最近発売のBTOパソコン8月前半分。
8月といえば私がメーカーに居た頃はゲーミングPCが売れる時期で、なぜかは単純に夏休みや盆休みに向けてゲーム用PC需要が高まるため。今年は学生の夏休みが削られ、社会人も盆休み短いならどうなるか。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2020年8月前半)
4メーカー9記事分。画像は意味のあるモノだけ。ソースは全部PC Watch。
マウスコンピューター(2)
Core i7-10750HとGTX 1650搭載の17.3型ノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1268985.html
価格表記がないので公式を見て来たところ129,800円。
CPUにCore i7-10750H、GPUにGeForce GTX 1650を搭載した17.3型ノートパソコン
この価格帯と性能で17.3型は珍しい。
少しでも安く仕上げようと量産しやすい15.6型になりそうなところ、あえて大画面を採用したということは、17.3型の需要が波に乗ったということか。
マウスはマーケティング上手いのでそのくらい考えて構成していそう。または性能抑えたコスパ重視で17.3型の需要はあるのか試金石的なモノかも知れない、これもマウスあるある。売れなければサクっとやめる。
メモリが8GB、ストレージが512GB SSD
無難なところですな。
グラボがギリでGTXと言える性能なのでメモリ16GBにしても持て余すだろうし、SSDを1TBなど上げれば上げるほどコスパ重視からかけ離れてしまう。
ただ、もう数万出せばRTXに手が届く点では中途半端な値段とも。
4K有機ELディスプレイ搭載で税別209,800円の15.6型ノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1270407.html
クリエイター向けブランド、DAIVシリーズ。
CPUにCore i7-10875H、メモリ16GB、ストレージに512GB NVMe SSDや、GPUにGeForce RTX 2060、OSにWindows 10 Home
何が高いのだろう?と思えば、中身ではなく明らかにモニタですな。
DCI-P3比100%の有機ELパネルを採用し、鮮やかなグラデーションやはっきりとした黒を再現。Windows 10のHDRもサポート
素人な私には何が良いのかサッパリ不明な4K解像度で有機EL、よくわからないけれどDCI-P3比100%とかHDR対応が映像制作に向いているのか。正直、HDRの良さも「明るくなるだけ?」並にわからん。
そういうわからないづくしなクリエイターでも、マウスが「映像制作や3DCGに好適(キリッ」と称しているのだから特に迷う必要は無いかと。
グラボがRTXなのでVRAM目当てな職人向け。OpenGLガッツリならば、この2つ後に出るパソコン工房のQuadro搭載も検討を。
パソコン工房(4)
Core i7-10750H搭載の15.6型ゲーミングノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1268892.html
これまたGTX 1650搭載ノート、こちらは普通に15.6型。
Core i7-10750Hや15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶
メモリ8GB、SSD 240GBで118,778円ながら、パソコン工房だけはなぜか税込表記なので税別にすると107,980円となり、マウスの17.3型より1.2万円安く、画面サイズ違いとSSDが小さめ。
上位版もグラボは1650に抑えてはいるものの、メモリが16GBも盛られSSD 500GBに加えて1TBのHDDまでおかわりアリで120,980円。
大容量か画面サイズか。
マウスの別機種な17.3型を借りた経験からいうと、頻繁に持ち運ばないならば断然画面サイズはデカイ方が良いと感じる。
それ言い始めると外付モニタやデスクトップにしろと言われそうながら、どうしてもノートが必要なら17型もおすすめ。
Quadro P3200/4200搭載のクリエイター向けノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1270429.html
SENSE∞シリーズはパソコン工房版DAIVのような位置付け。
Adobe RGBカバー率98%、同比100%の広色域液晶パネルを採用。
なるほどわからん、というのは冗談で、さすがにAdobe RGBは存じております。安物の液晶モニタより表現できる色が多い感じで、やはり素人くさいコメントにて失礼。
CPUにCore i7-9750H、メモリ16GB、Intel HM370チップセット、500GB NVMe SSD、GPUにQuadro P3200(6GB)、3,840×2,160ドット表示対応15.6型非光沢液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Homeを搭載し、価格は219,978円。
何かと盛りましたな。税別表記は199,980円。
マウスのDAIVより約1万円安くグラボが全く違い、マウスはDirectX用のRTX、こちらの工房はOpenGL用のQuadro。
職人ならば手持ちのソフトの推奨環境を見ると判断できるはず。どこかに「Quadro」の文字があるならこちらがおすすめ。
しかし最近のGeForceは普通にOpenGLも使えてしまうようなので、後はVRAM容量とか価格、動作環境にQuadroの文字の有無で判断してよろしいかと。
ケース天面に無線充電器内蔵の小型デスクトップPC
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1270623.html
まだこのケースあったのかシリーズその1。
ケース天面に無線充電器を内蔵し、対応スマートフォンやモバイルバッテリなどが充電可能。
なぜケースにそんなものを内蔵してしまったのか、できるからやってみた感が凄まじいものの、有れば有るで無ければ無いで良い付加価値のような。Amazonで数千円のモノが「PCケース内蔵必須」とは言えない。
Core i5-10400、8GBメモリ、480GB SATA SSD、600W 80PLUS Bronze電源、Windows 10 Homeなどを搭載。価格は84,678円。
税別76,980円なので、まあこんなところでしょう。
グラボ非搭載でCore i5は多くの用途でオーバースペックになりそうながら、このくらいの性能でなければ不安になってしまう人のメンタル保険的な何かとして。
Core i5でこのバランスならば後付でグラボ挿そうと思っているならやめておきましょう。マザーとケースがMini-ITXなので挿せるグラボは限られるかケース内に入らないと思われ、もしそういう考えならマイクロか普通のATXケースで。
第10世代Core搭載のコンパクトゲーミングパソコン
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1270684.html
まだこのケースあったのかシリーズその2。
Mini-ITXフォームファクタの小型ケースを採用したモデルで(中略)マザーボードはASRockのB460M-ITX。
1つ前の充電できるやつと同じ大きさのマザーボード、そしてこれもB460なので充電ケースもASRockマザーと思われ、一応PCIe x16スロット1個ある。※画像最下部横長の黒スロット
source:ASRock > B460M-ITX/ac
まあムチャはするなよ的な設計ですな。増設できないことも無いけれど、基本そういうことはしない用マザー。
ツクモ(2)
Ryzen 5 3600/RX 5600 XT搭載のゲーミングPC
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1269295.html
AMD仕様にこだわったと思われるツクモらしい組合せ。
税別価格は109,800円
16GBメモリと500GB SSDならばこのくらいでしょう。
最近のツクモはここ半年くらい「誰向け」や「何用」がハッキリしている新製品が多く、憶測するとこのAMD固めは自作はできない(しない)けれどIntelやGeForceではないパソコンにしてみたい人向け。
ケースの背がやたら高く感じるけれどフルタワーにしてはデカくはなく、サイズを見て来たところ190(W)x475(D)x435(H)mmとあったので、むしろ高さと奥行きはミドルタワーとしては普通か小さめ、幅が省スペースなので高く見えた。
普通のATX(ミドルタワー)ケースなので、後々このケースを流用して改造から自作へ走るなら一応可能。ただ、中の設計見たところ、数千円くらいの構造なのでガチで自作するなら練習用レベル。
AVerMedia製キャプチャ搭載の配信PC
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1269702.html
source:価格.com - AVERMEDIA Live Gamer HD 2 C988
これが最初から内蔵されているそうな。
AVerMedia推奨認定となっており、ゲーム録画やライブ配信が快適/安心に行なえるとするモデル。CPUにはマルチコアで複数のタスクの同時処理に向くRyzenを備え、ゲーミングや動画編集もこなせる。
誰向けの何用かがわかりやすい。
ハードウェア詳しくないけれどゲーム配信とかしたい人には余裕の20万円オーバーはハードル高いと感じるかも知れないものの、CPUからグラボやマザーまで考えられた高性能なので個人的には納得。
CPUにRyzen 7 3700X、メモリ32GB、AMD X570チップセット、1TB NVMe SSD、DVDスーパーマルチドライブ、Radeon RX 5700 XT(8GB)、650W 80PLUS Gold電源、OSにWindows 10 Proを搭載し、税別価格は239,800円。
まさか子どもがそういう趣味を持つとは思えず見る側だろうから、大人の趣味として配信用パソコン一式と考えると、自作で一々パーツ集めるよりは安心感が大アリでしょう。
もっと性能を落としても行けそうながら、長期間使うことを考えてこその20万円オーバー設定と推測。
フロンティア(1)
Core i7/GeForce GTX 1650搭載の低価格ゲーミングノート
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1269629.html
フロンティアにしては珍しくまともすぎる構成。
CPUにCore i7-10750H、GPUにGeForce GTX 1650を採用
しかもコスパ良く刻み方も上手い。雪でも降らせるつもりか。
- 102,800円・・・8GBメモリ、240GB SSD
- 106,800円・・・500GB M.2 NVMe SSD
- 116,800円・・・16GBメモリ、1TB M.2 NVMe SSD
マウスの同じ構成と比較し、画面サイズ違いながら2番とほぼ同じ中身で1.3万円安く、パソコン工房の同じ仕様は10.7万円くらいなので1番と比較するとこちらの方が5千円安い。
更に画像の通り、パソコン工房と同じくペタペタではないアイソレーション風ながらストローク確保していそうな設計もゲーミングノートとしては良さそう。
但し、余計な一言が。
従来モデルよりバッテリ駆動時間が10%延長された点が特徴となっている。
バッテリ駆動は仕様詳細によると約7時間とあったので10%ならば38分しか延びておらず、アイドル時は7時間以上、高負荷時は軽く切るだろうから1割なぞ誤差のようなもの。それを特徴と表現するとは・・・
今回はアレ貼らなくて良いと思っていたけれど、そのアレを。
パソコン詳しい人とマーケティングに詳しい人も雇うべき。求人の条件や資格の欄に「パワハラに強い人」を入れる前提で。
8月5日はパソコン工房の日になったらしい
独断と偏見で勝手に評価。
- 途用次第で大アリ・・・マウスの17.3型、ツクモの配信用
- 納得の構成・・・フロンティアのゲーミングノート
- ワケガワカラナイヨ・・・※該当なし
17.3型ノートは量販店でNECや富士通なども出しているので現物を見ると話が早そう。但し、店内で見ると全部小さく見えるため、15.6型や13.3型ノートと相対的に比較を。
ツクモの配信用は、何を増設すれば良いのかわからない、ヘッドセットくらいは自力で選べるような、パソコン一式部分を丸ごと揃えたい人向け。CPUもグラボも高性能なので大抵のゲームは動くし、並行して実況とかするなら8コア上等。
フロンティアは年に何度か目が冷めたかのごとくコスパ優秀なバランス良いパソコンを出す、これがその内の1つ。パワハラ横行しているらしいのでサポートは期待せずで。
さて、今回のおまけはパソコン工房の日。
8月5日は「パソコン工房の日」記念モデル発売やキャンペーン実施
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1269479.html
source:一般社団法人 日本記念日協会
「勝手にそんな日を名乗って良いのか?」と思い調べたところ、日本記念日協会とかいうページを発見。
ここで登録すれば「10月3日はBTOパソコン.jpの日」とか勝手に名乗れそうなので面白いと思いきや。
記念日登録料 15万円/1件
凄い商売を考えましたな。勝手に記念日として登録して15万円もらう一般社団法人とか、モンドセレクションやグッドデザイン賞が嫉妬するレベル。
100万くらい出せば毎月何日のような設定もできるようなので、ネタに金払える大富豪は勝手に登録してみてはいかがだろうか。
とりあえずツクモは9月9日で登録するべきでしょうな。
>>しかし最近のGeForceは普通にOpenGLも使えてしまうようなので
win7&QuadroオフラインCAD機の不測の事態に備えて
win10のGeforceオンライン機にもCADインストしてプライベート部門で半年使っているけど
今のところ問題はおきておりません
問題が起きてるのがfactrio(ゲーム)というのがらしいといえばらしい
mediaplayer?(今なんと呼んでるのか知らない)でMV流しながらプレイすると高確率でfactorioが落ちる
teams入れて使い始めのころに処理がやたら低速化して歩行速度が落ちたけど因果関係は判明せず
※この歩行速度が微妙に落ちるのが敏感にストレス感じ取れるので今でも定期的にインしている言い訳テレワーク
秋葉原駅前の「ツクモ秋葉原駅前店」が8月30日で閉店へ リニューアルオープンから1年もたず - ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2008/20/news113.html
秋葉原のツクモが更に閉店するようですね
【朗報】ドスパラさん、こういうのでいいんだよって感じの10万円ゲーミング PCを発売 : 汎用型自作PCまとめ
http://www.jisaka.com/archives/35831659.html
【朗報】ドスパラさん、こういうのでいいんだよって感じの10万円ゲーミング PCを発売 | Tech速:てくそく
https://techsoku.com/archives/7804
これはどうですか?
>17.3型ノート
私が「ゲーミングノート」を買うなら17.3型が下限。できれば18.4型。15.6型は物理的に小さいため、FPSやMMOなどで不利。そして迫力も足りない。それより小さいサイズは言わずもがな。そのためマウスのミドルロークラスゲーミングノートは私にとって良い塩梅。
旨いビールをジョッキで飲むか紙コップで飲むかの違い、と似たようなもの。
>4K有機ELディスプレイ搭載で税別209,800円の15.6型ノート
液晶のスペックを「DCI-P3比100%」と書いている時点でクリエイター向けでは無し。重要なのは面積比ではなくカバー率。
なおAdobeRGBがイラスト向けに対し、DCI-P3はDigital Cinema Initiativesから分かるように映像向け。PVやMVなど動画制作を行っている方には少し魅力的なのやも。
>HDRの良さ
ざっくばらんに言うなら、HDRは「同じようなアングルで露出を低くしたり高くしたりして撮影した映像・写真から、良く撮れている箇所を切り貼りして『明るさによる濃淡や彩度などの差を排除した至上の1枚・1シーン』を合成する機能」とでも覚えておけば大きな間違いは無いです。
>とりあえずツクモは9月9日
ツクモは「九十九」ですから「9月19日」のほうが適当。
>バランスの良いBTO
数売る為には、そうなるでしょうね。
自作機は、本来尖ったバランスの悪いシャー専用機体みたいな物ですから。
赤いヤツとか、>バランスの良いBTO
数売る為には、そうなるでしょうね。
自作機は、本来尖ったバランスの悪いシャー専用機体みたいな物ですから。
赤いヤツとか、金色のヤツとかね。
書き込みがぐちゃうちゃになってしまった。
>バランスの良いBTO
数売る為には、そうなるでしょうね。
自作機は、本来尖ったバランスの悪いシャー専用機体みたいな物ですから。
赤いヤツとか、金色のヤツとかね。
ツクモ秋葉原駅前店が8月30日に閉店。いまツクモに何が起きているのか - エルミタージュ秋葉原
https://www.gdm.or.jp/crew/2020/0822/359588
ツクモ秋葉原駅前店が8月30日に閉店。いまツクモに何が起きているのか : 汎用型自作PCまとめ
http://www.jisaka.com/archives/35862029.html
ツクモに何が起きているんでしょうね?