評判の悪さは出荷台数や初心者の多さ、そして口コミする属性。
ここで愚痴る人間を返り討ちにする勢いで書いているためやや荒いですが、こちらの記事が悪評の多さに関するまとめとなっております。
今回は図解ですが、それだけでは面白くないため途中から話を変えて参ります。
メーカー名は思い付いたのみで意味は有りません。
以前書いた通りソニーやデルは出荷台数が半端無く多い為、口コミの数も比例して多くなる。次にドスパラやマウスとしましたが、決算の数値を見る限りではそれより下のメーカーよりは桁違い。国内のBTOパソコン上限。
エプソンはエプソンダイレクト、ユニットコムはパソコン工房・Faith・TWOTOPをそれぞれ1として考えた直観。サイコムとクレバリーはそれより小さめ。PCワンズやテイクワンは2chなどで評価の高いショップブランド。という分け方で、左右の矢印の通りです。
属性も図解 とは言っても色と文字を一部変えたのみ。
今度は逆に、知名度が高く多く売っているほど一般的に知られており、有名メーカーとしてブランドの認知度が高いため初心者まで幅広く購入されます。
5年前に「サイコムでパソコンを買った」と言っても通じない率は相当高かったものの、現在はパソコンと同様にインターネットも普及し、サイコムやクレバリーまで知られている数は相当上がっているでしょう。
以前ご協力頂いたBTOメーカーの知名度ランキングもどうぞ。
初心者が多ければ故障した際に聞く。調べようにも何と調べたら良いのか分からない、または検索そのものを知らないかも知れず、DELLのPCが故障しましたなどの質問ページが増えるほど、延焼するように広まって行くものです。
今回は上の5段階をデスクトップとノートに分けます。
DELLを入れてしまったため統一感が有りませんが、SONYの段にはNECや富士通、東芝などが含まれているナショナルブランドの層です。
ドスパラやマウスコンピュータは、規模としてはフロンティアも含まれるでしょうか。BTOメーカーとしては2~3桁億円を稼ぎます。その下、エプソンやユニットコムは微妙な線で、ドスパラグループとほぼ同じと考え、有名なBTOメーカーの層としましょう。
そうなるとクレバリーは1段上かと思いますが、サイコムから下はデスクトップがメインで、WindowsのOEMが無い比較的小さいBTOメーカー、またはショップブランドです。メインというかデスクトップしか無いという言い方が正しいかと。
BTOメーカーでデスクトップが売れている理由
デスクトップPCの利点を考えると分かりやすい。
- ノートパソコンと比較して性能が高く安い
- 分解が簡単なので、逆に言えば組立も簡単
- モニタのみでは無くパーツ単位で組合せ可能
- パーツ単位なので在庫を少なく高回転させる運営が可能
ナショナルブランドが出来ない隙間を狙ったやり方と言えましょう。
ソニーやNECが本気でデスクトップを出来ない理由は、パーツ(主にCPU、VGA)の進化が速過ぎて宣伝をしている内にBTOメーカーと比較するなら中古レベルになってしまい、型番の増殖などで短命が故にやりづらい。小回りを効かせるほど利益が無い事も挙げられます。
ここを突いて成長しまくるメーカーが有名なBTOメーカー。
自作PCの延長と言える程、技術的には誰にでも出来るパソコンですが、WindowsのOEMやインテルとの販売数による契約、バルクの大量仕入れ、コンテナ(千や万)単位でケースを仕入れるなど、自作がアホらしくなるポイント。
それに続いてサイコム級のメーカーも有名になりつつありますが、根強い人気はPCワンズやTakeOne。なぜかは自作派がそのまま流れている為で、なぜ悪評が少ないかは出荷台数のみでは無くショップを本格的に信頼して購入するため、悪く言わないどころか満足すれば良い評価が多くなるという匿名ならではの良い循環。
もちろん、ワンズやタケオネのオーナーが誠実な商売をしている事が重要で、自己満足と趣味だけ営業し、サポートは放置らしい水冷PCのJUNSさんとは違うという事でしょう。
予算が有るならノートは有名メーカーもお勧め
私は過去にノートよりデスクトップだと言い張っておりますが、もちろん理由が有り、修理代や価格という面では無く、ここがBTOパソコンのブログな為です。
ナショナルブランドの高額さは異常とも思えますが、BTOパソコンの中で言えばノートはあまりお勧め出来ません。些細な事ですが、ベアボーンのメーカーの質が若干落ちる事も有る為。
ソニーなどでは世界一の生産数有るQuanta(クアンタ)、他のナショナルブランドのノートはCompal(コンパル)のベアを使用。更にこれは噂ですが、同じ型のベアボーンでもソニーなど高く多く買ってくれるメーカーにはA級品、安く少ないメーカーにはC級品など分けていると聞いた事も有ります。これはメーカーに居た時の話では有りません。
なぜ些細な事かは、ノートのベアボーンを製造出来る程の規模なら、本当に質の悪いものを流せば一気に取引が無くなり続けてはやって行けない為。詳しくは知りませんが、ノートPCのベアは数千以上の単位で取引されるらしく、1台の原価が300ドルとしても1000台なら3千万円の仕入れ。PCメーカーが無数に有るわけも無く、下手な物は出せないという理屈。
また、Foxconn(フォックスコン)は、HPやDELLが使っており、どうなのかと言えばアップルも採用しているなど、製造元に境は無いわけです。
BTO贔屓なブログでは有りますが、中には売れ残った少数のベアボーンをBTOメーカーに叩き売って処分している可能性が無いとは言えず、それがなぜ残ったのかなど妄想までしてしまう。ナショナルブランドは宣伝費のみでは無く、製造が大規模になるため数百単位ではやらないでしょう。
デスクトップはBTO、ノートを買うならナショナルブランド?
またそれかと言われそうですが、自分の好きなメーカーが一番です。
テイクワンやワンズPCが特徴的と思えますが、どちらだったか忘れたものの「欲しいパーツの在庫が無いためツクモへ買いに行ってくれた」という逸話を2chまとめか価格コムの掲示板で読んだ記憶有り。
ショップブランド(自作屋)で購入し、それが気に入っているならそのショップのファンで有り、ソニーで購入して気に入っても同様。他人がどうこう言うものでは無く、パソコンは運で壊れるという、これまたいつもの結論にて好きなメーカーで自分で決断しましょうという話。
ナショナルブランドで格好の良いデスクトップ(一体型)を買うも良し、VAIOが1/4台しか買えなさそうな激安のノートをBTOで買う選択も大有りでしょう。
そういう私も万一ネットブックやノートを買うならBTOメーカーで と思っているだけで、やはり要らないのでその時の気分で決めます。
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