敢えてBTOパソコン用。
なぜかはキーボードが付いていないメーカーも有り、付いていても原価数百円のとてつもない安物の付属が普通。あれはオマケのような物なので、パソコンの使用頻度が高いなら別途購入をお勧め。
PC初心者向けとして書いて参ります。
用途で探す
キーボードは文字を打つのだから用途は文字入力。
しかしゲーム(主にFPS、3Dシューティング)が目的なら、このようなゲーム用キーボードという選択肢もございます。
source:ロジクール G105 ゲーミングキーボード国内発表 - Engadget
私はFPSをやらないので良く分からないけれど、コントロール用のキーが色分けされていたりマクロが登録できたり。その他キー配列が変更出来るとかカスタマイズ出来る機種も存在。
更には左手用と称するこのような物も。
source:Amazon.co.jp: Razer Nostromo ゲーミング キーパッド RZ07-00490100-R3M1
安物キーボードでは出来ないかも知れないキーの同時押し対応や、追加キーに同時押しを登録出来たり。
ゲームに限らず、マクロが登録出来る物なら、例としてフリーの画像編集ソフトでもバッチ処理が出来るやも知れず、フォトショップのような事も出来ましょう。
このように目的が明確、かつそれ専用や流用出来る機能が有るならまずはここから。価格では無くいかに用途に合うかで選ぶべきでしょうな。
機能で選ぶ
ゲームなど特殊な操作が必要無く、一般的な文字入力なら次に考える事は機能。ロジクールのキーボード検索が優秀なので紹介。
source:キーボード
上は条件を無線キーボードとして検索しており、左のチェックを変更すると無線の方式やバックライト、追加ボタンの有無などを絞る事が可能。
エネループ使用などで電池交換が気にならないなら無線にすると置き場所を選ばず移動も簡単。
部屋を暗くしてパソコンを使用するならバックライトが便利でしょう。眼精疲労に繋がりそうだけれども。
ロジクールに限らず、価格コムでも条件を詳細にするとメーカー問わず検索出来る為、機能性にこだわるならこういう探し方も有りかと。
疲れにくさ
ゲームせず機能にも特にこだわりが無いなら、疲れにくさという視点で探して見るのも面白いかも知れない。
source:Microsoft - Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000
上の画像はマイクロソフトのエルゴノミクスデザインの(人間工学に基づいた)キーボードで、タイピングする際の手の角度を考え、キー配置が斜めになっております。
また、説明によるとパームレストは革張りで高級感を演出とか書かれているけれど、プラスチックの冷たさが無いと推測出来るので冬は良いかも知れない。
マイクロソフト以外にもエルゴノミクス、キーボードで検索すると妙な形のキーボードが少ないものの結構出るので、長時間タイピングする人ならこれも有りでしょう。
打鍵感を求める
打鍵(タイピング)の感触はキー内部のスイッチにより違い、安物キーボードに多いメンブレン方式や古めなノートに多いパンタグラフはぺこぺこするでしょう。
ストローク(キーの押し込み)に快適さを求めたり、キーを打つ音の強弱を付けたいならFILCOブランドのこれも良さそう。
source:ダイヤテック
上は青軸というキー内部のスイッチの音がうるさい仕様。カチカチッターン!をしたいなら合うかも知れない。
ちなみに軸の種類を分けると以下。左が軽く右が比較的重め。
- スイッチ感有り:茶軸、白軸、青軸
- スイッチ感無し:赤軸、黒軸
白と青の重さは逆かも知れない。
価格は1万円前後するものの、次に出る静電容量方式よりは安め。スイッチ感以外に軽さを求めるなら赤軸がよろしいかと。
なお、FILCOブランド以外でも赤軸などの採用キーボードは有り、ZF electronics社(旧Cherry社)のCherry MXスイッチが入っているので赤軸などと記載が有れば見た目は違えどスイッチは同じ。
ちなみに私は軽い方が良いので、次にキーボードを購入する際はメカニカルキーボードの赤軸にしようと考えております。
最高級品を使う
機能やデザインでは無く、とにかく軽さにこだわり金に糸目を付けないなら静電容量方式。これら2ブランドのいずれかになるかと。
source:Amazon.co.jp: PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 白 PD-KB400WN
PFUのHHKと呼ばれるキーボード。上級者向けで、印字が全く無いとか、カナ表示が無い、英語配列、Enterキーが小さいなど特徴的。
日本語が良く普通のキーボードが良いなら東プレのRealforceシリーズ。
source:Amazon.co.jp: 東プレ Realforce108UG-HiPro YK0100
テンキー付も有りPFUほどハードルは高くは無く、私もこのシリーズの最安(Realforce106)を使っており今これを書いております。最安でも1.6万円超えという代物。
これらは廃盤になるとプレミア価格になる事が有り、Amazonを見る限りでも3万円前後で出品されておりました。
文字入力に効率を求め、指の疲れを軽減させたいならこれ。但し、軽いキーボードが使い難いという人には全く向いていないのでご注意有れ。
今、私の106で確認するとキーは2/3押下した辺りで反応するので、フワフワと打てる人ならかなり静音という特徴も。
特徴的なキーボード選びは諸刃の剣(まとめ)
文字を打つ機会が多いならキーボード選びはパソコンより遥かに重要。モニタと同様、質の良い物なら長年使う事になるので予算は緩めに考え妥協しない事をお勧め。
注意点する事は、特徴的な物に慣れてしまったり、一度良い物を使ってしまうと普通のキーボードがタイピングしづらくなる事。
私の例では、東プレのRealforce106を自宅で使用しこのブログで文字を打ちまくっている為、普通のノートPCや安いメンブレン方式のキーボードでは数分で指が疲れてしまうほど。Realforceが凄く軽い為。
実際にRealforceに慣れてしまい、自腹購入し職場へ持ち込んでしまったという人も存在するようなので、引き返さない覚悟のような何かが必要かも知れず。
また、特殊な形の物ほど慣れず合わない可能性が高く、高額なギャンブルにもなりかねないので、可能なら現物を触ってみましょう。
キーボードでは無いけれど、合うマウスを探し10個以上買い続けている人が確かアスキーに居たと思う。キーボードもややそれに似ております。
当エントリを書こうと思ったきっかけは約13年前のこの記事。
スタパトロニクスMobile
http://www.watch.impress.co.jp/mobile/column/stapa/2000/03/21/
10年以上経てどキーボードの重要性は変わらない。などと言いたいわけでは無く、キーボードが重要ではないのなら使わなくても(スマホやタブレットPCでも)いいと思う。
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