良い記事が多いPC Watchよりベンチマーク。
新製品1対その他ではなく、現行の売れ筋なCPUとSSDを多種揃えて測定しており、各製品の差がどうなのかのほか、手持ちのパソコンのCPUやSSDとも性能を比較できるので暇ならどうぞ。
CPUから参りましょう。
現行CPU13種類をベンチマークで性能比較
元ネタはこちら。
現行モデル全員集合! CPU価格帯別一斉ベンチ - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1209772.html
PC Watchと同じことを書いても意味ないため、記事の内容をほぼ読まずにグラフ見て思ったことを感想文にて。
CINEBENCHは主にCPU性能を比較するために用いられるフリーソフトで、結果のグラフ表示で他のCPUも数種類比較用として出るので相対的に見たい時わかりやすい。
今これ書きながらやってみた。
オレンジが実測、茶色は他に誰か同じCPUで計測したならの数値で、私の場合はバックアップ(同期)中だったのでスコア少し落ちたのだと思う。
話を戻すと、シングルコアのスコアはクロック数に直結かと思いきやそうでもなく、定格とターボ時の数値に関わらずCore iシリーズならば約400~500、Pentiumが300、Celeron200くらいとなっております。
黄緑のマルチコアは主にコア数が性能を左右しており、スレッド数はCINEBENCHが使いこなせなかった可能性はあるとしてもコア数ほどの差は出ておらず、最上段12コアのRyzen 9 3900Xはコア数8の1.5倍に近い結果。
こうして見ると、Ryzenシリーズの性能の高さが際立ち、PentiumとCeleronはやはりCore iシリーズとは離れた別モノ感がよくわかる。
但し、私のようなライトユーザがCore i3 9100Fを超えるCPUを使用しても違いはわからないだろうし、逆にi3より下のPentium G5400がi3との差がわからない可能性は高く、下手するとCeleronでもわからないやも知れず。
図のようにハイエンドからローエンドまで区切られた表記を見ると、日本人の性格の特徴として中か中の上を選ぼうとするならば、Ryzen 5や7、Core i7なら安心とか思いそう。
多くの一般PCユーザにはCore i5以上は必要ないにも関わらず。更に家電量販店で売られるノートや一体型がCore i7ばかりなので何も考えずパソコン買う人は益々i7ロゴで安心しそう。メーカーも電器屋も高い物を売れば利幅デカいだけがi7で売る理由。
次はPCMark 10の結果。
「PCMark」PC向けの定番ベンチマークソフト - 窓の杜
4種類の説明。
- PCMark・・・総合得点
- Essensials・・・ソフトの起動速度やブラウザ処理性能
- Productivity・・・Word、Excel
- Digital Content Creation・・・静止画と動画編集
Ryzen 5やCore i5を超えた辺りからスコアの差は率でいうと大差無くなる割に、(このグラフには無いけれど)価格差は万単位になることもあるというコスパの悪さ。
逆にCore i3やRyzen 5 3400G以下になると、価格差は数千円単位になるもののスコアの差は率でいうと大きく違うため、CeleronやPentiumが安いのでコスパが良いとは言い切れず、結局はCore i3やRyz5 3400G辺り、CPU単体で2万円くらいが数年後も安心的な位置になると見ております。
ゲーマーならば上を目指すとして、どのくらいムダ金をぶちまけて良いか、どれほど性能盛れば安心できるかがポイントになりそう。私に言わせると、クロック0.数GHzの差に数万円とか頭おかしい。
続いてグラボ用に使われる機会が多い3DMarkの結果。
色の違いはベンチマーク測定時の動画の種類で、Time SpyとFire Strike Ultraが見ていて面白かったとかそういう話ではないですな。Port Royalは先月出たばかりなのでまだ見ていない。
いずれもグラボはGeForce RTX 2080 Ti搭載がポイントで、Port Royalはグラボ性能次第でCPUあまり関係ない、Time Spyも6コア以上になると大差なくなり、FireStrikeも6コアまたは4コアでも上とそう変わらない感じ。
Port RoyalがCeleronでだけ大きくスコアを落としている原因は、コア数が2なので少なすぎるというよりも、クロックの3.1GHzが低すぎる気がするけれどPentiumでもRyzen 9でもそう変わらない辺りはゲームによりCPU盛れども無意味な場合がありそう。
ちなみにPort Royalはレイトレーシング対応らしいため、グラボのRTXが利いているとするならば、その影響でCPU性能あまり関係なくなっているのかとも憶測。
CPUラストは消費電力。
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フリーソフトもあるにはあるけれど、実測と比較したことがないので正確性不明、ここでは無かったことにして、私が時々使うワットモニターへリンクした。ワットモニターまたはワットチェッカーで検索すると他にも色々ある。
最上段と最下段の2つで比較すると、アイドル時は約60Wと100Wなので2倍近い差があるものの、高負荷な3DMarkが走ると430と340なので倍率でいうと2倍差もなくなるという。
全体で見るとCINEBENCHで大きく差が出ている原因はCINEBENCHはCPU性能に合わせて無理せず処理しているのか。アッパーミドル4種類の中でなぜかRyz 7 2700Xが優秀ですな。意味がわからない。
デスクトップPCを使用する以上は消費電力は気にしないとするものかと。数十ワットごときならばモニタ3枚並べている私に言わせるとモニタの方が電気食いそう。
現行SSD16種類をベンチマークで性能比較
元ネタ。
主要16製品の性能が一目で分かる! 最新SSD一斉ベンチ - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1209780.html
PC WatchはNVMeとSATAで分けているけれどここでは合体。
「CrystalDiskMark」ストレージのデータ転送速度を測定 - 窓の杜
上がNVMe、下がSATA、と書かなくとも数値を見ると一目瞭然で、当たり前にSeq4桁出ている方がNVMe、SATA3の限界600MB/s超えは無理な方が下。
先に下のSATAから行くと、最上段のADATA製品が少しランダムに弱いくらいで他はどれも似たような性能。怪しい中華SSDは混ざっていないので当たり前なのか、もはやSATA版は性能とか気にせず他の要素で比較するべきですな。
上のNVMeはやはりSAMSUNGの970 EVOシリーズがぶっちぎりで優勝しつつ、SeagateとWDも割と健闘。SeagateはHDDがクソながらSSDは別モノとするならば、こちらではアリかも知れませんな。
個人的にはエラー誤魔化して修理交換依頼できなくするようなメーカーは、事故した新幹線を埋める国並に信じない。
続いてロード時間。
PremiereもFF14も製品なのでダウンロード先リンクは無い。
NVMeの方は1秒差さえないくらい各SSDが横並びならぬ縦並びとなっており、Adobe~でSATAと比較するとSATAでもNVMeでも大差ない。
対してFF14の場合はNVMeとSATAで2~3倍も差が出ており、私が以前「SATAもNVMeも違いがわからん」と言っていた件は使うソフトにより速度差を実感できるのかと今知った。
FF系は昔から癖があり、他のゲームはCPU性能あまり関係ないところFF10はグラボと同時にCPUも重要とか、何か作りが違うのか。SSD性能も重要なようなのでFFが遊びじゃない人は今すぐNVMeにするか今夜換装しましょう。
SSDのグラフラストは温度。
Amazon | MYCARBON 赤外線温度計 デシタル温度測定器
非接触型温度計も格安になったもので、上のリンク先商品は現在1,750円とか、ハイテクな割に格安すぎて草というやつでございます。私がこれ持っているわけではなく売れ筋1位より。ちなみにサクラチェッカーのサクラ度0%。
性能に並行してSAMSUNGの970 EVOが優勝と思いきやCrucialのP1の方が高めな82℃となっており、それでも970 EVOも75℃なのだから高い方、P1と1割程度しか違わない。
私が使用しているSSDは最下段のWD青500で、アイドル時や高負荷時にチップに触れてみたものの熱いというほどではなし。ノートPCの一番熱い部分を高負荷時に触るより少し温度高めなくらい。
PCIe接続なのだから高温化は割けられず、70℃超えるようなら標準でヒートシンク搭載で出すべきではなかろうか。
温度の後にあるキャッシュ切れの転送速度はグラフの見方がわからないので貼らないとしても、この一文は気にするべきかと。
SX8200 Proが251.3MB/s。SX6000 Liteにいたっては18.8MB/sまで低下し、3D TLC NAND搭載SSDでありながらQLC NAND搭載SSDよりも遅くなってしまった。
キャッシュの容量か使い方により低速化してしまうモノもあるという。
ゲーマーでなければ私の言い分に同感でOK
ここまでの私の感想文は3Dゲームしない、正確にはグラボなしでも無理やりアサクリやってしまったりするものの性能で上を目指していないライトユーザの言い分として。
ゲーマーならばPC Watchの記事の方が的確であり、今読んだところ客観的かつ高性能重視な人向けの当たり前な中身になっているのでリンク先もどうぞ。
ライトユーザ向けにまとめるとこう。
- グラボ積まない用途ならCPUはCore i3以下でOK、i5以上はムダ
- ゲームしない前提ならばSSDはSATA接続でOK、NVMeはムダ
- Ryzen良いけれど高性能で俺TUEEする趣味がないならIntel
最後は別にインテルである必要性はないのだけれども、どうしても広告費のバックとか大人の事情があるのかメーカー側がインテル採用したがるため、インテル「でも」良いとして。
個人的にはAMDに省電力も頑張ってもらい、私物モバイルノートを買い換える際はコスパ良いバッテリも長くもつ13.3型なAMD仕様が欲しい。インテルではなくAMDロゴのシールなら話のネタにもなる。
以上、画像を丸パクリしつつも内容を別モノにしてしまえる自分凄いと思った。ダテに11年もここで荒行しているわけでもなかった。<-この人は今でも文字の読み書き嫌い
パソコン工房でノートPCを買いましたが、NVMe SSDの速さは体感では実感できませんでしたw むしろSATA SSD搭載の今のデスクトップPCのほうが早く感じますw
ちなみに性能は以下の通りですw
OS:Windows 10 Pro 64ビット(DSP)
CPU:Core i3-8145U (2.1-3.9GHz/2コア/4スレッド/4MBキャッシュ/TDP15W)
RAM:DDR4-2400 8GB/SO-DIMM×1(計8GB)
SSD:500GB インテル Optane Memory H10 / NVMe M.2 [PCI Exp.3.0×4]
ODD:光学ドライブ非搭載
GPU:UHD Graphics 620
ベンチマーク結果ですw
CrystalDiskMark 6.0.2
ノートPC (NVMe SSD、インテル Optane Memory H10 500GB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanCp1kl3MOuRK3VP2?e=kIToM2
デスクトップPC (SATA SSD、Crucial CT500MX500SSD1 500GB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanCxBpCtZjthe9lwu?e=ff1LW7
デスクトップPC (SATA SSD、Crucial CT1000MX500SSD1 1TB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanC2gwNTfo_YImseu?e=ynJzi0
AS SSD Benchmark
ノートPC (NVMe SSD、インテル Optane Memory H10 500GB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanCuQ8rPLE64BzI95?e=NXUVMn
デスクトップPC (SATA SSD、Crucial CT500MX500SSD1 500GB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanC6GpSQLpPqNe4F_?e=5Kvoq9
デスクトップPC (SATA SSD、Crucial CT1000MX500SSD1 1TB)
https://1drv.ms/u/s!AsrPiFtiZysanC_NZPyFLw0AeBzT?e=7jf155
当然ながらNVMe SSDのほうが上ですw
500GBだろうが1TBだろうが結果は殆ど変わりませんでしたw
せっかくローエンドCPUも合わせてテストしているのですから、実環境に即したテストも1つ2つ入れて欲しいところ。例えば
1.10MBのファイル10,000個をコピー
2.1GBのファイル100個をコピー
3.1GBのエクセルファイルを開き別名で保存
4.1GBのファイル10,000個を一気に削除
こういったファイル操作。これらで速度差が無いなら、ライトユーザにとってハイエンドCPUは無駄だとはっきり分かりますし。
>CINEBENCH
久しぶりに測ってみたら、私のCore i5-2400のスコアは「880」と来た。パワーはi7-7700Kの3割ほど。弱い。