最近発売のBTOパソコン2月下旬分。
2月は短いのでネタも少ないだろうと思いきや、いつも通りくらいのリリースが撒かれており、考えてみると平日の数は後半9日あったので他の月、例として今月の下旬も9日なので変わらない。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2019年2月上旬)
4メーカー7記事分。画像は特徴的なモノや意味のある部分だけ。
パソコン工房
約46,000円からのCeleron 3865U+SSD搭載ノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1170622.html
Celeron 3865Uの性能はクロック1.8GHz、2コア、TDP15Wなのでギリで実用できるかどうかな境界線になりそうなクロック感。
税込約4.6万円の方のCPU以外の仕様。
メモリ4GB、240GB SATA SSD、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Home
価格も性能もギリまで削りましたな。SSD240GBなだけマシ。
私は15.6型ならフルHDよりも1366x768が良いと過去に書いたけれど、人間慣れというやつがあるわけで、今は13.3型で2560x1440という小さい割にマジキチ高解像度なノートを使用しているけれど慣れた。
他にもスマホで5.7型はクソデカすぎると持ち始めた当初は思っていたけれど、これも慣れると4.5型のiPhoneが使いにくくなってしまった。英語キーボード表示にするとミスタップ多すぎ化。
というわけで、1366x768が解像度低いと思っていても慣れだと思われ、表示大きめなので高齢な人に良いかも知れない。
ただ、4.6万円出すならもう1.3万円予算乗せてこれにした方が良いと思う。
メモリを8GBに強化するとともに、SSDをNVMe対応の250GB M.2 SSDに変更し、500GB HDDを追加
NVMeはCeleron仕様に対して明らかにやりすぎ、CPUがボトルネックになるはずながら、税込6万円以内に抑えつつ2ストレージ構成はお見事。
Radeon VII搭載のゲーミングデスクトップPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1171015.html
source:PassMark Software - Video Card (GPU) Benchmarks
Radeon VII搭載言いたかっただけだろうと思いながらPassMark見て驚いた。GTX 1080より上、1080 Ti相当のスコアを叩き出しております。
グラボ単体価格も見て悪い意味で驚いた、価格コムでは9.3~9.7万円が相場。これならGTX 1080 Ti買うだろうと思ったものの既に終息。PCメーカーではなく単品販売まで終わっております。
約22万円の方の主な仕様を引用。
CPUがCore i5-9600K(6コア/3.7GHz)、メモリがDDR4-2666 8GB×1、ストレージが240GB SATA SSD+1TB HDD、800W 80PLUS TITANIUM認証電源、DVDスーパーマルチドライブなど
グラボが10万円ならやや割高な印象がある、というか高すぎないか。
グラボ代10万とすると残12万。内、CPUが約3.3万、メモリ6千円、SSD5千円、HDD4千円、マザーはインテルZシリーズなので高めに3万だとしても、電源とケースが5万円くらいするのだろうか。エプダイかよと。
発売からまだ間もないのでご祝儀なのか、にしては高い。というか価格コムで10万円切れているのだから、ASK税込でそれならやはり高い。私が何か勘違いしていそうなほど。
GeForce GTX 1660 Ti搭載のゲーミングPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1172154.html
この妙なケースまだやっていたのかと少々驚いた。
新たに出たGeForce 1660 Tiを搭載しており12万円くらいなので高校生でもバイト頑張れば何とかなるくらいか。
特徴は3機種共通してSSD 240GB+HDD 1TBが標準搭載となっており、私の好きな、おすすめ構成。
SSDが大暴落したのでSSD+HDDにしてもこの程度の容量ならば1万円切れるのはありがたい時代になりましたな。
ただ、このケース、なぜ作ったの?と聞きたいほど変。
マウス
RTX 2060搭載デスクトップPCを各ブランドから発売 - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1902/21/news090.html
ケースを見ただけで、ノーマルなマウスPC、職人向けDAIV、ゲーミングG-Tuneと判る程度にはPC変態が私。
共通してGeForce RTX 2060搭載がマウスの言い分であり、ゲーム用と職人向けにグラボ搭載はわかるけれど、ノーマルなマウスPC、ラブマシーンは何用なのだろうか。
BTOメーカーは「好きなの選べ」的な売り方が多い中、マウスは提案が上手いと思っていたので違和感がある。
GeForce RTX 2070と144Hz液晶搭載ゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1172120.html
来ましたな、メカニカルキーボード&144Hzモニタ仕様でRTX搭載。
以前、実機を貸してもらいレビューしたGTX 1060搭載ノートと同じベアボーン(ノート本体部分)だと思われるRTX 2060搭載版と推測。参考:G-Tune NEXTGEAR-NOTE i7920実機レビュー(1/4) - BTOパソコン.jp
このノートの何が良いかはひとえにキーボードのタッチ感と操作感。構造としても吸排気が優秀なのでGTX 1060なら静音性抜群、RTX 2060のTDPを調べるとGTX 1060と同じ80WになっていたのでRTXでも静かなのだと思う。
ただ、今は時期が悪いというやつで、RTXシリーズ自体が時代を先取りしすぎており、5年後に期待するとして個人的には今ならGTX 1060版を推奨したい。
エプダイ
Core i9-9980XE搭載可能なハイエンドPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1171506.html
赤と黄色も取り入れてもっとガンダム感出して欲しかった。
いや、エプダイはそんなこと言っていないけれど、何かガンダムっぽい気がした。しかし私はガンダムのアニメ5分くらいしか見たことないのは有名な話。当サイト内では。
税別基本価格は255,000円
関係ないけれど、PC Watchが税込表記する時と別な場合がある理由は何なのだろうか。例としてパソコン工房は全部税込、エプダイは税別。プレスリリースにそう書いてあるのか。
恒例の試算をして行くと、CPUが7.5万、マザーを高めに7万とし、GTX 1030も高めに1万、650W電源も適当に1万、メモリ8GBが6千円、HDD 500GBが4千円、DVD-ROMを2千円、キーボード&マウス合わせて1千円としましょうか。
ここまでの小計は17.8万円、この小計は税込なので別にすると16.5万円。安定のエプダイ、過去最高額かも知れない9万円がケース代というマジキチなボッタクリ価格。
変にCPUとマザーにこだわるから変なグラボを搭載しなければならず、こういう構成は職人とかそれ系の企業が使うのだろうから個人向けに販売しない方が良いと思う。
会社でプロジェクタを買おうとエプソンを候補にしているけれど、もしかしてプロジェクタもボッタクリ価格なのか?と疑ってしまう。
サイコム
カスタムBIOSで5GHz対応Core i9搭載ゲーミングPC - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1902/28/news123.html
ラストのサイコムは光る点が特徴ではなく、CPUのクロック。
価格は275,700円なのでエプダイPCより2万くらい高い、と言いたいけれどサイコムは元から税込表記なので別にすると255,278円となり、奇しくもエプダイPCと278円差でしかございません。
エプダイのケースがどのくらい高いかわかるよう、サイコムの標準構成。
- CPU:Intel Core i9-9900K
- クーラー:水冷
- マザー:Intel Z390チップセット
- メモリ:DDR4-2666 16GB(8GB×2)
- ストレージ:512GB(M.2 PCI-E)
- グラボ:Geforce RTX2060
- DVD:スーパーマルチ
- 電源:750W 80PLUS GOLD
最近のサイコムはWindowsを標準構成に入れおり、それでもこれ。
CPUの用途が違うので一概に比較はできないけれど、コスパ考えるならエプダイがいかにナシになるか良くわかる。
同じMCJ傘下でも違うマウスとPC工房の販促
独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・サイコム
- 納得の構成・・・※該当なし
- ワケガワカラナイヨ・・・安定のエプダイ
サイコムのゲーミングと思われるPCは、どうしてもCPUに高クロックが必要なゲーマーには最適。普通、オーバークロックは自力で楽しむものだけれども、自作しないできない人にはありがたい提案だと思う。
納得が該当なしとした理由は、上から見て行けどもこれと言えるバランスのモノがなく、提案もないので客としての視点で見ると全体的によくわからない。
エプダイは相変わらずですな。こんな価格設定でなぜエプダイのパソコンを買う人が居るのか謎すぎる。
さて、今回の注目はマウスとパソコン工房(ユニットコム)で、この2メーカーはMCJホールディングスとでも言いましょうか、どちらも親は同じ会社。
その2社の最近のイベントがこちら。
マウスのイベントは2年ほど前から一々的確、アイドル登用に乃木坂も私が知っているくらいなので凄い。に対して、パソコン工房はLINEで販促して抽選で何か当たるとか細々系が目立ち、地下アイドルか何か知らないけれど、失礼ながらしょぼい販促しかしない。
マウスは一般的なオタク向け、パソコン工房はコアなオタク向けとして路線を分けている、とこじつけると聞こえは良いけれど、個人的には単に社長とか経営陣の差かと見ております。
マウスはMCJのお膝元、高島会長兼CEOが直々に指揮しているであろうに対し、パソコン工房の社長は就任当時精神論とか体育会系なことを代表あいさつに書いていたと記憶。
現在は代表あいさつそのものがなくなっており、ビジョンと書かれたページには「楽しいことを全力で!」とか書かれております。
だがしかしというやつを当サイトの記録より。
評論家でなく実践力を持った行動者であれ!
安定、守りを否定し、常に挑戦し、常に成長をめざせ!
挑戦し失敗しても臆せずにセカンドチャンスに挑む勇気を持て!
source:パソコン工房が半期決算セールを開催中(2017年3月)
私こういう人嫌い。
なぜかはこの手の文句は第三者へ言い押し付けるのではなく、本人が自覚してくれなければいくらリーダーが言えども無駄だから。昭和かよとしか思えない。
上の人間はこうあるべき。
- どうすれば実践力のある環境を提供し人を育てられるか?
- どうすれば社員が成長力を高め攻めてくれるのだろうか?
- どうすれば挑戦し失敗してもめげないフォローが可能か?
自問自答なわけですな。「お前(自分、社長)がまずやれ」が基本なわけで、他人にやらせるものではないと思う。自分ができているなら従業員はそれ見て自力でやろうとするもの。うちがそう(キリッ
以上、何の話かわからなくなったので終わり。
多分、社長が代わると管理職の態度も変わり、従業員の心情も替わり、それが販促含む全体のクオリティに影響するのかも知れないと言いたかった。のかも知れない。
安いノートPCの使いどころで最近の気付き
2点程度のデータロガーとその遠隔監視装置の依頼で
通常ならPLC(シーケーンサーの方ね)とタッチパネル+遠隔監視モジュールあたりの
構成で考えるんだけど
内容的には全部ノートPCに入っててさらにバッテリーというUPSまで搭載してる
これでいけんじゃね?
問題は入出力
入力は測定機器のほぼ全部がRS-232Cなこと
RS-232C対応+USB接続でリレー動かせるくらいの外部出力端子機器があれば
需要はあるんじゃないかな と
※親爺PCをちょくちょくいじらされているのでPCとしての安いノートPCはムリです
仏陀でも3回使ったら切れるレベル
>Celeron 3865U+SSD搭載ノート
PassMarkのスコアは2,000くらい。軽い事務用途なら問題ない程度のCPUですから、あえて15.6型のHD解像度に抑えたのは良い判断やも。下手にFHD解像度とすれば、負荷の掛かる作業にもチャレンジされたやも知れませんし。
>この妙なケースまだやっていたのかと少々驚いた。
mini-ITX仕様のコンパクトケースですし、それでゲーミング向けかつ簡易水冷に対応となれば妙な外見になるのは当然。ビデオカード搭載に合わせエアフロー重視の大型吸気口を設けるデザイン、嫌いでは無いです。
>赤と黄色も取り入れてもっとガンダム感出して欲しかった。
このエプダイPC、ケースに合わせてマザーも青色に揃えたそうですから、他の色を入れるのは無粋というもの。相変わらずホットスワップ対応の引き出し型フロントストレージスロットは羨ましい。