最近発売のBTOパソコン6月分。
4月はコロナ騒ぎで新製品が少なかっただけと知り、今回の6月も1ヶ月分にすると大量の記事数となっております。数行コメントを入れて行くので買う用ではなく最近どのようなパソコンが出ているのか参考まで。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2020年6月)
7メーカー20記事分。画像は意味のあるモノだけ。ソースは全部PC Watch。
全記事へのツッコミは厳しいので「はいそうですか」的なリリースはスルーし、番号を指して感想文して参ります。
マウスコンピューター(3)
1.GIGAスクール構想向け。
子ども向けタブレットPC「mouse E10」を8月下旬に発売する。税別直販価格は52,800円。保証期間は1年間。 1,280×800ドットの10.1型液晶ディスプレイを搭載したタブレットPCで、脱着式のキーボード
キーボードの画像が無いので公式からパクってきたところ、Surfaceのような平たいやつで打ちにくそう。本体は耐衝撃/防滴/防塵らしいので5万ならばクソ性能でも頑張っている方かと。
2.税別49,800円と来たならばPentiumかCeleronだろうと予想するもハズレ。
CPUにCore i3-8100(中略)4GBメモリ、120GB SATA SSD、300W 80PLUS Bronze電源、Windows 10 Home
そこを削ったかと感じたSSDはそれでも3桁容量あり、幅10cmという値打ちのこきかたからしてベアボーン(この場合ケースと電源)代でコスト抑えたと推測。意地で付けたような光学ドライブは法人向けを意識したか。
3.マウスにしてはバランス悪い。
CPUにCeleron 4205U(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、256GB NVMe SSD、1,920×1,080ドット表示対応14型非光沢液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proを搭載し、税別価格は64,800円。
Celeron Uならメモリは4GBでSSDも削り120GBクラスにしてもっと値下げするか、メモリ8GB盛るならCPUも少し盛って税別9万円程度が良いと思っております私の中では。液晶180度開きは地味に利点。会議室で向かいの人へ画面前倒しして「ほらここ」がやりやすい。
パソコン工房(4)
- ディープラーニング向けPCにailia AI showcaseバンドル開始
- 第10世代CoreとRTX 2060を搭載したゲーミングノート
- ディスプレイに装着可能なRyzen 3 PRO搭載コンパクトPC
- RTX 2070/144HzフルHD液晶搭載の15.6型ゲーミングノート
1.これまた隙間というか隙間すぎるソフトのバンドル(最初からパソコンに入っている、または付属するソフトのこと)。
ax及びアクセルが開発、販売するディープラーニング・フレームワーク「ailia SDK」を使用したデモソフト
ax側がパソコン工房へ依頼したとは考えにくいため、タダでお試し版を入れることで付加価値としたのでしょう。そういうことする人向けPCとしての提案、しつこいけれど隙間中の隙間すぎて需要の範囲の数人しか気付かなそう。
2.これはRTX 2060を選ぶというよりも、2060という性能控えめにして予算を削る一応なコスパ重視ながら、ノートなのでもちろん高めになる税込と送料で16万円くらい。どうしてもノートが良く20万は出せない人用か。
3.ASRockの小型ベアボーン第何弾かもう忘れたけれどAMD版で、CPUのRyzen 3 PRO 3200GEは調べても情報が少ないので出たばかりかと思えば2019年7月発売。AMDの公式では一応デスクトップ用となっております。税込約7万でこれはコスパに疑問。
Ryzen 3 PRO 3200GE(4コア/4スレッド、3.3~3.8GHz、Radeon Vega 8 Graphics)、DDR4-2666 4GB(SO-DIMM)、NVMe SSD 250GB、Windows 10 Home
CPUが意外と高いのだろうか。以前のパソコン工房なら、Core i5+8GB+500GBで6.7万円くらいで出せていたはず、と思ったけれど、あれは税別だと今気付いた。まあこんなものか、しかしAMDなのに(もういい
ドスパラ(1)
ノートならこれが正解かも知れないと思った。
SteelSeries製のメンブレン式フルサイズ日本語キーボードを備える
昔のノートはパンタグラフ、それが薄型や見た目だけ重視したアイソレーションというクソごみボタンとなり、一周回って別の場所でメンブレンとは。ゲーミングキーボードとしてメンブレンはアイソレーションより操作性が段違いに良いはず。ノートでメカニカル難しいならパンタグラフかメンブレンになるべき。
DELL(2)
1.これで6.8万は安い、コスパ良好。
Inspiron 14 5000の場合、Core i3-1005G1、4GBメモリ、256GB M.2 NVMe SSD、14型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、Windows 10 Homeなど
メモリが4GBでSSDはNVMeながら256GB、価格と同時に容量も抑えた設定なので、この2点で足りなくないか自力で判断できる人向けでもある。不安ならCPUランクアップ、メモリとSSDの容量2倍な8.5万の方でもコスパ良し。MX 330はなぜ搭載できるようにしているのか不明。
2.リフレッシュレート300Hzのノート、というかモニタは初めて見た。過去最高は240Hzなので確かに凄い。しかし価格も凄いのでゲーミングノートに30万円以上出せてしまう人限定。
日本HP(2)
1.どうしても一体型で高性能グラボ搭載でなければ死んでしまう人向けなのでコスパで語るものではないけれど最下位モデルより。
CPUにCore i7-10700、メモリ16GB、512GB SSD+2TB HDD、GeForce RTX 2070 with Max-Q、3,840×2,160ドット(4K)表示/10億色表示対応31.5型IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Pro
詰め込みましたな。デスクトップ用CPUの割にグラボは薄型ノート用とも言えるMax-Qデザインを採用。4K解像度で2070 Max-Qは大丈夫なのか。ちなみにモニタ下部の横長スペースはおそらくスピーカー。
2.ノート5種類の刷新で、CPUがRyzenな10万円切りモデルから第10世代Core i搭載の約18万円まで幅広め。HPは見た目が良いので、国内風メーカーより安くて性能は高いモノが良いなら割とおすすめ。今の電気屋にあるのは9割Lenovoなので最初から安いLenovo買え感。
ツクモ(5)
- Core i7搭載で約970gの14型ノートPC
- Quadro P620搭載のデスクトップPC
- Blenderに最適化したRyzen/Threadripper搭載ゲーミングPC
- Core i9-10900Kと水冷クーラーの構成も可能なゲーミングPC
- カリ城制作老舗アニメスタジオのPCと同等仕様のデスクトップ
1.重量970gに既視感があるのでサイト内を掘り返してみたところ、2月後半のBTO新製品でも970gのマグネシウム合金モデルが既出。但し見た目が違うのでベアボーン違い、ながら同じくマグネシウム代がのっているので軽さに2万出せる人向け。
2.Quadro言いたかっただけな気がする何に使うのか提案の無い一応グラボ搭載なデスクトップ2種類で、特に上位モデルのP620+Core i9で20万円がもっと意味わからない。私がツクモなら「4画面デジタル映像出力可能なデイトレード入門向けPC」として、モニタ4枚セット+アーム4台分をカスタマイズに入れる。そうなるとますますi9とP620の組み合わせがバチクソ意味不明。
3.こちらはきっちり提案されており納得。
無料の3DCGアプリ「Blender」に最適化されたAMD CPU搭載デスクトップPCを4機種発売した。税別価格は123,800円から。
BlenderはSteamでも無料で提供されており、条件を見るとCore i3+メモリ2GB+VRAM 1GB+Open GL3.3が最低、推奨はCore i9+メモリ4GB+VRAM 4GB+Open GL4.5という開きが凄まじい。ちなみにグラボのRadeonはOpen GL4.6対応なので正しい。
5.ルパンやクラリスや伯爵で埋め尽くされた壁紙が付く系のアレではない新しい提案方法。通常は「アニメスタジオでも使われている弊社製品」と来そうなところ、「アニメスタジオで使われている製品同等」と来た。但し何に使えるのかは書かれていない謎製品。どうしたツクモ、先月までのキレは?
フロンティア(3)
新しいパーツ出たので組み立ててみた系ばかり。
毎回マトを外してくれる今回のオチとしては、完成品のパソコンを買う人にマザーボード、しかもミドルレンジながらハイエンド並に高機能と言われるB550を採用と言えども無意味に近い。
BIOSいじったり改造しまくってほしいのだろうか。<本当にやると修理断られるか、保証期間内でも有償になるか、もしくは増設パーツ全部外されてBIOSを出荷時の設定へ戻されるはず。
以下テンプレ。
パソコン詳しい人とマーケティングに詳しい人も雇うべき。求人の条件や資格の欄に「パワハラに強い人」を入れる前提で。
閉店と開店を切り分けるツクモの戦略は?
独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・ツクモのBlender用PC
- 納得の構成・・・DELLのコスパ良しノート
- ワケガワカラナイヨ・・・ツクモのQuadro P620機
3D制作してみたいと思えども、皆がPCハードウェアに詳しいとは限らないところへのBlender用は上手い。確かに推奨スペックを満たしているので何の文句もございません。
DELLは大昔のDELLに戻ったかのようなコスパ良いノートながら、グラボのMX 330搭載可能は無意味な罠すぎて用途がわかる人限定。これさえ騙されなければ普通に安い良いノート。
ツクモのQuadro P620は、Open GL使う職人への道の入門機として、または私が提案したような4画面まで行けるなどの提案が無ければプレスリリース出した意味がわからないほどリソースの無駄遣い。
さて、今回のオマケはツクモの開閉店について。
ネット通販の構成がやたら上手くなったと思えば秋葉原を中心に東京のツクモが次々と閉店し、福岡店まで閉めたと思えば、なんば店内にMSIストアがオープンというドタバタぶり。
実店舗よりネット通販に力を入れるというインタビュー記事を見たので実店舗はやめる方向かと思いきや、MSIと連携する新企画。
これら憶測するに、実店舗は金かかるので縮小し通販テコ入れはツクモの方針として、MSIコラボはMSI側からの申し入れのような気がしてならない。
かつてはサイコムでノートを販売してみたことがあるMSI、今はもう無いというかサイコムのネット通販サイト上からノートPCコーナーが消滅しておりいつの間にか終了。確か今から数年前の話。
GIGABYTEにしてもASUSにしても、そしてMSIも、ついでにAcerも、いずれの台湾メーカーも日本では流行らない、冴えない感じが続き続ける。
なぜ流行らないかは3つ。
- 無駄なギミックによる高額化・コスパ全然良くない
- いずれのメーカーも自作ユーザくらいしか知らない
- 自作ユーザは自作するしサブのノートは安物で良い
そこである程度認知度の高めなツクモの店内でやろうとするMSIは多少上手いとは思うものの、パーツ屋で完成品を売ろうとする矛盾もありそう。
自動車に置き換えると、オートバックスやイエローハットの店内で現代自動車(ヒュンダイ、韓国)の新車を販売するようなものではなかろうか。PC変態なら原材料同じなので同じとわかるとしても、変態以外にはそんなことはわからない。
パソコンに置き換えるとサイコムでノートPCを売るような。
>3.ASRockの小型ベアボーン第何弾かもう忘れたけれどAMD版で、~~税込約7万でこれはコスパに疑問。
約1年前にパソコン工房の同タイプ、
Ryzen5 2400G(4コア/8スレ、3.6~3.9GHz、Radeon Vega 11Graphics)、DDR4-2666 8GB(SO-DIMM)、NVMe SSD 500GB、Windows10 Home
を税+送料込で65k円で購入しました。
用途はリビングの55型4KテレビへNASに保存してるコンテンツをMDHI2.0接続で4k60p出力するため。
なるべく低予算で無理なく出力可能な小型PCを探していたんですが、初めLenovoのLegion(Cube型:それでも大きめ)くらいしかないかなとあきらめていたところ、パソコン工房からASRockの小型ベアボーンを使った完成品が出たので飛びつきました。
とてもPCに見えないサイズとコスパ良好でお気に入りです。
現在パソコン工房の同型(Ryzen5 3400G)は税別69kになってますね。税込みだと約76k。。
このASRock小型ベアを使った完成品は、結構人気が有りそうなので、少し盛ってるんですかね。
>子ども向けタブレットPC「mouse E10」
52,800円は税別だけれど送料込みという奇妙な値付け。前面のカメラには物理的なスライドを搭載して誤撮影を防止する、という機構は気が利いているとは思います。持ち歩くことを想定した場合、1.24kg(カバー含)という重さがややネックになりますね。
10型だからある程度は仕方ないにせよ、カバーを外したら1kgを切る重さになるため、カバーを外した状態がデフォルトの使い方になりそう。ただし、そうなると耐衝撃や防滴防塵の利点が無くなるのは痛い。
>カリ城制作老舗アニメスタジオのPCと同等
スポーツ用品でも「○○選手モデル」とか「○○選手が使用中」とかは人気ありますし、それにあやかろうとする方々をターゲットにしたのでしょうか。個人の癖が出やすい道具と違い、PCは同じスペックなら誰にでも同じパフォーマンスを発揮するため、○○が使っていたPCとかどうでも良いと思いますけれど。
ゲーミングPCはこのままでいいのか!? サードウェーブが18年振りにゲーミングPCを再定義 - GAME Watch
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1263305.html
ドスパラが信頼性とはなんの冗談ですかねw
>ドスパラが信頼性とはなんの冗談ですかねw
ね。
消費者「このSSD(Z1)のチップは偽装!」
Micron「SpecTec(子会社)の製品」
インテル「SSD用にうちにはそんなチップ作ってない」
ドスパラ「問題ない」
~「ゲーミングPCを再定義」<-New!
ドスパラの対応が最悪でネタでしかないSSD Z1事件 - BTOパソコン.jp https://bto-pc.jp/select/gas-station-dospara.html
詐欺師が結婚を再定義するくらい滑稽。
Z1のごめんなさいしなければ一生これは続くのだけれども良いのだろうか。
まあ相手(私ら消費者側のサイトやTwitterは個人なので)うっちゃっとけ感?
これほぼ一生続くと思うのだけれども。
>スポーツ用品でも「○○選手モデル」とか
スポーツ興味ないので知らなかった。思えばゴルフのプロが使っている何とかモデルありますな。
ただ、そういう道具は道具の性能を知らない素人が「そうなのか」と納得するだけの謳い文句としか思えず、となるとツクモの提案も怪しくなって来る。
>約1年前にパソコン工房の同タイプ~を税+送料込で65k円で購入
半年前と今の価格が違いすぎて何とも。
ドスパラは飾り気の無し無骨一辺倒のPCケースが好きなのでゲーミングだけとは言え変わってしまうのは寂しい。
他のパーツはともかくミニタワーで12cmケースファン積んでいるのが他に見かけないので、その点は好きです。
なおここ数ヶ月で2台、ドスパラBTOで調達する機会がありましたが(いずれもSATA240GB)偽装SSDは盛られませんでした(CrucialとWD)。ネタにならなくて少し残念。
>GIGABYTEにしてもASUSにしても、そしてMSIも、ついでにAcerも、いずれの台湾メーカーも日本では流行らない、冴えない感じが続き続ける。
中華メーカーならファーウェイが、韓国メーカーならLGが日本でノートPCを扱っていますが、流行りそうですか?
ファーウェイはスマホで、LGならテレビやディスプレイでそれなりに知名度があると見えますが