7です。
問題は、XP環境がねばりすぎたための移行。
セカンドPCが主流と言われるネットブックがXPならば、メインPCのデスクトップやノートはXP以外(Vistaや7)になるでしょうか。私ならOSは統一します。2000からXPへの乗り換えも遅かったのですが、XPを初めて触った時に「もう2000は使えない」と思った程、完成度がマシだったためです。
Windows7も同じことが言え、そちらが良ければ全てのPCでXPを消してWindows7にするかと思います。ここで問題になることがネットブックのドライバ。元がXP、しかもOEMならばドライバが既に入った状態のイメージになっているはずです。
ドライバのメディア(CDなど)やダウンロードがあったとしても、それが作られた時刻にWindows7は存在していません。製造元からのダウンロードならばアップデートが有るかも知れませんが、通常はそのベアボーン(ネットブック本体のこと)が終息、生産終了すれば売らないわけですからドライバを開発する意味が有りません。サポートしていませんで終了です。
屁理屈のような書き方をしましたが、たまには素で自分の考えを語ってみることも良いかと思いましたが、初心者の方は鵜呑みにされないようご注意下さい。ミニノートはXP、ノートやデスクトップはWindows7で何ら問題は無く、それぞれ用途に合って居れば良い事です。
話をBCN(PCwatchの記事)へ戻し、比率や推移を書き出します。
ノート、デスクトップ共に昨年8月から1年間で平均単価は2万円値下がり
ノートは10万から8万円、デスクトップは12万から10万円。
ネットブックも5万強から4万円まで、平均1万円は下がっている様子。
性能は上がり続け、価格は下がり続ける。私ら消費者にとっては良いことで有り、ますます自作する理由が薄れてしまいマニアやオーバークロッカーの遊びの域へ絞られて行きます。パーツ単位で買うより、インテルやマイクロソフトがメーカー用に格安セット(OEMや仕切を下げる)を出しまくるからです。
MSとしては下手に自作をしてOSをマイクロソフト以外、または海賊版やコピーのWindowsにして欲しくは無く、パッケージは高額なため一部の紳士的な自作派にしか売れません。中古PCにまでXPを付けるほど必死。ここに違法コピー市場を突っ込まれないためです。
インテルはパーツのみを単体BOXで売れば美味しいものの、弱小ながらも頑張っているAMDが怖くて仕方なく、大人が子どもにケンカを吹っ掛けるかのごとくCPUの構成で対抗して行く。独裁シェアを維持するためには量販しなければならず、BTOに限らずPCメーカーが頼りです。もっと値下がりして欲しいものですね。
販売比率はノート8割(以上)、デスクトップ2割(以下)
台数は伸びるものの、総額は昨年同月の80%程度へ落ちる
ノートがますます伸びているようです。
少し前までノート6割、今年になって7割、ついに8割。
アンチとまで言いませんが、私はノート嫌いのデスクトップ推奨派。理由を書き出すと大変長くなるため過去ログを読んで頂くとして、この数値にある「ノート」の定義はネットブックも含まれています。当然ネットトップはデスクトップに入っていると思われますが、デスクトップを小さくしても意味が無い。
平均単価が落ちた理由はネットブックの混ざり具合とも言えますが、先に書いた通りデスクトップとノートがそれぞれ2万円下がっているため、この画像のデータは相当サンプル数が多いと言えます。
台数は賑やかしのように伸びてはいるものの、総額が8割まで落ちているということは、売れていないPCメーカーは相当苦しいはずです。売れていると私が勝手に思っている、ドスパラやサイコムが100%を上回っているとすれば、同じようにナショナルブランドでも100%越えは例外無く。
対して、どことは書きませんがスピードや特徴の無いメーカーは厳しいと思われます。2割減どころでは無いでしょう。仮に売上が4割落ちたなら比例して利益も4割減、では有りません。原価の下がり方や競合、売れ残りによる在庫などで圧迫され、ぶっ飛んでしまっても不思議では無いでしょう。
いや、こんな分析をしても仕方有りません。
Windows Vistaって売れてるじゃん
赤(上)がVista、紫(下)がXP。
パッケージは在庫の有無が関わるため、需要に直結しなとして右のグラフは無視ですが、左の搭載型ではVistaのPremiumReady頃からVistaの数が増え、発売の6月には90%を超えています。
その後も順調にVistaの勝ちですが、これはその月の販売数。出回っているXPは入っていないため、XP環境を持っているユーザの事では有りません。確かXPは65~70%の間だったかと記憶していますが、そう考えるとVistaが売れていなさすぎるのです。
XPの盛り返しは、Vistaのクソさ加減に気付いたユーザが多いのでは無く、ナショナルブランドがDSPのXPを販売できずVistaのみになってしまったこと。そしてネットブックでの拡大によるものです。おそらくですが、そうでしょう。
書いていて思ったのですが「Windows 7が起爆剤になるか」や「消費者への訴え方」には疑問を感じます。需要が有るから売れるわけで、便利で必要とされるから広まって行きます。
パソコン本体だけでは何もできないように、OSだけ有っても仕方無し。プレステ3だけあっても意味が無く、ブルーレイドライブがあっても良いタイトルが無ければ意味が無い。訴えかけても起爆剤にはならないのでは無いかと。
結論は、PCメーカーが見た目や性能に魅力のあるパソコンを作り、それにWindows7が標準で載ること。それに対応したアプリケーションはもちろん、現状出回っているソフトウェアや周辺機器が対応して来ると切り替わるものです。
時間が経てばWindowsが7になることは間違い無く、XPより快適または買い替えの時期になれば自然に7になるでしょう。起爆せずとも、放っておけばWindows7になって行きます。何年かかるかは判りませんが。
日本ではWindows独占だから、MSの心配はChromeのみ。
私は色んな意味でGoogleに期待しています。
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