プレスリリースが流れなかったのか知らなかった。
2018年3月31日をもって上海問屋の公式が閉店を発表しており、ドスパラ通販の一部コーナーへと統合された模様。分裂したり統合したりで、ここ数年のドスパラは何がしたいのがよくわからない。
適当に見て参りましょう。
上海問屋の公式や楽天などが閉店しドスパラの一部に
最近、日曜まとめ記事で上海問屋のモノをネタにする際、リンクをたどると公式ではなくドスパラに飛ばされることに気づいて検索から行ってみたところ閉店のご案内。
上は楽天市場の上海問屋。
新たな上海問屋はドスパラ通販のグローバル(上部横長)メニューの中に統合されております。
いつから運営していたのか調べてみると、2005年の3月頃とあったので13年前。私が知ったのはBTOメーカーの修理工場で同僚が、「SDカードなら上海問屋が激安」と聞いたのが初めてだったので10年以上前。
やや見づらいレイアウトは昔と大して変わっていない
言い換えると、ドスパラの通販サイトが見づらいとも。例として、上海問屋といえばSDカードと思えども、見出しはあるがリンクがメニューが見当たらない。
と思いきや、オレンジ色の部分は見出しの役割のみではなくリンクが張られており、押すとSDカード系のページへ行けた。私がアホなだけか。
懐かしの花札柄なSDカードは今でも販売中。しかしAmazonなどの台頭により上海問屋でなくとも安くなったので、現在はどうしても花札や名画などのユニークなやつがいいなら。
オリジナルの電池ももちろん継続して販売中。
評判いいですな。
私は運が悪かったのか、単1電池1パック購入して未開封で放置していたら1年くらいで液漏れしたのでもう買わない。
ワゴンセールと書かれたページがあり、100円以下をのぞいてみると何と10円のiPhoneケースがございました。
期間限定なのか送料無料の表記の横にメール便OKとあり、とりあえず今は送料無料なので10円の税込で送料はドスパラがもってくれるという、嫌がらせ的な買い物も可能。
新商品も以前の上海問屋らしい面白いモノを取扱。これ欲しい。1,500円くらい。
カップホルダーとして、ではなく、私の場合は正面に灰皿を置くと、くしゃみや笑って吹き出した時に灰が盛大に撒き散ってしまうので、円筒形灰皿用として。
新商品はTwitterで次々に公開されているため、フォローしておくと衝動買い上手になれるかも知れない。
SNSやるなら見込客を無視しない方が良い
珍しくヒツジ先輩でTwitterでリプライ(返信欄へ書込)してみた。
長いようで短かった上海問屋の歴史に幕(仮)のようなタイトルで1記事やらかし申し上げましょう。ここまで知名度上げたのにもったいない。SDカード買うならまずは上海問屋だった10年以上前を思い出しつつ。
— ヒツジ先輩 (@btopc) 2018年4月29日
私はかまってちゃんではなくSNSで返信しないのも自由だと思っているので何とも思わないけれど、イイネするとか一言書くなどのリアクションはした方が良いのではなかろうか。企業の1ブランドのアカウントなのだから。
もしフィードをTwitterへ自動で吐いているだけで見ていないなら、プロフィール欄へ「自動で新製品情報を流しているのでご返信不能です」くらい書いた方がいいと思う。
SEO的にやや失敗しているリダイレクト設定
例としてこのURLは元上海問屋の1商品のページ。
このような画面になるはず。
下の2行は大昔これが普通だった新たなリンク先への案内で、Googleが日本に来てSEOとか言い始めた頃からは、この方法は下策とされております。
問題はソースのここ。
<meta http-equiv="refresh" content="5; url=https://www.dospara.co.jp/5donya/">
「5」は5秒を表しており、元のページへのリンクの強さを引き継ぎたいならせめて「0」にするべきで、もしサーバがApacheなら.htaccessなどで301リダイレクトをするべきところ。
なぜできないかは商品個別でリダイレクトしていない、または構造が全然違うのであきらめた、全部ドスパラの上海問屋コーナートップへ案内されるのでこうするしかなかったのでしょう。
私なら上海問屋の全商品のデータベースから「DN-」で始まる型番とURLを抜き出し、ドスパラで登録したURLも抽出してExcelでいうVLOOKUPしてでも商品個別に301リダイレクトする。もったいない。
ドスパラは一体何を考えて統合しまくっているのか?
Wikipediaより。
- 2012年
8月 - PCの製造事業・小売事業・法人向け販売の各事業を分割。株式会社サードウェーブデジノス、株式会社ドスパラ、株式会社サードウェーブテクノロジーズが誕生する。- 2013年(中略)
7月31日 - グループ会社の株式会社エバーグリーンを株式会社ドスパラが吸収合併。- 2015年
4月1日 - 株式会社ドスパラと株式会社サードウェーブテクノロジーズが合併- 2018年
2月1日 - 株式会社ドスパラおよび株式会社サードウェーブデジノスをサードウェーブに統合source:サードウェーブ - Wikipedia
そして4月1日に上海問屋をドスパラ通販(株式会社サードウェーブ)が統合しており、サードウェーブグループとしては7つ。上海問屋は消し忘れなはず。
source:株式会社サードウェーブ
従業員数3人とか6人の企業もあるので二桁以上にしぼると大きめなの組織は3社。2018年のいつか不明かつWikipedia未掲載ながら、他にもゴールデン・マイクロ・システムズという子会社をどこかへ吸収したそうな。
経営状況が良いのか悪いのか見当も付かないと思い検索してみると、決算公告を普通に発見。今まで私は何を検索していたのだろう。
以下、上段のリンクには株式会社サードウェーブも掲載。そのサードウェーブ無印がドスパラ通販含むPC事業など。
簡単に見るならうち当期純利益の部分で、その文字がうち当期純損失になっていたなら赤字。決算3つともに文字は利益となっており、他の数値も企業の規模としてどこもおかしな箇所は見当たらず。
ということは単純に合併や統合しまくり、上海問屋がドスパラ通販の一部となった原因が管理の統一目的ならリストラでもしている、のだろうか。
かつてユニットコム(パソコン工房)も通販サイトのfaith、TWOTOP、GoodWillの3ブランドを工房へ1本化しており、単に組織をシンプルにして効率化しているだけかも知れませんな。
上海問屋の楽天撤退はいいとしても、独自ドメインによる donya.jp での運営終了はもったいないと思ったが、ドスパラのポイントが上海問屋で使える、パーツと一緒に変な物も買えると思えば改善と解釈しております。
>上海問屋
けっこう奇天烈な商品を買いたい時は、サンコー、上海問屋、玄人志向がまず選択肢へ入りますね。たまに週刊アスキーのアスキーストアも覗きますけれど。
アスキーストア|週刊アスキーに掲載された気になるアノ商品をショッピング
http://ascii-store.jp/
>2005年の3月頃とあったので13年前
私がPCを使い始めた時期に近いです。私は確かXPのSP1が出たくらいが使用開始時期。上海問屋を知ったのは恐らくそれから5年後くらい。
>懐かしの花札柄なSDカードは今でも販売中
それサイトで見たことはありますけれど、実物を買って持っている方に会ったことが無いです。神社のおみくじとかお守りとかの販売所にしれっと並べておけば、外国人観光客がどんどん買ってくれるやも。
>未開封で放置していたら1年くらいで液漏れした
サイトの紹介文では「推奨使用期限は最大5年間(電池の下部に印字)、非常用として保管もできます」と書いてありますね。話半分としても2.5年は持つ計算。恐らく運が悪かったか、保管状況にやや難があったか、でしょうが。
>上海問屋らしい面白いモノ
私は「喉の振動を拾って会話できるマイク」が好み。何に使うかは後で考えるという失敗前提の買い方が上等。
上海問屋|DN-915129 咽喉マイク
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=7&br=223&sbr=1080&mkr=2523&ic=449955&lf=0
>100円以下をのぞいてみると何と10円のiPhoneケース
現在は在庫切れのようですw
>下の2行は大昔これが普通だった新たなリンク先への案内で、Googleが日本に来てSEOとか言い始めた頃からは、この方法は下策とされております。
ユーザー不在の国税庁「URL変更」、SEO専門家「今からでもリダイレクトかけて」 - 税金やお金などの身近な話題をわかりやすく解説 - 税理士ドットコム
https://www.zeiri4.com/c_1076/n_442/
アクセシビリティを確保するなら、ファインダビリティも大事。国税庁Webサイトリニューアルでリダイレクトなし | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/n/2018/04/05/28881
国税庁も同じ方法で転送させて批判されていましたねw 当然ながらSEO的にはダメだと批判されていましたw
上海問屋のサイトの閉鎖も国税庁と同時期ですが、あまり話題になっていないようですねw